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5章 猫の恩返し
48話 アマンガムの抱える懸念事項
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私とユウキは、マナリオから言われた商売に乗り気になった。上手くいけば、街の住民たちが野良猫のことを気に入り、飼い猫にしてくれるからだ。ここ最近になって、街の人々は猫に関心を持ってくれるようになり、野良猫から飼い猫になる猫も出始めている。猫にとって、猫カフェに一生いられるわけじゃない以上、安定した生活が必要になってくる。私たちの開発した猫用の餌だって猫カフェで販売されるから、飼い猫になった猫たちだって購入すれば食べられる。それを理解した一部の猫は、猫カフェの選抜メンバーではなく、飼い猫になろうと奮闘している者もいる。
今回のマナリオからの提案、日本で言うところの譲渡会に、商売を加えたものになるから、私たちは公園からアマンガムさんのところへ向かうことにした。スキル[心通眼]でミケーネに通信すると、現在彼は邸にいて、何やら会議を執り行っているようで、それが終わればお話しできるみたい。
『ここ最近、重役会議で揉めているのよね』
『揉めている? それは猫カフェ関係?』
『全然違うわ。よくわからないのだけど、フードフェスタ期間中には産業スパイが付きもので、毎年何処かの商会の機密情報が必ず盗まれるみたいなの。今年は、多分うちが狙われると踏んでいるわ。ご主人は、それの対策会議中なのよ』
産業スパイ? 映画とかでよく聞くけど本当にいるんだ。
『咲耶、産業スパイってどんな奴なの?』
『う~ん、ルミングス商会を潰そうとする競争相手のことを指しているんじゃないかな? 競争相手としては、商会の最重要機密となる商品の情報を盗んで自分の物にしたいはずだから、絶対にバレないよう選りすぐりの者を商会に潜り込ませてくるの。その人が、【産業スパイ】に該当すると思うわ。目を付けた商会に上手く入り込んでいるから、誰がスパイなのかわからないの。でも、必ず人の目を盗んで情報源のある部屋に無断侵入して、重要商品やその設計図などの資料を盗むはずよ』
以前、フリードがそれに近いことを楽々とやってのけたわ。
盗んだのは、裁断された資料だけど。
『つまり、盗人ってことね。その言い方からすると、既に商会やこの邸に入り込んでいる可能性もあるのね?』
『うん、十分ありえるわ』
地球の映画では、そういったスパイもいるよね。
『なるほど、皆がそいつに慣れ親しんだ頃に、機密資料を盗むって算段なのね。しかも、フェスタの3日間はご主人様たちも超忙しいから、どうしても警備が手薄になる。スパイは、それを狙ってるのね』
『多分ね』
『ふふふ、それなら話は簡単よ。今から、御主人様と話し合ってくるわ』
『え!?』
あ、回線が切れた。
ミケーネは何かを思いついたようだけど、何をするつもりなの?
今話し合ったことをユウキに伝えてみる。
「以前会った時、悩んでいる素振りはあったが、産業スパイのことだったのか」
「大繁盛しているルミングス商会でも、悩み事ってあるんだね」
「どんなに儲けていようとも、懸念事項というものは必ずある。従業員でもない私たちには、何もできないよ」
ユウキの言う通りだ。
私たちはどちらかというと、猫カフェの出資者に近い。だから、それ以外の悩みであった場合、踏み込んではいけない領域だ。こればっかりは仕方ないけど、ミケーネが何を思いついたのかが気になる。
とりあえず、アマンガムさんのところへ行ってみよう。
○○○
邸に到着すると、丁度会議が終わったところなのか、4人の男性が邸を出て行くところだった。猫カフェ関係で知っている人もいたので、私とユウキが丁寧にお辞儀して挨拶すると、全員が私たちに挨拶を交わしてくれた。その際、4人全員から何故か御礼を言われたのだけど、何かしたかな?
「待っていたよ、咲耶ちゃん、ユウキちゃん」
あれ?
