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しおりを挟むプリンターが吐き出し終えた全ての書類を軽く確認しながら纏め、チーフマネジャーのデスクに向かおうと足を踏み出した瞬間でした
「!!」
“ヴィ…ヴィ…”
元々落ちそうだったモノの振動が、快感と、落下の不安を同時に私に与えました
チーフマネジャーは、書類を纏めていた私に気付いて、書類が届くのを待っているように見えます
不自然にならないように、落とさないように、理性を失わないように
振動は1度で収まったのですが、自らきつく締めた膣の圧力は、膣内に感じる異物の存在により、己れに快感をもたらし続けました
「お待たせしました…確認…お願いします」
「……」
チーフマネジャーは書類を受け取ると、そのまま視線を書類へと落とし確認し始めました
沈黙に緊張させられ、不安と興奮で小さく吐く息が乱れてくると
「具合でも悪いのか?」
「い…いえ…少し寝不足で…」
「そうか、昨日定時で帰したんだがな…何してた?」
彼は書類に目を通しながら、待たせる私に気を使ったのか、当たり障りのない会話をし始めました
「とっ…特に…何も…」
彼にとっては何ともない会話でしょうが、私にとっては、とても意味深な会話に聞こえてしまいます
メールの主はチーフマネジャーなのでは?ともよぎりましたが
普段から知る彼は、仕事一筋で責任感が強く、浮わついた噂も聞いた事はありません
仮に彼だとしても、仕事に影響が出るような事はしないように思えました
いつもと変わった様子はなく、あまりにも冷静で、むしろ彼の存在に理性を取り戻されてもらっていると言っても過言ではありません
“ヴィ…ヴィ…”
(…)
チーフマネジャーは書類に夢中ですが、座った彼の耳は、立ったままの私の耳よりも、音源に近い位置にある事に焦り
両脚をクロスさせ、腿の内側まで力を入れて、オフィスを見回しました
“ヴィ…ヴィ…”
数名とはいえ、やはり誰なのか分かりません
でも、この中におそらくメールの主はいるのでしょう
経理のデスクでパソコンを見ている彼は少しオタク気質だと聞いた事があります
電話中の営業部のリーダーは、爽やかで女子社員からも人気がありますが、女性関係は軽く、悪ふざけもありえるのかもしれません
“ヴィ~…ヴィ~”
「はぅっ…!」
オフィスに残る全員を確認している途中、強まった振動に思わずペタンとしゃがみ込んでいました
「大丈夫か?!どうした?」
「だ…大丈夫です…た…立ち眩みで…あっ!」
“ヴィィィィ~ヴィィィ~”
しゃがんだ時に膣内から落ちた異物は、暴れるように振動し始め、その上から体重を乗せて、他に分からないようにしたのですが
クリトリス付近で暴れ回り続け、私の呼吸を乱し、我慢の限界を感じていました
「立てるか?」
肩を貸してくれようと手を差し伸べてくれたチーフマネジャーでしたが
誰かにどこかを触れられただけでイってしまいそうで
「イヤッ…だめぇぇぇぇ…っ」
チーフマネジャーの接触を拒んだ叫びは、拒めなかった絶頂を迎えた叫びでもありました
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