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10年後編

あんまり変わってなかった

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年齢
アーク 31歳
フォトン 27歳
ノア 26歳
月代 36……36!?

宇宙から飛来した彗星に付着していた菌糸が地球に根を張り、ヒトも無意識に体内に取り込むようになった
人類は警戒していたが、特に人体への影響は表立って現れなかった。
と、思われていたが…
しばらく経って、その真菌から飛んだ胞子を取り込んだ人間で、胞子との適性が高い者は同性での交尾であっても妊娠できる体になる、という特性が発見された!
…という、パンスペルミア説も真っ青の現象が数年前に起きた
おかげでボクが勤務している病院の産婦人科は大混乱である
…まあ、ボクは脳神経外科医だから関係ないと言えばないが…。
「ただいま」
今日は外科手術をやって疲れた。
ただ…あの現象が起きてから、世間からの同性愛に対する評価が親近的になったと思う
ボクが勤務する病院の産婦人科にも、同性カップルが受診するところをよく見るようになった

……ボクも、アーク兄さんを…
「ただいまー!」
!!
「なんだよ、帰ってたのか
電気もつけないで」
…かっこいい。
「あー腹へったな~
もう20時じゃん!ノアはなんか食べた?」
「ボクもまだです」
「まじか!じゃあウーバーイーツ注文しよーぜっ」
……。
「いいですよ、ボク卵料理がいいです」
ボクはやたら卵料理を注文した。
「はは、そんなにタンパク質足りてないのかよ?」
ん…美味しい。

アークは胞子との適性が高く、妊娠しやすい体と診断された。
真菌を死滅させる薬は開発されていないが、避妊薬が開発され彼はそれを飲むようになった。
…忌々しい。孕ませたい……
昔もアーク兄さんを孕ませたくて、当時はなんの考えもなしに腰を振っていたが…
そんな無駄で馬鹿なことはもうしない。
確実に孕ませないと…
「ノア?俺の薬見てどうしたんだ」
!アークの癖に鋭いな。
「観察ですよ
ボクは処方することはあれど、実際に薬剤を扱う機会はないですから」
そう。「観察」は間違っていない
「そっか♡」と、頭を撫でてくる
「…いつまで子供扱いしてんだか」
と口では言うが、内心うれしい
「さて、ボクはシャワー浴びて寝ます」
「えぇ~~、俺と一緒に風呂入ろーぜ♡」
…。今日のアーク、ムラムラしてるのか…。
「ボクは今日手術をやって疲れているんです
明日も学会の聴講があるし」
「…わかったよ」
え…!?あのエロ性魔人が諦めた!?
なんだったんだ…

やっと床についた
アークはまだお風呂に入っているようだ
ダブルベッドの端に寝る
両親から相続した、この分譲マンション。
子供の頃はよく知らなかったが、かなりの好立地だ。高かったんだろうな…
その両親は、ボクが物心つかないうちに亡くなってしまった。
でも、アーク兄さんとフォトン姉さんが愛情をたっぷりくれたから、寂しくなかった。
…アークに関しては、ボクに向ける愛情は昔からだいぶ歪んだものだったけど。
今は姉さんは結婚して旦那さんと暮らしているから、この家は自分と兄のアークの二人暮らしだ
ボクは今年で26歳だし、いい歳して恋人を兄呼びもどうかと思ったので、アークを名前で呼ぶことにした。
彼はまだ慣れないようで恥ずかしそうにしている姿が愛しいけど、ボクは兄弟よりも近い仲になれた気がしてうれしい。
ボクたち2人とも忙しいけど…家事はどうにか分担して男2人で暮らしている
…2人で一緒に過ごせて、すごく幸せだ。
あの胞子のおかげで少子化問題も解消の兆しが見えており、ボク達が暮らす地域でも同性同士での婚姻が可能になったようだ。
…ボク、アークと結婚がしたかった。
いくら同性同士での婚姻が可能になったからと言え、未だ「兄弟での婚姻」は許された訳ではない。
…でも、子供は望むことができる。
ボクはもう、アークと子供を養うことだってできるんだ。
兄に守られてばかりだった学生の自分とはもう違う…

肌寒さで目が覚めた
…ん、この甘い匂い…
っ!
淫魔の兄が上に乗っていた
「ノア…今夜はディルドになっててくれ♡
疲れてるのにごめん…でも我慢できない♡ ♡
俺が勝手に動くから、ノアはなにもしなくていいぞ♡」
と、ボクのちんちんを勝手に出して勃起させた
「ちょ…アークっ」
「ん…♡デカすぎ♡こんなデカチンに育つなんて、さすが俺の弟だな♡
はぁはぁ…♡れろれろ…♡ ♡」
んっ…♡興奮して、寝れなくなるだろ…!
「んっ、じゅぽっ♡じゅぽっ♡じゅるじゅる♡ ♡」
ううっ♡フェラが上手すぎる…!
「ぢゅっ♡ちゅうっ♡じゅぽじゅぽじゅっぽ♡ ♡」
そんな舐め方っ…♡下品すぎる……!!
「ううっ♡だめっ♡アーク気持ちいい♡♡出るっ…♡ ♡」
ぬるぬるして、あったかい兄の口の中に精液を出してしまった
はぁ…
「ん……おいし♡じゃ次はこっち♡」
と、当然のようにボクの上に跨るが…
その流れで当然のようにゴムを手に取り歯で開ける
許可してないのに勝手にボクのちんちんにつける…。
31歳のエロ淫魔はゴム装着済みちんちんの上に乗り、体重をかけてきた
「ん……あ、あ……っ♡」
ずぷっ♡ずぷっ♡ずぷっ♡
うぁ……♡
上級淫魔のけつまんこは、どこでそんな能力を身につけたのかうねうねとボクのちんちんをゴム越しに絞り上げてくるようになった
「んっ…♡きもちい…♡アーク♡♡っアークぅ♡」
「かわいい…♡のあ、のあっっ♡あっ♡あんっ♡あんっ♡」
エロ兄は喘ぎながら勝手に腰を動かし、好きに快楽を得ている
うねうね♡きゅるきゅるきゅる♡♡
「あぅっ♡アークにいさんっ♡だめぇ♡きもちい♡ちんちんとけちゃうってばぁ♡」
「ハァハァ…♡普段あんなにかっこいいノアが♡おれのけつまんこで喘いでるっ♡可愛い♡かわいい…っ♡」
ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡
「あぁっ♡あっ♡あーく♡出るっ…♡出る…!」
アークの中で、ゴム越しにたっぷり射精してしまった
「はぁ、はぁ……」
アークはさっそくボクの萎んだちんちんからゴムを外し、注ぎたての精液を飲んだ
うえぇ………
「ん…♡いっぱい出してくれて嬉しい♡」
前は直接下から精液を取り込んでたなと思い尋ねたことがあったが、そうすると妊娠するからと言われこうするようになった。
「アーク、不便じゃないですか」
「んー…そうだけど、妊娠しちゃうだろ?」
と、空になったゴムを捨てた
はぁ…。



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