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祭り
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「扉近くにいる大きな人は?」
「画面見てみろ。屋台に名前が書いてある」
よく見るとビールやジュースなどの屋台には酒呑童子と茨木童子と書いてあるが、「さけのみさん?」と言うと「プッ」と小さく笑う志那さん。
読めないんだから仕方ないじゃん!
「何だこの人間は!」
「今笑ったろ志那」
「すいません。彼は役所のバイトの丈史君ですよ。関係者なのであなたがたも落ち着いてくださいね」
関係者かよと席に着いてくれたのはいいが、どう見てもでかい!
でも……「美形なの腹立つ」とボソリ。
文句を言っている間に話はどんどんと進み、「良いですか?二日目は猿田さんも動けます。が、あてにしないでください」と聞こえ、宛にするなとはなんだ?と前を見る。
「こちらをご覧ください。一日目と同じように二日目も沢山の人がこられます。皆さんの配置は変わりませんが、各グループそれぞれ交代で周りの警備担当と連携を取ってください。夕方には後ろにいる丈史君が妖怪ホイホイとなってくれるので……」
「ゴキブリホイホイか!俺は!」とついつい大きな声を出して立ってしまい、みんなに見られてしまう。
確かに自分で提案したし、言ったこともあるが……みんなの前で妖怪ホイホイとか言うなよな……
「ちょうど良かった。丈史君はこの砂利道からそれずに拝殿前の階段まで。階段から上がらないでください」
「参拝できないの?」
「人の子が生意気だぞ!」
「でも可愛い顔をしてると思わないかい?」
「てめぇは飴細工作る練習でもしてろ」
「あ、あのぉ……」
「以前に丈史君から提案のあった事のいくつかを今回混ぜこみました。一日目は猿田さん、鈿女さんは動けません。二日目にお二方は拝殿に。その周りをここにいる方に囲んでもらいます。丈史君は二日目は【ひとりで】拝殿前まで、夜二十時丁度に来てください」
「おい、高を捕まえるなら俺が必要だろう?」
「勿論です。ですので、私と猿田さんが高龗神を閉じ込めます。その後は闇之助にお任せします」
そう言うと、みんな堪えていたのか、「闇之助」に大爆笑。
「テメェら、後で覚えとけよ!」
「丈史君、みんなが居ます。なので、怖くなったら誰かを呼んでください。君の主な警護としては酒呑童子、茨木童子が守ってくれます。志那さんは闇之助が暴走しないように見張りを」
「畏まりました」
「小僧、まっすぐ歩けよ?振り返るのも許さん」
「そうは言われても……」
「ちょいと、やはりあちきも二人に混ぜておくんなまし。女がいれば他の客人も変に思わないだろう?」
「そうですね。ならお願いします」
「画面見てみろ。屋台に名前が書いてある」
よく見るとビールやジュースなどの屋台には酒呑童子と茨木童子と書いてあるが、「さけのみさん?」と言うと「プッ」と小さく笑う志那さん。
読めないんだから仕方ないじゃん!
「何だこの人間は!」
「今笑ったろ志那」
「すいません。彼は役所のバイトの丈史君ですよ。関係者なのであなたがたも落ち着いてくださいね」
関係者かよと席に着いてくれたのはいいが、どう見てもでかい!
でも……「美形なの腹立つ」とボソリ。
文句を言っている間に話はどんどんと進み、「良いですか?二日目は猿田さんも動けます。が、あてにしないでください」と聞こえ、宛にするなとはなんだ?と前を見る。
「こちらをご覧ください。一日目と同じように二日目も沢山の人がこられます。皆さんの配置は変わりませんが、各グループそれぞれ交代で周りの警備担当と連携を取ってください。夕方には後ろにいる丈史君が妖怪ホイホイとなってくれるので……」
「ゴキブリホイホイか!俺は!」とついつい大きな声を出して立ってしまい、みんなに見られてしまう。
確かに自分で提案したし、言ったこともあるが……みんなの前で妖怪ホイホイとか言うなよな……
「ちょうど良かった。丈史君はこの砂利道からそれずに拝殿前の階段まで。階段から上がらないでください」
「参拝できないの?」
「人の子が生意気だぞ!」
「でも可愛い顔をしてると思わないかい?」
「てめぇは飴細工作る練習でもしてろ」
「あ、あのぉ……」
「以前に丈史君から提案のあった事のいくつかを今回混ぜこみました。一日目は猿田さん、鈿女さんは動けません。二日目にお二方は拝殿に。その周りをここにいる方に囲んでもらいます。丈史君は二日目は【ひとりで】拝殿前まで、夜二十時丁度に来てください」
「おい、高を捕まえるなら俺が必要だろう?」
「勿論です。ですので、私と猿田さんが高龗神を閉じ込めます。その後は闇之助にお任せします」
そう言うと、みんな堪えていたのか、「闇之助」に大爆笑。
「テメェら、後で覚えとけよ!」
「丈史君、みんなが居ます。なので、怖くなったら誰かを呼んでください。君の主な警護としては酒呑童子、茨木童子が守ってくれます。志那さんは闇之助が暴走しないように見張りを」
「畏まりました」
「小僧、まっすぐ歩けよ?振り返るのも許さん」
「そうは言われても……」
「ちょいと、やはりあちきも二人に混ぜておくんなまし。女がいれば他の客人も変に思わないだろう?」
「そうですね。ならお願いします」
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