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45.密談開始~ベルグルside
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「内々に話をせよと伺っています。
念の為盗聴防止の結界を張りましょう」
部屋に3人だけになってから、レイブがソファの周りに結界を張った。
「それで、お話というのは?」
「うちの会長が月花の花びらを大量に仕入れまして、それをワルシャマリ国の国交再開の手札として使って頂ける話になりましてん」
ニコニコと人の良さげな笑みを浮かべて独特の喋りでとんでもない事を言ってくる。
「失礼だが、どちらでそれを?
月花はワルシャマリ国原産の物と聞いている。
国交再開の手札とはどのように使われるつもりだ?」
とりあえず魔の森に咲いていた事は知らないものとして話してみる。
「残念ながら、あの国ではここ10年ちかくは月花が咲いてまへんのや。
おまけに国内の勢力が今や3分割しとります。
内1つの勢力が困った事にあの国の月花の根の麻薬中毒者を増やしてましてん。
特に竜人の中毒者。
あの根の麻薬には竜人だけにしか作用せえへん力の増強効力があって、それを悪用して開国し他国へ支配を伸ばそうと考えてるみたいなんです。
小さい関わりから上げていけば、こちらの騎士2名が犠牲になった青竜の絡んだ事件、ジャカルタ国がこの国に持ち込んだワイバーンの事件、その全部を裏で糸を引いてますのや」
どこでそれを?!
俺達も今しがたあの手紙で知ったばかりだぞ!
「失礼ですが、どこからそのような情報を?」
レイブも警戒した様子だ。
眉をひそめて警戒している。
「これでも商人やってると色々な小さい情報が出てくるんです。
重要そうな情報からどうでもええような情報まで、ホンマに色々と。
それらを繋ぎ合わせて今後を推察してどんな商品を取り扱うか、どこで商売するか、誰を商売相手にしていくかが商人の腕の見せ所になりますのや。
うちは会長の手腕もあってワルシャマリ国も含めて各国でご贔屓にさせてもろてます。
その商売の合間に仕入れた情報を会長共々繋ぎ合わせた結果っちゅうやつです」
「つまり根拠のない噂話を持ち込んだということか?」
そうであるなら陛下達が俺達に繋ぐとは思えないんだが。
更に警戒して顔を引き締める。
あの腹黒い2トップがそんなあやふやな事をするとは絶対に考えられない。
「怖い顔せんといて下さい。
本来ならうちは商会としての営業活動の傍ら、王城へ御用聞きに伺う際に魔の森に関わる事を各国の国王陛下方へ直接伝達するだけなんです。
伝達するのは国王陛下のみ、例外は攘夷が正式に決まった次代の王太子だけ。
本来なら今回もそうなる予定やったし、特に今回はこちらの王太子殿下との初顔合わせと今後の打ち合わせをするだけやったんですけどね。
ほら、攘夷ともなると色々前もって用意せないかへん物もありますやん?
せやけど謁見中にこの子が来てしもたんです」
男は懐から黒い何かを取り出した。
「キョロ~!」
懐サイズのキョロだった。
(これ絶対レンが絡んでるな)
(ろくな事にならないやつですよ!)
レイドと目と目でしっかりと会話ができたと確信しつつ、落ち着け俺、と自分を励ます。
「それは、鳥、かな?」
勘弁してくれよ、声が上ずった上に変な聞き方しちまったじゃないか。
「嫌やなぁ、会った事あるんちゃいますの?
うちのレンちゃんのとこで。
ちなみにグランの兄さんは今朝の時点でどこまで報告してたか教えてもらえますやろか?
走り書きした紙をうちの商会で購入していただいた鞄に入れたっていうのはキョロちゃんから聞いてますのや。
あ、そうそう、少し前に何でかレンちゃんがワルシャマリ国の2番目の王弟に拐われてこの国を出た後そのワルシャマリ国入りしてしもたみいなんですけど、知ってます?」
トビは細い目を更に細くしてニンマリと笑い、キョロはキョロ~と鳴いた。
今日の日差しは生暖かくて平和だな、と軽く現実逃避をした俺は誰にも責められないと思いたい。
念の為盗聴防止の結界を張りましょう」
部屋に3人だけになってから、レイブがソファの周りに結界を張った。
「それで、お話というのは?」
「うちの会長が月花の花びらを大量に仕入れまして、それをワルシャマリ国の国交再開の手札として使って頂ける話になりましてん」
ニコニコと人の良さげな笑みを浮かべて独特の喋りでとんでもない事を言ってくる。
「失礼だが、どちらでそれを?
