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本編
15.本部からの評価
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俺が創造神から距離を取り、その結果発生した傷害事件(和解済み)から、瞬く間に日々は過ぎ、若干気まずいまま俺達は事務所へ向けて雲海を歩いていた。
いや、気まずいのは俺だけだ。
俺の後ろを歩く同僚は、背中に圧力を感じるレベルのとてつもなく邪悪なオーラを放っている。
朝から目付きも機嫌も悪くて、かといって俺が話しかけてもにっこりといつも通りに微笑むので、これは明らかに事務員さんに対しての感情だ。たぶん、怒っている。
ここ数日ご機嫌に俺の唇を吸いまくっていたので、例のキスマーク(?)についてはすっかり忘れてしまったんだろうと思っていたところにコレだ。
とにかく俺は、この怒れる猛獣のような創造神が事務員さんに飛びかからないよう体を張ってでも制御しなければならない。
また皮膚を食いちぎられるのだけは御免こうむりたいが……最悪の事態まで想定しておくべきか。
俺が悶々と考え込んでいるうちに、とうとう事務所に着いてしまった。
「いいか、創造神。ここには荷物を取りにきたんだからな。事務員さんとケンカしに来たんじゃないからな」
「カイくんは黙って見ててくれればいいから」
「ケンカする気しかないじゃねーか!」
ドアノブに伸ばしかけた手を引っ込めて、後ろの創造神に向き直る。
「話をするのは構わないが、はじめからケンカ腰じゃダメだろう。お前は仮にも事務員さんの上司なんだし」
「その『事務員さん』っていうのも気に入らないよ、カイくん」
「は?」
「前は俺のこと『ソーちゃん♡』って呼んでくれたのに、また戻ってるし」
「そ、そんな気色悪い呼び方はしてない!!」
「俺のことは『お前』とか『創造神』とか素っ気ない呼び方しかしてくれないのに、あのメガネだけさん付けなんておかしいよね?」
「別におかしくはないんじゃないか……」
「絶対おかしい! 不公平だ! 異議申し立てる!」
創造神は両腕を振り回して喚いた。子供か。面倒なことになった。
しかしこれは、事務員さんに創造神が噛み付くよりずっとマシな展開だ。
俺はだいぶこいつの操縦の仕方を心得てきた自負がある。
「わかった。呼び方が不公平だったのは謝る。これからは『創造神さん』と呼ばせてもら───」
「ひぃいなにそれ! 絶対やだよそんなの!」
「そんなに嫌がらなくても」
「ソウって呼んでよ……カイくんの意地悪……」
いじめすぎたか、ちょっと泣きが入ってしまった。
デカい男が泣き真似とはいえ、顔を手で覆って肩を震わせる光景はあまり見ていて気持ちのいいものではない。
俺も創造神にさん付けなんてしたくないし、早々に折れることにする。
「ソウ」
「っ! カイくん!」
「事務員さんに暴力振るったりしたら、俺はこの世界から出て行く」
笑顔になった創造神が一瞬で硬直する。
「ちゃんと話をしろ、暴力に訴えるな。お前が拳を振るって、常に俺が対処できる保証はない。そうなればどっちにしろ俺はお役御免だ。俺をクビにしたくなければ軽率な行動は控えろ。わかったか?」
「…………うん」
「よし」
ものすごく不満そうな様子だったが、創造神はなんとか頷いてくれた。
今話したことはあながちハッタリではない。
創造神の感情の起伏は、そのまま世界に波及する恐れがある。俺が介入できない異変が起こってしまってからでは遅い。
創造神から放たれていた怒りの気配がすっかりおさまったのを見て取り、俺は事務所の扉を開けた。
「こんにちは」
「あぁこんにちは、破壊神さん。それと創造神さん。いつ入ってくるのかと思ってましたよ」
応接セットにお茶を用意していた事務員さんにくすくすと笑われてしまった。
もしかしてあのやり取りも聞こえてしまっていただろうか。
「すみません、事務所の前で騒いで」
「いえいえ、お気になさらず。お茶が入りましたからどうぞ」
「ありがとうございます」
家から持ってきた書類をローテーブルに置いて、勧められるままソファに腰掛ける。
俺の隣にぶすっとした顔の創造神が座った。近い。肩がくっついているし腰に手が回っている。
うーん、これくらいならもういいか……。
「紅茶の淹れ方を少し練習してみたのですが、いかがでしょうか」
「うわぁ、美味しいです。これ給湯室に置いてあった茶葉ですか?」
「そうです。やはり手間を掛けたほうが美味しくなりますね」
「ですねぇ」
お茶請けにと出されたビスケットを摘みながらほのぼのした気持ちでカップを傾ける。
ビスケットがやたら美味しかったので聞けば、ちょっとだけお高いメーカーのものだった。食品は意外と融通してもらえるらしい。
破壊神は偏食が多いと聞いたことがあるので、そういう事情からだろうか。俺はなんでも食べるが。
今度少しマイナーな食材を本部にリクエストしてみるのもいいかもしれない。
「さて、さっそくですが仕事のお話を」
「はい。これ、今週の提出書類です。事務員さんのサインが必要なものがあるので後で確認お願いします」
「承りました。こちらは来週分の書類と資料です。本部から届いた物資はあちらに。今日は冷凍食品があるのでお早めにお持ち帰りください」
「ありがとうございます」
受け取った茶封筒の中身を確認して封を戻す。
そろそろ本部は決算時期なので、場合によっては現場にも波及する。
うちの世界は本部との間で通貨のやりとりがないので、仕事のレスポンスが多少遅くなるくらいで済むが、領収書を計上している世界では経理部と喧々囂々の大混乱になることがあるらしい。
素晴らしきかな、現物支給!
