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空くんの家出⑫
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side ひよしさん
玄関先。
俺の目の前に、息を切らして目に涙を溜めた空がいる。
「ひよしさん…僕…あの…」
空は必死で言葉を探していた。
そんな空が愛おしくて、戻ってきてくれた事が嬉しくて、俺は空を抱きしめる。
「空、ごめんな。寂しい思いさせちまって。俺が大人気なかったよな。ほんとごめん。」
「ううん、もう気にしてないよ。」
空はそう言うと俺の胸に顔を埋めた。
「結城!!!!」
そん時、外からバカでかい声が聞こえて、俺と空は声のする方を見る。
「かなてぃ…」
「吉井?」
俺と空は同時に言った。
(吉井はかなてぃの名字)
吉井は、ツカツカと玄関先に入ってくると、空の手を自分の方へと引っ張った。
「わ…っ」
空は吉井の胸に抱かれる形になる。
「吉井?何してんだ?」
「ひよし先生、俺、結城が好きなんです!好き過ぎて耐えられないほど好きなんです!だから結城の事を奪いに来ました!」
はあああああああ!?
玄関先。
俺の目の前に、息を切らして目に涙を溜めた空がいる。
「ひよしさん…僕…あの…」
空は必死で言葉を探していた。
そんな空が愛おしくて、戻ってきてくれた事が嬉しくて、俺は空を抱きしめる。
「空、ごめんな。寂しい思いさせちまって。俺が大人気なかったよな。ほんとごめん。」
「ううん、もう気にしてないよ。」
空はそう言うと俺の胸に顔を埋めた。
「結城!!!!」
そん時、外からバカでかい声が聞こえて、俺と空は声のする方を見る。
「かなてぃ…」
「吉井?」
俺と空は同時に言った。
(吉井はかなてぃの名字)
吉井は、ツカツカと玄関先に入ってくると、空の手を自分の方へと引っ張った。
「わ…っ」
空は吉井の胸に抱かれる形になる。
「吉井?何してんだ?」
「ひよし先生、俺、結城が好きなんです!好き過ぎて耐えられないほど好きなんです!だから結城の事を奪いに来ました!」
はあああああああ!?
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