勇者は、今夜も眠れない~邪神の呪いを解くための番なのに年下賢者が甘やかすのをやめません~

トモモト ヨシユキ

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2 勇者、年下賢者に口説かれる。

2ー2 魔力の相性

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 2ー2 魔力の相性

 俺が躊躇っているとリラスは、さっさと着ていた服を脱いで下履き一枚になってベッドに横たわった。
 「勇者様もはやく!」
 俺は、リラスの潔さに驚きながら自分も服を脱ぎ、リラスの横に横たわった。
 リラスの白い滑らかな肌が目に焼き付いて離れない。
 俺は、高鳴る胸を静まらせようと目を閉じた。
 リラスは。 
 そっと俺の手に自分の手を重ねる。
 俺は、びくっと体を強ばらせた。
 いやいや。
 何を自分は、そんなに怯えているのか。
 俺は、目を開くと横に寝ているリラスを見た。
 リラスは、口許を綻ばせて俺を見つめるとその愛らしい唇を開いた。
 「これから僕の魔力をあなたに流し込みます。背孕みの術は、いろいろ条件があるんですが、まずは、魔力の相性が良くないとダメなので」
 俺が頷くとリラスは、俺の手を握る手に力を込める。
 リラスの手から熱が伝わってきて俺は、びくん、と体を跳ねさせた。
 熱は、じょじょに俺の体の中心へと拡がっていく。
 体が。
 熱くて。
 俺は、熱い吐息を漏らした。
 なんだ?
 この感覚は。
 体の中で何か小さな魔物のようなものが暴れているような感覚に俺は、呻いた。
 中からどろどろに蕩けてくる。
 俺は、久々に恐怖を感じていた。
 怖い。
 なんだかわからないが、恐ろしい。
 そして。
 同時に。
 俺は、愉悦のため息を溢す。
 気持ちいい。
 なんだかわからないが、滾ってくる。
 俺は、自分の中心が固く昂ってくるのに気づいて慌てて起き上がろうとした。
 「じっとしてて!」
 リラスに命じられて俺は、身を固くした。
 リラスは、じっと横たわったままの俺に微笑みかけた。
 「いい子だ」
 いい子?
 なんだか子供扱いされて顔が熱くなる。
 子供に子供扱いされるとは!
 「年のことなら僕、もう20ですよ、エイン様」
 リラスが笑いを含む声で話しかけるのが耳元に心地いい。
 20?
 とてもそうは思えない。
 どう見てもまだ15、6才にしか見えない。
 俺がそう思っているとリラスがははっと笑う。
 「そうなんです。僕、実際よりずっと子供っぽく思われがちで。困ってるんです」
 
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