アマンガムさんがご機嫌だ。
会議で揉めているって、ミケーネが言ってなかった?
「ささ、こんなところじゃなく、リビングでくつろぎながら話し合おうじゃないか」
産業スパイ関係のお話なのに、防音の効いた会議室じゃなくていいの?
「ははは、安心しなさい、邸の全ての部屋が防音効果の高い分厚い壁なんだ」
顔に出ていたのか、すぐに私の疑問を解消してくれた。私たちは邸の中へと入り、リビングに通されると、そこにはミケーネもいて、メイドの女性が温かい飲み物を用意してくれた。私たちはそれを数口飲み、ほっと一息ついたところで、アマンガムさんが話しかけてきた。
「先程の会議、産業スパイへの対策について議論していたんだが、ミケーネが我々の度肝を抜く事を言ってのけた。しかも、それを実演したことで、我々の懸念は吹き飛んだよ」
「「え!?」」
商会の重鎮たちを納得させるだなんて、ミケーネは何を言ったの?
「産業スパイ、毎年何処に潜んでいるのか、奴らは必ずその年に注目されている商会の最重要機密を盗んでいき、それを雇い主となる商会に渡すことで、開発から完成するまでのプロセスと、そこから繋がる全ての結果を掻っ攫っていく」
アマンガムさんが、凄く悔しそうな顔をしている。自分自身もしくは知人が、産業スパイのせいで酷い目に遭ったのだろうか?
「スパイを送り込む商会に心当たりは?」
「あははは、そんなもの至るところにいるさ。我々だって、気になる商会にはスパイを送り込んでいる」
そうなの!? こういった大きな商会になると、産業スパイを送り込むのは日常茶飯事なんだ。
「このフードフェスタには、国内と隣国の商会の幾つがスポンサーとなっているし、出店しているものだっている。既に、多くの商会がこの街に入り込み、情報収集を行うことで、我々の持つ【ポインター】【猫カフェ】に関する情報も入手しているはずだ。特に、【コーティング剤】に関してはフェスタで発表する以上、奴等は死に物狂いで、資料を探しにくるだろう」
魔道具ポインターに関しては既に販売されているから、物を購入すれば、多分簡単に模倣できる。アマンガムさんだってそれを知っているからこそ、国に特許権と商標権を申請したんだ。日本と違い、この国では申請すると、1ヶ月ほどで合否の判断が下される。ポインターに関しては、その権利を主張できるので問題も起こらない思うけど、【コーティング剤】に関しては、まだ販売されていないし、特許権と商標権だって申請中だ。
だから、狙われる危険性は十分にある。
アマンガムさんは危険を承知の上で、今回のフェスタに展示品のカバーケースとして展示する。その目的は、ルミングス商会の開発力と技術力を世間に知らしめるためだ。フードフェスタで成功すれば、商会の名は隣国にだって広く知れ渡るもの。
「まさか、ミケーネたちに産業スパイを?」
「ああ、そのまさかさ。せっかくだから、我が商会に潜む者を突き止めてもらうため、フェスタに出店する店の中にも侵入してもらい、情報を収集してもらおうと思っている。絶対に、悟られることはないから安心して任せられるよ」
本気の目だ。
猫たちに産業スパイを探させるつもりだ。
「見つかったら、どうするんですか? 暴行されて殺される危険性だってありますよ」
「それなら心配いらない。咲耶ちゃんの従魔フリードのおかげで、ミケーネを含めた猫たちが、見違えるほどに強くなったと聞いている。それを確認するため、体術のみでミケーネと私の護衛騎士とを戦わせた」
嘘、そんな事したら、ミケーネが大怪我を……ってあれ?
ミケーネを見たら無傷だし、何処か威張っているようにも見える。
まさか…勝ったの?
