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妖街
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「冬弥……」
「父上。こちら、今回の件でお世話になりました秋彪さんです」
「よく来てくださいました。ゆっくりして行ってください」
「それで、何か御用でも?」
「お連れがいたのでは……な」
「気にせず仰ってください」
「今しがた連絡があって、栞さんと言う方がこちらに来ると。何処かで聞いた名だと思ったら呉服問屋のお嬢さんとわかって、昔のものだが探してみたら出てきた」
と、数枚の写真を渡される。
「これ、何でしたっけ?」
「お前の見合い写真だ!やはり忘れておったか……」
「そう言えばありましたね、そんな話も」
「お前が帰ってきたともう噂でな、新しい見合い相手の写真がこれだ……流石にもう逃げられんぞ?」
いくつか写真を見ては閉じて秋彪の方へ渡す。
「俺に渡されても困るんだけど……」
いくつかの写真をみてその中の一つに手を止める。
「これ……」
「栞さんだ」
「ですが彼女も社の狐です」
「社の狐だから出来ないというわけでもあるまい?この際決めたらどうだ?」
「私には千年祭が控えてますし、その後仙になれるかもわかりませんよ?こちらへ帰るつもりも今はないですし」
「お前、下宿とかやっておるのだろう?そこに住まわせたらどうだ?」
「あ、一部屋空いてるじゃん。音々が居なくなったんだし」
「秋彪……今はそれ所ではないでしょう?」
「秋彪殿、あちらの話は聞いておる。栞さんの社は小さいと聞く。通いでも大丈夫な社かな?」
「冬弥さんが力を貸せば、たまに帰る程度で済むと思ってますけど……なんでそんなに結婚させたいんですか?」
「約束の千年が近いことと、栞さんがずっと冬弥に恋心を抱いておって、冬弥とならば夫婦になっても良いというのでな。まずはその下宿とかに住ませて仲良くなることから始めてみてはどうかと」
「父上、かと言って結婚するかしないかは私たちの自由ですし……」
「分かっておる。お前が仙人になれば嫌でも天孤の資格があるかさらに試されるであろうこともな。じゃから無理にとは言わんが、2度目だ。それに呉服問屋とは昔からの馴染みでもあるしな。親の顔を立ててくれてもよかろう?」
「栞さんの意見を聞いてからお答えしますので」
そうか!と明るい顔になり、部屋を出ていく。
「そういう関係だったの?」
「違いますよ。私もすっかりと忘れてました」
「下宿屋どうするのさ」
「記憶の消去とともに、またみなさんに紹介となるでしょうねぇ」
「結婚かぁ。俺には一生縁がないっぽいな」
「そればかりは分かりませんよ?私もこの家のことがなければ結婚などしたくもありませんから」
「栞さんなら優しそうだしいいんじゃない?身元もはっきりしてるし」
「上手く交わせれればいいんですけど……それにしても遅いですねぇ」
「見に行く?」
「そうしましょうか。黒幕も誰か気になりますしねぇ」
部屋を出ようとすると丁度栞が案内されてこちらに向かってきているところだった。
「遅いから心配したよ。何聞かれたの?」
「その前に部屋へ入って貰いましょう。疲れたでしょう?」
「いえ、聞かれたことを答えただけなので」
使用人にお茶を頼み、座布団を枕がわりにごろりとする。秋彪は胡座をかき、栞はきちんと座っている。
奇妙な光景だなと思いながらも、役場での話が聞きたいので早くと急かす。
「冬弥様のお兄様が話を聞いてくれたんです。皆さんに話したことを話したのですけど、隣から聞こえてくる怒鳴り声が怖くて……」
「怒鳴り声?音々さんの取り調べでしょうかねぇ?」
「違うと思います。父親が子供を叱っているような感じでしたから」
「アイツの父ちゃんてこと?」
「さぁ?」
「誰かにあった?」
「部屋が変わる時に、恰幅のいい年配の方が怒った様子で歩いて行ったので、その方の声かと」
「なんて怒鳴ってました?」
「勝手に抜け出した事と、失敗した……とか。後は大きな音がして泣き声が聞こえたので、もしかしたら叩かれたのではないかと」
「なるほど……他に覚えていることは?」
「あの……言いにくいんですけど」
