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213.晩餐が終わって2〜ルドルフside
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「旨いな」
「本当ですね。
グレインビル領のコリンはさっぱりしながらも甘味が強くてコリンの豊潤な香りがとても紅茶に合いますね」
ジャスの淹れてくれた紅茶を飲むと、気が弛んだのか途端に疲れを自覚した。
紅茶から香るコリンの甘酸っぱい匂いにいくらか癒やされる。
そんな俺にジャスも苦笑する。
「思っていた以上に気を張っていたようです」
「俺もだ」
この城に着くまでにレイに事前情報を貰っていて良かったと心から思っている。
少しゆっくりしたいと思って席を外させている護衛のシルもそう思っているだろう。
とはいえこの部屋の続き部屋になる、護衛や従者が待機する部屋にいるからいつでも駆けつけられる。
部屋には当然のように色々と魔法を施してある。
晩餐の途中でつまみ出されたあの令嬢に会う事も2度とないだろうが、用心を怠るつもりもない。
とはいえ彼女が俺の元へ突撃してくる事はないと思うだけで気持ちが軽くなるのも致し方ない。
それだけこの城に着いてからの付き纏いは酷かった。
俺の心の妹であるアリー嬢が挨拶に来てくれた後の事だ。
ーーーー
「ルドルフ殿下、申し訳ございません」
「どうした?」
アリー嬢とちょうど入れ違うようにこの離宮の案内と今後の滞在に際しての手続きを終えたジャスが疲れた様子で部屋に戻ってきた。
アリー嬢との久々の会話で旅の疲れが癒やされて護衛として後ろに控え続けるシルとは違い、いくらか気を弛めていた。
それだけに、行きと帰りのジャスの表情の違いに気を引き締める。
ここは同盟国てあって友好国ではない。
「こちらの離宮にこの国の宰相殿のご令嬢がいらっしゃっているそうなのですが、何か事前に聞いてらっしゃいますか?」
「いや、何も····」
「わかりました。
国王陛下にすら正式なご挨拶は明日となっている為、先にその臣下に挨拶はできないとして断ります。
先ぶれなくお付きの侍女らしき者とこちらの中まで入られようとなさったので、離宮に配置されたこの国の兵士を呼んで止めていただきました」
「なるほど。
レイが言ってた通りか?」
「はい。
父親の宰相閣下の王位継承権持ちや、筆頭公爵家の令嬢としての立場を主張されてらっしゃいました。
兵士はかなりお困りのようでしたよ」
予想通りの勘違い令嬢のようだ。
「だからと言ってこの国に親善外交として参った他国の王族を軽んじ過ぎだろう」
「他国とはいえ侯爵令嬢の挨拶を受けておいて、宰相であり王位継承権を持つ父親が当主を務める筆頭公爵家令嬢の挨拶を受けないなど考えられないそうです。
言えばすぐにルドルフ王子殿下は招き入れると宣言されましたよ」
「有り得ない。
レイの言う通りだな。
何に唆されればそうなるんだ?
アリー嬢は両国どちら共から頼まれてこの国での親善外交が滞りなく進むようフォローを頼まれていると知らないのか?
それに彼女は先ぶれをした上でこちらに挨拶をしに来たぞ」
「それも申し上げましたが、あの方はこの国の者ではない上にまだ子供なのだから、全てにおいてフォローするなら成人している自分が相応しいと喚かれてらっしゃいました」
「····全てにおいて、ねえ」
思わずため息が出る。
やはり他国からすれば様々な面で影響力のあるアドライド国の第2王子の肩書きは魅力的なのだろうか。
「断った上で外交官にこの件を通達してくれ」
「承りました」
ジャスがすぐに出ていく。
「シル、情報収集だけは怠るな」
「は」
やはりキナ臭いな。
筆頭公爵家令嬢の態度はあまりにも有り得ない。
それを放置した?
