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4章 ガルディア帝国 闘技会編
涼見凌一
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ゾンビハウスに転移すると、涼見が早速文句を言い始めた。
「この区画にも、色々と建物を配備しておいたんだけど、綺麗に失くなっているね。」
「邪魔だから処分したわ。」
「処分ね。僕がどれだけ苦労して、地球から召喚したのかわかってて言っているのかな?」
そっちこそ、地球から召喚する意味がわかっているのかしらね。
「あなたこそ、過去の地球から日本の人々を召喚することで、現在にどういう影響を及ぼすかわかってるのかしら?」
「ああ、それは問題ないよ。僕の父は、日本の歴史研究家でね。家に恐ろしい程の資料があるんだ。小さい頃から僕も読んでいたんだ。その資料の中に、現代では解明されていない行方不明事件があってね。それを利用させてもらった。さすがに、何も知らずに召喚はしないよ。そこに僕の先祖がいたら、元も子もないからね。」
「あなたが、その行方不明事件の犯人というわけね。それで、現代の人間をなぜ召喚したのかしら?」
「別にいいだろ。今、地球の人口は60億人を超えたらしいから、そこから数百人程召喚しても、問題ならないよ。」
こいつ、完全に頭逝かれてるわ!召喚した人々を殺し、自分のゲームの中に取り込んで遊んでいる。過去の人達や現在の数百人の人々の人生を潰したことに、罪悪感を全く感じていない。ここまでくれば、更生は不可能ね。
「1つ聞きたいんだけど、あなたは500年前に召喚されたメンバーの1人なのよね?どうして日本に戻らなかったの?」
「そんなの決まっているだろう。面白いことが何もないからさ。戻って、またいつもの平坦な日常生活が始まると考えたら、それだけで気分が悪い。まあ、勇者の柊一さんや聖女の明美さんは、相思相愛になって戻って行ったから今頃結婚しているんじゃないかな。僕は、ここに留まることの方が面白いと思ったからさ。種族も神になって、僕の手の平で転がってくれていると思うと愉快だったよ。世界間の戦争に関しては、もう十分に楽しんだから、1つの国の中で色々と遊ばせてもらったよ。まあ、他所から見たら平和そのものだろうね。」
話を聞くのも鬱陶しくなってきた。
「種族が神ね。それじゃあ、スフィアやサリアとも仲が良さそうね。」
「ああ、あの2人か。スフィアは良い女神だけど、ただの馬鹿だ。サリアのことを完全に信じていたからね。まあ、僕自身もスフィアとサリアの関係は未だに知らないし、どうでもいい。」
知らないの?知っときなさいよ!
「あなた、サリアに利用されてる可能性を考えなかったの!」
「ああ、まあ利用されてただろうね。ただ僕とサリアの思惑が一致したから利用されることにしたのさ。サリアのおかげで神にもなれた。」
つまり、サリアは涼見より上位の存在ということか。
「その様子だと、あなた以外にもサリアに利用されてる連中はいそうね?」
「いるね。知っているのは佐江さんと努さんだけだ。」
「佐江?努?500年前に召喚されたメンバーかな?」
「そうだよ。一時期サリアに協力していたけど、見解の相違てやつかな。ケンカ別れしたと聞いているよ。あの2人も、今はどこにいるのかは不明だね。」
佐江と努か。種族が神を維持していた場合、まだ生存している可能性はあるわね。
「あなたとサリアの目的は、ただ遊ぶことね。スフィアタリアを上から弄ることで、人や邪族達がどう行動するのかを眺めたいだけでしょ。」
「あははははは、そうだよ、その通り!僕達は神なんだから何をしてもいいのさ。スフィアは邪魔だから消えてもらった。僕達がシステムを管理し、気づかれないように弄り時折重大なエラーを発生させ、スフィアがそれを修復していく。それを繰り返していくことで、あいつの力は徐々に衰えて行き、頭もおかしくなっていた。もういいから殺そうかと思ったら、あいつ仕事を放棄しやがった。今じゃ、スフィアタリアからいなくなって、別の異世界に逃げ込んだよ。その所為で、こっちから手出しが出来なくなった。」
はあ、別の異世界に逃げていたとはね。一応悪い神ではなかったけど、周りを信用し過ぎたのね。サリアも涼見も他の連中も、スフィアを利用し追い出したという訳か。そして、自分達がスフィアタリアを自由に動かしているという状況か。
「ねえ、管理世界の行き方を教えて欲しいんだけど。」
「残念、それは僕にもわからないよ。転移で行けるようにしてもらっているからね。座標もサッパリだ。」
こいつ役に立たない。この世界で遊べたら、それでいいのか!
