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第一章
第十話 いざ、ランククエストへ
しおりを挟む「そっかぁ!じゃあまた今度会おうね!」
「おうよ!」
さぁて…ランククエストやるか…ブロンズIVのクエストは…迷宮クリスラルのLv.10の強化ゴブリン10体倒すことか…
「Lv.10…まぁまぁ強い。俺のLvは59。頑張れば行けるか!」
レイヤは強化ゴブリン4体に対して、4連撃技「フォースライシング」を繰り出し、交戦を開始する。
ブロンズIVのクエストでさえ、普通のクエストより大変だな、だけど!今の俺には魔剣ズライムがいる。それに魔剣グライムによる、バトルサポートスキルで10秒でHP50回復する!
「やぁぁぁ…!!」
華麗に、レイヤは強化ゴブリンの首を飛ばした。レイヤの目の前にパネルが現れる。そのパネルにはこう表示されていた。
報酬
ゴブリンの骨×2 木の剣×1
あと6体。意外と難そうに見えた楽かもしれないな。けど油断禁物だな。
「ここは1発で決めるあれを使うか!」
レイヤは剣にエネルギーを貯め、基本的強化攻撃「フォルティ」を繰り出した。命中した強化ゴブリンの頭は吹っ飛び、粉々になった。
おっけ!クエストクリア!段位は…ブロンズIVに上がってる!
って…
レイヤの画面の左上には20:58と表示されている。
今日はもうログアウトするか…
目を覚ました玲哉。
暗い空が見える窓のカーテンを占め、1回におりていく。階段を下りる音は、暗い家の中に響いた。
「夜ご飯今日はいいかな…、」
玲奈と佳奈はもう部屋で寝てるのかな。コンビニでも行って晩御飯買うか。
家を出て、コンビニへ向かう。
さすがに暗いな。晩御飯何にしようかな~、無難におにぎりでいいかな。
玲哉の家からコンビニまでは約150mと近場である。
すると目の前から塾の帰りであると思われる玲哉の同級生、久我山 莉子がいた。
「よっ、久我山」
莉子はすぐ玲哉に気づき、自転車をとめた。
「なに?」
「塾の帰り?こんな時間まで勉強ってすごいな」
「そんなことないよ、刻岩は何してんの?」
莉子は質問も華麗に受け流して、逆に質問してくる。
「コンビニに晩御飯買いに行くとこ。夜遅いし気をつけて帰れよ!」
「うん、バイバイ」
また自転車をこぎ始める莉子。
初めて莉子とあんなに喋ったな。
なんやかんやで、コンビニ着いておにぎりを買った玲哉。もう21時30分か、さっさと家に帰って勉強してからちょっとログインするか…
「うぅ…~、にしても2時間ぶっ通しで、勉強は嫌だな~、」
レイヤはアルメスティアに戻ってきた。
「ムズいクエストって言うか、レベル上げしたいから第三区行こうかな」
第三区とは、主にファンタジー世界がテーマの世界である。アルメスティアは計9の世界があり全ての世界が繋がっている。
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