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牛子さんは何処へ 2
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牛子さんを攫ったロケットが飛んで行った方向を探していると、通りすがりの鳥さんたちが「あっちへ行ったよ」とロケットの行き先を教えてくれ、ルカたちはとうとうロケットに追いつくことができました。
「カイルは牛雄さんを守っていて! 私が行ってくるわ!」
ルカは単身でロケットの屋根に飛び乗り、窓を破って突撃しました。
「牛子さんを返してもらうわ!」
ルカが髪を振り乱して突入したロケットの中では、覆面軍団と牛子さんはティータイムの最中でした。
覆面軍団は、覆面をしてるとコーヒーカップを直接飲みにくいのか、ストローで飲んでいます。
ストローは木製で、エコな感じがしました。
しかし、素敵なコーヒーカップにストローって、ちょっと変な感じです。
コーヒーと一緒に置かれているイチゴケーキは、大きなイチゴがたくさん乗っていてとても美味しそうで、つい、ティータイムをご一緒させていただきたくなってしまうルカでした。
てっきり、牛子さんは縛られて捕まえられているのかと思っていたけど、思いもよらない和やかムードでBGMは優雅なクラシックが流れています。
この穏やかな雰囲気の中では、まるで自分だけが突然現れた乱暴者のような錯覚に陥りそうです。
(いやいや。ちゃんと頭を整理しなきゃ。牛子さんが攫われ、私は助けに来たのよ)
ルカは深呼吸して落ち着いてから、言いました。
「牛子さん、牛雄さんが待ってるわ。帰りましょう」
「カイルは牛雄さんを守っていて! 私が行ってくるわ!」
ルカは単身でロケットの屋根に飛び乗り、窓を破って突撃しました。
「牛子さんを返してもらうわ!」
ルカが髪を振り乱して突入したロケットの中では、覆面軍団と牛子さんはティータイムの最中でした。
覆面軍団は、覆面をしてるとコーヒーカップを直接飲みにくいのか、ストローで飲んでいます。
ストローは木製で、エコな感じがしました。
しかし、素敵なコーヒーカップにストローって、ちょっと変な感じです。
コーヒーと一緒に置かれているイチゴケーキは、大きなイチゴがたくさん乗っていてとても美味しそうで、つい、ティータイムをご一緒させていただきたくなってしまうルカでした。
てっきり、牛子さんは縛られて捕まえられているのかと思っていたけど、思いもよらない和やかムードでBGMは優雅なクラシックが流れています。
この穏やかな雰囲気の中では、まるで自分だけが突然現れた乱暴者のような錯覚に陥りそうです。
(いやいや。ちゃんと頭を整理しなきゃ。牛子さんが攫われ、私は助けに来たのよ)
ルカは深呼吸して落ち着いてから、言いました。
「牛子さん、牛雄さんが待ってるわ。帰りましょう」
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