ピーナッツバター

スーパー銭湯に行こう③

「わー、あっつぅ」

サウナに入るなり声を出して言ってしまう。

初めて入るサウナは暑くて息苦しくてびっくりした。

「空、無理しないで出てもいいんだぞ？」

「平気だもん！」

ひよしさんが、僕をバカにするときのいつものニヤニヤ顔で言ってきたから、僕はムキになって言い返した。

でも正直あんまり平気じゃないかも…。

暑すぎて2分も居られなさそう。

じっと座ったまま暑さに耐えていると、ひよしさんがツツーッと脇腹に人差し指を滑らせてきた。

「ひゃぁん」

思わず声を漏らしてしまいあわてて両手で口を抑える。

サウナに人がいなくてよかった、、

「もう、何するのひよしさん！」

僕はひよしさんを睨んで文句を言う。

「いやなんか家じゃないとこで見る空の体も新鮮だなーって思ってさ」

そう言うと舐めるように僕の体に視線を這わせてくる。

「やだ、ちょっと、見ないでよ…っ」

僕は慌てて両手でひよしさんのエッチな目から体を隠す。

「はは、空。可愛い乳首が隠しきれてないぜ？」

ちょんと胸の突起を突かれる。

「やぁ…っ」

僕はまたも声を漏らしてしまい、慌ててひよしさんから距離を取る。

「逃げんなよー」

ひよしさんが詰め寄ってくる。

てか、いつものエロい顔になっちゃってるし、、、

「もう！えっちなことするんだったら僕出るから！ひよしさんのばか！」

僕はそう言うと、駆け足でサウナを出た。

本当は暑さに耐えられなかったというのもあるけれど。