571 / 601
空くんの家出①
しおりを挟む
Side 空
「そんなに怒るなよ、空。付き合いなんだから仕方ねーだろ」
「断る事できたんじゃないの?てか別に怒ってないし!」
「怒ってんじゃん!」
「怒ってない!」
ほんとはめちゃくちゃ怒ってる。
だってひよしさん、学生時代の友達とキキキキキャバクラなんか行って夜遅くに酔っ払って帰った来たんだもん!
「なぁ、空。悪かったって。中学時代の同窓会で久しぶりに会う奴らもいたしさ、俺も酔ってたし、キャバクラ行こうって無理矢理誘われてついついノリで行っちまったんだよ。」
「お酒とか友達とかのせいにするの大人としてどうかと思う」
「くっ、空って可愛い顔してたまにキツいのぶち込むよな…」
「その日、一緒に映画見に行く約束してたのに」
「だから悪かったって言ってんじゃんよ」
「お酒たくさん飲んで、女の子とはしゃいで楽しかったんでしょ?よかったね」
僕は思いっきり冷たい顔をして言った。
そしたら短気なひよしさんもだんだんイライラし始めたみたいで…
「なんだよ、ちょっと遊んできただけだろ?なんでそんなに突っかかるんだよ。嫉妬してんのか?」
これには僕もカチンときた。
久しぶりにガチでカチンときた。
僕は無言で部屋に戻ると制服と下着とスマホの充電器をカバンに乱暴に突っ込んだ。
リビングに戻るとひよしさんに向かって一言。
「家出します」
後ろでひよしさんが何か言いかける前に僕は玄関を出た。
「そんなに怒るなよ、空。付き合いなんだから仕方ねーだろ」
「断る事できたんじゃないの?てか別に怒ってないし!」
「怒ってんじゃん!」
「怒ってない!」
ほんとはめちゃくちゃ怒ってる。
だってひよしさん、学生時代の友達とキキキキキャバクラなんか行って夜遅くに酔っ払って帰った来たんだもん!
「なぁ、空。悪かったって。中学時代の同窓会で久しぶりに会う奴らもいたしさ、俺も酔ってたし、キャバクラ行こうって無理矢理誘われてついついノリで行っちまったんだよ。」
「お酒とか友達とかのせいにするの大人としてどうかと思う」
「くっ、空って可愛い顔してたまにキツいのぶち込むよな…」
「その日、一緒に映画見に行く約束してたのに」
「だから悪かったって言ってんじゃんよ」
「お酒たくさん飲んで、女の子とはしゃいで楽しかったんでしょ?よかったね」
僕は思いっきり冷たい顔をして言った。
そしたら短気なひよしさんもだんだんイライラし始めたみたいで…
「なんだよ、ちょっと遊んできただけだろ?なんでそんなに突っかかるんだよ。嫉妬してんのか?」
これには僕もカチンときた。
久しぶりにガチでカチンときた。
僕は無言で部屋に戻ると制服と下着とスマホの充電器をカバンに乱暴に突っ込んだ。
リビングに戻るとひよしさんに向かって一言。
「家出します」
後ろでひよしさんが何か言いかける前に僕は玄関を出た。
2
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる