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魔法の試験
魔法が使える世界に転生したのならば、一度でいいから、空を飛んだり、かっこよく魔物を退治してみたいと夢見ることだろう。
しかし、残念ながら、俺の魔力はそんな繊細に扱えるものではなかった。
幼い頃、前世の記憶を思い出した俺は、魔法を使ってみようと、屋敷の裏にある山へと向かった。
そして、簡単な風魔法で空を飛ぼうとしたその時。出力を間違え、魔法を暴走させて、山を吹き飛ばしかけた。
あまりにも強大すぎるその力に、ほんの一瞬、自分が怪物になったような気がした。それ以来、俺は魔法を使うことが、どうしても怖くなってしまった。
それに、この膨大な魔力量が明るみになれば、王子と婚約してしまうルートに突入する。そんなのは真っ平御免だ。
だから俺は、自分の魔力量を隠し、人並みにしか使えないふりをしてきた。実際、魔力を限界まで抑えれば、それなりに平凡な出力になるのだ。誰にもバレず、目立たずにやってこれた。
───そして、今日は貴族学園の登校日。年に一度の魔法の実技テストの日でもある。
いつも通り、最高得点など取らぬよう細心の注意を払い、平均値に調整して臨むつもりだ。
この学園で一番魔力が強いと言われているのは、第一王子の、アーサー・ベルンハルト。“黄金に咲く花”の、メインヒーローだ。彼は、美形で才知に長け、民からの人気も高い、なんでもできる超人だ。
そんな彼よりも高い魔力を持っていると知られれば、王族に目をつけられ、徹底的に調査されるに違いない。
ましてや、俺が複数の属性を扱えるなどと知られたら・・・それこそ、終わりだ。
───この世界の魔法には、六つの属性がある。
火、水、土、風、光、闇。
多くの者は、一属性しか扱えないが、アーサー王子は光と闇、二つの属性を使えるという、天賦の才を持っている。
それに対して俺は、火・土・風の三属性を扱える。
しかも、制御しなければ、火は一瞬で森を焼き尽くし、土は山よりも高い壁を築き、風は街を吹き飛ばす。
俺が意図せず魔法を使えば、それはもはや魔法というよりも自然災害になってしまう。
ずっと魔法は控えていたが、貴族学園の入学を機に、最低限コントロールできるよう、特訓を重ねていた。
最近ようやく出力調整が上達してきたため、実技テストも問題なくこなせるようになっていた。
───今回も、慎重に。落ち着いて挑もう。
そう思いながら、俺は試験会場の広場に足を踏み入れた。
眼鏡をかけた女性教師が、点呼をとる。第二学年の生徒が全員揃っていることを確認し、次々と魔法のテストを実施していく。
「次、アーサー・ベルンハルト様。魔法をどうぞ。」
「ああ、分かった。」
教師の声に応じて、王子が一歩前へ出る。観客席からは、拍手と息を呑む音が混じる。
青い髪に緑の瞳。完璧な容姿のアーサーは、学園から支給された杖を、軽く振るった。
訓練用の藁人形に向けて、光の刃が放たれる。
瞬間、一つの藁人形が光に包まれ、微塵も残らず、粉々になった。
「アーサー様、凄いですわ!」
「流石王子!」
黄色い歓声が飛び交い、その中心で王子は微笑を浮かべていた。
「いつか僕も、王子みたいに強くなれるかな。」
「勿論だとも。シエルには才能があるからね。それに、私が守るから・・・大丈夫だよ。」
隣にいた主人公のシエルと談笑する姿は、さながら絵画のようだった。目の保養、目の保養・・・。
「次、ユリス・シュイル様。どうぞ。」
───来てしまった。俺の番だ。
緊張しながら前に出る。手の中の杖がやけに重く感じる。深呼吸をして、心を落ち着かせる。
今回は、火属性の魔法で臨むつもりだ。
───なるべく小さく、小さく、小さく・・・。
杖の先に、ほんのりと赤い魔法陣が展開される。
