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番外 七 マルチバース 不仲世界編 後日談 不仲世界の後遺症
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※番外七の不仲世界の話の後日談です
自宅に不法侵入されてから、けっこうな期間、人外の青年テオドールを無視していたダリオである。
なんやかんや色々あって、ふたりはくっついたのだが、不仲期間がダリオの方から一方的に長かったせいか、この青年にはある後遺症めいた癖(へき)が発症していた。
その日、ダリオがアルバイト先のクラブ・ラビット・ホールを出たのは、夜の十九時を回る時刻だった。
少し冷え込む中、本日もテオドールが迎えに来てくれ、ふたりして夜のとばりに月と星が散らばるセントラル・パークを歩くことになる。
隣――よりは少し後ろからテオドールが、じ、と凝視してくるので、さすがにダリオも「……何?」とやや振り仰いだ。
夜の空気をまとうような青年は、やわらかな艶のある黒髪に、まっくらな水底を思わせるブルーの双眸、ハイブランドスーツを自然体で着こなし、足先の革靴まで隙がない。通りを歩けば、多くの人間が振り返り、時に発狂まで追い込む白皙の美貌が、常の無表情のままダリオを見返す。
これでダリオは青年の表情は読めるようになった方で、なんか困ってんなとは思った。
ちょうどいい塩梅に、オレンジ色の街灯の側にベンチが設置してある。
青年を誘って、ふたりで少し休憩することにした。
「なんか言いたいことあるのか?」
尋問するような言い方になってしまったが、ダリオに他意はない。どうも最初に無視した期間がけっこう長かったせいか、青年——テオドールは時々考え込むあまり口をつぐんでしまう。なので、ダリオが少し強めに聞き出さないと、勝手に自滅のような思料に陥ってしまうのだった。
「ダリオさん、靴が――」
慎重に青年が指摘してくるので、あー、とダリオはばつが悪くなり、足元に視線を落とした。
履き古したスニーカーは、そろそろ限界が近い。新しいものを買わないと、とはダリオも折につけ思っていた。しかし、先延ばししている内に今月も色々トラブルが重なり、思わぬ出費があいついだ。従って、とても靴代まで捻出できる状態ではない。まだはけるし、とまたごまかしごまかし後回しにしていたら、さすがにもうこれはどうなんだというボロ具合に及んでいる。
「よい、靴職人を知っています」
「ええと、テオがそう言うならそうなんだろうけど、俺」
払えねーし、と穏便に断ろうとして、青年に先回りされた。
「僕に、贈らせていただけませんか?」
「ん、あ、うー」
断るのが忍びないような、マジレス気迫を感じ、ダリオは呻いた。そうは言っても、もらう理由がない。
「先だって申し上げたとおり、ダリオさんの気道感染症の悪化は、僕が接触したせいです。そのお詫びと思っていただければ」
「……うーん……じゃあ、お願いしようかな」
それでテオドールの気が済むのなら、一足くらいはいいか、とダリオは了承する。テオドールは、はためには無感動な美貌に見えるが、安堵したらしい。愁眉をほどいて、口角がほんのわずか持ち上がっているように見えた。
「ダリオさんのご都合の良いときに、職人を手配いたします」
「え、なんだ、職人さんが来るみたいな言い方だな」
「そうですが?」
ちょっとダリオは思考停止したが、なんとか再起動する。
「俺のボロアパートに来てもらうわけにもいかねーし、予約できそうな日時に俺の方が行く」
そっちの手配頼む、というやり取りで、どうにかおとしどころをつけることになった。
話がまとまると、テオドールは珍しくものすごくうれしそうに見えた。ダリオが「貰う方の俺より、靴を贈る奴の方が嬉しそうだな」と言うと、テオドールは少し目を見開き、説明した。
「靴を――『花』の衣装を手配するのは、『支配者』にとっては喜ばしいことなのです。人間の言葉で近いのは、ある種のフェティシズムのようなところがありますので」
しれっと当たり前のことのように言われたが、凄いことを告白されてないか? とダリオの方も真顔になった。と同時に、テオドールは、少し複雑そうな感情の色も見える。ダリオは不思議に思って尋ねた。
「聞いていいのか分からんが、その割にちょっと複雑そうなのはなんでだ? 嫌なら答えなくていいが……」
