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18 反乱の行く末
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俺が諦めかけていた頃のことだった。
部屋がどんどんとノックされ、誰かが駆け込んできた。
「反乱です!騎士団が反乱を起こしました!」
「騎士団が?」
ミハイルが俺から体を離した。
奴は、ベッドから降りると服を直しながら言った。
「すぐ行く」
「・・騎士団が反乱?」
体を起こしてベッドに座っている俺にミハイルは、言った。
「少し、待っていろ。すぐに戻る」
一人、部屋に残された俺は、ベッドから出ると床に落ちていたメイド服を身に付けた。
騎士団ってことは、ヴィスコンティが動いてくれてる?
俺は、部屋からそっと逃げ出すと、地下を目指した。
地下には、見張りの兵士は、誰もいなかった。
俺は、鍵を探すと、端から牢の鍵を開けていった。
動けるものは、牢が開くとすぐに外に出てきて、地上を目指して駆け出していく。
俺は、イオルグの閉じ込められている牢までくると呼び掛けた。
「イオルグ!」
「ハジメ、か」
イオルグが俺にきいた。
「何があった?外が騒がしいみたいだが」
「ヴィスコンティが・・騎士団が反乱を起こしたんだ」
俺が牢の鍵を開けると、イオルグが飛び出してきた。
「どこだ?どこにいる?ミハイルの奴は」
「わからないよ」
俺は、答えた。
「いくなら俺も連れていって!」
「何言ってるんだ?ハジメ」
イオルグが鬼に変化しながら言った。
「お前は、ミハイルと戦えないだろうが」
「それは、イオルグだって同じだろ?」
俺は、言い張った。
「戦えなくっても怪我人の手当てぐらいはできるし」
「ちっ、しかたねぇな」
イオルグが俺を肩に担いで言った。
「しっかり掴まってろよ!ハジメ」
イオルグは、地下から上へと駆け上がると、城の端にある塔の上へと上っていった。
そこから見ると、夜の闇の中に反乱の炎が明々と燃えているのがわかった。
城の城門の辺りが激しく燃えているのを見て、イオルグが俺を塔の上に下ろした。
「お前は、やっぱ来るな、ハジメ」
「イオルグ!」
イオルグは、塔の上から城の屋根へと飛び降りると、そのまま城門の方へと走り出した。
俺は、一人、残された。
なんとか、騎士団の助けになりたい。
俺は、目を閉じると、念じた。
何か、力を!
俺が目を開くと、遠くの空から、何かが飛来するのが見えた。
「あれは?」
それは、巨大なドラゴンだった。
ドラゴンが来た!
しかも、3体も!!
ドラゴンは、夜の闇が揺らぐような咆哮をあげると、城を破壊し始めた。
3体いるドラゴンの内の1体が俺のいる塔のすぐ近くに降り立った。
俺がじっと見つめていると、ドラゴンは、俺に向かって、首を伸ばしてきた。
俺は、そいつの喉を軽く撫でてやった。
ドラゴンが猫のように喉を鳴らした。
俺は、そいつをテイムした。
「我が主よ」
ドラゴンが俺にきいた。
「我らは、主の声に導かれてここへやってきた。汝の願いを述べるがいい」
「俺を」
俺は、そのドラゴンへ命じた。
「騎士団の戦ってるところへ連れていって。お願い!」
「了解した。我が背に乗るがいい」
俺は、そのドラゴンの背へ乗り移り、しがみついた。
ドラゴンは、俺を乗せて飛び立った。
地上では、急に降ってわいたように現れたドラゴンに 人々が逃げ惑っていた。
俺を背に乗せたドラゴンは、中庭の隅に降りると、地上へとしゃがみこんで俺を下へ降ろした。
「ありがとうな」
俺は、ドラゴンの頭を優しく撫でた。
「ハジメ!」
声の方を振り向くと、そこには、銀の鎧に身を包んだヴィスコンティの姿があった。
「ヴィスコンティ!」
俺は、彼の胸の中へと飛び込んでいった。俺は、ヴィスコンティの腕の中に抱かれて、ホッと溜め息をついた。
良かった、無事で。
俺たちは、しばらく抱き合っていた。
「ハジメ、無事でよかった」
ヴィスコンティが、こちらを眺めているドラゴンに気づくと、俺にきいた。
「このドラゴンは、もしかしてあなたが呼び寄せたものですか?ハジメ」
「うん」
俺は、頷いた。
「テイムしたんだ。他の2体は、まだ、だけど」
「これは、私も乗せてくれますか?」
「聞いてみるよ」
俺は、ドラゴンに訊ねた。
「少し、ヴィスコンティに力を貸してくれる?」
「御意に」
ドラゴンは、ヴィスコンティを背に乗せると空高く飛び立った。
城のバルコニーにミハイルの姿が見えた。
ミハイルがヴィスコンティの乗ったドラゴンを狙い射とうとしているのがわかった。
俺は、目を閉じて念じた。
誰も、傷つかないで!
