Hunting Romance Saga

七町 優

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第3章

16.打ち合わせ

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「では、早速本題に……」

「あの……」

「綾野さんどうされましたか?」

「そちらの女性の方も担当なのですか?」

「いえ、まだ新入社員で私が教育係なので、勉強を兼ねて隣で打ち合わせに参加させようと思った次第で。」

「あぁ、そうなんですね。すみません余計なことに時間取ってしまって。」

「いえいえ、これから一緒にコンサートを作っていくうえで少しでも気になることがあれば声をかけていただきたいので全然大丈夫です。」

「すみません、そう言っていただけるとこちらとしても嬉しいです。」



奏斗くんって仕事のときものすごく大人に見えるな~ゲームの時とは大違いだ……これこそギャップ萌え……かも。



「では本題に移らさせていただきますね。今回コンサートの企画ということで私たちはどういったことをメインとしてやっていけばいいのでしょうか?」

「曲によって色々と演出を変えていく部分についてやっていきたいと思っています。」

「なるほど、他には?」

「あとはグッズ販売の効率化などもしていただけると嬉しいですね。」

「わかりました、演出についてはまた後日詰めていけたらと思います。グッズ販売の方は完全にこちらに任せていただくという形でよろしいですかね?」

「していただけるのでしたらお願いします。」

「わかりました、ではまた後日こちらにつきましても計画書を作ったうえで話し合いということで。」

「お願いします。」

「飛馬さん、ひとついいですか?」

美咲ちゃんが話しかけて来た。

「なんでしょう。」

「今までとは違う感じでコンサートをしたいんです。なのでこの前のコンサートの映像を見て頂けたら嬉しいんですけど……川上さんこの前のコンサートの映像ってあります??」

「あぁ、分かった。多分保管室にあるから持ってくるね。全部もってきたらいいかな?」

「うん!!今までの全部一応持ってきて欲しいかな。」

「分かった。すみませんがもう少し待って頂いてもよろしいですか?」

「大丈夫ですよ!!」

「すみませんが、新入社員の彼女少しお借りしても宜しいですか?出来たらこれからも2人で来ていただけるとありがたいです。」

「わかりました、全然構わないですよ。中村、一緒に行って色々と学ぶこともあるから、いい経験にしてこいよ。」

「わかりました。」

「すみません、では彼女お借りします。中村さんついてきてください。」

「はい!」 




今回の仕事は結構大きいな……その分プレッシャーも……

「奏斗くん!!」

「ここでそれで呼ぶのはやめましょうよ。」

「だって手振ってるのに振り返してくれやんし~」

「僕は仕事しに来てるんですし。」

「そうだった(笑)まさかリアルで会うとは思わなかった。」

「俺もだよまさかとは思ったけど会うとはね。」

「ねぇ、今度さご飯行こ!!打ち合わせも兼ねて。」

「あぁそうだね、みんなで。」

「えーっ……みんなで??2人でじゃないとゲームの話できないじゃん(小声)」

「あのね、キミの立場を考えないとね。もし撮られたりでもしたら……」

「大丈夫だって!!」

「まぁ考えときますから……」

「じゃあ期待してるね?(小声)」

「はい、また連絡しますから。」

「けど今日はのこと忘れたらいやだからね??」

「それは分かってます。」

「はい、また敬語~」

「すみません~お待たせしました。」

「川上さんが一枚のディスクにまとめてくれたんです。」

「あ、すみません……ありがとうございます。」

「いえいえ、こちらのわがままでもありますので。」

「いえ、そういう仕事ですので、コンサートいいものにできるよう頑張りましょう!!」

「はい!お願いします!!」








無事第一回目の打ち合わせは終わった。

よし、家帰ってこれを全部見ないと……

「美波、今日は直帰するからもう帰ってもいいぞ。」

「えっ?会社に戻らなくてもいいんですか??」

「うん、打ち合わせの時に課長に許可貰ってたらいいんだ。」

「そうなんですね!!」

「おう、だから今日はゆっくりして明日から企画を練るから頑張るぞ。」

「わかりました。」









とりあえず、家帰って明日の用意と映像を見ないと……



ブーブー



ポケットでケータイが震えていた……












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