放置すると勝手に思いつめてしまうので、ガス抜き的にダリオはちょいちょい開示させるように質問することが増えている。
テオドールは口元に皮手袋をはめた指の背を当てると、少し考える風にして答えた。
「少し前まで、僕はダリオさんの足に触れることは許されていなかったので……」
足どころか、会話も拒否して、視界に入れないようにしていた。その件を言われると、ダリオは罪悪感が大きい。テオドールは長い睫毛を伏せ、その表情はどこか愁いを帯びている。
「ついては、以前の僕なら、ダリオさんに靴を贈ることはできなかっただろうと思いまして」
「ん?」
よくわからない。
「テオに靴贈られる理由はないが、仮にあつらえるとしても、俺の足に触るのは靴職人さんだろ? テオに足を触るの許すも許さないも、何も関係なくないか?」
テオドールの深海の底のような青の双眸が、光を消した黒々とした艶を帯びてダリオを見た。無言が、痛いほど感情を伝えてくる。
テオドールは慎重に口を開いた。
「以前は――僕だけではなく、他の誰も、ダリオさんの足には触れられない状態だったはずです」
「まあ、俺の以前の環境だと、まず誰も足なんか触ることないな」
「……オーダーメイドで靴を作らせるのであれば、ダリオさんのつちふまずや、くるぶし、ゆびの長さ、かかと、足の甲、全て第三者に触らせることになります。花と話すこともできない、まして足に触れることなどできうるはずもない僕が、あなたの細やかなメンテナンスを――他者からそれを受け入れるよう手配するのは――支配者にとってとても惨めなことです」
ダリオはぽかんとして、それから、無視していたことに改めて罪悪感を刺激された。同時に、処女厨みたいなもんか? とあさってなことを考える。
「えっと、今は落ち着いたから、いいのか?」
「はい。現在はダリオさんに靴を贈る喜びの方が大きいので」
「そっか……あのさ、靴作るのに、足をはかるのとか、洗髪や医療行為とかは別として……俺の足とか、髪とか……プライベートパーツ、触っていいの、今、テオだけだから……」
あ、今ここでは駄目だけど、とダリオは場所が場所なので断っておいた。
「はい……少しだけ、髪に触れてもいいですか」
「髪なら……」
テオドールは、ダリオの髪の筋の表面を、指先でそっと辿るようにした。
これだ。
時々、いやけっこう頻繁に、テオドールはダリオに触れるようで触れない距離に、まるで何か尊いものを確かめるようにする。
なんかもう呪いみたいなやつ、とダリオは思っていた。
尊重はしてほしいが、過度に尊いされたくない。とはいえ、ダリオが無視した期間の後遺症なので、おいおいだなと内心嘆息したのだった。
でも、帰宅すると、ダリオさん、したいです、とお願いされ、テオドールの領域に半分連れ込まれた。ちゅ、ちゅ、とたくさんキスをしてくる。挿入すると、ぼくのことすきですか、きらわないでと繰り返し執拗に確認されながら、ぐちゃぐちゃになるまで中に出された。
「あっ?あっ♡あ、すき、てお、すきぃっ……イっ、んん゛~~~っっ♡♡」
割り開かれた足の間に、半ば異形と化した青年がのしかかり、深く腰を入れられている。奥まで飲み込まされながら、気持ちのいいところを擦られ、ダリオはテオドールに抱きついた。
入ってくる時は、内側の肉が自らゆるみながら悦んで受け入れ、出ていかれる時は、吸い付いて中に引き込んでとどめようとする。いずれにせよ、先端に内壁を開かれ、悦点を擦りながら最奥にキスされると、じぃんとした快感と、凄まじい絶頂感が交互にやって来て、その怒張を食むように愛撫してしまう。何より、奥の輪をくぐり抜けられるともうだめだった。一番奥で、たくさんキスしている。すき、すき、そこでキスされたら、俺もう、きもちいよぉ、ダメェッ゙、と拒絶するようなことを口にして、青年を凍りつかせるなどの一幕もあった。嫌? だりおさんは嫌、とパニックになっている。これもダリオが無視した後遺症だ。彼をずっと傷つけた。ダリオは、ぎゅっ、と心臓が締め付けられるような思いがする。青年の恐慌を、ちがう、ちがう、となだめ、慰め、最終的に最奥の入り口にはめたまま、びゅーびゅー出された。出した白濁をくちゅくちゅかき混ぜながら、ぬぷぬぷ出し入れされる。縁から粘膜と愛液、白濁の混ざる水音がして、その結合をいやでも意識させた。
ダリオを深く突き刺したまま、美しい怪物が更にのしかかる。押し潰されるようにされても、ダリオは決してそんなことはされないと安心して背中に腕を回し、受け入れた。