今のヒュイルグ国国王はやり手だ。
約10年前まで、双子の王子と違い彼はこの国の辺境領の領主だった。
わが国の辺境領であるグレインビル領と何度も小さな紛争を起こしたが、それは極寒の地で死に逝く民を助ける為だったというのは当時から内々では有名だった。
己の民に犠牲が出る手前で引き、証拠も残さず暴君領主と名声を地に落とす事で自分を酷く嫌う国王や王太子から援助を受けていたのだ。
だからグレインビル領主である侯爵もある程度の小さな紛争は許していたらしい。
しかしある日情勢が変わった。
周囲の領主達とたった数日で結託し、王太子とその取り巻きの重鎮達の不正や獣人を奴隷として闇オークションで売買している現場を押さえて糾弾した。
直後に双子の兄王子は同盟を破棄されそうな隣国の王女と婚約し、発言力を一気に高めて国王への王太子交代を進言した。
己ではなく、弟のエヴィン王子に。
この時断罪を逃れた重鎮達は現宰相を王太子に担ぎ上げようとしたらしい。
当時は上位とはいえただの公爵家だったはずだ。
しかし双子の兄王子の婚約者の母国を挟んだ更に隣国の元王女に当たる彼の妻が、その担ぎ上げに積極的だったという話だったな。
だがこの時は夫である公爵の強い意向で断念し、今の国王が立太子された。
不正だけでなく奴隷の闇オークションでの売買などで民意が王家や上位貴族から離れ、それを取り戻す為にはその事を断罪したエヴィン王子が1番の適任だったからだ。
またこの時、彼が何故辺境領で暴君領主などと呼ばれる事になったのか、その経緯が公然とした形で明るみになり、国王すらも国内外からその立場を疑問視される声を払拭する為でもあった。
そして国王は腐敗した重鎮達の大半を謀反を企てたとして王命により処罰させ、身分を剥奪させた。
これは公爵の進言によるところが大きく、公爵家はこの事より功績と忠誠心を認められて筆頭公爵家となり、宰相を拝命された。
王太子の双子の兄は弟と辺境領主を交代し、婚約者と婚姻した後王都を去った。
以降、グレインビル領との争いは小さなものすらなく、またグレインビル領ともいくらかの交流と親交を持って栄えるようになった。
かつてのように辺境領やその周囲の領で貧困と寒さによって亡くなる者はいないと聞く。
そして数年後、国王は病により崩御。
王太子が新たな国王となり、この国は少しずつ他国との同盟を強固にし、隣国とは友好国となっている。
言葉にすればこの程度の短いものだが、この国を取り巻く当時の国内外の情勢を考えればかなりの切れ者と言わざるおえない。
側近として支える者達も余程の策謀家でなければ彼が立太子される事も、国王となる事も無かっただろう。
そんな国王を含めた彼らがアリアチェリーナ=グレインビルに何度も婚約を打診している事が気になる。
そして何故か今回は彼女がこの国に来た。
あの家族が黙って行かせたのは何故だ?
少なくとも俺の心の妹が望まなければ絶対に実現しなかったのは間違いない。
「本当ですね。
グレインビル領のコリンはさっぱりしながらも甘味が強くてコリンの豊潤な香りがとても紅茶に合いますね」
ジャスの淹れてくれた紅茶を飲むと、気が弛んだのか途端に疲れを自覚した。
紅茶から香るコリンの甘酸っぱい匂いにいくらか癒やされる。
そんな俺にジャスも苦笑する。
「思っていた以上に気を張っていたようです」
「俺もだ」
この城に着くまでにレイに事前情報を貰っていて良かったと心から思っている。
少しゆっくりしたいと思って席を外させている護衛のシルもそう思っているだろう。
とはいえこの部屋の続き部屋になる、護衛や従者が待機する部屋にいるからいつでも駆けつけられる。
部屋には当然のように色々と魔法を施してある。
晩餐の途中でつまみ出されたあの令嬢に会う事も2度とないだろうが、用心を怠るつもりもない。
とはいえ彼女が俺の元へ突撃してくる事はないと思うだけで気持ちが軽くなるのも致し方ない。
それだけこの城に着いてからの付き纏いは酷かった。
俺の心の妹であるアリー嬢が挨拶に来てくれた後の事だ。
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「ルドルフ殿下、申し訳ございません」
「どうした?」
アリー嬢とちょうど入れ違うようにこの離宮の案内と今後の滞在に際しての手続きを終えたジャスが疲れた様子で部屋に戻ってきた。
アリー嬢との久々の会話で旅の疲れが癒やされて護衛として後ろに控え続けるシルとは違い、いくらか気を弛めていた。
それだけに、行きと帰りのジャスの表情の違いに気を引き締める。
ここは同盟国てあって友好国ではない。
「こちらの離宮にこの国の宰相殿のご令嬢がいらっしゃっているそうなのですが、何か事前に聞いてらっしゃいますか?」
「いや、何も····」
「わかりました。
国王陛下にすら正式なご挨拶は明日となっている為、先にその臣下に挨拶はできないとして断ります。
先ぶれなくお付きの侍女らしき者とこちらの中まで入られようとなさったので、離宮に配置されたこの国の兵士を呼んで止めていただきました」
「なるほど。
レイが言ってた通りか?」
「はい。
父親の宰相閣下の王位継承権持ちや、筆頭公爵家の令嬢としての立場を主張されてらっしゃいました。
兵士はかなりお困りのようでしたよ」
予想通りの勘違い令嬢のようだ。
「だからと言ってこの国に親善外交として参った他国の王族を軽んじ過ぎだろう」
「他国とはいえ侯爵令嬢の挨拶を受けておいて、宰相であり王位継承権を持つ父親が当主を務める筆頭公爵家令嬢の挨拶を受けないなど考えられないそうです。
言えばすぐにルドルフ王子殿下は招き入れると宣言されましたよ」
「有り得ない。
レイの言う通りだな。
何に唆されればそうなるんだ?
