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一章 歪んだ生活
第十四話 燃やされた傷痕
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三階には各々の自室の他に武器庫や資料室があるがその殆どは鍵が閉まっている。ラルカは自室…の隣にあるフシールの部屋の前にいた
「お姉様入っても大丈夫ですか?…もう休まれたのかな…」
渡されていた鍵で部屋の中に入るとフシールは窓際のソファーで眠っていた
「なんでベッドで寝てないんだろう…でも可愛い寝顔だな…w」
机の上には本と拳銃、それから火の灯ったキャンドルがあった
まだ完全に溶け切っていない…何か作業してる時に寝落ちちゃったのかな?って眺めてないで起こさないと…
「お姉様、起きてください!」
「ん…あっラルカちゃ~ん」
「おはようございます。結構遅くなっちゃいましたね」
「全然平気だよw今何時?」
「二時です。すぐに手当を終わらせるので休むならベッドで休んでくださいね」
「は~い、そうだ!ラルカちゃんも一緒に寝る?」
本気じゃないくせに…w
「冗談言う前に怪我の手当をしないと」
怪我をしている場所が多く手当をしようとしていた手をラルカは突如として止めた
「あれ…?血が全然流れてないと思ったら傷口が全部焦げてる?」
「最後にリーベリアさんの魔法見れたでしょ?蒼い炎。あれで瞬間的に焼いたんだよ。だから血も止まってるって事」
「でもこれって相当痛いんじゃ…」
「そりゃ痛いよwそれに止血は出来たとしてもこれ熱傷だしね」
「なら火傷の処置もしないとですね」
足りないもの…取りに行かないとだなこれだけじゃ手当てできないよね
「色々任せちゃってごめんね~」
「気にしないでください。悪化させる訳にはいきませんし…」
「どうせどっかに居るでしょ?フィロ兄に伝えれば必要なものとか教えてくれるだろうからさ」
「わかりました。少し待っててくださいね」
お兄様なら…確か玄関ホールに行くって言ってたよね
フィロはラルカと別れたあとに何人か牢から連れ出してきた人間に指示を出していた
「それは右側の壁の方持っていって、そこ崩れやすくなってるから気を付けろよ」
「あっ、お兄様!今少しだけ宜しいですか?」
「あれ?フシールの手当はもう終わったの?」
「いえ…傷口が焦げていて、その処置の事でお兄様に聞くよう言われたんです…」
「あ~wリーベリアさんそんなに火力上げてたんだ。焼灼止血法は処置がめんどいんだよな…」
「焼…灼?」
「焼灼止血法、焼コテとかで傷口を燃やす止血法だよ。苦痛は伴うけど簡単に安価で出来るからよく使われてたんだ…まぁその分危険だけどな」
「詳しいんですね」
「毒を塗った武器を使うやつも居るからさ、すぐに対処出来れば良いけど出来なかった時は手足を切り落とす事になるんだ。簡単に血が止まらないからこの止血法を使ってそのまま苦しんで死んでいった奴を散々見てきたんだよ」
死んでいった…って事はお兄様はもしかして…
「お兄様達は大丈夫だったんですか?」
そんな此細な問いにフィロは咄咲に言葉を失ったがすぐに笑いながら答えた
「そこらの雑魚が俺等にそんな大量の血が出るほどの傷をつけれると思う?w」
「…ありえませんねwお二人なら無傷で終わらせそうです」
「そういう事wだからラルカは心配しなくて良いよ。取り敢えずフシールの部屋行くか」
「はい。でも修理の方は良いんですか?」
「指示出しは終わったからあとは大丈夫。見えてないだけで使用人達が見張りしてるから逃げれないしな」
「フシール入るぞ」
「あれ?フィロ兄が来てくれたんだwさっきラルカちゃんだけ来たから何かやってるのかと思ったんだけど」
「もう平気。さっさと終わらせるぞ」
「ありがと…って痛い痛い!もう少し優しくしてよ!」
「うるさいなぁw黙って?」
終始騒がしい二人の様子を眺めてラルカは楽しそうに笑っていた。処置が終わると何か思い出したかの様にフィロが声をかけた
「そうだラルカ、使いたい武器とかって何かある?」
「武器…ですか?」
「あ~そういえば決めてなかったね。ラルカちゃんの体格なら短剣とか?」
「やっぱりそっち系かな、あとは…毒とか?」
「似合うだろうけど扱いがなぁ…毒には慣れとかないとだから徐々に覚えてかないとね。ラルカちゃんはどうしたいの?」
ん~…武器かぁ…お兄様たちと同じのは難しいよね
「特には…何があるかもわからないので。でも色々試してみたいですね」
「んじゃ気になったやつ片っ端からやっていくかw取り敢えず今夜はもう寝よう。明日の朝に俺の部屋に来て」
「わかりました」
【戦闘】という分野に触れてこなかった少女が果たしてどの様な戦い方になるのか、そして彼女の兄も…いずれ兄妹で戦う日が来てしまうのだろうか?