あとは、種族変更について聞いてみよう。
「ねえ、あなた、そんなペラペラと大事な情報を教えていいのかしら?」
「構わないよ。どうせ、君はここで死ぬんだからね。」
この様子だと、既に私の術中に嵌っていることに気付いてないか。
「ねえ、もうあなたには何の力も残っていないのだけど、それでも戦うんだ?」
「はあ?何を言っている?僕の力にびびったのかい?」
「その力とやらを出したらどう?」
「は!いいだろう、死ね、『レールガン』」
《シーン》
「どうした、『レールガン』『レールガン』、な、なんで魔法が出ない。」
そりゃ出ないでしょう。あなたが持っている全ての力は、レベル以外私が吸収したんだから。ここは、私のユニークスキル影響下、なんでも出来るのよ。ここに入った瞬間、力は私に吸収、持っている情報は全て私のステータスにコピー保存して、質問で話せば全部自白する設定にしてあるからね。
「無駄よ。あなたはもう神でもなんでもない、ただの人間の涼見凌一よ。このゾンビハウスに入った瞬間からそうなったの。ちなみに、誰も助けは来ないわよ。サリアも探知出来ないわ。」
「そんな馬鹿な!おかしいだろ!神でもない限り、出来る訳がない。」
あ、こいつ、私の存在を探知しただけで、私が邪神であることを知らないんだ。アホだ、きちんと敵を分析してから来なさいよ。
「でも、出来ちゃうんだな。ステータスで確認して見たら。」
涼見は、ステータスを確認すると愕然とした表情になっていた。
「に、人間に戻ってる。は、はは、そんな馬鹿な事があってたまるか!1度種族変更されたら、もう2度と同じ種族に戻れないんだぞ。これは幻だ!」
ある意味、幻よ。外の世界に戻ると、元に戻るからね。それにしても、1度種族変更されたら元に戻らないか。貴重な情報をありがとう。
「システムを使えばいいじゃない。」
「は、ゲームじゃないんだぞ。1度種族変更をすると、魂自体が変化してしまうんだ。変化した魂は2度と戻らない。」
そういうことか。確かに管理システムを弄っただけで、人間に戻れるのは都合が良過ぎるか。それが出来れば、サリア達がもっと遊んでいるはずだ。そうなると、システムを作れるスフィアはサリアよりも上位存在だったけど、サリアと涼見達の所為で弱体化され、鬱で頭がおかしくなり別の異世界に逃げ込んだ。ただ、良心の呵責からか、何らかのメッセージを遺跡に残してくれたということかな。
「へー、そうなんだ。あーそうそう、わかっていると思うけど、あなたは2度とゾンビハウス、この空間から逃げれないわよ。」
「なんだと!」
「少しは考えなさいよ。なんのスキルも魔法もない唯の人間が、ここを脱出出来るわけないでしょう。餓死するまで、今までのことを思い返しなさい。自分の犯した大罪が、どれ程のものかを理解することね。」
そういって、私はビルブレムへ転移した。
○○○
ここは、ビルブレムの郊外、周りには誰もいない。ゾンビハウスの方では、涼見が未だに魔法を叫んでいる。こいつは、ゾンビハウスの1区画に老衰になるまで放っておくことにした。当然、水や食料はなしだ。それでも生存出来るように設定しておいた。死ぬまで1人でいろ。あんたの悪感情全てが、私の力に還元される。死ぬまで、搾取し続けてやる。これで、ゾンビになった人達が少しでも報われていれば良いけどね。正直、涼見をどう処理するか最後まで迷った。あそこで一刀両断も出来たし、少しずつ身体を消滅させていく方法もあった。でも、それじゃあ、あいつは何の反省もしないまま死んでいくことになる。何とかして反省させてやりたいけど、あの性格じゃあ多分一生無理だろう。せめてもの情けで、あの区画に閉じ込めた。あいつが真に反省すれば、解除する予定だ。ただし、反省しなければ死ぬまで閉じ込める。多分、後者になるだろう。
