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二日目の朝
貝殻拾い
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「綺麗だね~。
いっぱい集めたいな」
「たくさん集めて工作に使う人もいるみたいだよ。
江ノ島にある土産店でもたまに売ってるの見かける」
シーグラス自体はすでに害のない形になっているが、これがあるということはまだ削りきっていない、普通のガラス片も海岸には落ちているということだ。
素足で歩くなら踏まないように気を付けた方がいいよ、と葉織が忠告してくれた。
余計な怪我をして迷惑をかけたくない、気を付けよう、と羽香奈は肝に銘じる。
この日、葉織はバケツに少しの流木を。
羽香奈は両手のひらにこんもりと、貝殻とシーグラスをのせて持ち帰ることになった。
「その手のひらのまま家まで帰るの、手首が疲れない?
バケツに入れようか?」
「せっかく拾ったのに、割れたりしたら嫌だもん……」
「それならいいけど。
足元、転ばないように気を付けてね」
「はぁーい」
海岸から潮崎家への行き来は、行きは下り坂が多めだが帰りは上り坂が多めで、下道を使えば階段を上り下りしなければならない箇所は減る。
とはいえ両手を固定したまま数十分歩き続けるのはやはり難しい。
家に帰り着き、葉織に玄関を開けてもらって勝手口からそのまま庭へ直通し、水道の水受けの隅に貝殻とシーグラスを置いて。
「う~~んっ、大変だったぁっ」
ようやく手が自由になると、指も手首も硬直して痛くなってしまっていた。
ぷらぷらと手首を振って解消しようとする。
素足で歩いていた羽香奈はもちろん、サンダル履きで砂浜にいたのだから葉織の足も少し汚れている。
水道で貝殻を洗ってからふたりとも足を洗い、乾かしてから家に上がることにした。
海で泳ぐとかそういった派手な遊びをしたわけではないが、早起きして午前中から遊んで歩いたので、羽香奈もちょっと疲れてしまった。
二段ベッドの下段に横になって、飾り棚に乾かした貝殻とシーグラスを並べてひとしきり眺めた後、うとうととまどろんでいた。
昨日と同じように流木の熱湯消毒処理をしていた葉織が、音を立てないよう気遣いつつ戸を開けて入ってくると、羽香奈はすぐ身を起こす。
「起こしちゃった? ごめん」
「ううん……」
寝ようとしたのに物音に起こされたわけではなく、葉織が入って来たから起きようと思っただけだから、謝る必要なんてない。
とはいえ、そこまで子細に話すわけにもいかず、羽香奈も胸の内だけでこっそり「ごめんね、気を使わせた上に謝らせちゃって」と呟いた。
いっぱい集めたいな」
「たくさん集めて工作に使う人もいるみたいだよ。
江ノ島にある土産店でもたまに売ってるの見かける」
シーグラス自体はすでに害のない形になっているが、これがあるということはまだ削りきっていない、普通のガラス片も海岸には落ちているということだ。
素足で歩くなら踏まないように気を付けた方がいいよ、と葉織が忠告してくれた。
余計な怪我をして迷惑をかけたくない、気を付けよう、と羽香奈は肝に銘じる。
この日、葉織はバケツに少しの流木を。
羽香奈は両手のひらにこんもりと、貝殻とシーグラスをのせて持ち帰ることになった。
「その手のひらのまま家まで帰るの、手首が疲れない?
バケツに入れようか?」
「せっかく拾ったのに、割れたりしたら嫌だもん……」
「それならいいけど。
足元、転ばないように気を付けてね」
「はぁーい」
海岸から潮崎家への行き来は、行きは下り坂が多めだが帰りは上り坂が多めで、下道を使えば階段を上り下りしなければならない箇所は減る。
とはいえ両手を固定したまま数十分歩き続けるのはやはり難しい。
家に帰り着き、葉織に玄関を開けてもらって勝手口からそのまま庭へ直通し、水道の水受けの隅に貝殻とシーグラスを置いて。
「う~~んっ、大変だったぁっ」
ようやく手が自由になると、指も手首も硬直して痛くなってしまっていた。
ぷらぷらと手首を振って解消しようとする。
素足で歩いていた羽香奈はもちろん、サンダル履きで砂浜にいたのだから葉織の足も少し汚れている。
水道で貝殻を洗ってからふたりとも足を洗い、乾かしてから家に上がることにした。
海で泳ぐとかそういった派手な遊びをしたわけではないが、早起きして午前中から遊んで歩いたので、羽香奈もちょっと疲れてしまった。
二段ベッドの下段に横になって、飾り棚に乾かした貝殻とシーグラスを並べてひとしきり眺めた後、うとうととまどろんでいた。
昨日と同じように流木の熱湯消毒処理をしていた葉織が、音を立てないよう気遣いつつ戸を開けて入ってくると、羽香奈はすぐ身を起こす。
「起こしちゃった? ごめん」
「ううん……」
寝ようとしたのに物音に起こされたわけではなく、葉織が入って来たから起きようと思っただけだから、謝る必要なんてない。
とはいえ、そこまで子細に話すわけにもいかず、羽香奈も胸の内だけでこっそり「ごめんね、気を使わせた上に謝らせちゃって」と呟いた。
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