悪役令息になった俺は、殺人兵器と呼ばれる男に溺愛される。

前世で読んでいたBL漫画の悪役令息、ユリス・シュイル。茶色の髪に、水色の瞳をしたその少年に、俺は転生してしまったようだった。

ここは同性婚が当たり前の世界。

原作ルートを避けて、目立たず慎ましくひっそりと生活していたのに、父から突然言い渡されたのは、狼獣人族の男、レーク・ヴォルロード卿との婚約だった。

しかもその男、原作では“最強の殺人兵器”と恐れられる危険人物。

それなのに、なぜかやたらと俺に甘い。

いつの間にか、俺は寡黙な彼に一途に愛されてしまって───
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