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プロローグ
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その日は雨で、傘を持っていなかった。突然降り出した雨にうんざりしながら雨宿りのために軒下へ入った。ふと嗅ぎ慣れたカモミールの香りが鼻腔をくすぐった。
私は引き寄せられるように店内へ入った。そこには若い女性客が沢山いる、小洒落たカフェであった。いらっしゃいませと店員が振り返った。
そして俺は目を見開いた。
そこにはきれいな顔立ちの少年のような男性が立っていた。忘れ物をした時のような焦燥感がせりあがってくるが理由がわからない。ただじっと見つめることしかできなかった。
その少年らしき店員は私の様子に少し首をかしげながら「おひとり様ですね、どうぞこちらへ」と案内した。
カモミールの香りを鼻腔に広がらせて息を吐く。
私は胸にしまっていたブローチを外して、その店員に向けて顔を振り向けた。
私は引き寄せられるように店内へ入った。そこには若い女性客が沢山いる、小洒落たカフェであった。いらっしゃいませと店員が振り返った。
そして俺は目を見開いた。
そこにはきれいな顔立ちの少年のような男性が立っていた。忘れ物をした時のような焦燥感がせりあがってくるが理由がわからない。ただじっと見つめることしかできなかった。
その少年らしき店員は私の様子に少し首をかしげながら「おひとり様ですね、どうぞこちらへ」と案内した。
カモミールの香りを鼻腔に広がらせて息を吐く。
私は胸にしまっていたブローチを外して、その店員に向けて顔を振り向けた。
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