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めでたき日の裏側
水を差すわけにはいかない -リリ-
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(真面目な表情をしながらも欠伸を堪えてる妹、可愛い!)
騒動を乗り越えてやっと辿り着いた進学式。
そこに緊張しつつも堂々と、凛々しく臨む妹の姿に、姉として心配もあれば誇らしくもあり、もう興奮止まらなかった!
……その実、その表情筋はと言えば、一ミリも動いていなかったのだが。
左右に座っているのは大事な下の妹達。揃いも揃ってどうにか眠気を我慢している様子。可愛い。
右奥には父上と母上も顔を並べている。
あの騒動の後、キニャに抱えられたリディを追いかけ病院の上で待ち、改めてキニャに付き添われて学園に向かった妹を最後まで見届けた。
それから少し遅れて家族と合流し、歩を並べて特等席に陣取ったという訳だった。
緊張の面持ちで入場し。強張った身体で礼をとり。綺麗な姿勢でお偉いさん方の話を聞く愛妹
その一挙手一投足を見逃さないよう、目に焼き付けるくらいの気持ちで真剣に見つめ続ける。
途中、妹達が外に出ていった時は少し気になったが、ファナが着いているならまぁ問題は無いだろうと意識を戻す。
それからは微動だにせず、時間すら忘れてその姿を夢中で眺めていた。……のだが、不意に鼓膜を叩いたその声が、没入していた意識へ冷や水を浴びせかけるように現実に引き戻す。
「リーネリーシェ様」
聞こえてきたのは野太い男の声。
学園周囲の諜報・連絡役と聞いているが、今まで何度も連絡を(一方的に)取っていながらも、その正体は未だ不明
(チッ!)
自身の責務ではあるものの、何もこんな時に、と考えると思わず舌打ちが漏れてしまった。
「賊が侵入したようですので、対応をお願いしても宜しいでしょうか」
質問の体裁を取りながらも、その実拒否権の無いその問いかけに、宜しくないわ!と反射的に言葉を返しそうになるが、すぐに冷静になる。
(目的が何かは知らんが、万が一リディの門出に水を差すわけにはいかないな……)
その晴れ姿を余すことなく見届けることが出来なかったのは非常に、非常に残念だったが、妹の安全を守る為とあらば仕方ない。
自分なんかの満足よりも、妹の安全の方が百万倍大事なのだから。
頭を切り替えると腰を上げ、少し離れて座っていた母の元へ歩み寄る。
「母上」
「どうしたの?」
「所用が出来まして、少々席を外させて頂きます」
「あらそう、残念ね。分かったわ、気を付けてね」
「はい」
「あ、そうだ。今夜はリディの進学を祝して盛大にお祝いするんだからね。ちゃんと、日が落ちるまでに帰ってくるのよ」
「承知しました」
殊更緊張感の無い母の承諾を得ると、すぐさまその場を後にした。
建物の中に居る間は早歩き程度で済ませ、外に出た瞬間、勢い良く大地を蹴る。
目にも止まらぬ速さで移動するリーネリーシェだったが、その行動も承知の上とばかりに、その耳へもう聞き慣れてしまった愛想の欠片も無い声が届く。
「賊の数は三名。現在教職員棟付近に潜伏中です。その動向から見て、教職員棟が本命で間違いないかと」
「分かった。すぐ着く」
というかもう見えた。とは口に出さず、向かいの建物に降り立ちジッとその様子を観察する。
見下ろした視線の先には、何気ない様子で歓談をしながら歩く小洒落た男女。それから、その反対側で人を待っているような素振りを見せる実直そうな青年の姿。
(成程。パッと見ただけでは分からないほど一般人を演じているし、何気なく見せる身のこなしも洗練されている)
ただすれ違った程度ではまず気付かないだろう。目の届かない暗闇ではなく、真っ昼間という隠し立ての出来ない時間にありながら、その気配を押し殺し巧妙に紛れていた。
