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4章 ガルディア帝国 闘技会編
サーシャの打ち明け
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うーん、みんなに全部報告しておきましょう。私1人が考え込んでも仕方ないからね。私には仲間がいる。みんなに相談するのも悪くないか。ゴールド闘技場に戻りましょう。
闘技場に戻ると、丁度お昼休憩みたいね。あ、フィン達がいた。
「あ、師匠、丁度1回戦が終了して、お昼休憩に入ったところです。」
「そのようね。その様子からすると、何も起こっていないか。」
シュリ、フィン、イリスが気付いてないけど、リッチ・ジン・リッカは神妙な顔をしているということは、さっきの魔力に気付いたかな?
「サーシャ様、お身体の方は問題ないですか?」
「そうだよ、サーシャ様大丈夫?」
「お前達、心配し過ぎだ。先程感じた魔力は強大ではあったが、主ほどではないことがわかっているはずだ。」
「リッチ様、わかってはいるけど、あんな馬鹿でかい魔力、初めてだもん。気になるよ!」
「あ、あのお姉様、状況が掴めないのですが何かあったのですか?」
そろそろ教えてあげますか。
「場所を移動しましょう。ここは人が多過ぎるからね。」
ここなら良いかな。人が少ないし、何かが起こってもすぐに駆けつけれる。フィン達も何か緊急事態が起こったことを先程の話でわかったみたいね。
「さて、ゴールド闘技場を出た後、すぐにそいつは現れたわ。黒幕の1人、涼見凌一がね。」
「「「えー!!!」」」
「おい、サーシャ、1人で戦っていたのか!」
「ええ、ビルブレムで戦ったら、街が崩壊するわ。涼見の基礎能力値は、1000万を超えていたからゾンビハウスに移動してね。まあ、戦ったというより話し合ったが正解ね。」
「え、師匠、それじゃあ、涼見を生かしているんですか?」
「ええ、まずどうやって涼見と戦ったか、なぜ生かしているかを話してあげる。」
近日中に涼見と戦うことはわかっていたから、ゾンビハウスに罠を設置しておいたこと、全ての力と情報を解析吸収しステータスに保存してあること、奴が人間から神族に進化したこと、そして私が人間に戻れないことなどを話した。
「サーシャ、相手は1000万を超える神なのに戦わずして勝ったのか、凄いな。」
「シュリさん、お姉様は1億を超えているんですから当然ですよ。でも、ここで戦っていたら多くの犠牲者が発生しましたね。ゾンビハウスに移動した意味がわかります。」
「サーシャ様、涼見を生かしておくのはどうかと思うのですが?必要な情報は手に入りましたから、もう処分して宜しいのでは?」
ジンもやはりそう思うか。私としても、かなり迷ったのよね。
「お姉様、涼見が反省するとは思えません。老衰で死ぬまで、閉じ込めておくのが1番いいと思います。」
「私もそう思います。師匠の力で涼見を殺すことはすぐに出来ますけど、なんか釈然としません。殺せばそれで解決というのもおかしいです。師匠の方法は間違っていないと思います。」
ジンも言われて気付いたのか納得したようだ。
「俺もその方法に賛成だ。ただ、サーシャが2度と人間に戻れないというのは本当の事なのか?」
「ええ、ステータスにある涼見の情報を調べたけど、魂自体が神格化しているから不可能となっているわ。こればっかりは仕方ない。ちなみに、神格化の条件は運以外の能力値のいずれかが1000万を超えることだそうよ。条件を満たすと、魂が神格化され種族も神族となり、身体も不老不死となるわ。1度神格化された魂は、人間のものと別物になるらしいから2度と戻れないみたいね。」
「師匠、それじゃあ元の世界には?」
「神様の状態では戻れないわ。というか戻るつもりもない。ずっと考えていたけど、黒幕連中を全員討伐したら、スフィアタリアを管理する神が誰もいなくなるのよ。その状態で放っておいたら綻びが生じて、いつかこの世界は消滅するわ。」
「え、お姉様、スフィア様がいるじゃないですか!」