「そうそう。先日提出した地上観察報告書ですが、本部が絶賛していましたよ。ユニーク・ワールドの報告書の中では抜群に出来が良いと」
「えっ、そんなにですか? それは嬉しいなぁ」
徹夜でがんばった仕事を褒めてもらえたことで、苦労が報われるような気がした。
通常の枠を外れて発展する世界のことを、本部では「ユニーク・ワールド」と呼称していて、ファンタジー的発展を遂げた俺達の世界もこれに該当する。
絶対数が少ないので資料と呼べるものも殆どなく、ユニーク・ワールドに関する仕事は評価されることが多いが、今回も本部はこの世界に興味を持ってくれたようだ。
「創造神さんは報告書を読まないままだったでしょう。プリントアウトしておきましたから、一部持って帰って読んでおいてください」
「……」
不機嫌さを隠しもせず黙ったままだった創造神は、手渡された封筒を無言で受け取った。
ケンカをしない代わりに口を開かない方向で行くらしい。
本当に子供のような態度だが、俺の言うことを守ろうとしているだけまだマシだろうか。
事務員さんもだいたいの事情が飲み込めたのか、苦笑いしている。
「気になっているでしょうから言っておきますが、私は破壊神さんを狙ってるわけではありませんから安心してくださいね」
「んぇ!?」
いきなり話題が飛び火してきた。
思わず飲みかけの紅茶を吹き出しそうになって、なんとか飲み下す。
こちらを面白そうに見つめてくる事務員さんの視線は、明らかに俺の首筋に注がれている。慌てて襟元を掻き合わせたのは完全に無駄なあがきだ。
捲れ上がった皮膚の範囲が大きくて、シャツの襟からガーゼがはみ出してしまうのだけはどうしようもできなかった。恐らくそれを見られたんだろう。
この人にはもうなにもかも見抜かれている気がしてならない……。
事務員さんの視線から逃れるように俯くと、腰骨をぐいっと引かれて姿勢が崩れた。
「ぅわっ!?」
次の瞬間には、俺は創造神の足の間に収まっている形にされる。
この野郎、前回に引き続きまた人前で恥ずかしい格好をさせやがって……!
「お前な、こういうことは本人の承諾を得てから……」
文句を言ってやろうと振り仰ぐと、創造神の腕が俺の胴体をがっしりと拘束してきた。身動きを完全に封じられる。
首を捻って見上げた創造神は、今にも目から光線でも出しそうなきつい眼差しで事務員さんを睨めつけていた。
「見るな」
「おやおや、なんて嫉妬深い神様なんでしょう。私は破壊神さんとお茶を楽しんでいるだけですよ」
「……」
今までずっと黙っていた創造神は、口を開いたかと思えば事務員さんへの威嚇。事務員さんと創造神の間に火花が───いや、創造神のほうが一方的に火花を散らしまくっている。
今ここで揉め事が起こると、がっちり抱き込まれている俺も無傷では済まない。
事務所の前で俺が言ったことを忘れたのか、という意味を込めて回された腕をぺちぺち叩いたら、締め付けの力が増した。
肺が圧迫される……!