向こうとしても苦肉の策だろうが、教職員棟から人が出払っている今の方がまだ容易いと判断したのだろう。
まぁそれもそうか、と納得する。
一般的に探知はとても高度な技能であり、警報も備えた防犯魔道具に頼るのが一般的だ。
人力では、意識的に行うならともかく、無意識に行うのは極めて難しいから。
ただ手元から予め必要な分だけ吐き出せば良い攻性魔法と比べて、全周囲に効力を及ぼすような適性も限られてくる上、不特定方向に往復分の制御を行った上で多分に感覚的な情報を解釈するだけの精緻な感受能力を要求される探知魔法は、その他の魔法に比べて求められる難易度が遥かに高い。
広範囲を容易く感知出来るさっきの声の主レベルであれば、どこの国からも高待遇で迎え入れられるだろう。その程度には希少な固有技能だ。
だからこそ、人目が多少あろうが追っ手となり得る教員が軒並み出払っているこのタイミングを選んだのだろうが……。
(さて、と……。不運にもそんな奴に目を付けられてしまった哀れな奴らだ。せめて優しく、一思いに気絶させてやるとするか……)
極めて一方的な同情を胸に抱きながら行動に出る。屈めていた身体を宙に投げ出し、眼下に映る男女目掛けて一直線に飛び降りる。
それを見ていたもう一人が何か合図を送ったようで、二人の背後へ着地するのとほぼ同時にその身体が素早くこちらを向く。が、もう遅い。
音も無く地面を蹴り、左足を軸にしながら弧を描くように右足を振り上げ、こちらを向いた二つの首を纏めて蹴り飛ばす!
抵抗する余地もなくパシン、とくぐもった音を立てて二つの頭が身体ごと真横に吹き飛ぶ。そして、勢いそのまま、鈍い音を立てて揃って壁に叩きつけられた。
壁の前に座り込む、倒れ込むようにして崩れ落ちた二人。蹴った感触からして、ちゃんと身を固めていたのは分かっていた。それを見越した上で、死なない程度の力加減を選んだ訳だが。
動かなくなった二人を横目に、少し離れた場所に位置取っていた男へと目を向ける。
先程まで醸し出していた気弱な雰囲気とは打って変わった鋭い目付きでこちらを睨んだかと思うと、途端に背を向けて一目散に逃げ出した。
すかさず後を追いかけると、脱兎の如く軽快に回されていた足が一瞬歩調を乱したかと思いきや、ドンと音を立てて大きく踏み鳴らされた。
すると、そこを中心として爆発的に土煙が広がり、視界を等しく土色に染め上げる。
視界が埋め尽くされた直後、足元の舗装路が突如として罅割れ、その下から飛び出すようにして幾本もの鋭く尖った硬質な石の槍が襲い掛かってきた。
目の前に迫る暴威を前に、その心は僅かたりとも揺るがない。
(ふん……小賢しい)
進路を塞ぐように生え揃った石の棘を、道に生えた雑草のような扱いで気にせず蹴り砕く。
それから、お返しと言わんばかりに石槍の残骸を踏み砕くようにして、右足を思いっ切り石畳の路面に叩き付ける!
その震脚は盛大な破砕音と共に衝撃を撒き散らし、宙を漂っていた土煙を余すことなく吹き飛ばす。更に容易く踏み抜かれた路面から意思を持つように地割れが一直線に伸びていき、激しい揺れと共に逃げ惑う男の足元が砕け散り、その歩調を揺るがせる。
瞬間的に体勢を崩したに過ぎず、時間にして僅か数秒の停滞だったが、それだけあれば十分だった。
「大人しく……」
二人を隔てていた距離をたった数歩で詰め寄り、勢いそのまま左のこめかみを撃ち抜くように右拳を鋭く振り下ろす!
「しろっ!!!」
ゴスッ、と鈍い音。それに遅れて、哀れな男が勢い良く頭から石畳に叩きつけられる音が盛大に響き渡った。
そして、動く者は居なくなった。
数瞬の静寂の後、騒ぎを聞きつけ何事かと現われ始めた野次馬。続々集まる群衆を尻目に、頭の中に思い浮かぶのはただ一つ。
(今すぐ戻ればまだ間に合うか……?)
