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126.和解
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「ご、ごめ····」
「謝罪も何もいらん。
とりあえず師匠の伴侶紋は俺に渡し。
ていうても番でもないのに何年も無理矢理体に張り付けてた上に今の魔力が殆ど枯渇しそうなレンちゃんでは自分だけで引き剥がせんやろ。
黒竜、手伝って。
兄さんはレンちゃんが動いたり倒れこまんように支えておいて。
レンちゃん、激痛やろうけど耐えてや」
「でも····」
「反論は聞かへんで。
時間ももうないやろ」
トビがもう決めたとばかりにレンを言葉を強制的に遮っていく。
レンは半泣きでオロオロしている。
可哀想だが、レンがした事は番に関する事で獣人にやってはいけない事の連続だから、どうもしてやれない。
が、やっぱり可哀想で構わずにはいられない。
慰めによしよしと小さい頭を撫でておく。
髪がさらさらだ。
そのうち子供用の髪飾りを買ってこよう。
「トビく····」
「反論は許さんて言うてるん。
次レンちゃんが意識手放したら伴侶紋を引き剥がす事もできへんようなって衰弱死決定や」
更に畳み掛けるように口を開こうとしたんだろうが、体を強ばらせて震えるレンに気づいたのかトビはそこで大きく息を吸い、吐き出した。
「怖がらせてごめんやで。
あのな、レンちゃんに腹たってるんはホンマやけど、一番腹たつのは自分にやねん。
ちょっと考えたらレンちゃんが普通に師匠を殺せるわけないってわかる事やし、魔力かてずっと何年にもわたって半減してたんやからちゃんと気づいてもっと早く聞くべきやったんよ。
せやのに俺が師匠、いや、自分の番に対して覚悟決まらんまんまズルズル引きずってたからあえて聞こうともせぇへんかった。
レンちゃんかてそれに気づいてて言い出せんかったんやって事は理解してんねん。
弟弟子に命張らしてホンマに何もせんかった卑怯者は俺や」
苦笑しながら手を伸ばしてレンの頭をくしゃくしゃと撫でる。
ちっ、匂いの上書きを後でしておこう。
「今まで気い使わせてごめんやで。
俺も番に向き合う覚悟をいい加減持ちたいねん。
こういうタイミングにはなったけどな。
かというて今すぐ亜空間を解除するんは流石に師匠の暴走起こるかもしれへんし危険やから、まずは伴侶紋から解決させてや。
竜の伴侶紋は相手が番やったら無意識下で相手の所有を了承するはずやから、レンちゃんと違って俺には全く危険やあらへんやろ」
ニカッとトビが笑い、レンは少し考えてから頷いた。
「あのね、僕は僕を見つけてくれたお爺ちゃんと同じくらい優しくしてくれて、居場所をくれたお婆ちゃんとトビ君が大事なの。
僕に元からある家族ってこういうものなんだって教えてくれた3人をこの世界では1番大事にしたかったの」
トビの言葉に気が弛んだのか、黒目からはぽろぽろと涙が溢れてはこぼれ落ちる。
「知ってるよ。
俺も師匠と爺さん見てて苦しかった時にレンちゃんがいっつも家族として側におってくれて救われてたんよ。
師匠との事がどうなっても、レンちゃんは俺の大事な家族や。
俺よりちっこいんやから、もっと成長して俺より長生きしてくれんとアカンよ?」
トビがそう言い終わるやいなや、不意にレンが俺の膝から降りて椅子に座るトビに抱きついた。
「うん····うん!」
おい、レン?!
不安だったのはわかる。
獣人の番に関する事でその仲に割り込んだ形になってしまったんだから、気性が荒かったり関係が希薄だったりすれば殺されても不思議ではない案件だ。
血の繋がりもない他人同士なのだから、良くても縁を切られるくらいの事になったかもしれない。
安心して泣き出すのももちろん頷ける。
でもな····でも····番の目の前で他の男に抱きつかなくても良いんじゃないのか?!
俺の心が狭いのか?!
いや、ファルも不愉快そうな顔でトビを睨んでるよな!
俺も睨んで良いはずだよな!
よし、睨もう!
「いや、兄さんも黒竜も気持ちはわかってあげられるけど、ホンマやめてや」
色々察しただろうトビは、フラフラしているレンを····抱きしめ返して背中ぽんぽんだと?!
やっぱりむかついてしまうのは仕方ないと俺は思うぞ!
俺がどれだけ長い間レンから自主的に抱きつかれてないと思ってるんだ?!
「あー、ほら、レンちゃん?
そろそろ体も熱いし息も上がってるから意識あるうちに、な?