「お姉様入っても大丈夫ですか?…もう休まれたのかな…」
渡されていた鍵で部屋の中に入るとフシールは窓際のソファーで眠っていた
「なんでベッドで寝てないんだろう…でも可愛い寝顔だな…w」
机の上には本と拳銃、それから火の灯ったキャンドルがあった
まだ完全に溶け切っていない…何か作業してる時に寝落ちちゃったのかな?って眺めてないで起こさないと…
「お姉様、起きてください!」
「ん…あっラルカちゃ~ん」
「おはようございます。結構遅くなっちゃいましたね」
「全然平気だよw今何時?」
「二時です。すぐに手当を終わらせるので休むならベッドで休んでくださいね」
「は~い、そうだ!ラルカちゃんも一緒に寝る?」
本気じゃないくせに…w
「冗談言う前に怪我の手当をしないと」
怪我をしている場所が多く手当をしようとしていた手をラルカは突如として止めた
「あれ…?血が全然流れてないと思ったら傷口が全部焦げてる?」
「最後にリーベリアさんの魔法見れたでしょ?蒼い炎。あれで瞬間的に焼いたんだよ。だから血も止まってるって事」
「でもこれって相当痛いんじゃ…」
「そりゃ痛いよwそれに止血は出来たとしてもこれ熱傷だしね」
「なら火傷の処置もしないとですね」
足りないもの…取りに行かないとだなこれだけじゃ手当てできないよね
「色々任せちゃってごめんね~」
「気にしないでください。悪化させる訳にはいきませんし…」
「どうせどっかに居るでしょ?フィロ兄に伝えれば必要なものとか教えてくれるだろうからさ」
「わかりました。少し待っててくださいね」
お兄様なら…確か玄関ホールに行くって言ってたよね
フィロはラルカと別れたあとに何人か牢から連れ出してきた人間に指示を出していた
「それは右側の壁の方持っていって、そこ崩れやすくなってるから気を付けろよ」
「あっ、お兄様!今少しだけ宜しいですか?」
「あれ?フシールの手当はもう終わったの?」
「いえ…傷口が焦げていて、その処置の事でお兄様に聞くよう言われたんです…」
「あ~wリーベリアさんそんなに火力上げてたんだ。焼灼止血法は処置がめんどいんだよな…」
「焼…灼?」
「焼灼止血法、焼コテとかで傷口を燃やす止血法だよ。苦痛は伴うけど簡単に安価で出来るからよく使われてたんだ…まぁその分危険だけどな」
「詳しいんですね」
「毒を塗った武器を使うやつも居るからさ、すぐに対処出来れば良いけど出来なかった時は手足を切り落とす事になるんだ。簡単に血が止まらないからこの止血法を使ってそのまま苦しんで死んでいった奴を散々見てきたんだよ」
死んでいった…って事はお兄様はもしかして…
「お兄様達は大丈夫だったんですか?」
そんな此細な問いにフィロは咄咲に言葉を失ったがすぐに笑いながら答えた
「そこらの雑魚が俺等にそんな大量の血が出るほどの傷をつけれると思う?w」
「…ありえませんねwお二人なら無傷で終わらせそうです」
「そういう事wだからラルカは心配しなくて良いよ。取り敢えずフシールの部屋行くか」
「はい。でも修理の方は良いんですか?」
「指示出しは終わったからあとは大丈夫。見えてないだけで使用人達が見張りしてるから逃げれないしな」
「フシール入るぞ」
「あれ?フィロ兄が来てくれたんだwさっきラルカちゃんだけ来たから何かやってるのかと思ったんだけど」
「もう平気。さっさと終わらせるぞ」
「ありがと…って痛い痛い!もう少し優しくしてよ!」
「うるさいなぁw黙って?」
終始騒がしい二人の様子を眺めてラルカは楽しそうに笑っていた。処置が終わると何か思い出したかの様にフィロが声をかけた
「そうだラルカ、使いたい武器とかって何かある?」
「武器…ですか?」
「あ~そういえば決めてなかったね。ラルカちゃんの体格なら短剣とか?」
「やっぱりそっち系かな、あとは…毒とか?」
「似合うだろうけど扱いがなぁ…毒には慣れとかないとだから徐々に覚えてかないとね。ラルカちゃんはどうしたいの?」
ん~…武器かぁ…お兄様たちと同じのは難しいよね
「特には…何があるかもわからないので。でも色々試してみたいですね」
「んじゃ気になったやつ片っ端からやっていくかw取り敢えず今夜はもう寝よう。明日の朝に俺の部屋に来て」
「わかりました」
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