ここで黒幕であるサリア、涼見、佐江、努がスフィアを過剰の仕事量で弱体化させ始末しようとしたところで、スフィア自身が鬱状態となり仕事を放棄し、別の異世界に逃げ込んだことを話した。
「お姉様、それじゃあスフィアタリアは、サリアが完全に掌握しているという事ですか?」
「ええ、そうよ。幸い、サリア自身はこの世界を破壊するつもりはない。上から涼見達を使って遊んでいるだけね。完全に、この世界にいる生物達をオモチャとして扱っているわ。」
「酷いです!お姉様、サリアを許せません!」
その気持ちはわかるわ。
「黒幕の佐江と努の居場所は現在のところ不明。サリアのいる管理世界の場所もわからない。当面は旅を続けるしかないわね。」
「我が主よ、宜しいのですか?主がこの世界を管理してくれるのは非常に喜ばしい事ですが、皆死んでいく中で主1人だけが生き残る、これはかなり残酷な事でもあります。もちろん、不老となった儂やジン、リッカがフォロー致しますが---」
それは有難いわね。正直、1人だと寂しすぎる。
「お姉様、今の生を全うしたら、私もお手伝いしていいですか?」
「師匠、私もです。今の生を全うしてからお手伝いしたいです!」
「あなた達、お手伝いをするという事は、転生も出来ないのよ。それでも良いの?」
「「はい!!」」
嬉しい事を言ってくれるわね。
「俺も手伝うよ。サーシャがいなかったら、俺はとっくに転生していただろうしね。それに、ガルディア帝国を見守りたいという思いもある。」
みんな---、ありがとう。あはは。なんか涙が出てきたよ。
「お姉様が泣いているのを初めて見ました。」
「師匠、これからは辛い時は言って下さい。私達は仲間なんですから。」
「そうだよ、サーシャ様1人で背負いこむ必要はないんだから。」
「リッカからそんな言葉が出るとはな。サーシャ様、何かあれば言って下さい。」
「そうですとも、我々は一心同体。辛ければ、いつでも吐露してくれて構わないのです。」
あなた達、----私、良い仲間を持ったわね。
《ポタ、ポタポタポタ》
「あはは、--グス----ありがとう。」
〇〇〇
一頻り泣いた後、身体も心もスッキリした。桜木君達とは一緒に帰れないけど、せめてクラスメイト全員を帰らせて上げよう。そのためにも、サリアがいる管理世界の座標を知る必要がある。かつて黒幕であった佐江と努を探そう。この世界のどこかにいるはずだ。
「みんな、まず重要視すべきは、サリアの管理世界の座標を知る事、これは多分スフィアが残してくれていると思う。次に、かつて黒幕の仲間だった佐江と努を探し出す事、この2人が残りの黒幕連中の居場所を知っているかもしれないわ。そして、今はここビルブレムで起こる邪族との戦いを終わらせるわよ。」
「お姉様、邪王はどうしますか?」
「取り敢えず放っておくわ。もう居場所も完全に把握したから、いつでも討伐出来る。ただ、それをするのは黒幕が全員明らかになってからね。サリア以外にも上位の神様がいる可能性もあるしね。」
「サーシャ、邪王はガルディア王国以外にも何か策略を練っていると思うんだが、それは涼見の情報にはあったのか?」
「残念ながらなかったわ。現状わかっているのは、レーデンブルクでの1件ね。多分、他の国でも何らかの策略を動かしていると思うわ。」
さすがに、そこまではわからない。涼見自身を外に出すわけには行かないから、自分達で把握していくしかない。
「そうか。まずは、ここガルディア王国の邪族どもの殲滅に集中する。よし、昼飯に行くか。もう少ししたら2回戦が始まる。」
「お姉様は、来ちゃダメですよ。」
「仕方ない。外から見ておくわ。さあ、ご飯に行きましょう。」
仲間に相談して良かった。相談せず抱え込んでいたら、私もスフィアのようになっていたかもしれないわね。
みんな、ありがとう。
闘技場に戻ると、丁度お昼休憩みたいね。あ、フィン達がいた。
「あ、師匠、丁度1回戦が終了して、お昼休憩に入ったところです。」
「そのようね。その様子からすると、何も起こっていないか。」
シュリ、フィン、イリスが気付いてないけど、リッチ・ジン・リッカは神妙な顔をしているということは、さっきの魔力に気付いたかな?