涼見の情報を見ると、どうも邪王に力を貸していたみたいね。第1封印を破ったのもこいつだ。邪王に充分な力をつけさせて、勇者と対峙させる予定だったみたいね。それを上から観戦するつもりだったのか。完全に遊んでいるわね。まあ、こいつのおかげで邪王が封印されている正確な位置がわかった。あとは、残りの黒幕連中ね。わかっているのは、佐江と努という名前だ。現在、行方不明か。必ずこの世界のどこかにいるわね。ただ、この2人はサリアを裏切っているから、敵味方に関しては保留ね。
それよりも1番ショックなのは、人間に戻れない事だ。薄々は戻れないだろうなーと思っていたけどね。管理世界のシステムに繋ぎ、種族変更する方法はゲームのプログラム変更のようなものだ。種族をそんな簡単に変更出来たら、サリアが遊んでいただろう。それに、仮に全てを片付けて、人間に戻り地球に帰ったら、やっている事はスフィアと同じ事になる。全てを片付ける、つまりサリアや黒幕連中を全員討伐するということだ。そうなると、管理する神がいなくなる。誰かが管理しないと、必ず綻びが生じ、破滅に繋がるだろう。私自身も、この世界に大きく関わりすぎた。自分の力で、リッチ・ジン・リッカを神の使いや神獣に変化させたし、加護を与えた人達もいる。地球に帰るということは、その人達を捨てるも同然だ。出来る訳がない。ふー、参ったなー。サリアを更生させるという手もあるけど、また同じ事やらかしそうだしね。私が管理する以外に方法はないのだろうか?それも考えておこう。
さて、今日起こった出来事全てを仲間達に言うべきか言わないべきか、どちらにしようか?
「この区画にも、色々と建物を配備しておいたんだけど、綺麗に失くなっているね。」
「邪魔だから処分したわ。」
「処分ね。僕がどれだけ苦労して、地球から召喚したのかわかってて言っているのかな?」
そっちこそ、地球から召喚する意味がわかっているのかしらね。
「あなたこそ、過去の地球から日本の人々を召喚することで、現在にどういう影響を及ぼすかわかってるのかしら?」
「ああ、それは問題ないよ。僕の父は、日本の歴史研究家でね。家に恐ろしい程の資料があるんだ。小さい頃から僕も読んでいたんだ。その資料の中に、現代では解明されていない行方不明事件があってね。それを利用させてもらった。さすがに、何も知らずに召喚はしないよ。そこに僕の先祖がいたら、元も子もないからね。」
「あなたが、その行方不明事件の犯人というわけね。それで、現代の人間をなぜ召喚したのかしら?」
「別にいいだろ。今、地球の人口は60億人を超えたらしいから、そこから数百人程召喚しても、問題ならないよ。」
こいつ、完全に頭逝かれてるわ!召喚した人々を殺し、自分のゲームの中に取り込んで遊んでいる。過去の人達や現在の数百人の人々の人生を潰したことに、罪悪感を全く感じていない。ここまでくれば、更生は不可能ね。
「1つ聞きたいんだけど、あなたは500年前に召喚されたメンバーの1人なのよね?どうして日本に戻らなかったの?」
「そんなの決まっているだろう。面白いことが何もないからさ。戻って、またいつもの平坦な日常生活が始まると考えたら、それだけで気分が悪い。まあ、勇者の柊一さんや聖女の明美さんは、相思相愛になって戻って行ったから今頃結婚しているんじゃないかな。僕は、ここに留まることの方が面白いと思ったからさ。種族も神になって、僕の手の平で転がってくれていると思うと愉快だったよ。世界間の戦争に関しては、もう十分に楽しんだから、1つの国の中で色々と遊ばせてもらったよ。まあ、他所から見たら平和そのものだろうね。」
話を聞くのも鬱陶しくなってきた。
「種族が神ね。それじゃあ、スフィアやサリアとも仲が良さそうね。」
「ああ、あの2人か。スフィアは良い女神だけど、ただの馬鹿だ。サリアのことを完全に信じていたからね。まあ、僕自身もスフィアとサリアの関係は未だに知らないし、どうでもいい。」
知らないの?知っときなさいよ!