赤い炎、赤・・・レークの顔、赤くなってたな。俺の下着を見て───
「うわああああああ!!!」
思い出したら顔が熱くなり、ドンッ!という爆音とともに、杖の先から灼熱の炎が飛び出してしまった。
目の前に並べられていた複数の藁人形は、一瞬にして、全て灰になってしまった。
炎は風に乗って周囲の結界まで揺らし、教師たちが慌てて防御魔法を展開する。
───終わった。
俺は、呆然と立ち尽くした。
生徒たちは静まり返り、一瞬、何が起きたのか理解できないようだった。
それから、ざわめきが広がる。「あれ、本当にユリス様?」「何が起こった!?」「凄い・・・。」不審に思う者、驚く者、感激する者。多種多様な囁きが聞こえる。
今まで築き上げた俺の努力は、一瞬にして、水の泡となって消えていった。
───試験後すぐに、俺は職員室に呼び出された。
校舎の奥にある重厚な扉の前で、一度深呼吸をしてからノックをする。
「失礼します。」
「入ってくれ、ユリス・シュイル君。」
中には、学園長が一人、書類を前に座っていた。銀縁のモノクルをかけた初老の男性は、俺に視線を向ける。
「君の魔力量についてだが・・・。」
「ま、待ってください! 本当に、事故だったんです。俺は普通に、目立たず暮らしたくてっ!!」
俺は、勢いよく頭を下げた。緊張のせいか、心臓は嫌な音を立てている。
「何か事情があるのだね?」
学園長は優しい笑みを浮かべ、静かに言った。
「今回の件は、こちらが用意した杖に不具合があったことにしよう。出力を制御できなかったのは、そのせいということで。」
「・・・あ、ありがとうございます!」
緊張でこわばっていた体の力が抜け、思わず膝が震えた。俺は涙目になりながら深く頭を下げる。
───良かった。厳格だという噂もあったが、理解のある校長で、本当に命拾いした。これがもし、他の教師だったら。今ごろ、根掘り葉掘り取調べが行われていたことだろう。
「一週間後、もう一度試験を受け直すように。」
「はい!」
次は絶対に、絶対に魔力を暴走させない。俺は深く心に誓いながら、職員室を後にした。
───再試験の日は、あっけないほどにすぐやってきた。その日の空は雲ひとつなく、真っ青で、まるで何事もなかったかのように晴れていた。
昨日の夜は眠れなかった。布団の中で何度も、魔力の流し方や、集中力の高め方をシミュレーションしていた。
目を閉じ、ため息を吐く。
「絶対に、成功させる。」
登校途中、俺は小さく呟いた。緊張で手が震える。今度こそ、失敗することはできない。あの校長の温情を、二度も貰える訳がないのだ。
学園に着き、いつも通り、授業を淡々と受ける。
あっという間に放課後になり、教師に案内されるがまま、試験用の広場へと向かった。すでに周囲には何人かの生徒がいたが、以前とは違い、皆遠巻きにこちらを見ていた。
俺は深く息を吐く。
深呼吸。
魔力の流れを整え、意識を一点に集中させる。
「ユリス・シュイル様、準備はいいかしら?」
試験官が声をかける。俺は静かに、うなずいた。
標的は一体だけ。訓練用の藁人形が、少し距離を置いて置かれている。
俺は杖を構え、姿勢を整える。余計なことは考えない。あのときのように、レークの赤い顔とか、下着がどうだとか、絶対に思い出さない。・・・思い出すな、やめろ。
杖の先端に、ぽっと小さな火を灯す。
掌ほどの小さな火球。それ以上でも、それ以下でもない。
「・・・っ、行け。」
火球は音もなく飛び出し、じゅっ、と煙を上げて、藁人形を焼き焦がした。
それは、模範的で地味な、火属性の魔法だった。
「・・・合格よ。」
試験官の言葉に、俺は思わず力が抜けそうになった。
広場にいた生徒たちが、少しだけざわつく。けれどそれは、一週間前のようなものではなかった。それは、少し意外そうな声や、肩透かしを食らったような反応だった。