「驚いたことに、1分とかからずに決着が付いてしまった。皆がこの結果に驚き、腰を抜かした者もいたよ。ミケーネが、あんな方法で私自慢の騎士を倒すのだからね」
決着時間の短さから考えて、多分ユウキと同じ攻撃方法を使ったんだ。相手が猫である以上、誰しもが油断して戦うはずだもの。産業スパイの方も、猫があんな攻撃を仕掛けてくるとは絶対に思わないわ。
「スパイ役の猫に関しては、強さと優秀性を重視して、猫カフェに立候補しているメンバーから選出する」
《産業スパイVS猫》か~、どんな構図になるのだろう?
今回のマナリオからの提案、日本で言うところの譲渡会に、商売を加えたものになるから、私たちは公園からアマンガムさんのところへ向かうことにした。スキル[心通眼]でミケーネに通信すると、現在彼は邸にいて、何やら会議を執り行っているようで、それが終わればお話しできるみたい。
『ここ最近、重役会議で揉めているのよね』
『揉めている? それは猫カフェ関係?』
『全然違うわ。よくわからないのだけど、フードフェスタ期間中には産業スパイが付きもので、毎年何処かの商会の機密情報が必ず盗まれるみたいなの。今年は、多分うちが狙われると踏んでいるわ。ご主人は、それの対策会議中なのよ』
産業スパイ? 映画とかでよく聞くけど本当にいるんだ。
『咲耶、産業スパイってどんな奴なの?』
『う~ん、ルミングス商会を潰そうとする競争相手のことを指しているんじゃないかな? 競争相手としては、商会の最重要機密となる商品の情報を盗んで自分の物にしたいはずだから、絶対にバレないよう選りすぐりの者を商会に潜り込ませてくるの。その人が、【産業スパイ】に該当すると思うわ。目を付けた商会に上手く入り込んでいるから、誰がスパイなのかわからないの。でも、必ず人の目を盗んで情報源のある部屋に無断侵入して、重要商品やその設計図などの資料を盗むはずよ』
以前、フリードがそれに近いことを楽々とやってのけたわ。
盗んだのは、裁断された資料だけど。
『つまり、盗人ってことね。その言い方からすると、既に商会やこの邸に入り込んでいる可能性もあるのね?』
『うん、十分ありえるわ』
地球の映画では、そういったスパイもいるよね。
『なるほど、皆がそいつに慣れ親しんだ頃に、機密資料を盗むって算段なのね。しかも、フェスタの3日間はご主人様たちも超忙しいから、どうしても警備が手薄になる。スパイは、それを狙ってるのね』
『多分ね』
『ふふふ、それなら話は簡単よ。今から、御主人様と話し合ってくるわ』
『え!?』
あ、回線が切れた。
ミケーネは何かを思いついたようだけど、何をするつもりなの?
今話し合ったことをユウキに伝えてみる。
「以前会った時、悩んでいる素振りはあったが、産業スパイのことだったのか」
「大繁盛しているルミングス商会でも、悩み事ってあるんだね」
「どんなに儲けていようとも、懸念事項というものは必ずある。従業員でもない私たちには、何もできないよ」
ユウキの言う通りだ。
私たちはどちらかというと、猫カフェの出資者に近い。だから、それ以外の悩みであった場合、踏み込んではいけない領域だ。こればっかりは仕方ないけど、ミケーネが何を思いついたのかが気になる。
とりあえず、アマンガムさんのところへ行ってみよう。
○○○
邸に到着すると、丁度会議が終わったところなのか、4人の男性が邸を出て行くところだった。猫カフェ関係で知っている人もいたので、私とユウキが丁寧にお辞儀して挨拶すると、全員が私たちに挨拶を交わしてくれた。その際、4人全員から何故か御礼を言われたのだけど、何かしたかな?
「待っていたよ、咲耶ちゃん、ユウキちゃん」
あれ?
アマンガムさんがご機嫌だ。
会議で揉めているって、ミケーネが言ってなかった?
「ささ、こんなところじゃなく、リビングでくつろぎながら話し合おうじゃないか」
産業スパイ関係のお話なのに、防音の効いた会議室じゃなくていいの?
