魔王に転生したら、イケメンたちから溺愛されてます

トモモト ヨシユキ

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26 結ばれますか?

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    眠っている時に、俺は、夢を見ていた。
   なんだか、幸せな夢だった。
   誰かに優しく抱き締められて。
   髪を撫でられ、キスされる。
   「愛してる」
    誰かが囁いたような気がして、俺は、微笑んでいた。
   どのぐらいたったのか。
   俺が目を覚ますと目の前にククルがいて俺をじっと覗き込んでいた。
   「ハジメ様」
    ククルが黒くて大きな猫耳を立てて、鼻をクンクンさせていた。
   「なんだか、魔法の匂いがします」
    「ええっ?」
    ククルが俺のことをクンクン嗅いでくる。
   「この、腕輪!これから魔法の匂いがします」
    「これ?」
    俺は、くすっと笑った。
   「これ、なんか、健康のためにいい魔法が込められてるんだって」
   「そうなんですか?」
    ククルが小首を傾げた。
    「よくわからないけど、なんか、もっとすごい魔法のような気がするんですが・・」
    はい?
   俺は、笑って言った。
   「考えすぎだって、ククル。これは、インダラーク伯爵からいただいたものだし、心配しなくっても大丈夫だよ」
   「そうですか・・」
    ククルは、心配そうに俺を見ていた。
   その日の夜。
   俺は、客間で風呂に入った後、夜着に着替えてくつろいでテレビを見ていた。
   このテレビというのは、スライムによる通信システムを応用して造ったもので、今、この国で密かなブームになりつつあるものの1つだった。
    今は、スライムに録画した試作の番組を流しているが、いつか、もっといろんな番組を作成して放送するようにできたらと思っている。
   今は、『魔王の杜』ダンジョンのサファリの様子が流れていた。
   あ。
   ポチ、だ。
   俺は、画面に写ったポチの姿を感慨深く眺めていた。
   あの小さかったポチが、今では、こんな大きくて立派なフェンリルになって、サファリを取り仕切っているのかと思うとちょっと、泣きそうになってしまう。
   ポチは、本当は、人語を話せるのだが、テレビでは話せないふりをしている。
   『知恵の実』のことが外部に知れると、なにかとややこしくなりそうだから、俺たちは、このことをうちのダンジョンのトップシークレットにしているのだ。
   まさか、サファリ内にいる全てのテイムされている魔物が高い知能を持ち人語を話せるなんて、誰も思わないだろう。
   「ああ、ポチをもふりたい」
    俺は、呟いていた。
   ノックの音がして、ドアが開いた。
   俺は、たぶんククルだろうと思って、顔も向けずに言った。
   「ククル?まだ休んでなかったのか。明日は、早いんだからもう寝て・・」
   「あなたこそ」
    えっ?
   俺は、びくんと体を強張らせた。
   そこにいたのは、ククルではなくヴィスコンティだった。
    「ヴィスコンティ?」
    「ハジメ」
    ヴィスコンティは、部屋着姿で俺の方へと歩み寄ってくると、ベッドに腰かけて俺が見ていたテレビをじっと見つめた。
    「テレビ、ですね?」
    「うん・・」
     俺が頷くと、ヴィスコンティは、にっこりと微笑んだ。
   「すごい人気ですね、これ」
    「うん」
   俺は、テレビどころじゃなかった。ヴィスコンティがこんな近くにいるというだけで、心臓がドキドキと暴れだす。
   ヴィスコンティは、俺に体を寄せると言った。
   「騎士団長に、なかなか手に入れられないから、なんとかコネで入手できないかときかれました」
    「マジで?」
    俺は、嬉しくなって、ヴィスコンティに話し出した。
   「これ、通信機の応用で造ったんだけど、なかなか面白いだろ?今は、こんな映像しか流してないけど、そのうちもっといろいろと放送内容を増やしてさ。きっと、楽しくなるよ」
    「そうですね」
     気がつくと、俺は、ヴィスコンティと息が触れあうぐらい側に寄り添っていた。
   「あ、ご、ごめん」
    俺は、体を離そうとしたが、逆に、ヴィスコンティに腕を掴まれて引き寄せられた。
   「えっ?」
     ヴィスコンティに抱き寄せられて、俺は、その温もりに身を委ねてしまいたいという誘惑にかられていた。
   けど、俺には、そうできない理由がある。
   「やめてくれ」
   俺は、ヴィスコンティの胸に手を置いて体を離そうとした。けど、ヴィスコンティは、俺を離そうとはしなかった。
   「ちょっ・・ヴィスコンティ!」
    「もう、逃がしません、ハジメ」
    ヴィスコンティが囁いた。
