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第一章 不遇からの脱出
十四話 ウィンドルの失態 *ウィンドル視点
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クソクソクソ…キューブに利用された。
俺に一言言うだけで、この失態を回避できたんだぞ!!
「小僧、我の封印を解け。我は他のキューブと違い、無闇に人を吸引せん。礼として、貴様の願いを聞き入れてやろう。誰か殺したい人間はいるか?」
授業中、奴は俺の頭の中に直接声をかけてきた。ただの人間が話しかけてくるだけであれば、俺も一蹴していたが、状況的に考えてキューブしかありえない事象だった。
俺にとって目障りな人間は、二人いる。
それが、ティアナとミルフィアだ。
当初、俺はティアナを可愛いと思い溺愛していたが、あの事故の影響で魔力を失って以降敬遠していた。王族としての価値を無くしたあいつとどう関わっていけば良いのかがわからなかったからだ。父上から聞いたように、あの事件以降の貴族たちのティアナへの評価が正反対となったのは、俺も驚いた。王族に敵意が向かないよう、俺もティアナのことを欠陥品と馬鹿にしていたが、当初は罪悪感を覚えていた。
そんな時、女の声が、俺の脳内に響いてきた。
【罪悪感を感じる必要性はないわ。ティアナは、国として無価値な女になった、それだけよ。無価値な女など不要、ウィンドルも仲間に入り、妹をもっと虐げなさい。さもないと、敵意がお前に向くことになる】
あの事故で転機が訪れたのは、何もティアナだけではない。
俺は、正体不明の女性の声が聞こえるようになってしまった。小さい頃からその生意気な声に幾度となく助けられたこともあり、俺はいつしかその声を心から信頼するようになる。その声からの願いもあって、俺はこの事を誰にも打ち明けていない。
ただ、俺は人形じゃない。
そのまま声の言う通り行動するのも癪なので、皆のいる前では妹への罵倒を抑え、むしろ庇うような行動を起こした。当初、声の言った通り、敵意を向けられたが、『ティアナが欠陥品とはいえ、君たちの行為は異常だよ。このままだと、妹は平民になる前に潰れてしまう。王族の状態でそうなったら…君たちもどうなるかわかるよね?』といった具合に脅したら、全員が俺に謝罪し、俺への評価が向上した。
妹ティアナは、小さい頃から不思議な女だった。周囲の者たちが陰で悪口をどれだけ言おうとも、それを理解している妹は決してめげずに前へと進み、自らの力で病気の治療を探すように動き、どんどん優秀になっていく。
そして、九歳の時に俺を抜いてしまった。
俺が父の課題で悩んでいる時、妹が俺の部屋へと入ってきた。そして、冗談半分でその内容を言うと、あいつはものの五分で解決策を提案する。あの時、俺は初めて《嫉妬》という感情を抱いた。あの日以降、俺は課題を与えられると、自分なりの答えを見出した後、すぐにティアナの意見も聞き入れるようにした。そして、それを続けば続けるほど、俺は妹に劣っていることを強く実感するようになる。
俺が国王になるためには、妹の存在が邪魔だ。魔力が無かろうと、あれだけ優秀であれば、妹を傀儡の王にさせたい貴族が必ず現れる。だから、キューブの声を聞いた時、すぐに妹の名を告げた。俺の手を煩わすことなく殺せるのだから、躊躇いなどなかった。
ミルフィアは俺の婚約者だが、政略的な意味合いで結ばれたものだ。
そこに、愛などない。
王族である以上、そういったものを求めてはいけないと常々心掛けていたが、高等部に入学し、俺は初めて《恋》というものを知った。
《クリス・ミッドレート》、一目惚れだった。
彼女は、これまで出会ってきた令嬢たちと明らかに違う。俺に媚びを入れる事なく、普通に接してくる数少ない女性、無論それだけで好きになったわけではない。そういった女性であっても、裏で何を考えているのかわからない。媚を入れなくとも、婚約者のいる男性に距離感を詰めて接してくる女もいる。
