元構造解析研究者の異世界冒険譚

犬社護

文字の大きさ
183 / 277
《シャーロットが帝王となった場合のifルート》第2部 8歳〜アストレカ大陸編【ガーランド法王国

シャーロット、イザベルと再会する

しおりを挟む
現在、7歳くらいの女の子が、私にジャンピングスライディング土下座を敢行し、絶賛謝罪中である。彼女の服装自体が修道服に近いため、ジャンプした際、スカート部分がフワリと舞い上がり、下着が一部見えたにも関わらず、そんなことを一切気にする様子もなく、土下座したのだ。かなり追い詰めらた故の行動なのだろうけど、彼女の膝……痛くないのかな? 

土下座しているため、顔が見えないけど、さっきチラッと見た限り、茶髪で素朴な可愛らしい女の子だった。この子がフレヤ・トワイライトかな?

「ヘンデル枢機卿様から、全ての真相をお聞きしました。この度は、誠に申し訳ありませんでした。私を煮るなり焼くなり、好きにしてください」

あ~、なんか危ない発言をしそうな気がする。スキルを使って、聞き耳を立てている人は周囲にいないけど、ドアも開いているから、こちらの声が漏れ聞こえてしまう。念のため、遮断魔法【サイレント】を部屋全体に使用しておこう。

「えーと、あなたがフレヤ?」

「はい、フレヤ・トワイライト、旧名イザベル・マイン、前世の名前が進藤真奈です」

やっぱり、フレヤは爆弾発言を投下した。

「いきなりの発言だね。ドアも開けたままだから、周囲にいるメイドさん達に聞こえるよ?」
「あ!」

彼女の顔が真っ青となり、急いで入口の扉を閉め、こちらに戻ってきて、再度土下座した。

「大丈夫。遮断魔法【サイレント】を使っているから、こちらの声が漏れることもないし、スキルを使ってもこちらの声を聞き取ることもできない。この魔法を破るには、私の魔力量を超えないといけないからね」

「え……その……ありがとうございます。不用意な発言をしてしまい、申し訳ありません」

多分、私を見たことで半分混乱しているってところかな?

ガーランド様やミスラテル様から、イザベルの前世のことを聞いてはいたけど、名前までは知らなかった。進藤真奈……か、私と接点のない人だ。

「改めて自己紹介するね。私はシャーロット・エルバラン、前世の名前が持水薫、享年30歳」

「あ、私より年上……ですね」

「外見上、私達は同い年だから、敬語はいらないよ」

イザベルの時と、雰囲気や喋り方が違う。
それに、転移前に感じられた狂気のような感情も感じ取れない。
こっちが、彼女の素なんだね。

「転移の件に関しては許します。あなたが私をハーモニック大陸へ転移させてくれたおかげで、多くの救えなかった命を救えたからね」

「あ……やっぱり、ハーモニック大陸に転移されていたんだ。ごめんなさい……ごめんなさい」

フレヤは土下座を維持したまま、下に俯き大粒の涙を流し、懸命に私に謝罪している。マリルの言う通り、彼女は自分の仕出かした大罪を認め、罪を償おうと聖女代行として、精一杯多くの人々に善行を積んでいるようだ。

構造解析スキルのおかげで、現在彼女が抱えている心情も理解できる。

多くの人々の命を奪ったこと、それに対する贖罪、自分の大罪から絶対に逃げないという強い意志、彼女は全てを背負いこんで、今を生きようとしている。

この点は、スキル販売者であった【紡木柚阿羅】と似ている。

「ねえシャーロット、この子があのイザベルなの? 聞いていた人物像と全然違うね」

「あ……可愛い…ドラゴン」

今になって、フレヤはカムイの存在に気付いたようだ。

「僕はカムイ! 君が、シャーロットをハーモニック大陸へ転移させた【悪女イザベル】だね。今はフレヤ……か。この国の人達から見れば、イザベルは極悪人なんだろうけど、僕達ハーモニック大陸側の人から見れば、君は恩人なんだよ」

