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鍵を探していると
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ルカが森を歩いていると、キョロキョロしている子豚ちゃんに出会いました。
「おうちの鍵を失くしちゃったの。どうしよう」
子豚ちゃんは、困ってクルクル回りだしてしまいました。
「どんな鍵なの? 一緒に探してあげる」
ルカと子豚ちゃんは鍵を探しはじめました。
でも見つかるのは、タヌキのポン太さんが石の下に隠してたヘソクリとか、キツネのゴン太さんが木の枝に干してた下着とか、ダイエット宣言してたはずのハムスターのハム子さんが内緒でドカ食い中の現場とか、カエルのピョンタさんとピョンコさんの熱愛現場とかでした。
「もうダメ!鍵は見つからないわ!」
「諦めちゃダメよ、子豚ちゃん。もう少し探しましょう?」
「でも!見てはいけないものばかり見つけてしまうわ!」
「そうね。なんでかしら ^^;」
「もう探したくないの」
「う~ん。…そうだわ。子豚ちゃんにクッキーを焼いてあげる。それを食べながら、これからどうするか考えましょう?」
ルカはマジックバッグから小麦粉とベーキングパウダーを出すと、空中に飛ばしふるいはじめました。
そこへ偶然通りかかったカラスさんが小麦粉の中へ突っ込んできました。
『は、は、はっくしょ~ん!!』
カラスさんの大きなクシャミに驚いて、大木の枝に座っていた子猿ちゃんが落ちてきました。
「大丈夫?!」
ルカと子豚ちゃんが駆け寄ると、子猿ちゃんは鍵を置いて逃げてゆきました。
「これ、私の家の鍵だわ!」
「子猿ちゃんが拾ってくれてたのね。よかったわね」
その後、ルカが魔法でクッキーを作り、カラスさんと子豚ちゃんと皆で仲良く食べてから、子豚ちゃんは楽しそうに帰ってゆきました。
「おうちの鍵を失くしちゃったの。どうしよう」
子豚ちゃんは、困ってクルクル回りだしてしまいました。
「どんな鍵なの? 一緒に探してあげる」
ルカと子豚ちゃんは鍵を探しはじめました。
でも見つかるのは、タヌキのポン太さんが石の下に隠してたヘソクリとか、キツネのゴン太さんが木の枝に干してた下着とか、ダイエット宣言してたはずのハムスターのハム子さんが内緒でドカ食い中の現場とか、カエルのピョンタさんとピョンコさんの熱愛現場とかでした。
「もうダメ!鍵は見つからないわ!」
「諦めちゃダメよ、子豚ちゃん。もう少し探しましょう?」
「でも!見てはいけないものばかり見つけてしまうわ!」
「そうね。なんでかしら ^^;」
「もう探したくないの」
「う~ん。…そうだわ。子豚ちゃんにクッキーを焼いてあげる。それを食べながら、これからどうするか考えましょう?」
ルカはマジックバッグから小麦粉とベーキングパウダーを出すと、空中に飛ばしふるいはじめました。
そこへ偶然通りかかったカラスさんが小麦粉の中へ突っ込んできました。
『は、は、はっくしょ~ん!!』
カラスさんの大きなクシャミに驚いて、大木の枝に座っていた子猿ちゃんが落ちてきました。
「大丈夫?!」
ルカと子豚ちゃんが駆け寄ると、子猿ちゃんは鍵を置いて逃げてゆきました。
「これ、私の家の鍵だわ!」
「子猿ちゃんが拾ってくれてたのね。よかったわね」
その後、ルカが魔法でクッキーを作り、カラスさんと子豚ちゃんと皆で仲良く食べてから、子豚ちゃんは楽しそうに帰ってゆきました。
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