「あなた、サリアに利用されてる可能性を考えなかったの!」
「ああ、まあ利用されてただろうね。ただ僕とサリアの思惑が一致したから利用されることにしたのさ。サリアのおかげで神にもなれた。」
つまり、サリアは涼見より上位の存在ということか。
「その様子だと、あなた以外にもサリアに利用されてる連中はいそうね?」
「いるね。知っているのは佐江さんと努さんだけだ。」
「佐江?努?500年前に召喚されたメンバーかな?」
「そうだよ。一時期サリアに協力していたけど、見解の相違てやつかな。ケンカ別れしたと聞いているよ。あの2人も、今はどこにいるのかは不明だね。」
佐江と努か。種族が神を維持していた場合、まだ生存している可能性はあるわね。
「あなたとサリアの目的は、ただ遊ぶことね。スフィアタリアを上から弄ることで、人や邪族達がどう行動するのかを眺めたいだけでしょ。」
「あははははは、そうだよ、その通り!僕達は神なんだから何をしてもいいのさ。スフィアは邪魔だから消えてもらった。僕達がシステムを管理し、気づかれないように弄り時折重大なエラーを発生させ、スフィアがそれを修復していく。それを繰り返していくことで、あいつの力は徐々に衰えて行き、頭もおかしくなっていた。もういいから殺そうかと思ったら、あいつ仕事を放棄しやがった。今じゃ、スフィアタリアからいなくなって、別の異世界に逃げ込んだよ。その所為で、こっちから手出しが出来なくなった。」
はあ、別の異世界に逃げていたとはね。一応悪い神ではなかったけど、周りを信用し過ぎたのね。サリアも涼見も他の連中も、スフィアを利用し追い出したという訳か。そして、自分達がスフィアタリアを自由に動かしているという状況か。
「ねえ、管理世界の行き方を教えて欲しいんだけど。」
「残念、それは僕にもわからないよ。転移で行けるようにしてもらっているからね。座標もサッパリだ。」
こいつ役に立たない。この世界で遊べたら、それでいいのか!
あとは、種族変更について聞いてみよう。
「ねえ、あなた、そんなペラペラと大事な情報を教えていいのかしら?」
「構わないよ。どうせ、君はここで死ぬんだからね。」
この様子だと、既に私の術中に嵌っていることに気付いてないか。
「ねえ、もうあなたには何の力も残っていないのだけど、それでも戦うんだ?」
「はあ?何を言っている?僕の力にびびったのかい?」
「その力とやらを出したらどう?」
「は!いいだろう、死ね、『レールガン』」
《シーン》
「どうした、『レールガン』『レールガン』、な、なんで魔法が出ない。」
そりゃ出ないでしょう。あなたが持っている全ての力は、レベル以外私が吸収したんだから。ここは、私のユニークスキル影響下、なんでも出来るのよ。ここに入った瞬間、力は私に吸収、持っている情報は全て私のステータスにコピー保存して、質問で話せば全部自白する設定にしてあるからね。
「無駄よ。あなたはもう神でもなんでもない、ただの人間の涼見凌一よ。このゾンビハウスに入った瞬間からそうなったの。ちなみに、誰も助けは来ないわよ。サリアも探知出来ないわ。」
「そんな馬鹿な!おかしいだろ!神でもない限り、出来る訳がない。」
あ、こいつ、私の存在を探知しただけで、私が邪神であることを知らないんだ。アホだ、きちんと敵を分析してから来なさいよ。
「でも、出来ちゃうんだな。ステータスで確認して見たら。」
涼見は、ステータスを確認すると愕然とした表情になっていた。
「に、人間に戻ってる。は、はは、そんな馬鹿な事があってたまるか!1度種族変更されたら、もう2度と同じ種族に戻れないんだぞ。これは幻だ!」
ある意味、幻よ。外の世界に戻ると、元に戻るからね。それにしても、1度種族変更されたら元に戻らないか。貴重な情報をありがとう。