吐息や満足げなため息とともに、二人の影が重なる。美しい支配者は、優しくその四肢の中に彼の花を閉じ込めると、頬を寄せた。
自宅に不法侵入されてから、けっこうな期間、人外の青年テオドールを無視していたダリオである。
なんやかんや色々あって、ふたりはくっついたのだが、不仲期間がダリオの方から一方的に長かったせいか、この青年にはある後遺症めいた癖(へき)が発症していた。
その日、ダリオがアルバイト先のクラブ・ラビット・ホールを出たのは、夜の十九時を回る時刻だった。
少し冷え込む中、本日もテオドールが迎えに来てくれ、ふたりして夜のとばりに月と星が散らばるセントラル・パークを歩くことになる。
隣――よりは少し後ろからテオドールが、じ、と凝視してくるので、さすがにダリオも「……何?」とやや振り仰いだ。
夜の空気をまとうような青年は、やわらかな艶のある黒髪に、まっくらな水底を思わせるブルーの双眸、ハイブランドスーツを自然体で着こなし、足先の革靴まで隙がない。通りを歩けば、多くの人間が振り返り、時に発狂まで追い込む白皙の美貌が、常の無表情のままダリオを見返す。
これでダリオは青年の表情は読めるようになった方で、なんか困ってんなとは思った。
ちょうどいい塩梅に、オレンジ色の街灯の側にベンチが設置してある。
青年を誘って、ふたりで少し休憩することにした。
「なんか言いたいことあるのか?」
尋問するような言い方になってしまったが、ダリオに他意はない。どうも最初に無視した期間がけっこう長かったせいか、青年——テオドールは時々考え込むあまり口をつぐんでしまう。なので、ダリオが少し強めに聞き出さないと、勝手に自滅のような思料に陥ってしまうのだった。
「ダリオさん、靴が――」
慎重に青年が指摘してくるので、あー、とダリオはばつが悪くなり、足元に視線を落とした。
履き古したスニーカーは、そろそろ限界が近い。新しいものを買わないと、とはダリオも折につけ思っていた。しかし、先延ばししている内に今月も色々トラブルが重なり、思わぬ出費があいついだ。従って、とても靴代まで捻出できる状態ではない。まだはけるし、とまたごまかしごまかし後回しにしていたら、さすがにもうこれはどうなんだというボロ具合に及んでいる。
「よい、靴職人を知っています」
「ええと、テオがそう言うならそうなんだろうけど、俺」
払えねーし、と穏便に断ろうとして、青年に先回りされた。
「僕に、贈らせていただけませんか?」
「ん、あ、うー」
断るのが忍びないような、マジレス気迫を感じ、ダリオは呻いた。そうは言っても、もらう理由がない。
「先だって申し上げたとおり、ダリオさんの気道感染症の悪化は、僕が接触したせいです。そのお詫びと思っていただければ」
「……うーん……じゃあ、お願いしようかな」
それでテオドールの気が済むのなら、一足くらいはいいか、とダリオは了承する。テオドールは、はためには無感動な美貌に見えるが、安堵したらしい。愁眉をほどいて、口角がほんのわずか持ち上がっているように見えた。
「ダリオさんのご都合の良いときに、職人を手配いたします」
「え、なんだ、職人さんが来るみたいな言い方だな」
「そうですが?」
ちょっとダリオは思考停止したが、なんとか再起動する。
「俺のボロアパートに来てもらうわけにもいかねーし、予約できそうな日時に俺の方が行く」
そっちの手配頼む、というやり取りで、どうにかおとしどころをつけることになった。
話がまとまると、テオドールは珍しくものすごくうれしそうに見えた。ダリオが「貰う方の俺より、靴を贈る奴の方が嬉しそうだな」と言うと、テオドールは少し目を見開き、説明した。
「靴を――『花』の衣装を手配するのは、『支配者』にとっては喜ばしいことなのです。人間の言葉で近いのは、ある種のフェティシズムのようなところがありますので」
しれっと当たり前のことのように言われたが、凄いことを告白されてないか? とダリオの方も真顔になった。と同時に、テオドールは、少し複雑そうな感情の色も見える。ダリオは不思議に思って尋ねた。
「聞いていいのか分からんが、その割にちょっと複雑そうなのはなんでだ? 嫌なら答えなくていいが……」
放置すると勝手に思いつめてしまうので、ガス抜き的にダリオはちょいちょい開示させるように質問することが増えている。
テオドールは口元に皮手袋をはめた指の背を当てると、少し考える風にして答えた。