月花はワルシャマリ国原産の物と聞いている。
国交再開の手札とはどのように使われるつもりだ?」
とりあえず魔の森に咲いていた事は知らないものとして話してみる。
「残念ながら、あの国ではここ10年ちかくは月花が咲いてまへんのや。
おまけに国内の勢力が今や3分割しとります。
内1つの勢力が困った事にあの国の月花の根の麻薬中毒者を増やしてましてん。
特に竜人の中毒者。
あの根の麻薬には竜人だけにしか作用せえへん力の増強効力があって、それを悪用して開国し他国へ支配を伸ばそうと考えてるみたいなんです。
小さい関わりから上げていけば、こちらの騎士2名が犠牲になった青竜の絡んだ事件、ジャカルタ国がこの国に持ち込んだワイバーンの事件、その全部を裏で糸を引いてますのや」
どこでそれを?!
俺達も今しがたあの手紙で知ったばかりだぞ!
「失礼ですが、どこからそのような情報を?」
レイブも警戒した様子だ。
眉をひそめて警戒している。
「これでも商人やってると色々な小さい情報が出てくるんです。
重要そうな情報からどうでもええような情報まで、ホンマに色々と。
それらを繋ぎ合わせて今後を推察してどんな商品を取り扱うか、どこで商売するか、誰を商売相手にしていくかが商人の腕の見せ所になりますのや。
うちは会長の手腕もあってワルシャマリ国も含めて各国でご贔屓にさせてもろてます。
その商売の合間に仕入れた情報を会長共々繋ぎ合わせた結果っちゅうやつです」
「つまり根拠のない噂話を持ち込んだということか?」
そうであるなら陛下達が俺達に繋ぐとは思えないんだが。
更に警戒して顔を引き締める。
あの腹黒い2トップがそんなあやふやな事をするとは絶対に考えられない。
「怖い顔せんといて下さい。
本来ならうちは商会としての営業活動の傍ら、王城へ御用聞きに伺う際に魔の森に関わる事を各国の国王陛下方へ直接伝達するだけなんです。
伝達するのは国王陛下のみ、例外は攘夷が正式に決まった次代の王太子だけ。
本来なら今回もそうなる予定やったし、特に今回はこちらの王太子殿下との初顔合わせと今後の打ち合わせをするだけやったんですけどね。
ほら、攘夷ともなると色々前もって用意せないかへん物もありますやん?
せやけど謁見中にこの子が来てしもたんです」
男は懐から黒い何かを取り出した。
「キョロ~!」
懐サイズのキョロだった。
(これ絶対レンが絡んでるな)
(ろくな事にならないやつですよ!)
レイドと目と目でしっかりと会話ができたと確信しつつ、落ち着け俺、と自分を励ます。
「それは、鳥、かな?」
勘弁してくれよ、声が上ずった上に変な聞き方しちまったじゃないか。
「嫌やなぁ、会った事あるんちゃいますの?
うちのレンちゃんのとこで。
ちなみにグランの兄さんは今朝の時点でどこまで報告してたか教えてもらえますやろか?
走り書きした紙をうちの商会で購入していただいた鞄に入れたっていうのはキョロちゃんから聞いてますのや。
あ、そうそう、少し前に何でかレンちゃんがワルシャマリ国の2番目の王弟に拐われてこの国を出た後そのワルシャマリ国入りしてしもたみいなんですけど、知ってます?」
トビは細い目を更に細くしてニンマリと笑い、キョロはキョロ~と鳴いた。
今日の日差しは生暖かくて平和だな、と軽く現実逃避をした俺は誰にも責められないと思いたい。
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