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魔導決闘祭編
第七話 表向きの力の裏
しおりを挟むあのレオウよりも強い序列1位は何者なんだ?
「なぁ、リアク。…第35試合。お前とレオウだぞ?」
「え、まじ?」
トーナメント表を見るリアク。
「えぇ…まじかぁ…」
今の俺は神聖魔法はもう使えない。どうする…?そういえば、あれがあったな。
「ま!何とかする!」
「その気力は賞賛する…」
「第31試合!6組!ジョゼフ・エルバンドル・ゼネータ!vs!2組!バリグアン・パリルアセント!」
6組のジョゼフ・エルバンドル・ゼネータことジョゼフは表向き序列6位だが本当はそれ以上の力がある。
「はじめぇ!!!」
「第十一級魔法…高次多元率限界加速…」
風景…いや、空間全体が皿が割れたかのように割れた。一瞬にして宇宙空間のように真っ暗になり星々が線のように動き出す。
「これは、俺とお前が光速に近い速度で動いているためこう見えるのだ、」
さらに加速して、その宇宙空間さえも割れた。
何故か…試合が始まる直前に戻っていた。
「はじめぇ!!!」
「がぁっ…、」
バリグアンはすぐ倒れた。結果、ジョゼフの勝ちということだ。
「第35試合!4組!リアク・ガルディア!vs5組!レオウ・デンナリオウ!」
「はじめ!!!」
「がはっ…!」
リアクが倒れた。
〔さ、さすが…無詠唱…つえぇ…けど…!〕
「負けねぇ…ぞ…古代魔法…旧第三魔法…!幻影次獄!」
リアクは魔法を使い人間では見えない魔力の動きを見れるようになっていた。
魔法を唱えると膨大な魔力が発生し空気中にある魔力と弾けて動くのがわかる。これを使えば無詠唱だとしても、わかる。
〔くる…!!〕
リアクは魔法を避けた。
「なっ、…ちょっとはすごいやつか…!」
こんどは…上か!
また避けた。
〔こんなんじゃキリがねぇ…〕
ならば、古代魔法第一封印書の第二章!第一章が火とくれば第二章は水!
「旧第一魔法!滝絶憐迷!」
レオウに向かって数十トンの水が降り注ぐ。
「がぁ…っ!」
レオウは立ち上がれもしなかった。先の攻撃でとう気力がないのだ。
「これで…終わりじゃないぜ…」
レオウが立ち上がった。
「第十ノ改級魔法…平面直下型攻撃!」
リアクの両太もも、そして、レオウ自身の両太ももにレーザービームのようなものが刺さり2人とも立てなくなった。
「がぁぁぁ…!!」
痛いのが観客まで伝わるほど痛そうだ。何故かと言うと、リアク、レオウは骨を貫通されており足と胴体は繋がっているけど別々のような感じになっているのだ。
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