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3 転生者は、守りたい。
3ー3 膝枕
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3ー3 膝枕
まるで金縛りにあったみたいに言葉に縛り付けられて僕は、呻いた。
なんだ?
僕は、不意に前にフェリオス様と交わした『指切り』のことを思い出した。
もしかしてあれが発動している?
そんなバカな!
僕は、ふるふると頭を振った。
あんな契約の真似事が?
そんなわけがないし!
返事もできないでいる僕にフェリオス様が問いかける。
「なぜ、答えない?ダニー」
答えないんじゃない!
答えられないんだ!
僕は、涙目でフェリオス様に訴えた。
「答えられないのか?」
フェリオス様が僕を睨み付けた。
「お前のような者をなんというか知ってるぞ。淫売、だ!誰にでも尻を振るやつにはお仕置きをしないといけないな!」
はいっ?
お仕置きですか?
フェリオス様は、にやっと笑うと僕に告げた。
「お前の楽しみにしていた休暇は、なし、だ。冬の間もお前は、この屋敷から出ることは許さない!ずっと僕の側にいて、僕に仕えるんだ!」
それは。
つまり、王都の家族のもとに帰ることは許さないってこと?
それともロイドの家に行っちゃダメってこと?
僕は、返事ができないままでフェリオス様をじっと見つめていた。
身動きのとれない僕に気がついたフェリオス様がはっと息飲むのがわかった。
「もしかして本当に体が動かせないのか?」
僕は、こくっと頷く。
フェリオス様は、すぐに原因に気付いたらしく、僕に命じた。
「僕の問いに答えることを許す。答えろ、ダニー」
ふっと体を縛っていた何かが解かれて僕は、ホッと吐息を漏らした。
「フェリオス様、僕を縛る術をお解きください。こんなの間違えています」
僕が言うとフェリオス様がむっと僕を睨んだ。
「あの契約は、解く必要などない!
お前は、僕のものだ!」
「でも、愛人になるのはあなたが学園を卒業してからなのでは?」
僕が訊ねるとフェリオス様がふっと笑った。
「それまでもお前が僕のものであることは変わらない。僕以外の誰の愛人になることも許さないし、僕以外の誰にも抱かれることも許可するつもりはない」
はいぃっ?
僕が呆然としているとフェリオス様がにぃっと口角を上げる。
「まさか、エルフの契約魔法にこんな効果があるとは思わなかったな。嬉しい誤算だな」
エルフの契約魔法?
何、それ?
僕がぎょっとしているとフェリオス様が僕に命じた。
「僕の膝に頭をのせて寝転べ!」
はいっ?
僕は、拒もうとしたが体が自然に動いてフェリオス様の膝を枕にソファに横になってしまう。
「だ、ダメです!フェリオス様!こんなこと、誰かに知られたら!」
「いいから、僕の言うことをきけ!」
命じられるまでもなく、僕は、フェリオス様の言葉に逆らえない。
フェリオス様の細い膝の上で僕は、フェリオス様を見上げて固まっていた。
これは、まずい!
8歳児の膝枕なんて!
やばすぎるし!
まるで金縛りにあったみたいに言葉に縛り付けられて僕は、呻いた。
なんだ?
僕は、不意に前にフェリオス様と交わした『指切り』のことを思い出した。
もしかしてあれが発動している?
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僕は、ふるふると頭を振った。
あんな契約の真似事が?
そんなわけがないし!
返事もできないでいる僕にフェリオス様が問いかける。
「なぜ、答えない?ダニー」
答えないんじゃない!
答えられないんだ!
僕は、涙目でフェリオス様に訴えた。
「答えられないのか?」
フェリオス様が僕を睨み付けた。
「お前のような者をなんというか知ってるぞ。淫売、だ!誰にでも尻を振るやつにはお仕置きをしないといけないな!」
はいっ?
お仕置きですか?
フェリオス様は、にやっと笑うと僕に告げた。
「お前の楽しみにしていた休暇は、なし、だ。冬の間もお前は、この屋敷から出ることは許さない!ずっと僕の側にいて、僕に仕えるんだ!」
それは。
つまり、王都の家族のもとに帰ることは許さないってこと?
それともロイドの家に行っちゃダメってこと?
僕は、返事ができないままでフェリオス様をじっと見つめていた。
身動きのとれない僕に気がついたフェリオス様がはっと息飲むのがわかった。
「もしかして本当に体が動かせないのか?」
僕は、こくっと頷く。
フェリオス様は、すぐに原因に気付いたらしく、僕に命じた。
「僕の問いに答えることを許す。答えろ、ダニー」
ふっと体を縛っていた何かが解かれて僕は、ホッと吐息を漏らした。
「フェリオス様、僕を縛る術をお解きください。こんなの間違えています」
僕が言うとフェリオス様がむっと僕を睨んだ。
「あの契約は、解く必要などない!
お前は、僕のものだ!」
「でも、愛人になるのはあなたが学園を卒業してからなのでは?」
僕が訊ねるとフェリオス様がふっと笑った。
「それまでもお前が僕のものであることは変わらない。僕以外の誰の愛人になることも許さないし、僕以外の誰にも抱かれることも許可するつもりはない」
はいぃっ?
僕が呆然としているとフェリオス様がにぃっと口角を上げる。
「まさか、エルフの契約魔法にこんな効果があるとは思わなかったな。嬉しい誤算だな」
エルフの契約魔法?
何、それ?
僕がぎょっとしているとフェリオス様が僕に命じた。
「僕の膝に頭をのせて寝転べ!」
はいっ?
僕は、拒もうとしたが体が自然に動いてフェリオス様の膝を枕にソファに横になってしまう。
「だ、ダメです!フェリオス様!こんなこと、誰かに知られたら!」
「いいから、僕の言うことをきけ!」
命じられるまでもなく、僕は、フェリオス様の言葉に逆らえない。
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やばすぎるし!
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