「え……どういうこと?」

「さっき、シャーロットが言ったでしょ? シャーロットは、多くの人の命を救ったんだ。その中に、僕も含まれている。君がシャーロットを転移させなかったら、僕を含めた大勢の人達が死んでいた。だから、フレヤは僕の間接的な命の恩人でもあるんだ。これから宜しくね!!」

カムイは、生物の感情を読み取ることができる。フレヤ自身が真に申し訳ないと思っているからこそ、慰めてあげたのかな。

「あ…ありがとう。カムイ、こちらこそ宜しく」

あ、フレヤがやっと笑ってくれた。いつまでも彼女に土下座させたまま話を進めていくのは、余りにも不憫すぎる。彼女をソファーに座らせてあげよう。

「フレヤ、マリルから聞いてるよ。あなたは十分に反省しているようだし、私からは何もしない。とりあえず、ソファーに座って」

「シャーロット…ありがとう」

フレヤが『聖女代行』である以上、今後私と深く付き合っていくことになる。国王陛下との会議で、《聖女代行であるフレヤには、【真実】を伝えても良い》と許可も貰えた。イザベルの犯した罪は許されないものだけど、私からは何もしない。フレヤの持つ私への蟠りを完全に払拭させて、今後仲良くしていこう。

私が怒っていないことを確認すると、フレヤはホッと一息ついてからソファーに座った。私とカムイも対面のソファーに座った。

さてと、落ち着いたところで、もう1つの仕事を終わらせるか。
昨日、ステータスをチェックしていたら、称号の一つに変化が起こっていた。

その称号名は【やらかし魔】。

これが【やらかし魔女】となっていたのだ。何故か、【女】が追加されていた。そして、備考欄にこうあった。

備考
シャーロット、帰還後の生活を満喫しているかな? アストレカ大陸において、君が聖女であることは、周知の事実となっている。だけど、ステータスの称号欄に【聖女】がないため、現時点では証明できないだろう。そこで、君の構造編集スキルを使い、この称号を聖女に編集して欲しい。また、フレヤの称号も、聖女から何か別のものに編集してもらいたい。フレヤの方に関しては、彼女と相談しながら決めるといい。 

そうそう、【やらかし魔女】についてだが、編集箇所は【魔】しかできないよ。

神ガーランド


これだよ。


今後、関わりあうことがないだろうとか言っときながら、いきなりの連絡だ。それに称号【やらかし魔女】、この文面の通りだとすれば、編集すると【やらかし聖女】になる。絶対、わざとだ。弄りようがなかったので、既に【やらかし聖女】に編集したけどさ。

称号【やらかし聖女】
多くの人々の命を救ったことから、皆から聖女と崇められているものの、それと同時に多くの人々に大迷惑をかけた聖女に贈られる特別な称号

副次効果
・魔法適性が、【全属性】となる。
・魔力+200
・能力限界値250と500の限界突破
・1日のやらかし回数は3回まで。
《4回目以降、全てのステータス数値が500となり、全てのスキルも魔法も封印される。神ガーランドが直接行うため、状態異常無効化スキルは通用しない。この封印は、翌日にはリセットされる》    

昨日のやらかし回数 : 0
本日のやらかし回数 : 0


そう、1日のやらかし回数に制限が付いてしまったのだ。
今日のやらかしは、まだ0なんだね。

「フレヤ、その姿は幻惑魔法【トランスフォーム】で変身したんだよね?」

「【トランスフォーム】が、このネックレスの魔石に付与されているの。この姿は前世の私、《進藤真奈》を強くイメージしたもの」

なるほど、私と同じ要領で変身したのか。フレヤが首にかけているネックレスを私に見せてくれた。ミスリル製の細長い鎖、その鎖に白赤色の綺麗な魔石が固定されていた。魔石は雫のような形をしており、20カラット程の大きさだ。固定されている魔石の土台には細かな紋様が彫られている。

