鉱山で裏切られ死んでしまった俺は新たに最強の魔術師として生まれ変わりました

天々

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第三章 魔道合宿

第十八話 合宿二日目④ 最強と呼ばれる者

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「第五級魔法!火炎宝来フレステイク!」

街の建物が揺れた。衝撃波が全体に行く。悪魔がいた場所は紫っぽい火で包まれものすごい熱気が感じられる。そして空には小さなキノコ雲。

「うっ、」

リアクは吹き飛んだ。

「リアク!」

リエが叫びながらリアクの落ちた方に向かう。地面は黒く焦げていた。

「リアク!」

リアクは目を覚まさない。心臓の音も弱くなっていく。

「第五級魔法!聖星宝来セスレテイク!」

白い巨大な魔法陣がリアクを覆う。リアクの傷が段々と治っていく。

「ゴホッ…リエ…?」

「みんなは…大丈夫か…?」

「リアクのおかげで大丈夫だよ、、」

リアクは安心してため息を吐く。

「君たち大丈夫か!」

街の人達が駆け寄ってくる。

「あの悪魔を倒すなんて…最強すぎる…」

街の人達は拍手をリアクに送った。

「そうか…最強か」



「リアク、もう大丈夫なの?」

「あぁ、傷はもう─治ったみたいだな」

俺は2日ほど意識を失っていたらしい。傷はその間にリエが治してくれた。

「それと、あの悪魔。闇魔法って言ってたよね?その事でさ、学校の図書館に闇魔法の種類は十三もあるらしい。あいつの使ってたのは暗香疎影あんこうそえいの闇魔法。ほんと、悪魔って強いから怖いよね。あれでも未熟らしいしさ…」

暗香疎影の意味は月光に照らされた木々の影の情景。あの悪魔はまだ未熟であり、木々の影は少ししか見えなかったが完全に習得すると空が暗くなり木々が生えて完全に勝ち目がなくなってしまう。

「十三も…それなにまだ未熟か…」

「…どうすればいいんだよ」

リエは無言で俺を見てくる。

「そうだ、リエ。普通の闇属性と、闇魔法は違うのか?」

「違うよ。普通の十一の属性の闇は使う者自身が死なないために制御されているけど、闇魔法はそれとは別で、闇魔法は古代の十六人の始祖魔術師の一人、闇担当のドレイン・フォニアスが残りの十五人を裏切って独自に後の闇魔法を十五個完成させて今に至る」

「十五?十三じゃないのか?」

俺はリエの話に矛盾を感じた。

「そうそこが問題。今人類が知ってる種類は一種類だけ。そして図書館にあった本は十三。そして古代魔法第一封印書の第二章に書いてあった十五種類。多分十五種類が正確な情報だと思うね」

リエ俺にわかりやすく教えてくれた。
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