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魔導決闘祭編
第四話 決着の時
しおりを挟む「やってみやがれ…」
すると、ベルトディアーヌはリエを倒した時と同じように転移で近ずいてきて麻酔を打とうとした。
その手をリアクは掴んだ。
「こうやって…こうやってリエも倒したんだろ!」
「な、なんの事だかさっぱりだ!」
そうしたらベルトディアーヌは俺の手に麻酔針を乗せて「みなさぁーん!こいつ!麻酔針をもってますよぉー!」と言った。
「とことんクズだな…」
リアクはベルトディアーヌを睨む。
「その発言は、今から撤廃する…。いや、その発言はしたくでもできないだろう」
リアクは会場全体に聞こえるようにいい神聖魔法を唱えた。
「神聖魔法…時の神…」
〔ペリアゴス…頼む…〕
〔初めて我を使うな…リアク…〕
「逆時間進撃!」
「な、なんの事だかさっぱりだ!」
そうしたらベルトディアーヌは俺の手に麻酔針を乗せようとしたが─
「乗せようとしたよな、ベルトディアーヌ」
リアクはベルトディアーヌの顔面に殴りを食らわせた。
「ぐはっ、…ゲホッ…げ…」
「第十級魔法…」
「第十級!?そんな…!最下位のあいつが!?俺でも八級までしか無理なのに!?」
学年序列3位のメロキシヌ・レルスタエムが顔に出るほど驚いている。
「氷柱神聖」
ベルトディアーヌから氷柱が生えてくる。
「な、なんだ…これ…」
「その氷柱は骨の髄まで食い尽くすぞ。降参するなら今だけだ」
「くっ、誰が降参するもんか…」
リアクは後ろを向いて戻ろうとした。
「ま、待ってくれ!降参する!降参だ!」
「勝負あり!勝者!リアク・ガルディア」
「解除…」
ベルトディアーヌに生えていた氷柱が解けた。
その時、
「フッ、甘いんだよぉ!雑魚がぁ!」
ベルトディアーヌはリアクの心臓にナイフを刺した。
「っ…!」
「がぁ…!逆時間進撃!」
「フッ、甘いんだよぉ!雑魚がぁ!」
リアクは華麗に交しベルトディアーヌの腕を折った。
「がぁぁぁ!!いっいてぇ!!」
「つくづくクズだな…」
リアクはベルトディアーヌ越しに会場の床を殴ったら会場にヒビができる。
「誰かー。こいつを捕まえてくれ!」
そしたら警備隊の人達がベルトディアーヌを捕まえ去っていった。
「戻るか…」
「リアク、大丈夫だった?」
「あぁ、何とか。これでリエも大丈夫だな」
「ありがとうね、リアク」
リエと会話してると、
「おいリアク、どんな手を使ってベルトディアーヌに勝ったんだァ?」
「俺はどの手もしてないぞ、グレイフォード」
グレイフォードは序列4位の実力者である。ちなみにベルトディアーヌ17位。
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