名称はオーパーツ【幻惑虚実】。

「そのネックレスを無くしちゃダメだよ。人前で見せてもダメ」
「大丈夫。お風呂に入る時も、宝石部分を隠してるから」

このネックレスのおかげで、進藤真奈の姿を保っているのだから、フレヤはこれを一生持っておかないといけない。

「前世の姿……か。私も、ハーモニック大陸で持水薫に変身して、潜入捜査したり、動物をもふったりしたな~」

「潜入捜査? もふる?」

フレヤが首を傾げた。
余計なことを言わない方がいいかな。

「その話をすると長くなるから、まずは仕事を終わらせよう。フレヤ、昨日ガーランド様から連絡があったの」

「ガーランド様!? ……な…内容は?」

フレヤは、ガーランド様を怖れている。イザベルの時、色々とやったから無理もない。地上にいる人達の中で、ガーランド様と直接面識のある者は、ここにいる3人だけ。だから、今のうちに聖女の件を話さないといけない。

「フレヤの持つ称号【聖女】を私の構造編集スキルで、別の何かに編集すること。フレヤが、称号【聖女】を持っていると知られたらまずいでしょ? この件は、国王陛下やヘンデル枢機卿に伝えてあるから問題ないよ。ちなみに、私の方は称号の1つを聖女に編集済だよ」

【やらかし聖女】に編集したとは、言いたくない。
一応、構造編集スキルがどういったものなのか、軽く説明しておいた。

「構造編集……そんなチートスキルを持っていたんだ。でも……良かった。これで、称号【聖女】から解放される」

フレヤの顔から、安堵の表情が伺える。教会にある石板に触れたら、自分のステータスが明るみに出る。称号【聖女】が皆に知られたら、ややこしいことになるのは明白だ。

「ただね、私の構造編集スキルにも、制限があるの。【聖】か【女】のどちらか1文字を残しておかないといけないんだ」

「そんな制約が……あ…【悪女】だけはやめてほしい…かな」

その案、5歳の時に真っ先に思いつきました。

「そんな巫山戯たことしないから。でも、どうせ編集するなら、何かフレヤの役立つものに変化させたいんだけど、今の時点で何か困っていることとかある?」

「うーん、突然言われても……強いて言えば…泳げるようになりたい……かな?」

「私と一緒で泳げないの?」

というか私の場合、前世では泳げるけど、今世では泳いだことがない。

「前世でも今世でも泳げません」

それは、ちょっと気の毒だね。
ふむ、それなら……

「良い案がある。《聖女》を《海女》に編集しよう」
「海女!?」

海女、海の中に素潜りし、海産物を採取する達人のことを指す。上手くいけば、浅い場所に限り、自在に泳げるようになるんじゃないかな?

「そう、海女という称号ならば、絶対泳げるようになるよ!」
「【聖女】から【海女】か~。そんな称号が付くだけで、欠点を克服できるかな?」

「そこは、ガーランド様を信じるしかない」

こればかりは、イメージ通りになるかはわからない。
さて、フレヤはどうするかな?

「……泳げるようになりたい。もう、溺れたくない。海女にして下さい!」

どうやら、覚悟を決めたようだ。

「了解」

称号  聖女→○女→海女

【聖女を海女に構造編集します。宜しいですか? はい/いいえ】

はいにタップだ!

【聖女が海女へと構造編集されました】

「編集完了! 早速チェックしてみて」


NEW  称号 《海女》
水深15メートル以内にある海産物を自在に採取できる達人

副次効果 
・魔力 +200
・魔力が【全属性となる】
・能力限界値250と500の限界突破
・水魔法 《メイルシュトローム》取得
・水深15メートル以内ならば、潮流に関係なく、どんなカナヅチであっても、自在に泳げることが可能となる。


「これ……凄い。聖女と同じ副次効果がある。それに、新規の水魔法も習得できた」

ガーランド様、これからフレヤも苦労するだろうから、《魔力+200》、《魔力適性が全属性となる》、《能力限界値250と500の限界突破》に関しては、オマケで付けてくれたんだ。海女とは、全然関係ないもんね。