だが、彼女は違った。
婚約者がいる男性をきちんと見極め、適度に距離を空けている。だからこそ、他の令嬢たちからも評価が高い。俺自身は、彼女と友人関係であるものの、それ以上の関係にはなっていない。どうにかして恋人になれないものかと思案していた時、また女の声が俺に聞こえ、とんでもないことを口にする。
【とても簡単なことよ。彼女を妾にすればいいのよ。王族としての権限を利用すれば、容易に可能よ。どうしても王妃にしたいのであれば、ミルフィアを殺せばいい。もうすぐ、彼女を殺せる日が訪れる。もうすぐ…】
《殺す》という言葉を聞いた時、俺は流石に躊躇い反論した。
「巫山戯るな。俺はそこまで愚かではない。《殺人》《婚約破棄》、そういった行為は自分の身を滅ぼす。それに、ミルフィアは気に入らないところもあるが、俺の婚約者としてよく動いてくれている」
俺とて、馬鹿ではない。ミルフィアに冤罪を被せ、公衆の面前で婚約破棄を仕掛けるという手段もあるが、そういった行為は愚の骨頂、自分の身を滅ぼすだけだ。
【ふふふふ、口ではそう言うけど、誰にも触れられない方法で確実に殺せる手段があれば、あなたはどうする? クリス自身は男爵令嬢だけど、優秀で人を魅了させるカリスマ性もある。彼女であれば、どこかの高位貴族の養子にしてから王妃にさせる手段もある。さあ、どうする?】
返答を聞いた時、すぐには言い返せなかった。そんな都合の良い手段などないと思い、俺は考えようとしなかったのだが、あの時キューブに問われたこともあり、俺は野心に負け、その名を告げてしまった。
○○○
母の事情聴取も終わり、ふと気づけば、俺は寮の自室へと戻っていた。
惨めだ…俺は…なんて惨めなんだ。
俺の婚約者、ミルフィアは自分を殺そうとした男を許し、これからも愛し続けるとキューブに叫んだ。俺だけが最下位で九十分以上と、不甲斐ない結果であったにも関わらずだ。本来であれば、第一王子である俺自身が主導となって、三人をフォローしないといけない立場だが、混乱して全てを曝け出してしまい、その挙句に妹にフォローされ、愛する者にも助けられる始末だ。
「クソ…クソ…」
【ふふふふ、あなたは馬鹿ね。まさか、自分から犯人ですと名乗り出るとは思わなかったわ】
俺が絶望のどん底にいる時、あの女の声が俺の頭に響く。
「煩い‼︎ キューブに吸引されることを事前に教えてくれれば、防げただろうが‼︎」
予めキューブに吸引されることを知っていれば、俺とてあの場であんな発言をしなかった。これじゃあ、ただのうつけ者だ。
【相手は、あのデモンズキューブよ。そこまで見通せなかったの、ごめんなさいね】
「そもそも毎回思うが、お前は誰なんだ?」
【誰だっていいじゃないの。とにかく、これで次期国王の座が、誰になるのかわからなくなったわね】
そうだ、ティアナは魔力を復活させた。
奴の魔法の知識は、王城で働く国家魔法師並みにある。
おまけに、キューブすらも味方にしている。
奴は力を既に入手しているにも関わらず、それを明かしていない。
俺はどれだけ足掻こうとも、妹に勝てない。
俺は全てにおいて、妹に劣っている。
もう、一層の事……あいつと……
【あらあら、もう諦めるの? まだ手段が残されているというのに?】
「なんだと? この状況で何を言っている?」
【ふふふふ、キューブの言った内容をもう一度思い出しなさいな】
どういうことだ?
なんだ…頭が…目眩が………あ、そうか、そういうことか。
【ふふふ、気づいた? あなたは私の言う通り行動したことで、もう既に次の手を打っているわ。上手くいけば、そこで彼女の名誉を落とせるかもね】
「ああ、そうだな」
ティアナ、私に情けをかけたことを後悔させてやる。
お前の名誉を落とす手段はある。
俺に一言言うだけで、この失態を回避できたんだぞ!!
