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聖霊界(天界)
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廉達がグランと出会い意味不明な叫びを聞くことになる時を遡ること10時間前。
「なんで私なのよぉお!神木関係なら植物の聖霊であるリーフが行きなさいよぉ!」
「私は一ヶ月間、植物調査や浮遊霊の供養とかで休み無しなんですよ!」
「あんたしょっちゅう調査してるけどそんな時間がかかるの要領悪いんじゃない?!」
「なっ違いますよ!土の聖霊のグランはある程度大雑把でいいかもしれませんが、植物達はたった半径一メートルの範囲の中でも沢山の生態系が…
いたたたたっ!いたい!チャームをひっぱらないで下さい!もうやだぁぁ!」
「おいっ誰の調査が大雑把だって?」
「チャームが、チャームがちぎれちゃう、ペタル達はなんでニコニコしてるのよ!助けてよぉ!メラ、ルナ、キュア、サン、誰かぁ!!」
泣きそうな顔で叫ぶリーフのチャームをグランは両手でバットを握るように持ち引っ張っている。
聖霊界では有名な、グランのチャームバットだ。
有名だが実際はリーフしかされていない。
皆、グランがリーフのチャームを引っ張っているのを日常的に見ており、そこで面白可笑しく名付けられた。
あまりに日常過ぎてリーフの眷属であるペダル達はそこまで心配することもなく、軽く回復魔法を主人であるリーフにかけて見守っている。
ペダルは甚兵衛を着ており手足は葉となっている。
呼吸や活動エネルギーの生成は手足である葉からするため口と鼻はなく、花弁の顔には目だけがある。
ちなみにチャームとは聖霊達の尻尾のようなもので、喜怒哀楽や生命力により立ったり萎れたりする敏感な感覚器でもある。
霊力の高い者はお尻に、体力や腕力の能力が高い者は頭に生える傾向がある。
緑髪緑瞳の女の子のお尻に生えているチャームを、茶髪茶瞳の女の子が握り、同じくお尻から生えているチャームを彼女の萎れたそれとは対称的に楽しそうにフリフリしている。
「なんで毎日私の聖域に当たり前のように居着いてるんですかぁ!」
ここは聖霊界、又は天界と呼ばれる空間
人間がいる世界、人間界、又は下界と呼ばれる空間に比べれば遥かに小さい
ちょうど人間界の某テーマパークの様な造りと大きさで、各エリアごとに聖霊が居住を構えている。
時計でいう12時の場所に月の聖霊であるルナがいるヴィーナス
誰もが魅了される美貌と、にこやかな笑顔を常に保っている彼女だが、聖霊達随一の魔力を保有しており、予言の力を持っている
透き通るような白い肌と腰まである長い金髪が神秘的な雰囲気をただよわせる。
14時の場所に水の聖霊であるキュアがいるアクア
回復霊術を得意とし、直接の攻撃系の霊術はもたないが水をコントロールできるので呼び寄せた水を操りそれを物理的にぶつけることで衝撃を与えたり力を加えることはできる。
ペンギンが好き
好物は煮干し
18時の場所に土の聖霊であるグランがいるホース
見た目同様性格も幼く好奇心旺盛で見栄っ張り
土を司る聖霊で魔力、知力、腕力、全て平均的で体力は残念
植物の聖霊であるリーフによく絡んで……親しみをもっている
聖霊界でとれる天界プリンが大好物
ルナにとてもなついている。
20時の場所に日の聖霊であるサンがいるランド
神の存在であるジンに一番近く、余り下界には赴かず、ジンの護衛となる存在
魔力はルナには劣るが知力と体力が高く、それらを組合わせることにより戦力的には互角
女性らしい柔らかな体型をしており、回復霊術、攻撃霊術、体術と知力もあり全てこなせる万能型の聖霊。
22時の場所には火の聖霊であるメラいるヴォルケーノ
ショートカットで細身の赤い目をした考えるよりも行動派の聖霊
霊力は強くないが腕力とスピードがずば抜けており霊力を体に発生させ発動することにより打撃や体の能力を強化する
普段は温厚だがスイッチが入るとドエスになる
知力は高くない。
中心地にあるのは金の聖霊ジンの聖域ゼウス
神と呼ばれる存在で全ての始まり
長年仮眠状態だが、力を消費せずに済むのでこの状態が一番よいとされている。
「あんたが寂しそうで暇そうだから遊びに来てやってるんでしょうがぁ!」
「私にはペタル達がいるから寂しくないし、忙しいです!グランこそ暇そうじゃないですか!」
グランとリーフの叫び合いが響くこの場所は16時の場所にあるリーフの聖域、フローラ。
リーフは見た目はとても幼くグランと同じ様な見た目に緑の髪色、緑の瞳に透き通った愛嬌のある声
召喚霊術や手足に硬度の非常に高い樹木を召喚して巻き付けたり回復効果のある実を作る植物を生やしたり匂いに各作用のある花を咲かせたりと補助や援助に適しているが攻撃もできる万能型である。
「おいっ今なんつった?この私が暇ですって?
