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1 異世界転生
1ー5 『魔法書』
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1ー5 『魔法書』
「助けてくれたこと、感謝します、エドワード様」
王女は、俺が泊まるところがないことを知ると俺を宿屋に招待してくれた。
そこは、このカトラルの町でも一番の高級な宿屋のようだった。
実家でも見たことがないような豪華な家具やふかふかのソファに俺は、緊張していた。
王女は、俺が腰かけているソファの正面に座ると俺に微笑みかける。
大輪のルラの花が咲いたような王女の笑顔に俺は、どきん、と心臓が跳ねる。
こんな美しい人を見たことは初めてだ。
薄いブルーのドレスを身に付けた王女は、銀の髪を後ろに束ねて青い瞳の色と同じ宝石のついた装飾品で止めている。
俺がほけっと王女を見つめていると王女のメイド兼警護のルシリアさんが俺にお茶を入れてくれた。
「本当にあなたがいてくれてよかった。感謝します」
俺は、2人に礼を言われて顔が熱くなってうつむく。
このディアグラートス王国に王女は、3人いるが、この方は、第3王女のアンドレア・クルス・ディアグラートス王女殿下だった。
なんでもエイボリー子爵領にあるダンジョンの視察に来たところを宿屋に賊が侵入し拐われたのだとか。
「もしもエドワード様が来てくれなければ私たちは、今ごろ…考えるだけでもおぞましい!」
アンドレア王女がほぅっとため息を漏らす。
「しかし、あのようなことができる魔道具があるとは知りませんでした。いったいどのような魔道具なのですか?」
王女に問われて俺は、ぼろぼろの鞄の中から本を取り出してみせた。
その本の表紙には、ただ『魔法書』とのみ書かれているが、それは、この世界には俺の他に読むことができる者はいないのだろう。
なぜなら、この本は、日本語で書かれているから。
俺は、『魔眼』で『魔法書』を見た。
頭の中につらつらと『魔法書』の情報が流れ込んでくる。
これは、神々の言葉で書かれていること。
『魔法書』によって発動できる『魔法』は、999あること。
そして、この『魔法書』を読むことができるのは、俺しかいないこと。
この『魔法書』は、俺しか使えない魔道具らしい。
「『魔法』ですか?」
アンドレア王女が俺に訊ねた。
「それは、その『魔法書』が持つ力なのですね?」
「そうです」
俺は、こくりと頷いた。
アンドレア王女は、俺の『魔法書』を興味深げに覗き込み眉をひそめる。
「これが神々の文字…」
いや。
俺からすればただの日本語ですけどね!
「助けてくれたこと、感謝します、エドワード様」
王女は、俺が泊まるところがないことを知ると俺を宿屋に招待してくれた。
そこは、このカトラルの町でも一番の高級な宿屋のようだった。
実家でも見たことがないような豪華な家具やふかふかのソファに俺は、緊張していた。
王女は、俺が腰かけているソファの正面に座ると俺に微笑みかける。
大輪のルラの花が咲いたような王女の笑顔に俺は、どきん、と心臓が跳ねる。
こんな美しい人を見たことは初めてだ。
薄いブルーのドレスを身に付けた王女は、銀の髪を後ろに束ねて青い瞳の色と同じ宝石のついた装飾品で止めている。
俺がほけっと王女を見つめていると王女のメイド兼警護のルシリアさんが俺にお茶を入れてくれた。
「本当にあなたがいてくれてよかった。感謝します」
俺は、2人に礼を言われて顔が熱くなってうつむく。
このディアグラートス王国に王女は、3人いるが、この方は、第3王女のアンドレア・クルス・ディアグラートス王女殿下だった。
なんでもエイボリー子爵領にあるダンジョンの視察に来たところを宿屋に賊が侵入し拐われたのだとか。
「もしもエドワード様が来てくれなければ私たちは、今ごろ…考えるだけでもおぞましい!」
アンドレア王女がほぅっとため息を漏らす。
「しかし、あのようなことができる魔道具があるとは知りませんでした。いったいどのような魔道具なのですか?」
王女に問われて俺は、ぼろぼろの鞄の中から本を取り出してみせた。
その本の表紙には、ただ『魔法書』とのみ書かれているが、それは、この世界には俺の他に読むことができる者はいないのだろう。
なぜなら、この本は、日本語で書かれているから。
俺は、『魔眼』で『魔法書』を見た。
頭の中につらつらと『魔法書』の情報が流れ込んでくる。
これは、神々の言葉で書かれていること。
『魔法書』によって発動できる『魔法』は、999あること。
そして、この『魔法書』を読むことができるのは、俺しかいないこと。
この『魔法書』は、俺しか使えない魔道具らしい。
「『魔法』ですか?」
アンドレア王女が俺に訊ねた。
「それは、その『魔法書』が持つ力なのですね?」
「そうです」
俺は、こくりと頷いた。
アンドレア王女は、俺の『魔法書』を興味深げに覗き込み眉をひそめる。
「これが神々の文字…」
いや。
俺からすればただの日本語ですけどね!
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