「小僧、我の封印を解け。我は他のキューブと違い、無闇に人を吸引せん。礼として、貴様の願いを聞き入れてやろう。誰か殺したい人間はいるか?」
授業中、奴は俺の頭の中に直接声をかけてきた。ただの人間が話しかけてくるだけであれば、俺も一蹴していたが、状況的に考えてキューブしかありえない事象だった。
俺にとって目障りな人間は、二人いる。
それが、ティアナとミルフィアだ。
当初、俺はティアナを可愛いと思い溺愛していたが、あの事故の影響で魔力を失って以降敬遠していた。王族としての価値を無くしたあいつとどう関わっていけば良いのかがわからなかったからだ。父上から聞いたように、あの事件以降の貴族たちのティアナへの評価が正反対となったのは、俺も驚いた。王族に敵意が向かないよう、俺もティアナのことを欠陥品と馬鹿にしていたが、当初は罪悪感を覚えていた。
そんな時、女の声が、俺の脳内に響いてきた。
【罪悪感を感じる必要性はないわ。ティアナは、国として無価値な女になった、それだけよ。無価値な女など不要、ウィンドルも仲間に入り、妹をもっと虐げなさい。さもないと、敵意がお前に向くことになる】
あの事故で転機が訪れたのは、何もティアナだけではない。
俺は、正体不明の女性の声が聞こえるようになってしまった。小さい頃からその生意気な声に幾度となく助けられたこともあり、俺はいつしかその声を心から信頼するようになる。その声からの願いもあって、俺はこの事を誰にも打ち明けていない。
ただ、俺は人形じゃない。
そのまま声の言う通り行動するのも癪なので、皆のいる前では妹への罵倒を抑え、むしろ庇うような行動を起こした。当初、声の言った通り、敵意を向けられたが、『ティアナが欠陥品とはいえ、君たちの行為は異常だよ。このままだと、妹は平民になる前に潰れてしまう。王族の状態でそうなったら…君たちもどうなるかわかるよね?』といった具合に脅したら、全員が俺に謝罪し、俺への評価が向上した。
妹ティアナは、小さい頃から不思議な女だった。周囲の者たちが陰で悪口をどれだけ言おうとも、それを理解している妹は決してめげずに前へと進み、自らの力で病気の治療を探すように動き、どんどん優秀になっていく。
そして、九歳の時に俺を抜いてしまった。
俺が父の課題で悩んでいる時、妹が俺の部屋へと入ってきた。そして、冗談半分でその内容を言うと、あいつはものの五分で解決策を提案する。あの時、俺は初めて《嫉妬》という感情を抱いた。あの日以降、俺は課題を与えられると、自分なりの答えを見出した後、すぐにティアナの意見も聞き入れるようにした。そして、それを続けば続けるほど、俺は妹に劣っていることを強く実感するようになる。
俺が国王になるためには、妹の存在が邪魔だ。魔力が無かろうと、あれだけ優秀であれば、妹を傀儡の王にさせたい貴族が必ず現れる。だから、キューブの声を聞いた時、すぐに妹の名を告げた。俺の手を煩わすことなく殺せるのだから、躊躇いなどなかった。
ミルフィアは俺の婚約者だが、政略的な意味合いで結ばれたものだ。
そこに、愛などない。
王族である以上、そういったものを求めてはいけないと常々心掛けていたが、高等部に入学し、俺は初めて《恋》というものを知った。
《クリス・ミッドレート》、一目惚れだった。
彼女は、これまで出会ってきた令嬢たちと明らかに違う。俺に媚びを入れる事なく、普通に接してくる数少ない女性、無論それだけで好きになったわけではない。そういった女性であっても、裏で何を考えているのかわからない。媚を入れなくとも、婚約者のいる男性に距離感を詰めて接してくる女もいる。
だが、彼女は違った。