私にはあんたの聖域で毎日霊術を唱えて鍛練をするとゆう日課があるのよ。」
「だから自分とこ以外の聖域で霊術使うのやめてください!グランの霊術のせいでせっかく育てた草花たちが痛んじゃうんですから。」
「だから変わりにかっこいい土の斜塔を造ってあげてるでしょうが!」
「いりませんよ、あれ無駄に耐久性あるんで毎回壊すのに手間なんです!私の聖域にはかっこいいものより可愛いのを増やしたいんです!」
「なら可愛い象徴である私グランの銅像を造ってあげる♪」
「いりません!とゆうかルナの御告げなんですからとても重要なことです、早く人間界に行って下さい。」
「なんでよ!御告げを伝えられたのが私なだけで私が行けとは言われてないわよ。
むしろあんたの聖域でたまたま私が聞かされたんだから本来あんたが行くべきでしょう!」
一週間ほど前にルナが予言を聞いた。
それは近い内になにかしらの原因で神木の力が弱まるとゆうこと。
そしてそれと同時に神木の力を元に戻すために必要な力をもつ人間(聖人)が現れるので人間界に行けとゆうこと。
神木は下界の人間達と霊達との関係に大いに影響する重要な鍵。
かまってちゃんであるグランが、調査の為に人間界へ出掛けていたリーフの聖域へ勝手に入域し、好き勝手に土の城やら銅像を造っていると、グランが聖域に侵入した時の為に仕掛けていた罠であるトラップツリーにひっかかり、片足を捕まれたままプラプラ浮いていたところルナが来て予言を聞かされた。
つまり、自業自得だ
グランからしたらリーフに予言を伝えに来たルナがたまたまそこにいた自分に話したように思っているが、グランならそこにいるだろうと読んだルナの行動だった。
ルナはグランを選んだのだ。
「だからチャーム引っ張るのやめてぇ、私は特に敏感なんですから!」
「さっきからワァワァ喚いてるけど、引っ張ってないわよ、私は掴んでいるだけ、あんたが逃げようとするから引っ張っられるのよ。」
ふとリーフが感覚が鈍くなってきた自分のチャームを見ると、薄紫に変色しだしていた。
「いやぁぁあ!!ほんとにもう離してぇぇ!」
「なんで私なのよぉお!神木関係なら植物の聖霊であるリーフが行きなさいよぉ!」
「私は一ヶ月間、植物調査や浮遊霊の供養とかで休み無しなんですよ!」
「あんたしょっちゅう調査してるけどそんな時間がかかるの要領悪いんじゃない?!」
「なっ違いますよ!土の聖霊のグランはある程度大雑把でいいかもしれませんが、植物達はたった半径一メートルの範囲の中でも沢山の生態系が…
いたたたたっ!いたい!チャームをひっぱらないで下さい!もうやだぁぁ!」
「おいっ誰の調査が大雑把だって?」
「チャームが、チャームがちぎれちゃう、ペタル達はなんでニコニコしてるのよ!助けてよぉ!メラ、ルナ、キュア、サン、誰かぁ!!」
泣きそうな顔で叫ぶリーフのチャームをグランは両手でバットを握るように持ち引っ張っている。
聖霊界では有名な、グランのチャームバットだ。
有名だが実際はリーフしかされていない。
皆、グランがリーフのチャームを引っ張っているのを日常的に見ており、そこで面白可笑しく名付けられた。
あまりに日常過ぎてリーフの眷属であるペダル達はそこまで心配することもなく、軽く回復魔法を主人であるリーフにかけて見守っている。
ペダルは甚兵衛を着ており手足は葉となっている。
呼吸や活動エネルギーの生成は手足である葉からするため口と鼻はなく、花弁の顔には目だけがある。
ちなみにチャームとは聖霊達の尻尾のようなもので、喜怒哀楽や生命力により立ったり萎れたりする敏感な感覚器でもある。
霊力の高い者はお尻に、体力や腕力の能力が高い者は頭に生える傾向がある。
緑髪緑瞳の女の子のお尻に生えているチャームを、茶髪茶瞳の女の子が握り、同じくお尻から生えているチャームを彼女の萎れたそれとは対称的に楽しそうにフリフリしている。
「なんで毎日私の聖域に当たり前のように居着いてるんですかぁ!」
ここは聖霊界、又は天界と呼ばれる空間
人間がいる世界、人間界、又は下界と呼ばれる空間に比べれば遥かに小さい
ちょうど人間界の某テーマパークの様な造りと大きさで、各エリアごとに聖霊が居住を構えている。
時計でいう12時の場所に月の聖霊であるルナがいるヴィーナス
誰もが魅了される美貌と、にこやかな笑顔を常に保っている彼女だが、聖霊達随一の魔力を保有しており、予言の力を持っている