兄さん達も怖いし、な?」
顔を引くつかせたトビはそう言ってレンを抱え上げてベッドに移動した。
「謝罪も何もいらん。
とりあえず師匠の伴侶紋は俺に渡し。
ていうても番でもないのに何年も無理矢理体に張り付けてた上に今の魔力が殆ど枯渇しそうなレンちゃんでは自分だけで引き剥がせんやろ。
黒竜、手伝って。
兄さんはレンちゃんが動いたり倒れこまんように支えておいて。
レンちゃん、激痛やろうけど耐えてや」
「でも····」
「反論は聞かへんで。
時間ももうないやろ」
トビがもう決めたとばかりにレンを言葉を強制的に遮っていく。
レンは半泣きでオロオロしている。
可哀想だが、レンがした事は番に関する事で獣人にやってはいけない事の連続だから、どうもしてやれない。
が、やっぱり可哀想で構わずにはいられない。
慰めによしよしと小さい頭を撫でておく。
髪がさらさらだ。
そのうち子供用の髪飾りを買ってこよう。
「トビく····」
「反論は許さんて言うてるん。
次レンちゃんが意識手放したら伴侶紋を引き剥がす事もできへんようなって衰弱死決定や」
更に畳み掛けるように口を開こうとしたんだろうが、体を強ばらせて震えるレンに気づいたのかトビはそこで大きく息を吸い、吐き出した。
「怖がらせてごめんやで。
あのな、レンちゃんに腹たってるんはホンマやけど、一番腹たつのは自分にやねん。
ちょっと考えたらレンちゃんが普通に師匠を殺せるわけないってわかる事やし、魔力かてずっと何年にもわたって半減してたんやからちゃんと気づいてもっと早く聞くべきやったんよ。
せやのに俺が師匠、いや、自分の番に対して覚悟決まらんまんまズルズル引きずってたからあえて聞こうともせぇへんかった。
レンちゃんかてそれに気づいてて言い出せんかったんやって事は理解してんねん。
弟弟子に命張らしてホンマに何もせんかった卑怯者は俺や」
苦笑しながら手を伸ばしてレンの頭をくしゃくしゃと撫でる。
ちっ、匂いの上書きを後でしておこう。
「今まで気い使わせてごめんやで。
俺も番に向き合う覚悟をいい加減持ちたいねん。
こういうタイミングにはなったけどな。
かというて今すぐ亜空間を解除するんは流石に師匠の暴走起こるかもしれへんし危険やから、まずは伴侶紋から解決させてや。
竜の伴侶紋は相手が番やったら無意識下で相手の所有を了承するはずやから、レンちゃんと違って俺には全く危険やあらへんやろ」
ニカッとトビが笑い、レンは少し考えてから頷いた。
「あのね、僕は僕を見つけてくれたお爺ちゃんと同じくらい優しくしてくれて、居場所をくれたお婆ちゃんとトビ君が大事なの。
僕に元からある家族ってこういうものなんだって教えてくれた3人をこの世界では1番大事にしたかったの」
トビの言葉に気が弛んだのか、黒目からはぽろぽろと涙が溢れてはこぼれ落ちる。
「知ってるよ。
俺も師匠と爺さん見てて苦しかった時にレンちゃんがいっつも家族として側におってくれて救われてたんよ。
師匠との事がどうなっても、レンちゃんは俺の大事な家族や。
俺よりちっこいんやから、もっと成長して俺より長生きしてくれんとアカンよ?」
トビがそう言い終わるやいなや、不意にレンが俺の膝から降りて椅子に座るトビに抱きついた。
「うん····うん!」
おい、レン?!
不安だったのはわかる。
獣人の番に関する事でその仲に割り込んだ形になってしまったんだから、気性が荒かったり関係が希薄だったりすれば殺されても不思議ではない案件だ。
血の繋がりもない他人同士なのだから、良くても縁を切られるくらいの事になったかもしれない。
安心して泣き出すのももちろん頷ける。
でもな····でも····番の目の前で他の男に抱きつかなくても良いんじゃないのか?!
俺の心が狭いのか?!
いや、ファルも不愉快そうな顔でトビを睨んでるよな!
俺も睨んで良いはずだよな!
よし、睨もう!
「いや、兄さんも黒竜も気持ちはわかってあげられるけど、ホンマやめてや」
色々察しただろうトビは、フラフラしているレンを····抱きしめ返して背中ぽんぽんだと?!
やっぱりむかついてしまうのは仕方ないと俺は思うぞ!
俺がどれだけ長い間レンから自主的に抱きつかれてないと思ってるんだ?!
「あー、ほら、レンちゃん?
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