ピーナッツバター

はる

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スーパー銭湯に行こう②

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ひよしさんの言う通り、広さの割に今日は人が少なかった。

月曜日の夜だし遅い時間だからあんまり人がいないみたい。

僕は初めてのスーパー銭湯にテンションが上がり、さっさと服を脱ぐと浴室に突入した。

ひよしさんは慌てたように後から付いて来る。

「お前、はえーよ。」

ひよしさんがかけ湯をしながら僕に文句を言う。

「だって、初めてのスーパー銭湯だし、ずっと来たかったんだもん!」

僕はそう言うとひよしさんの腹筋にペチンとパンチをする。

「ったく、お前ちゃんとタオルで可愛いちんちん隠せよ?」

そう言うと僕のそこをちょんって突いてきた。

「やっ、ちょっと…!」

僕は慌ててタオルを腰に巻いて、ひよしさんの嫌らしい手から見を守る。

「ほんとは胸からタオル巻いてほしいくらいなんだからな?たまたま人が少ないからまぁ良しとしてるけど、お前のその白くて綺麗な身体を他の男に見せつけるのは…」

「だーっ、もうわかった!わかったってば!僕は大丈夫だから!」

また始まったよ…って思った僕はさっさと先に進む。

もうこの話始まると長いんだから。

心配性過ぎるんだよ、ひよしさんは。

僕のこんな貧弱な体、誰も見てないって。

あ、もしかしてスーパー銭湯に僕を連れてってくれなかったの、それが原因!?

「なぁ、空。」

僕があれこれ考えてると、後から付いてきたひよしさんが僕の肩を叩く。

「な、何?今更帰るなんて言わないよね…?」

僕は心配になって聞いた。

「言わねーよ。ここまで来て帰るわけねーだろ。それより、俺ちょっとサウナ入ってもいいかな?」

「え、サウナ?」

「あぁ。俺、サウナ好きなんだよ」

へー。知らなかった。

「僕も入りたい!」

「え、サウナ入れるのか?」

「入ったことないけど入ってみたい!」

心配がるひよしさんをよそに、僕らはサウナに向かった。

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