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最終章 決戦、最終戦争。 後編

第五話 創世の儀式

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「全てを認めて楽になればいいのにな…」

「俺は何としてもお前の計画を止めるぞ…キルトスっ!」

1747年、リアク・ガルディアは世界に自分の名を轟かせた。

「第六十七級魔法…神創炎神化ゴヴェイロス…」

そう…魔力を出来る限り燃やすんだ…炎神となるため…

リアクの目立っていた黒髪がだんだん赤がまじりの黒になっていく。赤い目が似合っている。

「そうか…そうか…《炎神-ファーギヴェウス》…英雄四神形態となるか…」

「貴方は私が殺す…炎神ナル我ガ唱エル…気炎万丈…」

空間の温度が徐々に上がっていく。徐々にと言ってもそれは100℃ずつ上がっていった。

「お前の心のように暑苦しいな…」

新世界と旧世界の狭間の床はだんだん溶けていく。気炎万丈の温度は1兆6000億℃…

全く…こんな力も使えるようになるなんて古代魔法のあれでビビってたのが懐かしい…、まさに力のインフレ…

「正直、いい加減死んで欲しいよ…」

「私は私の願いを叶えるために…必要なのだ…イータ…」



うっ…なんだ?何が起きた…こんな綺麗な景色…久しぶりに見た…本当に綺麗だ…

「ここは新世界だ…」

「新…世界…?」

「あぁ…汚れた世界旧世界を破壊し、浄化された世界…私が神となる世界を創世する…そして…もう手出しはさせない…」

キルトスが手を横に振ると、始祖十三王である第七之王-暴風之王-リヴィンドヘッド、第九之王-破壊之王-ゴアンスディナル、第十之王-漆黒之王-ディルヘヴロナ、第十一之王-消滅之王-ジーヴェンタリース、第十二之王-無冠之王-ライフォルドが現れた。

始祖十三王が5体も…。流石にきついか…?でもやるしかないんだよ。

「始祖十三王を5体も…よくここまでしたなキルトス…」

『貴様は、今日こんにち死す。無冠、神真審判ギライトス…』

うっ…い、意識が…くっ!

「へっ…きかないぜ…」

リアクは始祖十三王の魔法に耐えたのだ。

「炎神ナル我ガ唱エル…我炎彗帝!」

キルトス含む6の足の内部から爆破し、体勢を崩す。しかしキルトスに限ってはすぐに再生していた。

「今っ…!デルタ!」

始祖十三王の魔法陣が壊れた。

無限獄京院刀セフィリスト!」

無限の斬撃が始祖十三王に振り続ける。新世界が作られて1分程で世界初の戦いが起きたのだ。

『くっ、昔のくそ雑魚のような人はどこに行ったのやら…』

ジーヴェンタリースは愚痴を吐く。

「俺はもう昔の俺とは違うんだ…くらえ…貴様ら…!」
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