   「今夜、あなたを私だけのものにします」
    ヴィスコンティは、俺に噛みつくようなキスをした。
    あっ、これ、ダメ、だ。
    俺は、目を閉じてヴィスコンティのキスに応じてしまっていた。
   いけないことは、わかっていた。
   なのに、俺の体は、ヴィスコンティを受け入れたがっていた。俺は、両腕をヴィスコンティの背にまわして彼を抱き締めていた。
   「ヴィスコンティ」
    ヴィスコンティは、俺を組みしいて耳元でそっと言った。
   「今夜は、あなたが、どんなに嫌がっても、怖がっても、絶対にあなたを抱きます」
   うん。
   俺は、頷いていた。
   「ヴィスコンティ、俺を抱いて。俺をヴィスのものにして」
    ヴィスコンティは、俺の夜着を手際よく脱がしていくと、裸の俺を抱き締めて俺の胸にキスを降らせた。 
    甘く胸の頂を啄まれて、俺は、恥ずかしくって顔をそらせた。
   「そんなとこ・・」
    「でも、気持ちいいんでしょう?ハジメ」
    ヴィスコンティは、俺のそこを舌で舐めたり吸い付いたりした。
   「赤くなって、ぷっくり膨らんで、固くなってきてる」
   「あっ!」
    下半身へと手を伸ばしたヴィスコンティが俺の固くなりかけているところをやわやわと揉んだ。
   「ここも・・感じてるんですよね、ハジメ」
   「やっ!・・だめぇっ・・」
    突然、ヴィスコンティは、俺のそこから手を離すと俺の口許へと手を差し出した。
   「舐めて、ハジメ」
    俺は、舌を伸ばしてヴィスコンティの指先を舐めた。ヴィスコンティは、俺の口の中へと指を入れてきた。俺は、それを吸い、舐め続けた。
    指に唾液が絡んでクチュクチュと音がし始めると、ヴィスコンティは、指を俺の口から抜き去った。
   そして、その指を俺の奥のすぼまりへと這わしてくる。
   「んぅっ!」
    「力を抜いて、ハジメ」
    ヴィスコンティは、俺の後孔へと指をつぷりと差し込んで俺の中を乱した。俺は、びくっと体を爆ぜさせて、その指を締め付けていた。
    俺は、涙目になってヴィスコンティを見上げて喘いだ。
   「やだっ・・そんな、こと・・」
    ぐちゅぐちゅ、と淫猥な音が響き、俺の中をヴィスコンティの指が抽挿される。俺は、ぎゅっと足を閉じようとした。だけど、ヴィスコンティは、それを許さず、俺の両足を開かせると、中に体を入れて俺の恥ずかしいところをさらけ出し、さらに、指を増やして掻き乱した。
     俺は、俺の中で輪を描いたり、感じやすい場所を擦ったりするヴィスコンティの指に息を喘がせていた。
   「も・・そこ・・だめっ・・」
    俺は、涙を浮かべてヴィスコンティを見つめた。ヴィスコンティは、指を抜くとそこへ熱い昂りを押し当ててきた。  
   「もっと、優しくしたかったんですが、もう、無理です」
       そう言うと、ヴィスは、俺の中へとゆっくりと押し入ってきた。ヴィスコンティのもので俺の中が押し開かれていく。その痛みと、何か、今まで感じたこともない感覚に、俺は、声を漏らしていた。
    「あっ!・・うぁっ・・んぅっ・・」
    ヴィスコンティが俺に腰を叩きつけるようにして一気に奥を貫いた。
   「少し、力を抜いてください、ハジメ」
    「む、りっ!」
     俺が答えるとヴィスコンティは、俺の前に触れて濡れた先端をぐちぐち、と弄った。
   「ひぁっ!・・だめっ!そんな・・」
   俺は、快感の高まりに思わす、ぎゅっと俺の中のヴィスコンティを形がわかるほど締め付けてしまう。
   ヴィスコンティが呻き声を漏らした。
   「すごい、しまって・・ハジメの中、熱い、です」
   「あっ・・んぅっ・・」
   俺は、ヴィスコンティにしがみついた。ヴィスコンティが俺の中から彼を引き抜こうとした。ずるり、と中を擦られて、俺は、高い声を出してしまう。
   ヴィスコンティが俺の中から去っていく感じに、俺は、寂しさを覚えていた。
   「・・抜かないで・・」
   「抜きません、ハジメ」
    ヴィスコンティがぐちゅん、と抜きかけたものでもう一度、俺の中を押し開いてくる。
  「あぁっ!」
    最奥を突かれて、俺は、体を仰け反らせて悶え哭いた。
   ヴィスコンティは、俺の耳に顔を近づけて囁いた。
   「あなたの中でいってもいいですか?ハジメ」
   「あっ!ヴィス・・」
    俺は、体を捩りながらヴィスを抱き締めた。
   「いい!・・いって、俺も・・いきそ・・」
   体の奥に叩きつけるような熱い感覚が走り、俺は、足先までピン、と伸ばしていった。
   俺は、ヴィスコンティの温もりの中で、体を小刻みに震わせながら、遠くにヴィスの声を聞いていた。
   「愛している、ハジメ」
   俺は、その声に答えることなく意識を手放した。
   
    
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