婚約者がいる男性をきちんと見極め、適度に距離を空けている。だからこそ、他の令嬢たちからも評価が高い。俺自身は、彼女と友人関係であるものの、それ以上の関係にはなっていない。どうにかして恋人になれないものかと思案していた時、また女の声が俺に聞こえ、とんでもないことを口にする。
【とても簡単なことよ。彼女を妾にすればいいのよ。王族としての権限を利用すれば、容易に可能よ。どうしても王妃にしたいのであれば、ミルフィアを殺せばいい。もうすぐ、彼女を殺せる日が訪れる。もうすぐ…】
《殺す》という言葉を聞いた時、俺は流石に躊躇い反論した。
「巫山戯るな。俺はそこまで愚かではない。《殺人》《婚約破棄》、そういった行為は自分の身を滅ぼす。それに、ミルフィアは気に入らないところもあるが、俺の婚約者としてよく動いてくれている」
俺とて、馬鹿ではない。ミルフィアに冤罪を被せ、公衆の面前で婚約破棄を仕掛けるという手段もあるが、そういった行為は愚の骨頂、自分の身を滅ぼすだけだ。
【ふふふふ、口ではそう言うけど、誰にも触れられない方法で確実に殺せる手段があれば、あなたはどうする? クリス自身は男爵令嬢だけど、優秀で人を魅了させるカリスマ性もある。彼女であれば、どこかの高位貴族の養子にしてから王妃にさせる手段もある。さあ、どうする?】
返答を聞いた時、すぐには言い返せなかった。そんな都合の良い手段などないと思い、俺は考えようとしなかったのだが、あの時キューブに問われたこともあり、俺は野心に負け、その名を告げてしまった。
○○○
母の事情聴取も終わり、ふと気づけば、俺は寮の自室へと戻っていた。
惨めだ…俺は…なんて惨めなんだ。
俺の婚約者、ミルフィアは自分を殺そうとした男を許し、これからも愛し続けるとキューブに叫んだ。俺だけが最下位で九十分以上と、不甲斐ない結果であったにも関わらずだ。本来であれば、第一王子である俺自身が主導となって、三人をフォローしないといけない立場だが、混乱して全てを曝け出してしまい、その挙句に妹にフォローされ、愛する者にも助けられる始末だ。
「クソ…クソ…」
【ふふふふ、あなたは馬鹿ね。まさか、自分から犯人ですと名乗り出るとは思わなかったわ】
俺が絶望のどん底にいる時、あの女の声が俺の頭に響く。
「煩い‼︎ キューブに吸引されることを事前に教えてくれれば、防げただろうが‼︎」
予めキューブに吸引されることを知っていれば、俺とてあの場であんな発言をしなかった。これじゃあ、ただのうつけ者だ。
【相手は、あのデモンズキューブよ。そこまで見通せなかったの、ごめんなさいね】
「そもそも毎回思うが、お前は誰なんだ?」
【誰だっていいじゃないの。とにかく、これで次期国王の座が、誰になるのかわからなくなったわね】
そうだ、ティアナは魔力を復活させた。
奴の魔法の知識は、王城で働く国家魔法師並みにある。
おまけに、キューブすらも味方にしている。
奴は力を既に入手しているにも関わらず、それを明かしていない。
俺はどれだけ足掻こうとも、妹に勝てない。
俺は全てにおいて、妹に劣っている。
もう、一層の事……あいつと……
【あらあら、もう諦めるの? まだ手段が残されているというのに?】
「なんだと? この状況で何を言っている?」
【ふふふふ、キューブの言った内容をもう一度思い出しなさいな】
どういうことだ?
なんだ…頭が…目眩が………あ、そうか、そういうことか。
【ふふふ、気づいた? あなたは私の言う通り行動したことで、もう既に次の手を打っているわ。上手くいけば、そこで彼女の名誉を落とせるかもね】
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