「言っちゃいなって。余計気になるし」
「はい。冬弥様の事を話してまして」
「私ですか?」
「ええ。男性の方が、あんな男ひとりも騙せないのかと。よ……夜這いを仕掛けてないのかと……その……」
「ああ、初日だったか来ましたねぇ。話して帰しましたけど。あれ、夜這いだったんですか」
来たお茶を飲みながら、菓子をつまんで頬張る。
「来たって……」
「あのですね、私寝込みは襲われていませんから、夜這いなど掛けられていませんよ?」
「すいません、私変なことを……」
「気にしてないから良いです。その方が音々の身元引受ならそろそろ出てくる頃ですかねぇ?」
「あ、私が話している間に何処か行かれたようです。戸の開け閉めの音と、嫌がってるのを無理に連れていく声がしましたから」
「それは残念。まだ居たら水狐に跡を付けさせるのに」
「楽しんでる場合じゃないって。そのオッサン誰なのか知りたいんじゃないの?」
「そうですねぇ。兄が帰ってきたら聞いてみるとしましょうか……今夜はこちらに泊まりです。栞さんの部屋も用意しましたので」
「そんな……実家も近いですし、殿方のお屋敷にお世話になるなど……」
「居てください。また狙われても危険ですから」
「なんか、プロポーズみたい」
「秋彪?」とジロリと睨むと「ごめんなさい……」と素直に返ってくる。
部屋へと案内し、そのまま夕餉の時間だと食事の間へと行くと、父が大歓迎しご機嫌で酒を飲んでいる。
「兄上はまた遅いのですか?」
「今日は特に遅くなるだろうな。大名の……っと!」
「父上?」
「いや、すまん。食事の席で話すことではない。それに、女性の前ではちょっと……」
「栞さんは関係者です。知る義務はあります」
「だが……」
「私のことは気にせずに……気にはなっているので知っておきたいと思います」
「分かった。それでこそ我が家の嫁に……」「父上!」
「あー。まずだな、儂の影を使って中の様子を覗いたのだが……」
「またですか?いつもよくバレませんね?」
「暇だったのでな。それにあそこは私の元職場。みんなの知らぬ抜け道がある」
「今度教えてください」
「仕方ないのう」
「それで?」
「ああ、入っていったのは大名本人。大名と言っても金で勝ち取った席だ。昔から色々と噂のある男でな、全てを金で解決しようとする奴で有名だ」
「父上。こちら、今回の件でお世話になりました秋彪さんです」
「よく来てくださいました。ゆっくりして行ってください」
「それで、何か御用でも?」
「お連れがいたのでは……な」
「気にせず仰ってください」
「今しがた連絡があって、栞さんと言う方がこちらに来ると。何処かで聞いた名だと思ったら呉服問屋のお嬢さんとわかって、昔のものだが探してみたら出てきた」
と、数枚の写真を渡される。
「これ、何でしたっけ?」
「お前の見合い写真だ!やはり忘れておったか……」
「そう言えばありましたね、そんな話も」
「お前が帰ってきたともう噂でな、新しい見合い相手の写真がこれだ……流石にもう逃げられんぞ?」
いくつか写真を見ては閉じて秋彪の方へ渡す。
「俺に渡されても困るんだけど……」
いくつかの写真をみてその中の一つに手を止める。
「これ……」
「栞さんだ」
「ですが彼女も社の狐です」
「社の狐だから出来ないというわけでもあるまい?この際決めたらどうだ?」
「私には千年祭が控えてますし、その後仙になれるかもわかりませんよ?こちらへ帰るつもりも今はないですし」
「お前、下宿とかやっておるのだろう?そこに住まわせたらどうだ?」
「あ、一部屋空いてるじゃん。音々が居なくなったんだし」
「秋彪……今はそれ所ではないでしょう?」
「秋彪殿、あちらの話は聞いておる。栞さんの社は小さいと聞く。通いでも大丈夫な社かな?」
「冬弥さんが力を貸せば、たまに帰る程度で済むと思ってますけど……なんでそんなに結婚させたいんですか?」
「約束の千年が近いことと、栞さんがずっと冬弥に恋心を抱いておって、冬弥とならば夫婦になっても良いというのでな。まずはその下宿とかに住ませて仲良くなることから始めてみてはどうかと」
「父上、かと言って結婚するかしないかは私たちの自由ですし……」
