カラーメモリー『Re・MAKECOLAR』

たぬきち

文字の大きさ
79 / 124
シーニと鏡の世界編

79色 鏡の中の友人達

しおりを挟む
 鏡の世界に迷い込んで数日が経った。 わたしは慣れた手付きで紅茶を淹れて本来なら真逆の場所にある机に向かい席に着く。 そして、紅茶を一口飲みながら周りを確認して感じたことは、元いた世界と真逆の風景に少しだけ慣れてきてしまっていると感じた。

「慣れってこわいね」 

 わたしは苦笑しながら呟く。

「お、シーニねえ、相変わらず早いね」

 くつろいでいると弟のミズキ。 正しくいえば、鏡の世界のミズキが研究所に入ってきた。

「おはよう」
「おはよう、あ、シーニねえの紅茶じゃんちょうだいよ」

 挨拶を返してくれたミズキは早速わたしの淹れた紅茶に食いつく。

「そういうと思ってちゃんとミズキの分もあるよ」
「さすがシーニねえ! 持つべきものはねえちゃんだね」
「さっすがわたしの弟、うれしいこといってくれるね」
「おい」 

 わたしとミズキが盛り上がっていると少し不機嫌な声が聞こえてくる。

「おい、シーニ。 わたしの弟を手懐けるとはいい度胸だな」

 不機嫌な声もとい『わたしの声がわたし』に向けられる。

「別に手懐けようなんて考えてないよ」
「ジーニねえ、おはよう」

 ミズキはこっちの世界のわたしに返すと椅子に座る。

「ミズキもミズキだ、わたしという本物の姉がいながら偽物に懐くなんておねえちゃん悲しいぞ!」
「誰が偽物だよ! 確かにわたしはこの世界の人間じゃないけども、元はといえばキミのせいなんだからね」

 わたしはわたしに突っかかる。 この世界に飛ばされてしまったのはこの世界のわたし、もとい、ジーニが原因なのだ。

「ふん、それはそれ、これはこれだ! わたしのかわいい弟に手を出していいことにはならん!」
「なに開き直ってるんだよ、ミズキを捕られたくないなら、キミがあんなモノを造らなければよかったんじゃないか!」
「わたしだって想定外だったんだよ! 天才にだってミスはある!」
「朝から騒がしいと思ったら、またお前達言い争いしてるのか?」

 わたしとジーニが言い争っていると黒髪の顔が整った男性が入ってきた。

「おお! いいところで目が覚めたなイケメンよ。 聞いてくれ、この偽物がわたしのかわいい弟を誑かそうとしているんだよ」
「別に誑かしてはないよ」

 ジーニの発言にわたしは反論する。 状況を確認する為かマコトはわたしとジーニを交互にみると口を開く。

「よーし、よくわかった。 ジーニ、シーニに謝れ」
「はあ!? なぜだ!?」

 マコトの発言にジーニは驚く。

「どうせお前がまた因縁でも付けたんだろう?」
「まあ、そんな感じだね」
「なっ!? 因縁とはなんだ因縁とは!?」

 ジーニはマコトに突っかかる。

「すまなかったなシーニ、こいつがまた余計なことをいってしまったようで」

 ジーニを気にせずにわたしに謝ってくる。

「いや、気にしないで、わたしもついムキになっちゃって」

 マコトに謝られるのが、むずがゆくてわたしは大丈夫だという。

 この世界のマコトはやたらと律儀なのだ。 わたしの世界のマコトならありえないことだ。

「ジーニ、お前もいい加減にしろよ。 これ以上問題を起こされると俺でもフォローが出来なくなるからな」
「わかっている、ずっとキサマが付きっ切りで見張りをされてはなにもしないよ。 ていうか、わたしは犯罪なんて犯してないのにおかしくないか?」

 今回ジーニの犯したこと、つまり、鏡の世界からわたしを連れてきてしまったことは魔導警察の上層部の方でかなりの問題になってしまったらしく、マコトがジーニに付きっ切りの見張りをすることになったのだ。

「反省の色はなしか……これは少しお仕置きが必要なようだな」
「なんだ? キスか?」
「違うわ」

 今度は二人で言い争いをはじめてしまったので、わたしはとりあえずミズキに紅茶を淹れてあげて自分も落ち着く。 そして、少し考え事をする。

「…………」

 わたしがこの世界にきてわかったこと、それは、全員性格が違うのだ。 例えば、わたしの本当の弟のミズキはいつも眠たそうな顔をして無口なんだけど、この世界のミズキは爽やかでよく喋るのだ。 マコトの場合はわたしの世界だと不愛想でちょっと鼻につく喋り方で偉そうなんだけど、この世界だとめちゃくちゃ面倒見がよくて優しいのだ。 それはいいことのはずなのに正直むずがゆく感じてしまう。 そして、驚いたことが2つあった。 それは……