アリー嬢は両国どちら共から頼まれてこの国での親善外交が滞りなく進むようフォローを頼まれていると知らないのか?
それに彼女は先ぶれをした上でこちらに挨拶をしに来たぞ」
「それも申し上げましたが、あの方はこの国の者ではない上にまだ子供なのだから、全てにおいてフォローするなら成人している自分が相応しいと喚かれてらっしゃいました」
「····全てにおいて、ねえ」
思わずため息が出る。
やはり他国からすれば様々な面で影響力のあるアドライド国の第2王子の肩書きは魅力的なのだろうか。
「断った上で外交官にこの件を通達してくれ」
「承りました」
ジャスがすぐに出ていく。
「シル、情報収集だけは怠るな」
「は」
やはりキナ臭いな。
筆頭公爵家令嬢の態度はあまりにも有り得ない。
それを放置した?
今のヒュイルグ国国王はやり手だ。
約10年前まで、双子の王子と違い彼はこの国の辺境領の領主だった。
わが国の辺境領であるグレインビル領と何度も小さな紛争を起こしたが、それは極寒の地で死に逝く民を助ける為だったというのは当時から内々では有名だった。
己の民に犠牲が出る手前で引き、証拠も残さず暴君領主と名声を地に落とす事で自分を酷く嫌う国王や王太子から援助を受けていたのだ。
だからグレインビル領主である侯爵もある程度の小さな紛争は許していたらしい。
しかしある日情勢が変わった。
周囲の領主達とたった数日で結託し、王太子とその取り巻きの重鎮達の不正や獣人を奴隷として闇オークションで売買している現場を押さえて糾弾した。
直後に双子の兄王子は同盟を破棄されそうな隣国の王女と婚約し、発言力を一気に高めて国王への王太子交代を進言した。
己ではなく、弟のエヴィン王子に。
この時断罪を逃れた重鎮達は現宰相を王太子に担ぎ上げようとしたらしい。
当時は上位とはいえただの公爵家だったはずだ。
しかし双子の兄王子の婚約者の母国を挟んだ更に隣国の元王女に当たる彼の妻が、その担ぎ上げに積極的だったという話だったな。
だがこの時は夫である公爵の強い意向で断念し、今の国王が立太子された。
不正だけでなく奴隷の闇オークションでの売買などで民意が王家や上位貴族から離れ、それを取り戻す為にはその事を断罪したエヴィン王子が1番の適任だったからだ。
またこの時、彼が何故辺境領で暴君領主などと呼ばれる事になったのか、その経緯が公然とした形で明るみになり、国王すらも国内外からその立場を疑問視される声を払拭する為でもあった。
そして国王は腐敗した重鎮達の大半を謀反を企てたとして王命により処罰させ、身分を剥奪させた。
これは公爵の進言によるところが大きく、公爵家はこの事より功績と忠誠心を認められて筆頭公爵家となり、宰相を拝命された。
王太子の双子の兄は弟と辺境領主を交代し、婚約者と婚姻した後王都を去った。
以降、グレインビル領との争いは小さなものすらなく、またグレインビル領ともいくらかの交流と親交を持って栄えるようになった。
かつてのように辺境領やその周囲の領で貧困と寒さによって亡くなる者はいないと聞く。
そして数年後、国王は病により崩御。
王太子が新たな国王となり、この国は少しずつ他国との同盟を強固にし、隣国とは友好国となっている。
言葉にすればこの程度の短いものだが、この国を取り巻く当時の国内外の情勢を考えればかなりの切れ者と言わざるおえない。
側近として支える者達も余程の策謀家でなければ彼が立太子される事も、国王となる事も無かっただろう。
そんな国王を含めた彼らがアリアチェリーナ=グレインビルに何度も婚約を打診している事が気になる。
そして何故か今回は彼女がこの国に来た。
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