ミハイルの放とうとした魔法が夜空でポンッと弾けて、辺りに芳香が漂い、バラの花弁が舞い散った。
ミハイルが俺を見ているのがわかった。
俺は、心臓をわしづかみにされたような気がして、冷たい汗を流していた。
「ハジメ!」
ミハイルが叫んだ。
「お前は、私からは、逃れることはできない!」
奴がそう叫んだとき、ヴィスコンティの剣がミハイルの体を切り裂いた。
反乱は、朝が来る頃には、収まっていた。
騎士団長は、小山のようにでかい男で、苦虫でも噛み潰したような顔をしていた。
「これが、ヴィスコンティの嫁、か?」
騎士団長は、俺を見て言った。
「確かに、このためなら、国を滅ぼそうという気にもなるわな」
俺をヴィスコンティは、背後からぎゅっと抱き締めると、騎士団長に言った。
「これは、私のものです。手を出さないでください」
俺は、騎士団、城の兵士と区別することなく怪我人の治癒をしていった。
3体のドラゴンたちは、立ち去ることなく城の中庭へと降り立つと俺が行くのを待っていた。
俺は、残りの2体もテイムした。
ドラゴンたちは、竜人の姿に変化すると俺に対して膝まづいた。
「我らの主よ。我らは、あなたがこの地に留まる限り、あなたに忠誠を誓う」
「すげえな、ハジメ」
イオルグが俺に感心したように言った。
「ドラゴンを従える者なんて、なかなかいねぇぞ」
それから、俺たちは、ようやくクリスタのもとへと駆けつけた。
王女の部屋には、クリスタの姿はなかった。
「クリスタ!どこだ?」
俺が呼び掛けると、部屋の隅からスライムが現れた。それは、ゆっくりとクリスタの姿へ変化していった。
「ハジメさまぁ!」
「クリスタ、無事でよかった」
クリスタが泣きながら俺にしがみついてきた。
「こわかったですぅ」
「よしよし、よくがんばったな、クリスタ」
俺は、クリスタの頭を撫でてやった。
不意に部屋の外から、声がした。
「クリスタ?」
片手に槍をかまえた王が姿を現した。
「クリスタなのか?」
「ち、父王様?」
クリスタが小さく悲鳴をあげた。
王の手には、ミハイルの首がぶら下げられていた。
「私は、この者と出会ってからの記憶がない。こやつに操られていたという覚えはあるのだが、いったい、何をしていたのだ?」
王をクリスタに任せると、俺は、騎士団とヴィスコンティたちのもとへと戻った。
「ハジメ!」
インダラーク伯爵が駆けつけていた。
「無事でよかった」
「インダラーク伯爵」
俺は、次の瞬間には、伯爵に抱き締められていた。
「よかった、ハジメ」
インダラーク伯爵からは、父親の匂いがした。
この騎士団の反乱によって死亡したものは、ミカエル・ウィルディールこと、利欲の魔王 ミハイルだけだった。
王であるゲオルグ・ヴィスクールの妻である王妃や、クリスタの兄妹たちは、みな、地下牢の中から救出された。
彼らは、クリスタ王女の最後を知ると涙を流した。そして、クリスタ王女の遺体を食べることでクリスタ王女を甦らせているスライムのことを知って、言った。
「それがクリスタの記憶を持っていて、クリスタの魂に近いものを持っているというのなら、せめて、クリスタの代わりにここに残ってほしい」
俺は、スライムのクリスタを城へと預けることにした。
スライムとしては、最も出世したスライムといっていいかもしれない。
「でも、いいのでしょうか、ハジメ様」