「ははは、安心しなさい、邸の全ての部屋が防音効果の高い分厚い壁なんだ」
顔に出ていたのか、すぐに私の疑問を解消してくれた。私たちは邸の中へと入り、リビングに通されると、そこにはミケーネもいて、メイドの女性が温かい飲み物を用意してくれた。私たちはそれを数口飲み、ほっと一息ついたところで、アマンガムさんが話しかけてきた。
「先程の会議、産業スパイへの対策について議論していたんだが、ミケーネが我々の度肝を抜く事を言ってのけた。しかも、それを実演したことで、我々の懸念は吹き飛んだよ」
「「え!?」」
商会の重鎮たちを納得させるだなんて、ミケーネは何を言ったの?
「産業スパイ、毎年何処に潜んでいるのか、奴らは必ずその年に注目されている商会の最重要機密を盗んでいき、それを雇い主となる商会に渡すことで、開発から完成するまでのプロセスと、そこから繋がる全ての結果を掻っ攫っていく」
アマンガムさんが、凄く悔しそうな顔をしている。自分自身もしくは知人が、産業スパイのせいで酷い目に遭ったのだろうか?
「スパイを送り込む商会に心当たりは?」
「あははは、そんなもの至るところにいるさ。我々だって、気になる商会にはスパイを送り込んでいる」
そうなの!? こういった大きな商会になると、産業スパイを送り込むのは日常茶飯事なんだ。
「このフードフェスタには、国内と隣国の商会の幾つがスポンサーとなっているし、出店しているものだっている。既に、多くの商会がこの街に入り込み、情報収集を行うことで、我々の持つ【ポインター】【猫カフェ】に関する情報も入手しているはずだ。特に、【コーティング剤】に関してはフェスタで発表する以上、奴等は死に物狂いで、資料を探しにくるだろう」
魔道具ポインターに関しては既に販売されているから、物を購入すれば、多分簡単に模倣できる。アマンガムさんだってそれを知っているからこそ、国に特許権と商標権を申請したんだ。日本と違い、この国では申請すると、1ヶ月ほどで合否の判断が下される。ポインターに関しては、その権利を主張できるので問題も起こらない思うけど、【コーティング剤】に関しては、まだ販売されていないし、特許権と商標権だって申請中だ。
だから、狙われる危険性は十分にある。
アマンガムさんは危険を承知の上で、今回のフェスタに展示品のカバーケースとして展示する。その目的は、ルミングス商会の開発力と技術力を世間に知らしめるためだ。フードフェスタで成功すれば、商会の名は隣国にだって広く知れ渡るもの。
「まさか、ミケーネたちに産業スパイを?」
「ああ、そのまさかさ。せっかくだから、我が商会に潜む者を突き止めてもらうため、フェスタに出店する店の中にも侵入してもらい、情報を収集してもらおうと思っている。絶対に、悟られることはないから安心して任せられるよ」
本気の目だ。
猫たちに産業スパイを探させるつもりだ。
「見つかったら、どうするんですか? 暴行されて殺される危険性だってありますよ」
「それなら心配いらない。咲耶ちゃんの従魔フリードのおかげで、ミケーネを含めた猫たちが、見違えるほどに強くなったと聞いている。それを確認するため、体術のみでミケーネと私の護衛騎士とを戦わせた」
嘘、そんな事したら、ミケーネが大怪我を……ってあれ?
ミケーネを見たら無傷だし、何処か威張っているようにも見える。
まさか…勝ったの?
「驚いたことに、1分とかからずに決着が付いてしまった。皆がこの結果に驚き、腰を抜かした者もいたよ。ミケーネが、あんな方法で私自慢の騎士を倒すのだからね」
決着時間の短さから考えて、多分ユウキと同じ攻撃方法を使ったんだ。相手が猫である以上、誰しもが油断して戦うはずだもの。産業スパイの方も、猫があんな攻撃を仕掛けてくるとは絶対に思わないわ。
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