「分かっておる。お前が仙人になれば嫌でも天孤の資格があるかさらに試されるであろうこともな。じゃから無理にとは言わんが、2度目だ。それに呉服問屋とは昔からの馴染みでもあるしな。親の顔を立ててくれてもよかろう?」
「栞さんの意見を聞いてからお答えしますので」
そうか!と明るい顔になり、部屋を出ていく。
「そういう関係だったの?」
「違いますよ。私もすっかりと忘れてました」
「下宿屋どうするのさ」
「記憶の消去とともに、またみなさんに紹介となるでしょうねぇ」
「結婚かぁ。俺には一生縁がないっぽいな」
「そればかりは分かりませんよ?私もこの家のことがなければ結婚などしたくもありませんから」
「栞さんなら優しそうだしいいんじゃない?身元もはっきりしてるし」
「上手く交わせれればいいんですけど……それにしても遅いですねぇ」
「見に行く?」
「そうしましょうか。黒幕も誰か気になりますしねぇ」
部屋を出ようとすると丁度栞が案内されてこちらに向かってきているところだった。
「遅いから心配したよ。何聞かれたの?」
「その前に部屋へ入って貰いましょう。疲れたでしょう?」
「いえ、聞かれたことを答えただけなので」
使用人にお茶を頼み、座布団を枕がわりにごろりとする。秋彪は胡座をかき、栞はきちんと座っている。
奇妙な光景だなと思いながらも、役場での話が聞きたいので早くと急かす。
「冬弥様のお兄様が話を聞いてくれたんです。皆さんに話したことを話したのですけど、隣から聞こえてくる怒鳴り声が怖くて……」
「怒鳴り声?音々さんの取り調べでしょうかねぇ?」
「違うと思います。父親が子供を叱っているような感じでしたから」
「アイツの父ちゃんてこと?」
「さぁ?」
「誰かにあった?」
「部屋が変わる時に、恰幅のいい年配の方が怒った様子で歩いて行ったので、その方の声かと」
「なんて怒鳴ってました?」
「勝手に抜け出した事と、失敗した……とか。後は大きな音がして泣き声が聞こえたので、もしかしたら叩かれたのではないかと」
「なるほど……他に覚えていることは?」
「あの……言いにくいんですけど」
「言っちゃいなって。余計気になるし」
「はい。冬弥様の事を話してまして」
「私ですか?」
「ええ。男性の方が、あんな男ひとりも騙せないのかと。よ……夜這いを仕掛けてないのかと……その……」
「ああ、初日だったか来ましたねぇ。話して帰しましたけど。あれ、夜這いだったんですか」
来たお茶を飲みながら、菓子をつまんで頬張る。
「来たって……」
「あのですね、私寝込みは襲われていませんから、夜這いなど掛けられていませんよ?」
「すいません、私変なことを……」
「気にしてないから良いです。その方が音々の身元引受ならそろそろ出てくる頃ですかねぇ?」
「あ、私が話している間に何処か行かれたようです。戸の開け閉めの音と、嫌がってるのを無理に連れていく声がしましたから」
「それは残念。まだ居たら水狐に跡を付けさせるのに」
「楽しんでる場合じゃないって。そのオッサン誰なのか知りたいんじゃないの?」
「そうですねぇ。兄が帰ってきたら聞いてみるとしましょうか……今夜はこちらに泊まりです。栞さんの部屋も用意しましたので」
「そんな……実家も近いですし、殿方のお屋敷にお世話になるなど……」
「居てください。また狙われても危険ですから」
「なんか、プロポーズみたい」
「秋彪?」とジロリと睨むと「ごめんなさい……」と素直に返ってくる。
部屋へと案内し、そのまま夕餉の時間だと食事の間へと行くと、父が大歓迎しご機嫌で酒を飲んでいる。
「兄上はまた遅いのですか?」
「今日は特に遅くなるだろうな。大名の……っと!」
「父上?」
「いや、すまん。食事の席で話すことではない。それに、女性の前ではちょっと……」
「栞さんは関係者です。知る義務はあります」
「だが……」
「私のことは気にせずに……気にはなっているので知っておきたいと思います」
「分かった。それでこそ我が家の嫁に……」「父上!」
「あー。まずだな、儂の影を使って中の様子を覗いたのだが……」
「またですか?いつもよくバレませんね?」
「暇だったのでな。それにあそこは私の元職場。みんなの知らぬ抜け道がある」
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