そう、クリスタが言うので、俺は、答えた。
「大丈夫、だ。クリスタ」
俺は、彼女の頭をポンっと撫でて言った。
「お前は、必要とされているんだから、胸を張ってここに残ればいいんだよ」
王は。
ゲオルグ・ヴィスクールは、王座を退くと、地下牢に囚われていた王太子に王位を譲った。
「操られていたとはいえ、君たちには、すまないことをした」
元王は、俺と、城に駆けつけてきた委員長と花井さんに頭を下げた。
「君たちの今後の生活の支援は、もちろんさせてもらう」
そう言う、元王や、現王の言葉に俺たちは、頭を振った。
俺たちは、もうすでにみんなこの世界で一人立ちしていた。
それに、俺たちは、簡単には王国を許すことはできないかもしれない。
けれど。
未来を向いて生きていこうと、俺たちは、お互いに約束をした。
俺は、イオルグとヴィスコンティと共に、ダンジョンへと戻ることになった。
「ヴィス、いいのかよ?親父さんたちが残ってほしそうだったぞ」
イオルグが言うと、ヴィスコンティは、答えた。
「私の帰る場所は、ハジメのいるところだけです」
こうして、俺たちは、『魔王の杜』ダンジョンへと帰路についたのだった。
部屋がどんどんとノックされ、誰かが駆け込んできた。
「反乱です!騎士団が反乱を起こしました!」
「騎士団が?」
ミハイルが俺から体を離した。
奴は、ベッドから降りると服を直しながら言った。
「すぐ行く」
「・・騎士団が反乱?」
体を起こしてベッドに座っている俺にミハイルは、言った。
「少し、待っていろ。すぐに戻る」
一人、部屋に残された俺は、ベッドから出ると床に落ちていたメイド服を身に付けた。
騎士団ってことは、ヴィスコンティが動いてくれてる?
俺は、部屋からそっと逃げ出すと、地下を目指した。
地下には、見張りの兵士は、誰もいなかった。
俺は、鍵を探すと、端から牢の鍵を開けていった。
動けるものは、牢が開くとすぐに外に出てきて、地上を目指して駆け出していく。
俺は、イオルグの閉じ込められている牢までくると呼び掛けた。
「イオルグ!」
「ハジメ、か」
イオルグが俺にきいた。
「何があった?外が騒がしいみたいだが」
「ヴィスコンティが・・騎士団が反乱を起こしたんだ」
俺が牢の鍵を開けると、イオルグが飛び出してきた。
「どこだ?どこにいる?ミハイルの奴は」
「わからないよ」
俺は、答えた。
「いくなら俺も連れていって!」
「何言ってるんだ?ハジメ」
イオルグが鬼に変化しながら言った。
「お前は、ミハイルと戦えないだろうが」
「それは、イオルグだって同じだろ?」
俺は、言い張った。
「戦えなくっても怪我人の手当てぐらいはできるし」
「ちっ、しかたねぇな」
イオルグが俺を肩に担いで言った。
「しっかり掴まってろよ!ハジメ」
イオルグは、地下から上へと駆け上がると、城の端にある塔の上へと上っていった。
そこから見ると、夜の闇の中に反乱の炎が明々と燃えているのがわかった。
城の城門の辺りが激しく燃えているのを見て、イオルグが俺を塔の上に下ろした。
「お前は、やっぱ来るな、ハジメ」
「イオルグ!」
イオルグは、塔の上から城の屋根へと飛び降りると、そのまま城門の方へと走り出した。
俺は、一人、残された。
なんとか、騎士団の助けになりたい。
俺は、目を閉じると、念じた。
何か、力を!