「シーニねえ、もしかして『アカリ』って人のこと考えてる?」

 顔に考えが出ていたのか、ミズキが聞いてくる。

「え?」

 ミズキの言葉にわたしは少し驚き顔をみる。

「よくわかったね」
「まあ、自分でいった手前、気になっちゃって、それにそっちで仲良しだったんでしょ? それと、シーニねえも」

 わたしがこの世界にきて驚いたことの一つは、誰も『アカリのことを知らない』のだ。

「数日前も聞いたと思うけど、本当にミズキは『イロノ アカリ』と友達じゃないの?」
「うん、ごめんけど、その名前の人は同じクラスでもないし、学校にも『いない』と思うけどな」

 この世界のミズキとわたしたちはアカリと出会っていない、もしくは『存在しない』可能性があるのだ。 そして、アカリがいないことが関係あるのかわからないけど、ミズキの友人関係が大きく異なっていた。 フウムちゃんは財閥のお嬢様ってことで名前は知っているけど、会ったことはなくて、レイタくんは別の学校に通っていて、はーちゃんとは再会していないらしい。 そして、極めつけは……

「『クウガ』のことを考えてるなら関わらない方がいいよ」

 空牙《クウガ》、この世界のクウタくんの異名らしい。 マコトいわく、クウタくんは町の離れの荒れ地を住処にしていて、喧嘩に明け暮れる日々を送っているらしい。 だから、あの時のクウタくんは服も体もボロボロだったのだ。

「この世界のクウタくんに一体なにがあったんだろう……」
「恐らくだが、家庭環境だろうな」
「え?」

 考えるわたしにジーニがいう。

「憶測にすぎないが、クウガの家庭環境になにかあったんだろう。 詳しいことはしらんがな」
「この世界のゆうちゃんはどうしてるのかな」
「彼女なら『亡くなって』るぞ」

 ジーニの衝撃の発言にわたしは言葉を失う。

「……え? ゆうちゃんが亡くなってる?」 

 驚きのあまりオウム返しすることしかできなかった。

「なるほど、やはりわたしとシーニの世界ではかなり違う運命を辿っているみたいだな」
「みたいだね」

 悔しいけど、ジーニの言葉に賛同するしかなかった。

「え? どういうこと?」

 わたしとジーニで納得しているとミズキが聞いてくる。

「そうだな、復習も兼ねて説明してやる」

 ジーニはホワイトボードを引っ張ってくると、線を二本引いて説明をはじめる。

「この赤い線をわたしたちの世界だとしよう。 そして、こっちの青い線をシーニの世界だとする。 わたしとシーニの世界の場合は鏡で繋がったということでシーニからしたら風景が真逆になっている。 つまり、シーニにとっては異世界に近いものだ」
「異世界か、本当に存在してたんだな」
「理論上は証明できないが、可能性のひとつだな」
「今回の場合はその可能性が証明されてしまったと」

 マコトは苦笑しながらいう。

「じゃあ、ミズキ、ひとつ質問だ。 お前はその紅茶を『飲む』のか? 『飲まない』のか?」
「え? そりゃあ『飲む』けど?」

 ジーニの質問にミズキは首を傾げながら返す。

「飲まなかったら、または、なにかのハプニングで飲めなかったらどう思う?」
「それはちょっとショックだね」
「そう、これで『ミズキが紅茶を飲んで喜んだ世界線』と『紅茶が飲めなくて悲しんだ世界線』ができた訳だ」

 ジーニは赤い線をもうひとつ書く。

「え? どういうこと?」
「つまりだ、日常の些細な選択肢で『並行世界』が無数にできているってことだ。 そして、鏡の世界と思われているこの世界ももしかしたら、遠く離れた『並行世界』かもしれないってことだな」

