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第22章
彩芽、船に乗る
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「おえええええええぇぇ……」
キラキラと海の生き物に餌を与える。
髪の生え際が完全に黒くなった、金髪の女。
「ほら、そのまま全部、思い切って吐いちゃって下さい……」
女の背中を、心配そうにさする男装の少女。
心配そうにしてはいるが、女に向けられた顔が少し呆れている。
「生で魚を食うなんて……バカだな……」
女を心配して見守る巨人も、やはり少しだけ呆れていた。
「獲れたてだから……イケると思ったの……えええええぇぇ……」
「「はぁ……」」と二人の溜息が重なった。
旅先での体調管理を考えれば、どうなるか分からない物を口に入れるのは、自殺行為である。
釣り人から分けて貰った新鮮な魚を見ていたら、彩芽はどうしても刺身で食べてみたい衝動が抑えられなくなってしまったのが数時間前の事。
ナイフで捌き、塩をつけて食べた味は、釣りたてだけの事はあり、かなり美味しかった。
癖の少ないサッパリとしたコリコリの赤身の魚で、脂のノリも悪くない。
彩芽は、ルカラとストラディゴスに本当に食べないのか聞きながらも、その名も知らぬ小さな赤身魚を一人で食べてしまった。
見た目にも毒はなさそうだし、寄生虫にも気を付けた。
しかし、その魚の油には、熱を通して変化させないと人体が吸収出来ないアミノ酸が大量に含まれている事を彩芽は勿論、ストラディゴスもルカラも知らなかった。
そんな物を食べれば、腹を下すに決まっている。
彩芽は、腹を下すと同時に襲ってきた船酔いも相まって、盛大な一人リバース祭を開催する流れとなったと言う訳である。
* * *
そこは広大な海上。
正確には、南へ進路を取る大きな帆船の甲板の上であった。
フィデーリスを旅だった一行は、マルギアス最南端の港町モルブスから馬車ごと船に乗り、国境を越えてデモグラシア共和国領へと入っていた。
いくつかの港を経由して、デモグラシアの首都マグノーリャへと向かう為である。
首都マグノーリャこそが、ネヴェルの魔法使いエルムに言われ目指した目的地なのだ。
エルムが言うには、大陸でも有名なフラクシヌズ魔法学校がその地にあると言う。
そこでピアスを専門家に見せれば、何かが分かる筈と言う事であった。
ようやく吐ききり、胃袋に残っていた魚の油を出し切り、反省しつつもケロッと復活した彩芽は、魔法学校と言う響きに、船に乗るまでは持っていたワクワクを再燃させた。
「ねぇねぇ、そう言えばさ、もしもだよ。私が通ったら、魔法使えるようになるのかな?」
彩芽は塩水で口をゆすぎ、海にペッと吐く。
「ん? ああ、万一入学出来ればな」
ストラディゴスは、かなり難しいだろうけど、と言う顔で言った。
「やっぱ、試験とかあるのかな~」
「なんだ、魔法使いにでもなりたいのか?」
「別に。でも、使ってみたくない? 魔法」
「まあ、使えたらいいとは思うけどよ、その前にビアス調べないとな」
「わかってるよ~」
「私も、魔法には、興味が、あります!」
ルカラは甲板の上で、剣を持たずにエドワルドに習った型のステップを踏みながら、楽しそうに言った。
「お前は入れそうだな、ルカラ」
ストラディゴスは彩芽の時とは、明らかに違う態度でルカラに返事をした。
「なんで私は難しくて、ルカラはイケるの?」
彩芽は「贔屓か? ブーブー!」とストラディゴスに抗議する。
「そりゃ、エルフは魔法適正が高いだろ。体質比べてひがむなよ」
そう言えば、ルカラは耳こそ尖っていないが、列記としたハーフエルフであった事を彩芽も思い出す。
それを考えると、彩芽よりも可能性がある事は頷ける。