「フレヤ、今度一緒にマクレン領にある《海の街ベルン》に行こうよ」

「え……でも、聖女と聖女代行の行動は管理されていて、単独で外出できないはず」

そこだよ。

普通の聖女は物理攻撃力も低く、ひ弱だ。だからこそ、魔物や盗賊といった外敵に狙われ易い。そのため、外出には許可が必要だし、当然護衛も付く。

「勿論、遠出する場合、きちんとヘンデル枢機卿の許可を得ないとね。でも、聖女にも自由時間くらいはあるよね?」

「スケジュールによるけど、一応あるよ。その日に与えられた仕事をきっちり終わらせれば、基本フリーだから」

やった!
そういった時間があれば、私達だけで散歩もできる。

「フリーの時間なら、何をしても良いよね。初めは空を飛ばないといけないけど、ここからベルンまでなら15分程で到着するだろうし、1度そこの座標を覚えれば、長距離転移を使用できる。一瞬で行けるし、一瞬で帰ってこれる。遠出にもならないよ」

ありゃ?
時が止まったかのように、フレヤが固まった。

「ベルンまで、山3つを超えないといけないはず。マリルさんのように、空を飛んでも……15分で行けるはずが……それに、ヘンデル様から【シャーロットの経験談】を聞いてはいたけど、本当に長距離転移を使えるんだ。その……実は……随分前にガーランド様から聞いたことだけど、シャーロットが世界最強の7歳児だって…………本当?」

随分前に、ガーランド様から聞いていたの?
でも、お父様達も国王陛下も知らなかったよね。

「その通りだけど、フレヤだけがどうして知ってるの?」

「シャーロットの強さに関しては、ガーランド様が極秘事項として、私だけに教えてくれたの。他の人達が知っているのは、精霊様が管理する何処かのダンジョンを、シャーロットが攻略したこと。そして、そのダンジョン自体の難易度が余りにも高すぎるため、管理する土精霊様を【フェイスプレッシャー】や【フェイスドリブル】でお仕置きしたこと」

あ、あったね~。
なんだか、凄く懐かしい感じがするよ。

「古代遺跡ナルカトナでの出来事だね。難攻不落すぎて、腹が立ってね。攻略後、バスケットボールのように、精霊様をバウンドさせたね~」

あらら、想像したのか、フレヤの顔が真っ青だ。

「なんてことするの‼︎ ……そんな恐ろしいこと、私にはできないよ‼︎」

イザベルの時と対応が違いすぎる。
あの時、精霊様のことを崇拝すらしていなかったのに。

「普段なら、私もそんな罰当たりな行為をしないよ。あの時のダンジョン構成が、あまりに酷かったから、お仕置きしただけ」

「本当に?」
「ホントホント」

フレヤが、じ~っと私を疑わしい目で見ている。ガーランド様に何か言われたのかな?

「何か怪しい。国王陛下達に話してないこともあるんじゃあ?」
「話してないことは、いっぱいあるよ? 陛下達には、重要なことしか言ってないからね」

ハーモニック大陸では、私も色々とやらかしてしまった。さすがに、やらかした内容全てを話したわけではない。あんまり話すと、ボロが出そうだし、話題を変えよう。

「そうそう、【私の強さ】と【帝王】、【大災厄】の件については、完全秘匿扱いになったから、友人達に言ったらダメだよ」

「うん、わかった。ヘンデル様からも、きつく言われたもの。絶対に他言しないよ。勿論、オーキスにも言わない。彼とは、知り合ったばかりだけど、凄い頑張り屋さんなのがわかる」

ここでオーキスの名前が出てくるとは。彼は王城に住んでいるし、聖女代行であるフレヤと接点があってもおかしくないか。

「オーキスとは怪我の治療以降、会ってないんだけど、勇者として頑張ってるんだ」

「うん………ただ、頑張ってる理由は、勇者としてというより……」

他に何かあるの?
フレヤに問いただそうとしたら、ドアのノック音が聞こえ、再び来客が現れた。

入ってきたのは……なんと当のオーキスでした。
肩が揺れ、息が乱れている。
ここまで走ってきたな。

あれ? 怪我を治療した時より、少し逞しくなった?