俺が目を開くと、遠くの空から、何かが飛来するのが見えた。
「あれは?」
それは、巨大なドラゴンだった。
ドラゴンが来た!
しかも、3体も!!
ドラゴンは、夜の闇が揺らぐような咆哮をあげると、城を破壊し始めた。
3体いるドラゴンの内の1体が俺のいる塔のすぐ近くに降り立った。
俺がじっと見つめていると、ドラゴンは、俺に向かって、首を伸ばしてきた。
俺は、そいつの喉を軽く撫でてやった。
ドラゴンが猫のように喉を鳴らした。
俺は、そいつをテイムした。
「我が主よ」
ドラゴンが俺にきいた。
「我らは、主の声に導かれてここへやってきた。汝の願いを述べるがいい」
「俺を」
俺は、そのドラゴンへ命じた。
「騎士団の戦ってるところへ連れていって。お願い!」
「了解した。我が背に乗るがいい」
俺は、そのドラゴンの背へ乗り移り、しがみついた。
ドラゴンは、俺を乗せて飛び立った。
地上では、急に降ってわいたように現れたドラゴンに 人々が逃げ惑っていた。
俺を背に乗せたドラゴンは、中庭の隅に降りると、地上へとしゃがみこんで俺を下へ降ろした。
「ありがとうな」
俺は、ドラゴンの頭を優しく撫でた。
「ハジメ!」
声の方を振り向くと、そこには、銀の鎧に身を包んだヴィスコンティの姿があった。
「ヴィスコンティ!」
俺は、彼の胸の中へと飛び込んでいった。俺は、ヴィスコンティの腕の中に抱かれて、ホッと溜め息をついた。
良かった、無事で。
俺たちは、しばらく抱き合っていた。
「ハジメ、無事でよかった」
ヴィスコンティが、こちらを眺めているドラゴンに気づくと、俺にきいた。
「このドラゴンは、もしかしてあなたが呼び寄せたものですか?ハジメ」
「うん」
俺は、頷いた。
「テイムしたんだ。他の2体は、まだ、だけど」
「これは、私も乗せてくれますか?」
「聞いてみるよ」
俺は、ドラゴンに訊ねた。
「少し、ヴィスコンティに力を貸してくれる?」
「御意に」
ドラゴンは、ヴィスコンティを背に乗せると空高く飛び立った。
城のバルコニーにミハイルの姿が見えた。
ミハイルがヴィスコンティの乗ったドラゴンを狙い射とうとしているのがわかった。
俺は、目を閉じて念じた。
誰も、傷つかないで!