「そんなに違うの?」
魔法の得意不得意は種族によって異なる。
人族の中で魔法に対して適性を示す人間は、一万人に一人と言った割合である。
その中でエルムの様に自由に魔法を使える様になる人間は、さらに希少な存在である。
人族の中で、例外な種族がエルフ系人族である。
マリアベール達フィデーリス王国にもいた様なクリア(ホワイト)エルフ族、ハルコスの様なダーク(ブラック)エルフ族、他にも青い肌を持つブルーエルフ族等、エルフ系人族は総じて魔法適正が高い。
十人いれば一人は魔法を使える才能があり、百人いれば一人は魔法使いを名乗れるレベルまでは学べば育つ。
その中でも、貴族達は魔法適正を考えての政略結婚をする者も多く、フィデーリス騎士団長の娘の子孫であるルカラには、高い確率で魔法への適正がある筈であった。
「ルカラは、ほんと、多才だねぇ~」
「これも、ご先祖様に、感謝ですね!」
自身の生い立ちも出自も、全てを受け入れた今のルカラにとっては、彩芽とストラディゴスの旅の役に立つ事ならば、全てを前向きに捉える事が出来た。
彩芽がフィデーリスを出てから覚えた事と言えば、馬車と馬の基本的な操り方と、斧での巻き割り。
その程度の物であった。
マリアベールの体感覚は、マリアベールと同じ力場にいなければ一切使えないらしく、ほとんど元の彩芽に戻ってしまっている。
一方で、ルカラはエドワルドから習った剣の基本をストラディゴス相手に練習したり、ルカラにしか出来ない新しく出来る事が増え、奴隷時代に身に着けた技術や知識がやたらと広範囲に豊富で、三人の中では最も器用に何でも熟せていた。
ストラディゴスは、フィデーリスからここまでの旅で、馬車を襲おうとする野生の獣や、盗賊団を一人で撃退できたり、狩りでイノシシを獲ってきたりと、安定の働きを見せつつ、相変わらずマッサージが上手かった。
そんな二人が、彩芽の為と思って無意識に仕事を取ってしまうと、彩芽は二人に勝てる仕事を旅の中で探さねばならない。
このままでは、二人の愛によって甘やかされ、ニートにされてしまいかねなかった。
そこで彩芽は、自分でも出来そうだと料理を旅の仕事のメインに据えた。
料理の知識や発想に関しては、異世界と元の世界では、元の世界の方が進んでいる部分がある上、彩芽の育った東京では、世界中の料理を実際に食べる事が出来た。
その経験値は、ストラディゴスとルカラが束になってもかなう物では無い。
彩芽は、そう考えたのだ。
だが、そこには、一つ問題があった。
元々料理は好きな上、一人暮らし時代は自炊をしていた為、一通りの調理は出来る。
味音痴でも無いし、むしろ味覚に関しては、自信すらあった。
料理をする上での味付けのセンスは、味の足し算掛け算が得意な為、一流レストランでは出せずとも、十分に店に出せるレベルの料理は出来るし、見よう見まねで簡単な料理なら再現も出来る。
そこに降ってわいた問題とは、食材の事を知らな過ぎるのだ。
だから、冒頭で見せた様に、時々やらかす事になる。
そうなると、かなり味が落ちてもストラディゴスもルカラも、自分達が作る安全な料理を食べたいし、彩芽には食べさせたくなる。
「味付けだけ頼む」
「味見をして下さい」
しかし、二人は、そうやって頼ってる感を出そうとしてくれるが、彩芽は二人に対して、ちゃんと御馳走したいのだ。
それに、料理を奪われてしまうと彩芽は、時々馬車を安全な道でだけ手綱を持つ係か、申し訳程度にノソノソと薪を割るか、料理の最後に味見をして味を調えるだけのお手伝いさんになってしまう。
彩芽がそんな小さな悩みを抱えていると、甲板の上の船員達がガヤガヤと騒ぎ出す。
「アフティラの港が見えたぞ!」
マグノーリャに到着するまでの、モルブスから丁度真ん中に位置する港が見えて来たようであった。