眼下に倒れ伏した賊のことなど既に眼中に無く、その脳裏を占めていたのは、進学式に臨む妹とその進行。ただそれだけだった。
騒動を乗り越えてやっと辿り着いた進学式。
そこに緊張しつつも堂々と、凛々しく臨む妹の姿に、姉として心配もあれば誇らしくもあり、もう興奮止まらなかった!
……その実、その表情筋はと言えば、一ミリも動いていなかったのだが。
左右に座っているのは大事な下の妹達。揃いも揃ってどうにか眠気を我慢している様子。可愛い。
右奥には父上と母上も顔を並べている。
あの騒動の後、キニャに抱えられたリディを追いかけ病院の上で待ち、改めてキニャに付き添われて学園に向かった妹を最後まで見届けた。
それから少し遅れて家族と合流し、歩を並べて特等席に陣取ったという訳だった。
緊張の面持ちで入場し。強張った身体で礼をとり。綺麗な姿勢でお偉いさん方の話を聞く愛妹
その一挙手一投足を見逃さないよう、目に焼き付けるくらいの気持ちで真剣に見つめ続ける。
途中、妹達が外に出ていった時は少し気になったが、ファナが着いているならまぁ問題は無いだろうと意識を戻す。
それからは微動だにせず、時間すら忘れてその姿を夢中で眺めていた。……のだが、不意に鼓膜を叩いたその声が、没入していた意識へ冷や水を浴びせかけるように現実に引き戻す。
「リーネリーシェ様」
聞こえてきたのは野太い男の声。
学園周囲の諜報・連絡役と聞いているが、今まで何度も連絡を(一方的に)取っていながらも、その正体は未だ不明
(チッ!)
自身の責務ではあるものの、何もこんな時に、と考えると思わず舌打ちが漏れてしまった。
「賊が侵入したようですので、対応をお願いしても宜しいでしょうか」
質問の体裁を取りながらも、その実拒否権の無いその問いかけに、宜しくないわ!と反射的に言葉を返しそうになるが、すぐに冷静になる。
(目的が何かは知らんが、万が一リディの門出に水を差すわけにはいかないな……)
その晴れ姿を余すことなく見届けることが出来なかったのは非常に、非常に残念だったが、妹の安全を守る為とあらば仕方ない。
自分なんかの満足よりも、妹の安全の方が百万倍大事なのだから。
頭を切り替えると腰を上げ、少し離れて座っていた母の元へ歩み寄る。
「母上」
「どうしたの?」
「所用が出来まして、少々席を外させて頂きます」
「あらそう、残念ね。分かったわ、気を付けてね」
「はい」
「あ、そうだ。今夜はリディの進学を祝して盛大にお祝いするんだからね。ちゃんと、日が落ちるまでに帰ってくるのよ」
「承知しました」
殊更緊張感の無い母の承諾を得ると、すぐさまその場を後にした。
建物の中に居る間は早歩き程度で済ませ、外に出た瞬間、勢い良く大地を蹴る。
目にも止まらぬ速さで移動するリーネリーシェだったが、その行動も承知の上とばかりに、その耳へもう聞き慣れてしまった愛想の欠片も無い声が届く。
「賊の数は三名。現在教職員棟付近に潜伏中です。その動向から見て、教職員棟が本命で間違いないかと」
「分かった。すぐ着く」
というかもう見えた。とは口に出さず、向かいの建物に降り立ちジッとその様子を観察する。
見下ろした視線の先には、何気ない様子で歓談をしながら歩く小洒落た男女。それから、その反対側で人を待っているような素振りを見せる実直そうな青年の姿。
(成程。パッと見ただけでは分からないほど一般人を演じているし、何気なく見せる身のこなしも洗練されている)
ただすれ違った程度ではまず気付かないだろう。目の届かない暗闇ではなく、真っ昼間という隠し立ての出来ない時間にありながら、その気配を押し殺し巧妙に紛れていた。
向こうとしても苦肉の策だろうが、教職員棟から人が出払っている今の方がまだ容易いと判断したのだろう。
