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第一章
第九話 上位プレイヤー
しおりを挟む「い、一瞬で…Lv.80を倒すなんて…」
「紹介遅れたね…私はバルサファイヤ所属。黒死連盟軍准将のミララ。元モジャラルの総司令官。今は、ただの放浪軍人だけどね」
「お、お強いですね…それで…バルサファイヤって?」
「え」
「え!レイヤ、バルサファイヤのこと知らないの!?全世界サーバー1位の連盟だよ…?その幹部だなんて…」
カレンは驚いたように言ってくる。そんなに凄いのか?でもプレイ人口がたしか…16.9億人…その頂点の連盟…。けど連盟の人数が多いならそこまでのことか…?
「でも…そこまでのこと?」
「お、バルサファイヤのことで驚かないやつは、初めてだよ。君、Lvと段位は?」
「今は…59で段位はブロンズVです」
聞いてくるとか、Lvと段位で見下してくんのか?だとしたらこいつとは関わりたくないな。
「え?Lv.59でブロンズV?ランククエストやってないの?」
「ランククエスト?なんですそれ」
「簡単に言うと、ランク段位をあげるクエストで普通のクエストよりも難しいクエストかな?大きく違うのは、クエストを受けるのにGがかかることかな」
ミララさんは、丁寧に説明てくれた。本当は良い人なのか?いいひとそうだけど…。
「ちなみに私はオーソリティII。Lvは596よろしくね」
「あ、はい…よろしくです」
なんだ…ただのいい人だった。困った時に頼ってみよう。
「それでカレンとリンこの後どうする?」
「えーっとクエストも終わったしレベル上げでもする?」
「いいね!それ」
「あーだけど…俺はランク上げしよっかなぁ」
レイヤはパネルを開きながらランククエスト「ブロンズIV」をタップした。
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