ここまで海賊に襲われる事も、怪物に襲われる事も海上では無かった。
順調な旅を実感しながら彩芽達は、買い出しの為に上陸の準備を始めたのであった。
キラキラと海の生き物に餌を与える。
髪の生え際が完全に黒くなった、金髪の女。
「ほら、そのまま全部、思い切って吐いちゃって下さい……」
女の背中を、心配そうにさする男装の少女。
心配そうにしてはいるが、女に向けられた顔が少し呆れている。
「生で魚を食うなんて……バカだな……」
女を心配して見守る巨人も、やはり少しだけ呆れていた。
「獲れたてだから……イケると思ったの……えええええぇぇ……」
「「はぁ……」」と二人の溜息が重なった。
旅先での体調管理を考えれば、どうなるか分からない物を口に入れるのは、自殺行為である。
釣り人から分けて貰った新鮮な魚を見ていたら、彩芽はどうしても刺身で食べてみたい衝動が抑えられなくなってしまったのが数時間前の事。
ナイフで捌き、塩をつけて食べた味は、釣りたてだけの事はあり、かなり美味しかった。
癖の少ないサッパリとしたコリコリの赤身の魚で、脂のノリも悪くない。
彩芽は、ルカラとストラディゴスに本当に食べないのか聞きながらも、その名も知らぬ小さな赤身魚を一人で食べてしまった。
見た目にも毒はなさそうだし、寄生虫にも気を付けた。
しかし、その魚の油には、熱を通して変化させないと人体が吸収出来ないアミノ酸が大量に含まれている事を彩芽は勿論、ストラディゴスもルカラも知らなかった。
そんな物を食べれば、腹を下すに決まっている。
彩芽は、腹を下すと同時に襲ってきた船酔いも相まって、盛大な一人リバース祭を開催する流れとなったと言う訳である。
* * *
そこは広大な海上。
正確には、南へ進路を取る大きな帆船の甲板の上であった。
フィデーリスを旅だった一行は、マルギアス最南端の港町モルブスから馬車ごと船に乗り、国境を越えてデモグラシア共和国領へと入っていた。
いくつかの港を経由して、デモグラシアの首都マグノーリャへと向かう為である。
首都マグノーリャこそが、ネヴェルの魔法使いエルムに言われ目指した目的地なのだ。
エルムが言うには、大陸でも有名なフラクシヌズ魔法学校がその地にあると言う。
そこでピアスを専門家に見せれば、何かが分かる筈と言う事であった。
ようやく吐ききり、胃袋に残っていた魚の油を出し切り、反省しつつもケロッと復活した彩芽は、魔法学校と言う響きに、船に乗るまでは持っていたワクワクを再燃させた。
「ねぇねぇ、そう言えばさ、もしもだよ。私が通ったら、魔法使えるようになるのかな?」
彩芽は塩水で口をゆすぎ、海にペッと吐く。
「ん? ああ、万一入学出来ればな」
ストラディゴスは、かなり難しいだろうけど、と言う顔で言った。
「やっぱ、試験とかあるのかな~」
「なんだ、魔法使いにでもなりたいのか?」
「別に。でも、使ってみたくない? 魔法」
「まあ、使えたらいいとは思うけどよ、その前にビアス調べないとな」
「わかってるよ~」
「私も、魔法には、興味が、あります!」
ルカラは甲板の上で、剣を持たずにエドワルドに習った型のステップを踏みながら、楽しそうに言った。
「お前は入れそうだな、ルカラ」
ストラディゴスは彩芽の時とは、明らかに違う態度でルカラに返事をした。
「なんで私は難しくて、ルカラはイケるの?」
彩芽は「贔屓か? ブーブー!」とストラディゴスに抗議する。
「そりゃ、エルフは魔法適正が高いだろ。体質比べてひがむなよ」
そう言えば、ルカラは耳こそ尖っていないが、列記としたハーフエルフであった事を彩芽も思い出す。
それを考えると、彩芽よりも可能性がある事は頷ける。
「そんなに違うの?」
魔法の得意不得意は種族によって異なる。
人族の中で魔法に対して適性を示す人間は、一万人に一人と言った割合である。
