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2 勇者、年下賢者に口説かれる。
2ー6 求婚
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2ー6 求婚
次に俺が目覚めたのは、数日後のことだった。
うっすらと目を開くと見慣れたクロゥの顔が見えた。
「クロゥ……?」
「エイン様!」
俺は、重い体をゆっくりと起こしてベッドに座るとはぁっと熱い吐息を漏らした。
気だるい。
あの時の熱のせいか。
体がなんだかだるくて。
俺は、ベッドに裸で寝ていたようだが、全身が汗ばんでいて気持ちが悪かった。
「すまないが、湯を用意してもらえないか?クロゥ」
「は、はひっ!」
クロゥが不自然に飛び上がるように駆け出すのを見て俺は、首を傾げた。
落ち着きがない奴だ。
しっかりしていると思っていたが、まだまだ子供だな。
ふふっと笑いながらベッドから足を下ろそうとしたら、勢いよくドアが開いて小柄な賢者が駆け込んできた。
「エイン様!」
「リラス……殿」
俺は、ふいっとリラスから目を背ける。
俺が眠りにつく前。
リラスに醜態をさらしたことを思い出して頬が熱くなる。
ああ。
それにしてもこの部屋は、なんて暑い。
今は、まだ、春もはやい季節だというのにここは、もう夏のように暑い。
「エイン様」
リラスが俺の頬に手をあてて自分の方へと向かせた。
まじまじと俺を見つめるとリラスは、満足げに頷く。
「ああ。顔がほんのりと上気してなんて可愛らしい。唇も赤く染まって。どうやら肉体の準備が整ったようですね、エイン様」
うん?
俺は、リラスが何を言っているのか理解できずに首を傾げる。
確かに顔が熱いが、それは、部屋が暑いからだし、それになにより俺は、可愛らしくなんてない。
どんなならず者や魔物でも俺の姿を見ただけで怯む。
筋肉質で体がでかい。
俺は、勇者なのだ!
それなのにリラスは、何を言っているのか?
リラスが俺の頬をそっと撫でる感触に思わず背筋がぞくぞくっとする。
唇をリラスの指がなぞる。
リラスは、潤んだ瞳で俺を見上げて微笑んだ。
なんて、可憐な。
くらくらする!
俺は、今まで男に欲情したことがなかった。
だが、今、リラスをこの腕に抱きたいと思っていた。
それは、初めての感情だった。
激しく、焦がれる。
「リラス……」
俺は、リラスの手をとらえるとそっと握りしめた。
暖かい、手。
俺の大きな手に包み込まれてしまうような華奢なリラスの手をとると俺は、そっと口づけを落とした。
「エイン様」
リラスが驚いたように赤い瞳を見開いて俺を見つめる。
俺は、リラスの手を握ったまま彼の瞳を見つめた。
「どうか、私の伴侶になってもらいたい」
「伴侶?」
リラスの赤い蠱惑的な瞳が揺れる。
次に俺が目覚めたのは、数日後のことだった。
うっすらと目を開くと見慣れたクロゥの顔が見えた。
「クロゥ……?」
「エイン様!」
俺は、重い体をゆっくりと起こしてベッドに座るとはぁっと熱い吐息を漏らした。
気だるい。
あの時の熱のせいか。
体がなんだかだるくて。
俺は、ベッドに裸で寝ていたようだが、全身が汗ばんでいて気持ちが悪かった。
「すまないが、湯を用意してもらえないか?クロゥ」
「は、はひっ!」
クロゥが不自然に飛び上がるように駆け出すのを見て俺は、首を傾げた。
落ち着きがない奴だ。
しっかりしていると思っていたが、まだまだ子供だな。
ふふっと笑いながらベッドから足を下ろそうとしたら、勢いよくドアが開いて小柄な賢者が駆け込んできた。
「エイン様!」
「リラス……殿」
俺は、ふいっとリラスから目を背ける。
俺が眠りにつく前。
リラスに醜態をさらしたことを思い出して頬が熱くなる。
ああ。
それにしてもこの部屋は、なんて暑い。
今は、まだ、春もはやい季節だというのにここは、もう夏のように暑い。
「エイン様」
リラスが俺の頬に手をあてて自分の方へと向かせた。
まじまじと俺を見つめるとリラスは、満足げに頷く。
「ああ。顔がほんのりと上気してなんて可愛らしい。唇も赤く染まって。どうやら肉体の準備が整ったようですね、エイン様」
うん?
俺は、リラスが何を言っているのか理解できずに首を傾げる。
確かに顔が熱いが、それは、部屋が暑いからだし、それになにより俺は、可愛らしくなんてない。
どんなならず者や魔物でも俺の姿を見ただけで怯む。
筋肉質で体がでかい。
俺は、勇者なのだ!
それなのにリラスは、何を言っているのか?
リラスが俺の頬をそっと撫でる感触に思わず背筋がぞくぞくっとする。
唇をリラスの指がなぞる。
リラスは、潤んだ瞳で俺を見上げて微笑んだ。
なんて、可憐な。
くらくらする!
俺は、今まで男に欲情したことがなかった。
だが、今、リラスをこの腕に抱きたいと思っていた。
それは、初めての感情だった。
激しく、焦がれる。
「リラス……」
俺は、リラスの手をとらえるとそっと握りしめた。
暖かい、手。
俺の大きな手に包み込まれてしまうような華奢なリラスの手をとると俺は、そっと口づけを落とした。
「エイン様」
リラスが驚いたように赤い瞳を見開いて俺を見つめる。
俺は、リラスの手を握ったまま彼の瞳を見つめた。
「どうか、私の伴侶になってもらいたい」
「伴侶?」
リラスの赤い蠱惑的な瞳が揺れる。
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