まぁそれもそうか、と納得する。
一般的に探知はとても高度な技能であり、警報も備えた防犯魔道具に頼るのが一般的だ。
人力では、意識的に行うならともかく、無意識に行うのは極めて難しいから。
ただ手元から予め必要な分だけ吐き出せば良い攻性魔法と比べて、全周囲に効力を及ぼすような適性も限られてくる上、不特定方向に往復分の制御を行った上で多分に感覚的な情報を解釈するだけの精緻な感受能力を要求される探知魔法は、その他の魔法に比べて求められる難易度が遥かに高い。
広範囲を容易く感知出来るさっきの声の主レベルであれば、どこの国からも高待遇で迎え入れられるだろう。その程度には希少な固有技能だ。
だからこそ、人目が多少あろうが追っ手となり得る教員が軒並み出払っているこのタイミングを選んだのだろうが……。
(さて、と……。不運にもそんな奴に目を付けられてしまった哀れな奴らだ。せめて優しく、一思いに気絶させてやるとするか……)
極めて一方的な同情を胸に抱きながら行動に出る。屈めていた身体を宙に投げ出し、眼下に映る男女目掛けて一直線に飛び降りる。
それを見ていたもう一人が何か合図を送ったようで、二人の背後へ着地するのとほぼ同時にその身体が素早くこちらを向く。が、もう遅い。
音も無く地面を蹴り、左足を軸にしながら弧を描くように右足を振り上げ、こちらを向いた二つの首を纏めて蹴り飛ばす!
抵抗する余地もなくパシン、とくぐもった音を立てて二つの頭が身体ごと真横に吹き飛ぶ。そして、勢いそのまま、鈍い音を立てて揃って壁に叩きつけられた。
壁の前に座り込む、倒れ込むようにして崩れ落ちた二人。蹴った感触からして、ちゃんと身を固めていたのは分かっていた。それを見越した上で、死なない程度の力加減を選んだ訳だが。
動かなくなった二人を横目に、少し離れた場所に位置取っていた男へと目を向ける。
先程まで醸し出していた気弱な雰囲気とは打って変わった鋭い目付きでこちらを睨んだかと思うと、途端に背を向けて一目散に逃げ出した。
すかさず後を追いかけると、脱兎の如く軽快に回されていた足が一瞬歩調を乱したかと思いきや、ドンと音を立てて大きく踏み鳴らされた。
すると、そこを中心として爆発的に土煙が広がり、視界を等しく土色に染め上げる。
視界が埋め尽くされた直後、足元の舗装路が突如として罅割れ、その下から飛び出すようにして幾本もの鋭く尖った硬質な石の槍が襲い掛かってきた。
目の前に迫る暴威を前に、その心は僅かたりとも揺るがない。
(ふん……小賢しい)
進路を塞ぐように生え揃った石の棘を、道に生えた雑草のような扱いで気にせず蹴り砕く。
それから、お返しと言わんばかりに石槍の残骸を踏み砕くようにして、右足を思いっ切り石畳の路面に叩き付ける!
その震脚は盛大な破砕音と共に衝撃を撒き散らし、宙を漂っていた土煙を余すことなく吹き飛ばす。更に容易く踏み抜かれた路面から意思を持つように地割れが一直線に伸びていき、激しい揺れと共に逃げ惑う男の足元が砕け散り、その歩調を揺るがせる。
瞬間的に体勢を崩したに過ぎず、時間にして僅か数秒の停滞だったが、それだけあれば十分だった。
「大人しく……」
二人を隔てていた距離をたった数歩で詰め寄り、勢いそのまま左のこめかみを撃ち抜くように右拳を鋭く振り下ろす!
「しろっ!!!」
ゴスッ、と鈍い音。それに遅れて、哀れな男が勢い良く頭から石畳に叩きつけられる音が盛大に響き渡った。
そして、動く者は居なくなった。
数瞬の静寂の後、騒ぎを聞きつけ何事かと現われ始めた野次馬。続々集まる群衆を尻目に、頭の中に思い浮かぶのはただ一つ。
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