その中でエルムの様に自由に魔法を使える様になる人間は、さらに希少な存在である。
人族の中で、例外な種族がエルフ系人族である。
マリアベール達フィデーリス王国にもいた様なクリア(ホワイト)エルフ族、ハルコスの様なダーク(ブラック)エルフ族、他にも青い肌を持つブルーエルフ族等、エルフ系人族は総じて魔法適正が高い。
十人いれば一人は魔法を使える才能があり、百人いれば一人は魔法使いを名乗れるレベルまでは学べば育つ。
その中でも、貴族達は魔法適正を考えての政略結婚をする者も多く、フィデーリス騎士団長の娘の子孫であるルカラには、高い確率で魔法への適正がある筈であった。
「ルカラは、ほんと、多才だねぇ~」
「これも、ご先祖様に、感謝ですね!」
自身の生い立ちも出自も、全てを受け入れた今のルカラにとっては、彩芽とストラディゴスの旅の役に立つ事ならば、全てを前向きに捉える事が出来た。
彩芽がフィデーリスを出てから覚えた事と言えば、馬車と馬の基本的な操り方と、斧での巻き割り。
その程度の物であった。
マリアベールの体感覚は、マリアベールと同じ力場にいなければ一切使えないらしく、ほとんど元の彩芽に戻ってしまっている。
一方で、ルカラはエドワルドから習った剣の基本をストラディゴス相手に練習したり、ルカラにしか出来ない新しく出来る事が増え、奴隷時代に身に着けた技術や知識がやたらと広範囲に豊富で、三人の中では最も器用に何でも熟せていた。
ストラディゴスは、フィデーリスからここまでの旅で、馬車を襲おうとする野生の獣や、盗賊団を一人で撃退できたり、狩りでイノシシを獲ってきたりと、安定の働きを見せつつ、相変わらずマッサージが上手かった。
そんな二人が、彩芽の為と思って無意識に仕事を取ってしまうと、彩芽は二人に勝てる仕事を旅の中で探さねばならない。
このままでは、二人の愛によって甘やかされ、ニートにされてしまいかねなかった。
そこで彩芽は、自分でも出来そうだと料理を旅の仕事のメインに据えた。
料理の知識や発想に関しては、異世界と元の世界では、元の世界の方が進んでいる部分がある上、彩芽の育った東京では、世界中の料理を実際に食べる事が出来た。
その経験値は、ストラディゴスとルカラが束になってもかなう物では無い。
彩芽は、そう考えたのだ。
だが、そこには、一つ問題があった。
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味音痴でも無いし、むしろ味覚に関しては、自信すらあった。
料理をする上での味付けのセンスは、味の足し算掛け算が得意な為、一流レストランでは出せずとも、十分に店に出せるレベルの料理は出来るし、見よう見まねで簡単な料理なら再現も出来る。
そこに降ってわいた問題とは、食材の事を知らな過ぎるのだ。
だから、冒頭で見せた様に、時々やらかす事になる。
そうなると、かなり味が落ちてもストラディゴスもルカラも、自分達が作る安全な料理を食べたいし、彩芽には食べさせたくなる。
「味付けだけ頼む」
「味見をして下さい」
しかし、二人は、そうやって頼ってる感を出そうとしてくれるが、彩芽は二人に対して、ちゃんと御馳走したいのだ。
それに、料理を奪われてしまうと彩芽は、時々馬車を安全な道でだけ手綱を持つ係か、申し訳程度にノソノソと薪を割るか、料理の最後に味見をして味を調えるだけのお手伝いさんになってしまう。
彩芽がそんな小さな悩みを抱えていると、甲板の上の船員達がガヤガヤと騒ぎ出す。
「アフティラの港が見えたぞ!」
マグノーリャに到着するまでの、モルブスから丁度真ん中に位置する港が見えて来たようであった。
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