「少し前まで、僕はダリオさんの足に触れることは許されていなかったので……」
足どころか、会話も拒否して、視界に入れないようにしていた。その件を言われると、ダリオは罪悪感が大きい。テオドールは長い睫毛を伏せ、その表情はどこか愁いを帯びている。
「ついては、以前の僕なら、ダリオさんに靴を贈ることはできなかっただろうと思いまして」
「ん?」
よくわからない。
「テオに靴贈られる理由はないが、仮にあつらえるとしても、俺の足に触るのは靴職人さんだろ? テオに足を触るの許すも許さないも、何も関係なくないか?」
テオドールの深海の底のような青の双眸が、光を消した黒々とした艶を帯びてダリオを見た。無言が、痛いほど感情を伝えてくる。
テオドールは慎重に口を開いた。
「以前は――僕だけではなく、他の誰も、ダリオさんの足には触れられない状態だったはずです」
「まあ、俺の以前の環境だと、まず誰も足なんか触ることないな」
「……オーダーメイドで靴を作らせるのであれば、ダリオさんのつちふまずや、くるぶし、ゆびの長さ、かかと、足の甲、全て第三者に触らせることになります。花と話すこともできない、まして足に触れることなどできうるはずもない僕が、あなたの細やかなメンテナンスを――他者からそれを受け入れるよう手配するのは――支配者にとってとても惨めなことです」
ダリオはぽかんとして、それから、無視していたことに改めて罪悪感を刺激された。同時に、処女厨みたいなもんか? とあさってなことを考える。
「えっと、今は落ち着いたから、いいのか?」
「はい。現在はダリオさんに靴を贈る喜びの方が大きいので」
「そっか……あのさ、靴作るのに、足をはかるのとか、洗髪や医療行為とかは別として……俺の足とか、髪とか……プライベートパーツ、触っていいの、今、テオだけだから……」
あ、今ここでは駄目だけど、とダリオは場所が場所なので断っておいた。
「はい……少しだけ、髪に触れてもいいですか」
「髪なら……」
テオドールは、ダリオの髪の筋の表面を、指先でそっと辿るようにした。
これだ。
時々、いやけっこう頻繁に、テオドールはダリオに触れるようで触れない距離に、まるで何か尊いものを確かめるようにする。
なんかもう呪いみたいなやつ、とダリオは思っていた。
尊重はしてほしいが、過度に尊いされたくない。とはいえ、ダリオが無視した期間の後遺症なので、おいおいだなと内心嘆息したのだった。
でも、帰宅すると、ダリオさん、したいです、とお願いされ、テオドールの領域に半分連れ込まれた。ちゅ、ちゅ、とたくさんキスをしてくる。挿入すると、ぼくのことすきですか、きらわないでと繰り返し執拗に確認されながら、ぐちゃぐちゃになるまで中に出された。
「あっ?あっ♡あ、すき、てお、すきぃっ……イっ、んん゛~~~っっ♡♡」
割り開かれた足の間に、半ば異形と化した青年がのしかかり、深く腰を入れられている。奥まで飲み込まされながら、気持ちのいいところを擦られ、ダリオはテオドールに抱きついた。
入ってくる時は、内側の肉が自らゆるみながら悦んで受け入れ、出ていかれる時は、吸い付いて中に引き込んでとどめようとする。いずれにせよ、先端に内壁を開かれ、悦点を擦りながら最奥にキスされると、じぃんとした快感と、凄まじい絶頂感が交互にやって来て、その怒張を食むように愛撫してしまう。何より、奥の輪をくぐり抜けられるともうだめだった。一番奥で、たくさんキスしている。すき、すき、そこでキスされたら、俺もう、きもちいよぉ、ダメェッ゙、と拒絶するようなことを口にして、青年を凍りつかせるなどの一幕もあった。嫌? だりおさんは嫌、とパニックになっている。これもダリオが無視した後遺症だ。彼をずっと傷つけた。ダリオは、ぎゅっ、と心臓が締め付けられるような思いがする。青年の恐慌を、ちがう、ちがう、となだめ、慰め、最終的に最奥の入り口にはめたまま、びゅーびゅー出された。出した白濁をくちゅくちゅかき混ぜながら、ぬぷぬぷ出し入れされる。縁から粘膜と愛液、白濁の混ざる水音がして、その結合をいやでも意識させた。
ダリオを深く突き刺したまま、美しい怪物が更にのしかかる。押し潰されるようにされても、ダリオは決してそんなことはされないと安心して背中に腕を回し、受け入れた。
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