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23話 全ての生きとし生ける者たちの根源
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「ルウリ、私の…というよりアニマルセラピーから出ている匂いって何なの?」
あれだけ震えまくり、警戒心を顕にしていた魔物ちゃんが、その匂いを嗅いだだけで、私の膝の上で寝るという異常事態に陥っている以上、これは絶対に知っておきたい。
詳細は、ステータスにも掲載されていないもの。
「簡単に言うと、全ての生きとし生ける者たちの根源となる匂いさ」
ますます、意味がわからない。
「根源の匂いなんて、みんなバラバラでしょ?」
根源の匂いと言われても、いまいちピンとこない。
「このスキルの醸し出す匂いは特殊で、これを嗅ぎ取った者たちは、瞬時にあるキーワードとなる言葉の匂いに変換される」
「キーワード?」
「その影響もあって、今回のような幼児魔物には、絶大な効果を示すのさ」
全員が私から異なる匂いを感じ取って、幼児レベルの魔物なら、みんながこうなるの?
そんな非現実的なこと…あ、そもそもこの異世界自体が非現実的か。
「ルウリ。そのキーワードって何なの?」
説明欄には、『スキル所持者は、スキルから醸し出される匂いと自身の組み立てた会話次第で、あらゆる動物たちの心を癒すことができる』とある。
そのキーワードがあらゆる動物に共通しているものってことになるけど、全然思い浮かばない。
「生きとし生ける者たちにとって共通する根源、それは『母親の匂い』さ。それも外から感じ取れる者ではなく、まだ生まれていない母親の中にいた時の匂いだよ。両親に虐待された者であっても、内なる匂いは自身の誕生場所でもあるから、自然と心を和らげる」
それって、母親の子宮の中ってことになるよね。
なるほど、根源とはそういう意味か。
「ちょっと待ちな! 繁殖系はともかく、瘴気系の魔物たちはどうなるんだい?」
ああ、そっか。
魔物にも、2タイプあったよね。
純粋な瘴気から生まれてくる《瘴気系》。
魔物同士が交配して生まれてくる《繁殖系》。
《瘴気系》は、その土地で起きた災害や地盤変動などで発せされる魔素が、大気の自然な流れで圧縮凝縮されていき、そこから動物や人々の負の感情を吸収することで瘴気となり、そこから生まれた魔物のことを指す。
性格は残忍で獰猛、知能に関しては低い者もいれば、高い者もいて、共通しているのは凶悪で強靭な力を持ち、生きとし生ける者たちの天敵であるということ。
世界中に存在するダンジョンも、元は瘴気から生じたものなので、中にいる魔物たちは全員瘴気系だ。
《繁殖系》は、瘴気系の魔物たちが交配して生まれてきた魔物たちのことを指す。こちらは瘴気系程の残忍さや強さを持ち合わせていないけど、動物や人々の天敵であることに変わりない。瘴気系と大きく異なるのは、食用が可能であること。
「瘴気系の根源は瘴気、当然奴らはアヤナから瘴気の匂いを感じ取る」
「「げ!?」」
それは、かなり嫌なんですけど!
「そうなると、私が野生魔物と遭遇した場合、魔物たちってどんな行動を取るの?」
「どちらも、状況次第かな。君に敵意がない場合、多分困惑しつつ撤退すると思う。ただし、一度でも攻撃を与えた場合、どちらの系統の魔物も、君を敵とみなすから」
どちらにしても、魔物討伐の場合は戦わないといけないのか。
「そうなると、このアニマルセラピーは、魔物勧誘や魔物のお世話時に、絶大な力を発揮するってこと?」
「そういうこと」
この小さな魔物ちゃんに対して、これだけの効果があるのなら、今後も保護魔物たちのお世話をして、生活費を稼ぐのもありだね。
とりあえず、まずはこの子の名前を決めて、トリミングをして、種族をはっきりさせよう。
「シンジェさん、トリミング用の機材って、お借りすることは可能ですか?」
「ここでやらないのかい?」
「今は、寝かせておきます。トリミングに関しては、ある程度の信頼関係を築けてからなので、私の家でやりたいんです」
「良い心がけだね、構わないよ。種族が判明したら、必ず教えてほしい」
「はい!」
私が魔物ちゃんを抱きしめ、フリードには歩いてもらおう。
私たちが部屋を出ようと扉を開けると、そこには1体の不機嫌な魔物がいた。日本で言う狐に似ていて。毛色は漆黒、毛並みもふわふわではなく、ごわごわしてそうな感じ、年齢はわからないけど、形態から見て大人だと思う。一番際立つのは、魔物には瞳がない。
「あんた、どうして…」
シンジェさんの驚きよう、もしかして残り1体の魔物って、この子のこと?