そんな生徒たちを横目に、俺はそそくさとその場を離れて馬車に乗り、即座に帰宅した。
しかし、残念ながら、俺の魔力はそんな繊細に扱えるものではなかった。
幼い頃、前世の記憶を思い出した俺は、魔法を使ってみようと、屋敷の裏にある山へと向かった。
そして、簡単な風魔法で空を飛ぼうとしたその時。出力を間違え、魔法を暴走させて、山を吹き飛ばしかけた。
あまりにも強大すぎるその力に、ほんの一瞬、自分が怪物になったような気がした。それ以来、俺は魔法を使うことが、どうしても怖くなってしまった。
それに、この膨大な魔力量が明るみになれば、王子と婚約してしまうルートに突入する。そんなのは真っ平御免だ。
だから俺は、自分の魔力量を隠し、人並みにしか使えないふりをしてきた。実際、魔力を限界まで抑えれば、それなりに平凡な出力になるのだ。誰にもバレず、目立たずにやってこれた。
───そして、今日は貴族学園の登校日。年に一度の魔法の実技テストの日でもある。
いつも通り、最高得点など取らぬよう細心の注意を払い、平均値に調整して臨むつもりだ。
この学園で一番魔力が強いと言われているのは、第一王子の、アーサー・ベルンハルト。“黄金に咲く花”の、メインヒーローだ。彼は、美形で才知に長け、民からの人気も高い、なんでもできる超人だ。
そんな彼よりも高い魔力を持っていると知られれば、王族に目をつけられ、徹底的に調査されるに違いない。
ましてや、俺が複数の属性を扱えるなどと知られたら・・・それこそ、終わりだ。
───この世界の魔法には、六つの属性がある。
火、水、土、風、光、闇。
多くの者は、一属性しか扱えないが、アーサー王子は光と闇、二つの属性を使えるという、天賦の才を持っている。
それに対して俺は、火・土・風の三属性を扱える。
しかも、制御しなければ、火は一瞬で森を焼き尽くし、土は山よりも高い壁を築き、風は街を吹き飛ばす。
俺が意図せず魔法を使えば、それはもはや魔法というよりも自然災害になってしまう。
ずっと魔法は控えていたが、貴族学園の入学を機に、最低限コントロールできるよう、特訓を重ねていた。
最近ようやく出力調整が上達してきたため、実技テストも問題なくこなせるようになっていた。
───今回も、慎重に。落ち着いて挑もう。
そう思いながら、俺は試験会場の広場に足を踏み入れた。
眼鏡をかけた女性教師が、点呼をとる。第二学年の生徒が全員揃っていることを確認し、次々と魔法のテストを実施していく。
「次、アーサー・ベルンハルト様。魔法をどうぞ。」
「ああ、分かった。」
教師の声に応じて、王子が一歩前へ出る。観客席からは、拍手と息を呑む音が混じる。
青い髪に緑の瞳。完璧な容姿のアーサーは、学園から支給された杖を、軽く振るった。
訓練用の藁人形に向けて、光の刃が放たれる。
瞬間、一つの藁人形が光に包まれ、微塵も残らず、粉々になった。
「アーサー様、凄いですわ!」
「流石王子!」
黄色い歓声が飛び交い、その中心で王子は微笑を浮かべていた。
「いつか僕も、王子みたいに強くなれるかな。」
「勿論だとも。シエルには才能があるからね。それに、私が守るから・・・大丈夫だよ。」
隣にいた主人公のシエルと談笑する姿は、さながら絵画のようだった。目の保養、目の保養・・・。
「次、ユリス・シュイル様。どうぞ。」
───来てしまった。俺の番だ。
緊張しながら前に出る。手の中の杖がやけに重く感じる。深呼吸をして、心を落ち着かせる。
今回は、火属性の魔法で臨むつもりだ。
───なるべく小さく、小さく、小さく・・・。
杖の先に、ほんのりと赤い魔法陣が展開される。
赤い炎、赤・・・レークの顔、赤くなってたな。俺の下着を見て───
「うわああああああ!!!」
思い出したら顔が熱くなり、ドンッ!という爆音とともに、杖の先から灼熱の炎が飛び出してしまった。