 ホワイトボードに線を枝分かれさせて書いていく。

「へえーそういう可能性があるんだね」
「ああ、可能性の話だが、今回の件で極めて真実に近づいたかもしれないな」

 ジーニはホワイトボードの線を消しながらいう。

「世界は繋がる、理が証明されし瞬間」

 ジーニが話を終えたところでホウキを持ったピンク色の長い髪の女性が入ってきた。

「お、きたかピーマン」
「否、我が名は……」
「そうゆうのはいいからどうした?」

 名乗りの口上すらいわせてもらえなくなったピンコはめちゃくちゃ哀しそうな顔をする。

「わたしが後から聞いてあげるから」

 わたしがフォローするとピンコは少しうれしそうな顔をして話をする。

「異世界から舞い降りし天海てんかい葵葉あおばを賞味せし、はせ参じた」
「あ、そうゆうことね」

 つまり、わたしの紅茶が飲みたいらしい。

「淹れてあげるから座って待てって」
 
 わたしがいうとピンコは静かに席に座る。

「今のでよくわかったな」

 言葉の通じたのにマコトは驚きながらいう。

「まあ、なんとなくだよ」

 ピンコの紅茶を淹れるついでにマコトとジーニにも淹れてあげる。

「はい、二人も飲みな」
「ああ、ありがとういただくよ」
「さすがわたし気が利くじゃないか」
「淹れたのお前じゃないだろう」

 自画自賛するジーニにマコトはツッコム。

「シーニ、今日はどうするんだ? また、あの鏡の研究を続けるのか?」

 マコトはわたしに今日の予定を聞いてくる。

「今日はゆっくりしようかなって思ってるよ」
「え? いいのか?」

 わたしの返答が意外だったのか聞き返してくる。

「正直一刻も早く元の世界に帰りたいところだけど、あまり気を詰めすぎちゃいけないと思うし、休暇って感じかな」
「さすがわたし分かってるじゃないか」

 ジーニはわたしと同じ考えだったらしくくつろでいる。

「それにわたしが二人いるんだ、研究の方もかなりはかどっている。 寧ろ、進み過ぎて自分でも怖いくらいだ。 まあ、天才のわたしが二人もいれば当然だがな」
「ちなみにどのくらい進んでいるんだ?」
「そうだな、93%ほどかな」
「マジか!?」

 あっけらかんというジーニにマコトは驚く。

「今でも使おうと思えば使えると思うが、多分、今、次元を飛ぼうと思ったらカラダが粉微塵になるだろうな」
「なにか足りないのか? 部品ならこちらでなんとか取り寄せるぞ」

 マコトは協力的にいってくれる。

「いや、恐らくだが、足りないモノは部品ではないな」
「そうなのか? なら、なにが足りないんだ」
「『次元を繋ぐモノ』だな」
「次元を繋ぐもの?」
「なんだそれは?」

 二人は首を傾げながら聞く。

「次元を繋ぐモノつまり『想い』とでもいっておこうかな」
「え? 『想い』?」

 頭にハテナを浮かべながら聞く二人にジーニは答える。

「ああ、オカルトじみた話になるが、例えば、こんな都市伝説がある。 死ぬ直前に来世では強くなりたいと願ったら前世の記憶を引き継いで異世界に転生して強くなるとか、やり直したい過去があって過去に戻りたいと強く願ったら過去に戻れたなんてな」
「それは、ただの都市伝説……とも言い切れないもんな」

 マコトは言いかけたけど、わたしをみて苦笑する。

「現時点ではなにが足りないとは厳密にはわからないが、恐らく、その『想い』が足りないのかもしれないな」
「正直、早く帰って家族や友人に会いたいっていう『想い』は十分にあるんだと思うけど、多分心残りがあるせいで戻れないのかもと思ってね」
「心残り?」
「うん、それはね」

 わたしは今日ずっと考えていたことを口にする。

「クウタくんのところに連れていってくれないかな?」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢と入れ替えられた村娘の崖っぷち領地再生記

逢神天景
ファンタジー
とある村の平凡な娘に転生した主人公。 「あれ、これって『ダンシング・プリンス』の世界じゃない」 ある意味好きだった乙女ゲームの世界に転生していたと悟るが、特に重要人物でも無かったため平凡にのんびりと過ごしていた。 しかしそんなある日、とある小娘チート魔法使いのせいで日常が一変する。なんと全てのルートで破滅し、死亡する運命にある中ボス悪役令嬢と魂を入れ替えられてしまった! そして小娘チート魔法使いから手渡されたのはでかでかと真っ赤な字で、八桁の数字が並んでいるこの領地収支報告書……! 「さあ、一緒にこの崖っぷちの領地をどうにかしましょう!」 「ふざっけんなぁあああああああ!!!!」 これは豊富とはいえない金融知識と、とんでもチートな能力を活かし、ゲーム本編を成立させれる程度には領地を再生させる、ドSで百合な少女の物語である!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

スライム退治専門のさえないおっさんの冒険

守 秀斗
ファンタジー
俺と相棒二人だけの冴えない冒険者パーティー。普段はスライム退治が専門だ。その冴えない日常を語る。

チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

合成師

盾乃あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。 そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。

処理中です...