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最終章 絶望と克服、全ての始まり 中編
第一話 終わりと始まり
しおりを挟むあの出来事から2年後。世界は少しずつ復興を始めた。
昔、アトラス王国の首都だったレトリストが位置した場所の街の入口にはゴンバレフォードと書かれている。
2年前の世界では、青い空、空に輝く太陽、生い茂る木々などが普通だった。だが、あの事件で世界は変わり果て、赤い空、空に輝く月が7個、腐り果てる木々。そして砂漠のように地面が砂になっていく。大陸の中心には、巨大な腕と何本もの黒い柱。儀式の時は白く輝いていた柱も今は、黒く輝きを失っている。
「えっと…2点で400Oです」
滅びの儀式で、ゴンバレオット大陸全土の人口は大陸軍16万人、民間人23万人、統合軍36万人と計75万人にまで減った。
「ん?最高議会の残党組織を大陸軍が殲滅…おぉ!やりおったな!!」
とある人は、新聞を読んだりしている。
今や、最高議会は人類の敵とされている。
「くっ…始祖十三王である我がなぜ…愚かな人間に負けるのだ…」
「貴様が私と共に来るなら、命は残してあげよう…さぁどうする…」
キルトスが長い刀を、始祖十三王の1人である、第十之王の漆黒之王、ディルヘヴロナの首元に向けている。ディルヘヴロナの両腕はなく圧倒的にキルトスの方が強い。
「屈辱だ…誇り高き十三王である我が…うっ、…」
「早くしないと貴様の首が先に吹き飛ぶぞ…」
「ちっ、…」
真っ黒の部屋に、11個の多色の玉がある。そのうち、4つの玉が光っている。
「キルトスよ、あと7つ…あと7つでお前は、帝王となれる…」
円形にに11個の玉があり、その真ん中には、騎士の石像がある。
「全く…他人の希望にまとわりつく私は…哀れなものだ…」
「それが人を作るために大切なことだ…ガイラン…滅びの儀式が途中で終了してしまった…滅びの儀式を終わらせ、破滅の儀式へ…破滅の儀式を終わらせ、創世…新生…そして最後の儀式へと…移行しなければならない…」
キルトスは空に手を伸ばしこう言う。
「計画まであと一足だな…ガルディア…」
「…」
荒れた大地を見るリアク。その目には、希望という輝きがなかった。
「リアク~、、まだ返答はなしか…」
リエがリアクに声をかけるが、無反応だ。
「ベールック。井戸から水取ってきて、」
「はいよ~、」
滅びの儀式で、上下水道機能、電気機能は、ゴンバレフォード付近しか復旧していない。
『英雄は死んだ…』
『数年後来たまえ…』
「くっ、…!」
リアクは絶望している。だがその中でもあの日のキルトスの言葉は忘れられずに、リアクの中にまとわりついている。それは毎回怒りを思い出させる。
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