オーキスは、フレヤ=イザベルであることを知らないから、イザベルの件はここから話さないでおこう。称号のことを先に片付けておいて良かった。

「オーキス、久しぶりだね!」

「シャーロット! 君の演説を中庭から見たよ。元気そうでよかった。国王様からも詳しい話を聞いたけど、転移石を貰って、ここに戻ってきたんだって!」

以前見た時より、快活さと爽やかわさが増している。
将来、絶対モテるね。

「そうだよ。魔人族の人達とも仲良くなってね。3つの国々で起きた事件を解決させた
ご褒美で、転移石を貰ったの。オーキスは勇者として、ここで訓練していると聞いたけど?」

「ああ、毎日訓練三昧さ。大災厄のこともあるけど、君を取り戻したかった! ハーモニック大陸だろうと、ランダルキア大陸だろうと、僕自身が強くなって、君を探しに行こうと思っていたんだ! あの《クソムカつく元聖女イザベル》……あいつが……あいつが……僕の大……僕とリーラの命の恩人でもあるシャーロットを……逆恨みで遠方に転移させたと聞いた時、何度…何度……彼女を殺してやろうかと!」

オーキスの怒気、これは本気だ。しかも、ベアトリスさんと同じあのスキルがある。オーキスって、もう少し穏やかな性格だったような気もするんだけど?

「あの時、僕が王都にいたら、間違いなくイザベルを捕縛せず、そのまま殺していたと思う。あいつだけは絶対に許せない! くく…あはは……僕が処刑人になりたいくらい……」

「ゴホンゴホン」

オーキス、一瞬だけど病んだ目をしてなかった?
フレヤが咳き込んだ瞬間、すぐに消えたけど、何か気になる。

「……あ、いや、なんでもない。とにかく、あの時の怒り、恨みがどんどん蓄積していくんだ」

うわあ~、ベアトリスさんと同じスキル《リゼントメントブロウ》の蓄積度が少しずつ上がっていってる。イザベルは公式的にも処刑されているから、この分だと、行き場のない怒りのエネルギーが、《リゼントメントブロウ》にどんどん蓄積していくだろう。

試しに、フレヤにテレパスを送ってみよう。

《フレヤさんや、フレヤさんや、オーキスはあなたを殺したいそうだよ。正体を明かしちゃおうかな?》

あ、オーキスの視界から外れた位置にいるフレヤの身体が、ビクッとした。

《シャーロット様、シャーロット様、すいません、すいません、それだけはご勘弁を、どうか……どうか》

両手を合わせ、何度も何度もお辞儀謝罪している。

「フレヤ……何してるの?」
「へ!? いや…ちょっと…それより良かったね。あなたの大……モガモガ」

何故か、オーキスがフレヤの口を塞いだ。なにやら小声で話し合っている。プライバシーの侵害になりそうだから、聞かないでおこう。

「そうそう、オーキス、フレヤ、聖女帰還パレードの街宣馬車には、2人も私と一緒に乗るからね」

「え、あ、そうだったね。国王様から聞いたよ」
「私は乗っていいのかな?」
「「フレヤは聖女代行なんだから、乗っていいんだよ」」

久しぶりに、オーキスとも再会できた。
あとは、リーラ達と再会しないとね。






○○○ 


次回、オーキスとフレヤの閑話が入ります。
しおりを挟む
感想 1,911

あなたにおすすめの小説

強制力がなくなった世界に残されたものは

りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った 令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達 世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか その世界を狂わせたものは

老聖女の政略結婚

那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。 六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。 しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。 相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。 子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。 穏やかな余生か、嵐の老後か―― 四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

聖女の、その後

六つ花えいこ
ファンタジー
私は五年前、この世界に“召喚”された。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます

かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~ 【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】 奨励賞受賞 ●聖女編● いきなり召喚された上に、ババァ発言。 挙句、偽聖女だと。 確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。 だったら好きに生きさせてもらいます。 脱社畜! ハッピースローライフ! ご都合主義万歳! ノリで生きて何が悪い! ●勇者編● え?勇者? うん?勇者? そもそも召喚って何か知ってますか? またやらかしたのかバカ王子ー! ●魔界編● いきおくれって分かってるわー! それよりも、クロを探しに魔界へ! 魔界という場所は……とてつもなかった そしてクロはクロだった。 魔界でも見事になしてみせようスローライフ! 邪魔するなら排除します! -------------- 恋愛はスローペース 物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。

異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。 ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!? 目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流! 「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」 おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘! 魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。