『あのクソボアが…』
あ、なんとなく察します。
その子は後方を見ると、少し遠い位置に私に絡んできたボアがいる。
『そいつさ、皆から厄介者と言われていて、俺とも話し合ってくれないから、《魔物と話せるアヤナのところに行って癒されてこい!》と言って、無理矢理移動させといたから~。俺ってば優しいだろ? じゃあな~~~』
あのボア、言いたいことを言い切って満足したのか、こっちの返事を聞かずに笑顔で去っていったよ。
「あのクソボア~~」
『あのクソボア~~余計な事を~~~』
「やれやれ、とんだお節介な魔物がいたもんだよ」
ルウリとフリードが、それぞれ異なる言語で怒っていると、警戒心をむき出しにしている狐の魔物が私というより、抱っこしている魔物ちゃんを見て驚いている。
『お前…どうして…』
そして、今度は私の顔を見て近づいてくる。
匂いを嗅いでくれたのか、顔から滲み出ている警戒心が幾分か緩んだような気がする。
一応、こっちから提案してみよう。
「あなたも、私の家に来る? もしかしたら、私の力であなたの望むものを叶えることが出来るかもしれないよ」
魔物は、私と抱いている魔物ちゃんを再度観察する
『私のかき乱された心が、君の前だと何故か落ち着く。私としては、君のもとへ行きたいが…私の盲目は呪いによるもの。私を連れていくということは、君自身がこの忌まわしき呪いと戦わないといけないのだが?』
「呪い? シンジェさん」
私は呪いの有無を、シンジェさんに尋ねる。
「この子の名前はライト。種族はノーマレストフォックス、ランクEの魔物さ。何者かに呪いをかけられ盲目状態、奴隷商人に飼われているところを、職員が発見したのさ」
ライト。
この子も、過酷な環境下で生きてきたんだ。
「この子は盲目なこともあって、人や魔物の心に敏感でね。相手と少し話しただけで、その心境を深くまで読み取れるのさ。心を読んでいるわけじゃないけど、その影響で人の本質を見極める。結果、誰も信じられなくなった」
『少なくとも、君を含めた3人の職員は信じられる』
あれだけいっぱいいるのに、たった3人? 呪いの件も気になるけど、せっかく私と向き合ってくれるのだから、私もきちんと向き合い話し合っていきたい。
「私、頑張って呪いとも向き合う。そして、あなたと仲良くなりたい!」
ライトが、私の目をじっと見つめてくる。
こういう時は、目を背けちゃダメだ。
『君からは、純粋な気持ちを感じる』
「この子がこの短時間で、心を開くとはね。恐れ入るよ」
シンジェさんの戸惑いよう、普段のライトと今のライト、そこまで大きな違いあるってことか。2体が私を頼ってくれるのだから、私もしっかりと向き合い育てていかないといけない。
「アニマルセラピー、面白いスキルだね。アヤナ、2体同時にお世話できるかい?」
「やってみます!」
『よろしく頼む』
狐の魔物ライトが、私との共同生活をOKしてくれた。
「ベイツがアヤナの教育者だし、この様子から見て、万が一も起こらないだろう。今回はお試し期間ということで、1週間だけお世話を任せる。その間の費用に関しては、ギルド持ちだから後で渡しておくよ」
お試し期間、日本でいうところのトライアルか。
文字通り、私にお世話係が務まるのか試されるってことだ。
「1週間後の昼2時に、私があんたらの住む家へ訪問する。そこでの現状を見て、本格的なお世話を頼むか決めようじゃないか。面倒を見きれないようなら、ここへ来るようにね」
「はい、ありがとうございます!」
テイマーギルドでの初めてのお仕事、私が自ら望んだ魔物お世話係、独り立ちのために精一杯頑張ろう。
あれだけ震えまくり、警戒心を顕にしていた魔物ちゃんが、その匂いを嗅いだだけで、私の膝の上で寝るという異常事態に陥っている以上、これは絶対に知っておきたい。
詳細は、ステータスにも掲載されていないもの。
「簡単に言うと、全ての生きとし生ける者たちの根源となる匂いさ」
ますます、意味がわからない。
「根源の匂いなんて、みんなバラバラでしょ?」
根源の匂いと言われても、いまいちピンとこない。
「このスキルの醸し出す匂いは特殊で、これを嗅ぎ取った者たちは、瞬時にあるキーワードとなる言葉の匂いに変換される」
「キーワード?」
「その影響もあって、今回のような幼児魔物には、絶大な効果を示すのさ」
全員が私から異なる匂いを感じ取って、幼児レベルの魔物なら、みんながこうなるの?