「システムを使えばいいじゃない。」
「は、ゲームじゃないんだぞ。1度種族変更をすると、魂自体が変化してしまうんだ。変化した魂は2度と戻らない。」
そういうことか。確かに管理システムを弄っただけで、人間に戻れるのは都合が良過ぎるか。それが出来れば、サリア達がもっと遊んでいるはずだ。そうなると、システムを作れるスフィアはサリアよりも上位存在だったけど、サリアと涼見達の所為で弱体化され、鬱で頭がおかしくなり別の異世界に逃げ込んだ。ただ、良心の呵責からか、何らかのメッセージを遺跡に残してくれたということかな。
「へー、そうなんだ。あーそうそう、わかっていると思うけど、あなたは2度とゾンビハウス、この空間から逃げれないわよ。」
「なんだと!」
「少しは考えなさいよ。なんのスキルも魔法もない唯の人間が、ここを脱出出来るわけないでしょう。餓死するまで、今までのことを思い返しなさい。自分の犯した大罪が、どれ程のものかを理解することね。」
そういって、私はビルブレムへ転移した。
○○○
ここは、ビルブレムの郊外、周りには誰もいない。ゾンビハウスの方では、涼見が未だに魔法を叫んでいる。こいつは、ゾンビハウスの1区画に老衰になるまで放っておくことにした。当然、水や食料はなしだ。それでも生存出来るように設定しておいた。死ぬまで1人でいろ。あんたの悪感情全てが、私の力に還元される。死ぬまで、搾取し続けてやる。これで、ゾンビになった人達が少しでも報われていれば良いけどね。正直、涼見をどう処理するか最後まで迷った。あそこで一刀両断も出来たし、少しずつ身体を消滅させていく方法もあった。でも、それじゃあ、あいつは何の反省もしないまま死んでいくことになる。何とかして反省させてやりたいけど、あの性格じゃあ多分一生無理だろう。せめてもの情けで、あの区画に閉じ込めた。あいつが真に反省すれば、解除する予定だ。ただし、反省しなければ死ぬまで閉じ込める。多分、後者になるだろう。
涼見の情報を見ると、どうも邪王に力を貸していたみたいね。第1封印を破ったのもこいつだ。邪王に充分な力をつけさせて、勇者と対峙させる予定だったみたいね。それを上から観戦するつもりだったのか。完全に遊んでいるわね。まあ、こいつのおかげで邪王が封印されている正確な位置がわかった。あとは、残りの黒幕連中ね。わかっているのは、佐江と努という名前だ。現在、行方不明か。必ずこの世界のどこかにいるわね。ただ、この2人はサリアを裏切っているから、敵味方に関しては保留ね。
それよりも1番ショックなのは、人間に戻れない事だ。薄々は戻れないだろうなーと思っていたけどね。管理世界のシステムに繋ぎ、種族変更する方法はゲームのプログラム変更のようなものだ。種族をそんな簡単に変更出来たら、サリアが遊んでいただろう。それに、仮に全てを片付けて、人間に戻り地球に帰ったら、やっている事はスフィアと同じ事になる。全てを片付ける、つまりサリアや黒幕連中を全員討伐するということだ。そうなると、管理する神がいなくなる。誰かが管理しないと、必ず綻びが生じ、破滅に繋がるだろう。私自身も、この世界に大きく関わりすぎた。自分の力で、リッチ・ジン・リッカを神の使いや神獣に変化させたし、加護を与えた人達もいる。地球に帰るということは、その人達を捨てるも同然だ。出来る訳がない。ふー、参ったなー。サリアを更生させるという手もあるけど、また同じ事やらかしそうだしね。私が管理する以外に方法はないのだろうか?それも考えておこう。
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