透き通るような白い肌と腰まである長い金髪が神秘的な雰囲気をただよわせる。
14時の場所に水の聖霊であるキュアがいるアクア
回復霊術を得意とし、直接の攻撃系の霊術はもたないが水をコントロールできるので呼び寄せた水を操りそれを物理的にぶつけることで衝撃を与えたり力を加えることはできる。
ペンギンが好き
好物は煮干し
18時の場所に土の聖霊であるグランがいるホース
見た目同様性格も幼く好奇心旺盛で見栄っ張り
土を司る聖霊で魔力、知力、腕力、全て平均的で体力は残念
植物の聖霊であるリーフによく絡んで……親しみをもっている
聖霊界でとれる天界プリンが大好物
ルナにとてもなついている。
20時の場所に日の聖霊であるサンがいるランド
神の存在であるジンに一番近く、余り下界には赴かず、ジンの護衛となる存在
魔力はルナには劣るが知力と体力が高く、それらを組合わせることにより戦力的には互角
女性らしい柔らかな体型をしており、回復霊術、攻撃霊術、体術と知力もあり全てこなせる万能型の聖霊。
22時の場所には火の聖霊であるメラいるヴォルケーノ
ショートカットで細身の赤い目をした考えるよりも行動派の聖霊
霊力は強くないが腕力とスピードがずば抜けており霊力を体に発生させ発動することにより打撃や体の能力を強化する
普段は温厚だがスイッチが入るとドエスになる
知力は高くない。
中心地にあるのは金の聖霊ジンの聖域ゼウス
神と呼ばれる存在で全ての始まり
長年仮眠状態だが、力を消費せずに済むのでこの状態が一番よいとされている。
「あんたが寂しそうで暇そうだから遊びに来てやってるんでしょうがぁ!」
「私にはペタル達がいるから寂しくないし、忙しいです!グランこそ暇そうじゃないですか!」
グランとリーフの叫び合いが響くこの場所は16時の場所にあるリーフの聖域、フローラ。
リーフは見た目はとても幼くグランと同じ様な見た目に緑の髪色、緑の瞳に透き通った愛嬌のある声
召喚霊術や手足に硬度の非常に高い樹木を召喚して巻き付けたり回復効果のある実を作る植物を生やしたり匂いに各作用のある花を咲かせたりと補助や援助に適しているが攻撃もできる万能型である。
「おいっ今なんつった?この私が暇ですって?
私にはあんたの聖域で毎日霊術を唱えて鍛練をするとゆう日課があるのよ。」
「だから自分とこ以外の聖域で霊術使うのやめてください!グランの霊術のせいでせっかく育てた草花たちが痛んじゃうんですから。」
「だから変わりにかっこいい土の斜塔を造ってあげてるでしょうが!」
「いりませんよ、あれ無駄に耐久性あるんで毎回壊すのに手間なんです!私の聖域にはかっこいいものより可愛いのを増やしたいんです!」
「なら可愛い象徴である私グランの銅像を造ってあげる♪」
「いりません!とゆうかルナの御告げなんですからとても重要なことです、早く人間界に行って下さい。」
「なんでよ!御告げを伝えられたのが私なだけで私が行けとは言われてないわよ。
むしろあんたの聖域でたまたま私が聞かされたんだから本来あんたが行くべきでしょう!」
一週間ほど前にルナが予言を聞いた。
それは近い内になにかしらの原因で神木の力が弱まるとゆうこと。
そしてそれと同時に神木の力を元に戻すために必要な力をもつ人間(聖人)が現れるので人間界に行けとゆうこと。
神木は下界の人間達と霊達との関係に大いに影響する重要な鍵。
かまってちゃんであるグランが、調査の為に人間界へ出掛けていたリーフの聖域へ勝手に入域し、好き勝手に土の城やら銅像を造っていると、グランが聖域に侵入した時の為に仕掛けていた罠であるトラップツリーにひっかかり、片足を捕まれたままプラプラ浮いていたところルナが来て予言を聞かされた。
つまり、自業自得だ
グランからしたらリーフに予言を伝えに来たルナがたまたまそこにいた自分に話したように思っているが、グランならそこにいるだろうと読んだルナの行動だった。
ルナはグランを選んだのだ。
「だからチャーム引っ張るのやめてぇ、私は特に敏感なんですから!」
「さっきからワァワァ喚いてるけど、引っ張ってないわよ、私は掴んでいるだけ、あんたが逃げようとするから引っ張っられるのよ。」
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「いやぁぁあ!!ほんとにもう離してぇぇ!」
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