そんな非現実的なこと…あ、そもそもこの異世界自体が非現実的か。
「ルウリ。そのキーワードって何なの?」
説明欄には、『スキル所持者は、スキルから醸し出される匂いと自身の組み立てた会話次第で、あらゆる動物たちの心を癒すことができる』とある。
そのキーワードがあらゆる動物に共通しているものってことになるけど、全然思い浮かばない。
「生きとし生ける者たちにとって共通する根源、それは『母親の匂い』さ。それも外から感じ取れる者ではなく、まだ生まれていない母親の中にいた時の匂いだよ。両親に虐待された者であっても、内なる匂いは自身の誕生場所でもあるから、自然と心を和らげる」
それって、母親の子宮の中ってことになるよね。
なるほど、根源とはそういう意味か。
「ちょっと待ちな! 繁殖系はともかく、瘴気系の魔物たちはどうなるんだい?」
ああ、そっか。
魔物にも、2タイプあったよね。
純粋な瘴気から生まれてくる《瘴気系》。
魔物同士が交配して生まれてくる《繁殖系》。
《瘴気系》は、その土地で起きた災害や地盤変動などで発せされる魔素が、大気の自然な流れで圧縮凝縮されていき、そこから動物や人々の負の感情を吸収することで瘴気となり、そこから生まれた魔物のことを指す。
性格は残忍で獰猛、知能に関しては低い者もいれば、高い者もいて、共通しているのは凶悪で強靭な力を持ち、生きとし生ける者たちの天敵であるということ。
世界中に存在するダンジョンも、元は瘴気から生じたものなので、中にいる魔物たちは全員瘴気系だ。
《繁殖系》は、瘴気系の魔物たちが交配して生まれてきた魔物たちのことを指す。こちらは瘴気系程の残忍さや強さを持ち合わせていないけど、動物や人々の天敵であることに変わりない。瘴気系と大きく異なるのは、食用が可能であること。
「瘴気系の根源は瘴気、当然奴らはアヤナから瘴気の匂いを感じ取る」
「「げ!?」」
それは、かなり嫌なんですけど!
「そうなると、私が野生魔物と遭遇した場合、魔物たちってどんな行動を取るの?」
「どちらも、状況次第かな。君に敵意がない場合、多分困惑しつつ撤退すると思う。ただし、一度でも攻撃を与えた場合、どちらの系統の魔物も、君を敵とみなすから」
どちらにしても、魔物討伐の場合は戦わないといけないのか。
「そうなると、このアニマルセラピーは、魔物勧誘や魔物のお世話時に、絶大な力を発揮するってこと?」
「そういうこと」
この小さな魔物ちゃんに対して、これだけの効果があるのなら、今後も保護魔物たちのお世話をして、生活費を稼ぐのもありだね。
とりあえず、まずはこの子の名前を決めて、トリミングをして、種族をはっきりさせよう。
「シンジェさん、トリミング用の機材って、お借りすることは可能ですか?」
「ここでやらないのかい?」
「今は、寝かせておきます。トリミングに関しては、ある程度の信頼関係を築けてからなので、私の家でやりたいんです」
「良い心がけだね、構わないよ。種族が判明したら、必ず教えてほしい」
「はい!」
私が魔物ちゃんを抱きしめ、フリードには歩いてもらおう。
私たちが部屋を出ようと扉を開けると、そこには1体の不機嫌な魔物がいた。日本で言う狐に似ていて。毛色は漆黒、毛並みもふわふわではなく、ごわごわしてそうな感じ、年齢はわからないけど、形態から見て大人だと思う。一番際立つのは、魔物には瞳がない。
「あんた、どうして…」
シンジェさんの驚きよう、もしかして残り1体の魔物って、この子のこと?
