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3 竜の里にて
3ー6 床入りの夜
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3ー6 床入りの夜
ラーズは、俺の側に横たわると俺をじっと見上げる。
「だいたいのことは、賢者リラスから聞いた。あの邪神を倒すとは凄まじいな!」
ラーズは、感心したようすで俺をその金の眼差しで見つめる。
「どうだ?本気で私の妻となるつもりはないか?勇者殿、いや、エイン」
名を呼ばれてどきん、と心臓が跳ねた。
1拍置いて、返事をする。
「今の俺は、勇者などではない。ただの賢者殿の剣にすぎない」
「つまり、貴殿は、リラスのもの、ということか?」
ラーズが面白くなさそうに鼻を鳴らした。
「ならば、リラスを殺せば貴殿を手に入れられるか?エイン」
俺は、はっと息を飲んだ。
リラスを殺す気なのか?
俺は、ラーズを視線で射殺そうとばかりに睨み付ける。
「もし、リラスになにかあれば、世界は滅ぶ。もちろん、この里も、な」
「ほぅ……」
ラーズが目を細める。
俺たちは、しばらく睨みあっていたが、ふいっとラーズが視線をそらせた。
「やめだ、やめ!」
俺は、気を削がれてふっと力を抜いた。
ラーズは、体を起こすとぱんぱん、と手を叩く。
すぐに使用人たちが酒を持ってやってきた。
ラーズは、杯を手にすると俺に差し出した。
「先ほどは杯も交わせなかったな、エイン。どうか、私の杯、受けてくれ」
俺が杯を受けてとるとラーズは、にっと笑ってそれに酒を注いだ。俺は、黙って杯をあおぐ。
一息に飲み干した俺を見てほぅっとラーズが吐息をつく。
「なかなかいい飲みっぷりだ。さすがは、歴戦の勇者殿!」
俺は、空になった杯をラーズに返した。
「今度は、あなたの番だ」
「おうっ!」
俺は、ラーズの杯に酒を溢れんばかりに注いだ。ラーズは、それを一気に飲みぷはっと息を吐く。
「いい酒だ!」
ラーズが俺を潤んだ金の瞳で見つめて微笑んだ。
「そして、いい男だ!今宵は、2人でのみ明かそうではないか、エイン!」
俺たちは、2人で杯を重ねた。
俺は、ラーズに問われてぽつぽつと邪神の呪いについて話した。
ラーズは、おそらくはリラスからだいたいのことは聞いていたのだろうが口を挟むこともなく俺の話を聞いていた。
ラーズは、俺の側に横たわると俺をじっと見上げる。
「だいたいのことは、賢者リラスから聞いた。あの邪神を倒すとは凄まじいな!」
ラーズは、感心したようすで俺をその金の眼差しで見つめる。
「どうだ?本気で私の妻となるつもりはないか?勇者殿、いや、エイン」
名を呼ばれてどきん、と心臓が跳ねた。
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「今の俺は、勇者などではない。ただの賢者殿の剣にすぎない」
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「ほぅ……」
ラーズが目を細める。
俺たちは、しばらく睨みあっていたが、ふいっとラーズが視線をそらせた。
「やめだ、やめ!」
俺は、気を削がれてふっと力を抜いた。
ラーズは、体を起こすとぱんぱん、と手を叩く。
すぐに使用人たちが酒を持ってやってきた。
ラーズは、杯を手にすると俺に差し出した。
「先ほどは杯も交わせなかったな、エイン。どうか、私の杯、受けてくれ」
俺が杯を受けてとるとラーズは、にっと笑ってそれに酒を注いだ。俺は、黙って杯をあおぐ。
一息に飲み干した俺を見てほぅっとラーズが吐息をつく。
「なかなかいい飲みっぷりだ。さすがは、歴戦の勇者殿!」
俺は、空になった杯をラーズに返した。
「今度は、あなたの番だ」
「おうっ!」
俺は、ラーズの杯に酒を溢れんばかりに注いだ。ラーズは、それを一気に飲みぷはっと息を吐く。
「いい酒だ!」
ラーズが俺を潤んだ金の瞳で見つめて微笑んだ。
「そして、いい男だ!今宵は、2人でのみ明かそうではないか、エイン!」
俺たちは、2人で杯を重ねた。
俺は、ラーズに問われてぽつぽつと邪神の呪いについて話した。
ラーズは、おそらくはリラスからだいたいのことは聞いていたのだろうが口を挟むこともなく俺の話を聞いていた。
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