目の前に並べられていた複数の藁人形は、一瞬にして、全て灰になってしまった。
炎は風に乗って周囲の結界まで揺らし、教師たちが慌てて防御魔法を展開する。
───終わった。
俺は、呆然と立ち尽くした。
生徒たちは静まり返り、一瞬、何が起きたのか理解できないようだった。
それから、ざわめきが広がる。「あれ、本当にユリス様?」「何が起こった!?」「凄い・・・。」不審に思う者、驚く者、感激する者。多種多様な囁きが聞こえる。
今まで築き上げた俺の努力は、一瞬にして、水の泡となって消えていった。
───試験後すぐに、俺は職員室に呼び出された。
校舎の奥にある重厚な扉の前で、一度深呼吸をしてからノックをする。
「失礼します。」
「入ってくれ、ユリス・シュイル君。」
中には、学園長が一人、書類を前に座っていた。銀縁のモノクルをかけた初老の男性は、俺に視線を向ける。
「君の魔力量についてだが・・・。」
「ま、待ってください! 本当に、事故だったんです。俺は普通に、目立たず暮らしたくてっ!!」
俺は、勢いよく頭を下げた。緊張のせいか、心臓は嫌な音を立てている。
「何か事情があるのだね?」
学園長は優しい笑みを浮かべ、静かに言った。
「今回の件は、こちらが用意した杖に不具合があったことにしよう。出力を制御できなかったのは、そのせいということで。」
「・・・あ、ありがとうございます!」
緊張でこわばっていた体の力が抜け、思わず膝が震えた。俺は涙目になりながら深く頭を下げる。
───良かった。厳格だという噂もあったが、理解のある校長で、本当に命拾いした。これがもし、他の教師だったら。今ごろ、根掘り葉掘り取調べが行われていたことだろう。
「一週間後、もう一度試験を受け直すように。」
「はい!」
次は絶対に、絶対に魔力を暴走させない。俺は深く心に誓いながら、職員室を後にした。
───再試験の日は、あっけないほどにすぐやってきた。その日の空は雲ひとつなく、真っ青で、まるで何事もなかったかのように晴れていた。
昨日の夜は眠れなかった。布団の中で何度も、魔力の流し方や、集中力の高め方をシミュレーションしていた。
目を閉じ、ため息を吐く。
「絶対に、成功させる。」
登校途中、俺は小さく呟いた。緊張で手が震える。今度こそ、失敗することはできない。あの校長の温情を、二度も貰える訳がないのだ。
学園に着き、いつも通り、授業を淡々と受ける。
あっという間に放課後になり、教師に案内されるがまま、試験用の広場へと向かった。すでに周囲には何人かの生徒がいたが、以前とは違い、皆遠巻きにこちらを見ていた。
俺は深く息を吐く。
深呼吸。
魔力の流れを整え、意識を一点に集中させる。
「ユリス・シュイル様、準備はいいかしら?」
試験官が声をかける。俺は静かに、うなずいた。
標的は一体だけ。訓練用の藁人形が、少し距離を置いて置かれている。
俺は杖を構え、姿勢を整える。余計なことは考えない。あのときのように、レークの赤い顔とか、下着がどうだとか、絶対に思い出さない。・・・思い出すな、やめろ。
杖の先端に、ぽっと小さな火を灯す。
掌ほどの小さな火球。それ以上でも、それ以下でもない。
「・・・っ、行け。」
火球は音もなく飛び出し、じゅっ、と煙を上げて、藁人形を焼き焦がした。
それは、模範的で地味な、火属性の魔法だった。
「・・・合格よ。」
試験官の言葉に、俺は思わず力が抜けそうになった。
広場にいた生徒たちが、少しだけざわつく。けれどそれは、一週間前のようなものではなかった。それは、少し意外そうな声や、肩透かしを食らったような反応だった。
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たくさんの閲覧、イイね、エール、感想は、作者の血肉になります……!(o´ω`o)ありがとうございます!(●′ω`人′ω`●)