『あのクソボアが…』
あ、なんとなく察します。
その子は後方を見ると、少し遠い位置に私に絡んできたボアがいる。
『そいつさ、皆から厄介者と言われていて、俺とも話し合ってくれないから、《魔物と話せるアヤナのところに行って癒されてこい!》と言って、無理矢理移動させといたから~。俺ってば優しいだろ? じゃあな~~~』
あのボア、言いたいことを言い切って満足したのか、こっちの返事を聞かずに笑顔で去っていったよ。
「あのクソボア~~」
『あのクソボア~~余計な事を~~~』
「やれやれ、とんだお節介な魔物がいたもんだよ」
ルウリとフリードが、それぞれ異なる言語で怒っていると、警戒心をむき出しにしている狐の魔物が私というより、抱っこしている魔物ちゃんを見て驚いている。
『お前…どうして…』
そして、今度は私の顔を見て近づいてくる。
匂いを嗅いでくれたのか、顔から滲み出ている警戒心が幾分か緩んだような気がする。
一応、こっちから提案してみよう。
「あなたも、私の家に来る? もしかしたら、私の力であなたの望むものを叶えることが出来るかもしれないよ」
魔物は、私と抱いている魔物ちゃんを再度観察する
『私のかき乱された心が、君の前だと何故か落ち着く。私としては、君のもとへ行きたいが…私の盲目は呪いによるもの。私を連れていくということは、君自身がこの忌まわしき呪いと戦わないといけないのだが?』
「呪い? シンジェさん」
私は呪いの有無を、シンジェさんに尋ねる。
「この子の名前はライト。種族はノーマレストフォックス、ランクEの魔物さ。何者かに呪いをかけられ盲目状態、奴隷商人に飼われているところを、職員が発見したのさ」
ライト。
この子も、過酷な環境下で生きてきたんだ。
「この子は盲目なこともあって、人や魔物の心に敏感でね。相手と少し話しただけで、その心境を深くまで読み取れるのさ。心を読んでいるわけじゃないけど、その影響で人の本質を見極める。結果、誰も信じられなくなった」
『少なくとも、君を含めた3人の職員は信じられる』
あれだけいっぱいいるのに、たった3人? 呪いの件も気になるけど、せっかく私と向き合ってくれるのだから、私もきちんと向き合い話し合っていきたい。
「私、頑張って呪いとも向き合う。そして、あなたと仲良くなりたい!」
ライトが、私の目をじっと見つめてくる。
こういう時は、目を背けちゃダメだ。
『君からは、純粋な気持ちを感じる』
「この子がこの短時間で、心を開くとはね。恐れ入るよ」
シンジェさんの戸惑いよう、普段のライトと今のライト、そこまで大きな違いあるってことか。2体が私を頼ってくれるのだから、私もしっかりと向き合い育てていかないといけない。
「アニマルセラピー、面白いスキルだね。アヤナ、2体同時にお世話できるかい?」
「やってみます!」
『よろしく頼む』
狐の魔物ライトが、私との共同生活をOKしてくれた。
「ベイツがアヤナの教育者だし、この様子から見て、万が一も起こらないだろう。今回はお試し期間ということで、1週間だけお世話を任せる。その間の費用に関しては、ギルド持ちだから後で渡しておくよ」
お試し期間、日本でいうところのトライアルか。
文字通り、私にお世話係が務まるのか試されるってことだ。
「1週間後の昼2時に、私があんたらの住む家へ訪問する。そこでの現状を見て、本格的なお世話を頼むか決めようじゃないか。面倒を見きれないようなら、ここへ来るようにね」
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