しばし睨み合いが続いて、間に挟まれておろおろしていた俺の体は拘束されたまま上に引っ張り上げられた。
「帰るよ、カイくん」
文字通り引きずられて、俺は事務所を後にした。
全部飲み切ることができなかった紅茶が心残りだとか、妙に良い笑顔で俺達を見送った事務員さんともう少し話をしたかったとか、言いたいことは色々あったが……空気が読める破壊神である俺は、黙って従った。
いや、気まずいのは俺だけだ。
俺の後ろを歩く同僚は、背中に圧力を感じるレベルのとてつもなく邪悪なオーラを放っている。
朝から目付きも機嫌も悪くて、かといって俺が話しかけてもにっこりといつも通りに微笑むので、これは明らかに事務員さんに対しての感情だ。たぶん、怒っている。
ここ数日ご機嫌に俺の唇を吸いまくっていたので、例のキスマーク(?)についてはすっかり忘れてしまったんだろうと思っていたところにコレだ。
とにかく俺は、この怒れる猛獣のような創造神が事務員さんに飛びかからないよう体を張ってでも制御しなければならない。
また皮膚を食いちぎられるのだけは御免こうむりたいが……最悪の事態まで想定しておくべきか。
俺が悶々と考え込んでいるうちに、とうとう事務所に着いてしまった。
「いいか、創造神。ここには荷物を取りにきたんだからな。事務員さんとケンカしに来たんじゃないからな」
「カイくんは黙って見ててくれればいいから」
「ケンカする気しかないじゃねーか!」
ドアノブに伸ばしかけた手を引っ込めて、後ろの創造神に向き直る。
「話をするのは構わないが、はじめからケンカ腰じゃダメだろう。お前は仮にも事務員さんの上司なんだし」
「その『事務員さん』っていうのも気に入らないよ、カイくん」
「は?」
「前は俺のこと『ソーちゃん♡』って呼んでくれたのに、また戻ってるし」
「そ、そんな気色悪い呼び方はしてない!!」
「俺のことは『お前』とか『創造神』とか素っ気ない呼び方しかしてくれないのに、あのメガネだけさん付けなんておかしいよね?」
「別におかしくはないんじゃないか……」
「絶対おかしい! 不公平だ! 異議申し立てる!」
創造神は両腕を振り回して喚いた。子供か。面倒なことになった。
しかしこれは、事務員さんに創造神が噛み付くよりずっとマシな展開だ。
俺はだいぶこいつの操縦の仕方を心得てきた自負がある。
「わかった。呼び方が不公平だったのは謝る。これからは『創造神さん』と呼ばせてもら───」
「ひぃいなにそれ! 絶対やだよそんなの!」
「そんなに嫌がらなくても」
「ソウって呼んでよ……カイくんの意地悪……」
いじめすぎたか、ちょっと泣きが入ってしまった。
デカい男が泣き真似とはいえ、顔を手で覆って肩を震わせる光景はあまり見ていて気持ちのいいものではない。
俺も創造神にさん付けなんてしたくないし、早々に折れることにする。
「ソウ」
「っ! カイくん!」
「事務員さんに暴力振るったりしたら、俺はこの世界から出て行く」
笑顔になった創造神が一瞬で硬直する。
「ちゃんと話をしろ、暴力に訴えるな。お前が拳を振るって、常に俺が対処できる保証はない。そうなればどっちにしろ俺はお役御免だ。俺をクビにしたくなければ軽率な行動は控えろ。わかったか?」
「…………うん」
「よし」
ものすごく不満そうな様子だったが、創造神はなんとか頷いてくれた。
今話したことはあながちハッタリではない。
創造神の感情の起伏は、そのまま世界に波及する恐れがある。俺が介入できない異変が起こってしまってからでは遅い。
創造神から放たれていた怒りの気配がすっかりおさまったのを見て取り、俺は事務所の扉を開けた。
「こんにちは」
「あぁこんにちは、破壊神さん。それと創造神さん。いつ入ってくるのかと思ってましたよ」
応接セットにお茶を用意していた事務員さんにくすくすと笑われてしまった。
もしかしてあのやり取りも聞こえてしまっていただろうか。
「すみません、事務所の前で騒いで」
「いえいえ、お気になさらず。お茶が入りましたからどうぞ」
「ありがとうございます」
家から持ってきた書類をローテーブルに置いて、勧められるままソファに腰掛ける。
俺の隣にぶすっとした顔の創造神が座った。近い。肩がくっついているし腰に手が回っている。
うーん、これくらいならもういいか……。
「紅茶の淹れ方を少し練習してみたのですが、いかがでしょうか」
「うわぁ、美味しいです。これ給湯室に置いてあった茶葉ですか?」
「そうです。やはり手間を掛けたほうが美味しくなりますね」
「ですねぇ」
お茶請けにと出されたビスケットを摘みながらほのぼのした気持ちでカップを傾ける。
ビスケットがやたら美味しかったので聞けば、ちょっとだけお高いメーカーのものだった。食品は意外と融通してもらえるらしい。
破壊神は偏食が多いと聞いたことがあるので、そういう事情からだろうか。俺はなんでも食べるが。
今度少しマイナーな食材を本部にリクエストしてみるのもいいかもしれない。
「さて、さっそくですが仕事のお話を」
「はい。これ、今週の提出書類です。事務員さんのサインが必要なものがあるので後で確認お願いします」
「承りました。こちらは来週分の書類と資料です。本部から届いた物資はあちらに。今日は冷凍食品があるのでお早めにお持ち帰りください」
「ありがとうございます」
受け取った茶封筒の中身を確認して封を戻す。
そろそろ本部は決算時期なので、場合によっては現場にも波及する。
うちの世界は本部との間で通貨のやりとりがないので、仕事のレスポンスが多少遅くなるくらいで済むが、領収書を計上している世界では経理部と喧々囂々の大混乱になることがあるらしい。
素晴らしきかな、現物支給!