ミハイルの放とうとした魔法が夜空でポンッと弾けて、辺りに芳香が漂い、バラの花弁が舞い散った。
ミハイルが俺を見ているのがわかった。
俺は、心臓をわしづかみにされたような気がして、冷たい汗を流していた。
「ハジメ!」
ミハイルが叫んだ。
「お前は、私からは、逃れることはできない!」
奴がそう叫んだとき、ヴィスコンティの剣がミハイルの体を切り裂いた。
反乱は、朝が来る頃には、収まっていた。
騎士団長は、小山のようにでかい男で、苦虫でも噛み潰したような顔をしていた。
「これが、ヴィスコンティの嫁、か?」
騎士団長は、俺を見て言った。
「確かに、このためなら、国を滅ぼそうという気にもなるわな」
俺をヴィスコンティは、背後からぎゅっと抱き締めると、騎士団長に言った。
「これは、私のものです。手を出さないでください」
俺は、騎士団、城の兵士と区別することなく怪我人の治癒をしていった。
3体のドラゴンたちは、立ち去ることなく城の中庭へと降り立つと俺が行くのを待っていた。
俺は、残りの2体もテイムした。
ドラゴンたちは、竜人の姿に変化すると俺に対して膝まづいた。
「我らの主よ。我らは、あなたがこの地に留まる限り、あなたに忠誠を誓う」
「すげえな、ハジメ」
イオルグが俺に感心したように言った。
「ドラゴンを従える者なんて、なかなかいねぇぞ」
それから、俺たちは、ようやくクリスタのもとへと駆けつけた。
王女の部屋には、クリスタの姿はなかった。
「クリスタ!どこだ?」
俺が呼び掛けると、部屋の隅からスライムが現れた。それは、ゆっくりとクリスタの姿へ変化していった。
「ハジメさまぁ!」
「クリスタ、無事でよかった」
クリスタが泣きながら俺にしがみついてきた。
「こわかったですぅ」
「よしよし、よくがんばったな、クリスタ」
俺は、クリスタの頭を撫でてやった。
不意に部屋の外から、声がした。
「クリスタ?」
片手に槍をかまえた王が姿を現した。
「クリスタなのか?」
「ち、父王様?」
クリスタが小さく悲鳴をあげた。
王の手には、ミハイルの首がぶら下げられていた。
「私は、この者と出会ってからの記憶がない。こやつに操られていたという覚えはあるのだが、いったい、何をしていたのだ?」
王をクリスタに任せると、俺は、騎士団とヴィスコンティたちのもとへと戻った。
「ハジメ!」
インダラーク伯爵が駆けつけていた。
「無事でよかった」
「インダラーク伯爵」
俺は、次の瞬間には、伯爵に抱き締められていた。
「よかった、ハジメ」
インダラーク伯爵からは、父親の匂いがした。
この騎士団の反乱によって死亡したものは、ミカエル・ウィルディールこと、利欲の魔王 ミハイルだけだった。
王であるゲオルグ・ヴィスクールの妻である王妃や、クリスタの兄妹たちは、みな、地下牢の中から救出された。
彼らは、クリスタ王女の最後を知ると涙を流した。そして、クリスタ王女の遺体を食べることでクリスタ王女を甦らせているスライムのことを知って、言った。
「それがクリスタの記憶を持っていて、クリスタの魂に近いものを持っているというのなら、せめて、クリスタの代わりにここに残ってほしい」
俺は、スライムのクリスタを城へと預けることにした。
スライムとしては、最も出世したスライムといっていいかもしれない。
「でも、いいのでしょうか、ハジメ様」
そう、クリスタが言うので、俺は、答えた。
「大丈夫、だ。クリスタ」
俺は、彼女の頭をポンっと撫でて言った。
「お前は、必要とされているんだから、胸を張ってここに残ればいいんだよ」
王は。
ゲオルグ・ヴィスクールは、王座を退くと、地下牢に囚われていた王太子に王位を譲った。
「操られていたとはいえ、君たちには、すまないことをした」
元王は、俺と、城に駆けつけてきた委員長と花井さんに頭を下げた。
「君たちの今後の生活の支援は、もちろんさせてもらう」
そう言う、元王や、現王の言葉に俺たちは、頭を振った。
俺たちは、もうすでにみんなこの世界で一人立ちしていた。
それに、俺たちは、簡単には王国を許すことはできないかもしれない。
けれど。
未来を向いて生きていこうと、俺たちは、お互いに約束をした。
俺は、イオルグとヴィスコンティと共に、ダンジョンへと戻ることになった。
「ヴィス、いいのかよ?親父さんたちが残ってほしそうだったぞ」
イオルグが言うと、ヴィスコンティは、答えた。
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