「そうそう。先日提出した地上観察報告書ですが、本部が絶賛していましたよ。ユニーク・ワールドの報告書の中では抜群に出来が良いと」
「えっ、そんなにですか? それは嬉しいなぁ」
徹夜でがんばった仕事を褒めてもらえたことで、苦労が報われるような気がした。
通常の枠を外れて発展する世界のことを、本部では「ユニーク・ワールド」と呼称していて、ファンタジー的発展を遂げた俺達の世界もこれに該当する。
絶対数が少ないので資料と呼べるものも殆どなく、ユニーク・ワールドに関する仕事は評価されることが多いが、今回も本部はこの世界に興味を持ってくれたようだ。
「創造神さんは報告書を読まないままだったでしょう。プリントアウトしておきましたから、一部持って帰って読んでおいてください」
「……」
不機嫌さを隠しもせず黙ったままだった創造神は、手渡された封筒を無言で受け取った。
ケンカをしない代わりに口を開かない方向で行くらしい。
本当に子供のような態度だが、俺の言うことを守ろうとしているだけまだマシだろうか。
事務員さんもだいたいの事情が飲み込めたのか、苦笑いしている。
「気になっているでしょうから言っておきますが、私は破壊神さんを狙ってるわけではありませんから安心してくださいね」
「んぇ!?」
いきなり話題が飛び火してきた。
思わず飲みかけの紅茶を吹き出しそうになって、なんとか飲み下す。
こちらを面白そうに見つめてくる事務員さんの視線は、明らかに俺の首筋に注がれている。慌てて襟元を掻き合わせたのは完全に無駄なあがきだ。
捲れ上がった皮膚の範囲が大きくて、シャツの襟からガーゼがはみ出してしまうのだけはどうしようもできなかった。恐らくそれを見られたんだろう。
この人にはもうなにもかも見抜かれている気がしてならない……。
事務員さんの視線から逃れるように俯くと、腰骨をぐいっと引かれて姿勢が崩れた。
「ぅわっ!?」
次の瞬間には、俺は創造神の足の間に収まっている形にされる。
この野郎、前回に引き続きまた人前で恥ずかしい格好をさせやがって……!
「お前な、こういうことは本人の承諾を得てから……」
文句を言ってやろうと振り仰ぐと、創造神の腕が俺の胴体をがっしりと拘束してきた。身動きを完全に封じられる。
首を捻って見上げた創造神は、今にも目から光線でも出しそうなきつい眼差しで事務員さんを睨めつけていた。
「見るな」
「おやおや、なんて嫉妬深い神様なんでしょう。私は破壊神さんとお茶を楽しんでいるだけですよ」
「……」
今までずっと黙っていた創造神は、口を開いたかと思えば事務員さんへの威嚇。事務員さんと創造神の間に火花が───いや、創造神のほうが一方的に火花を散らしまくっている。
今ここで揉め事が起こると、がっちり抱き込まれている俺も無傷では済まない。
事務所の前で俺が言ったことを忘れたのか、という意味を込めて回された腕をぺちぺち叩いたら、締め付けの力が増した。
肺が圧迫される……!
しばし睨み合いが続いて、間に挟まれておろおろしていた俺の体は拘束されたまま上に引っ張り上げられた。
「帰るよ、カイくん」
文字通り引きずられて、俺は事務所を後にした。
全部飲み切ることができなかった紅茶が心残りだとか、妙に良い笑顔で俺達を見送った事務員さんともう少し話をしたかったとか、言いたいことは色々あったが……空気が読める破壊神である俺は、黙って従った。
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