「サーシャ様、お身体の方は問題ないですか?」
「そうだよ、サーシャ様大丈夫?」
「お前達、心配し過ぎだ。先程感じた魔力は強大ではあったが、主ほどではないことがわかっているはずだ。」
「リッチ様、わかってはいるけど、あんな馬鹿でかい魔力、初めてだもん。気になるよ!」
「あ、あのお姉様、状況が掴めないのですが何かあったのですか?」
そろそろ教えてあげますか。
「場所を移動しましょう。ここは人が多過ぎるからね。」
ここなら良いかな。人が少ないし、何かが起こってもすぐに駆けつけれる。フィン達も何か緊急事態が起こったことを先程の話でわかったみたいね。
「さて、ゴールド闘技場を出た後、すぐにそいつは現れたわ。黒幕の1人、涼見凌一がね。」
「「「えー!!!」」」
「おい、サーシャ、1人で戦っていたのか!」
「ええ、ビルブレムで戦ったら、街が崩壊するわ。涼見の基礎能力値は、1000万を超えていたからゾンビハウスに移動してね。まあ、戦ったというより話し合ったが正解ね。」
「え、師匠、それじゃあ、涼見を生かしているんですか?」
「ええ、まずどうやって涼見と戦ったか、なぜ生かしているかを話してあげる。」
近日中に涼見と戦うことはわかっていたから、ゾンビハウスに罠を設置しておいたこと、全ての力と情報を解析吸収しステータスに保存してあること、奴が人間から神族に進化したこと、そして私が人間に戻れないことなどを話した。
「サーシャ、相手は1000万を超える神なのに戦わずして勝ったのか、凄いな。」
「シュリさん、お姉様は1億を超えているんですから当然ですよ。でも、ここで戦っていたら多くの犠牲者が発生しましたね。ゾンビハウスに移動した意味がわかります。」
「サーシャ様、涼見を生かしておくのはどうかと思うのですが?必要な情報は手に入りましたから、もう処分して宜しいのでは?」
ジンもやはりそう思うか。私としても、かなり迷ったのよね。
「お姉様、涼見が反省するとは思えません。老衰で死ぬまで、閉じ込めておくのが1番いいと思います。」
「私もそう思います。師匠の力で涼見を殺すことはすぐに出来ますけど、なんか釈然としません。殺せばそれで解決というのもおかしいです。師匠の方法は間違っていないと思います。」
ジンも言われて気付いたのか納得したようだ。
「俺もその方法に賛成だ。ただ、サーシャが2度と人間に戻れないというのは本当の事なのか?」
「ええ、ステータスにある涼見の情報を調べたけど、魂自体が神格化しているから不可能となっているわ。こればっかりは仕方ない。ちなみに、神格化の条件は運以外の能力値のいずれかが1000万を超えることだそうよ。条件を満たすと、魂が神格化され種族も神族となり、身体も不老不死となるわ。1度神格化された魂は、人間のものと別物になるらしいから2度と戻れないみたいね。」
「師匠、それじゃあ元の世界には?」
「神様の状態では戻れないわ。というか戻るつもりもない。ずっと考えていたけど、黒幕連中を全員討伐したら、スフィアタリアを管理する神が誰もいなくなるのよ。その状態で放っておいたら綻びが生じて、いつかこの世界は消滅するわ。」
「え、お姉様、スフィア様がいるじゃないですか!」
ここで黒幕であるサリア、涼見、佐江、努がスフィアを過剰の仕事量で弱体化させ始末しようとしたところで、スフィア自身が鬱状態となり仕事を放棄し、別の異世界に逃げ込んだことを話した。
「お姉様、それじゃあスフィアタリアは、サリアが完全に掌握しているという事ですか?」
「ええ、そうよ。幸い、サリア自身はこの世界を破壊するつもりはない。上から涼見達を使って遊んでいるだけね。完全に、この世界にいる生物達をオモチャとして扱っているわ。」
「酷いです!お姉様、サリアを許せません!」
その気持ちはわかるわ。
「黒幕の佐江と努の居場所は現在のところ不明。サリアのいる管理世界の場所もわからない。当面は旅を続けるしかないわね。」
「我が主よ、宜しいのですか?主がこの世界を管理してくれるのは非常に喜ばしい事ですが、皆死んでいく中で主1人だけが生き残る、これはかなり残酷な事でもあります。もちろん、不老となった儂やジン、リッカがフォロー致しますが---」
それは有難いわね。正直、1人だと寂しすぎる。
「お姉様、今の生を全うしたら、私もお手伝いしていいですか?」
「師匠、私もです。今の生を全うしてからお手伝いしたいです!」
「あなた達、お手伝いをするという事は、転生も出来ないのよ。それでも良いの?」
「「はい!!」」
嬉しい事を言ってくれるわね。
「俺も手伝うよ。サーシャがいなかったら、俺はとっくに転生していただろうしね。それに、ガルディア帝国を見守りたいという思いもある。」
みんな---、ありがとう。あはは。なんか涙が出てきたよ。
「お姉様が泣いているのを初めて見ました。」
「師匠、これからは辛い時は言って下さい。私達は仲間なんですから。」
「そうだよ、サーシャ様1人で背負いこむ必要はないんだから。」
「リッカからそんな言葉が出るとはな。サーシャ様、何かあれば言って下さい。」
「そうですとも、我々は一心同体。辛ければ、いつでも吐露してくれて構わないのです。」
あなた達、----私、良い仲間を持ったわね。
《ポタ、ポタポタポタ》
「あはは、--グス----ありがとう。」
〇〇〇
一頻り泣いた後、身体も心もスッキリした。桜木君達とは一緒に帰れないけど、せめてクラスメイト全員を帰らせて上げよう。そのためにも、サリアがいる管理世界の座標を知る必要がある。かつて黒幕であった佐江と努を探そう。この世界のどこかにいるはずだ。
「みんな、まず重要視すべきは、サリアの管理世界の座標を知る事、これは多分スフィアが残してくれていると思う。次に、かつて黒幕の仲間だった佐江と努を探し出す事、この2人が残りの黒幕連中の居場所を知っているかもしれないわ。そして、今はここビルブレムで起こる邪族との戦いを終わらせるわよ。」
「お姉様、邪王はどうしますか?」
「取り敢えず放っておくわ。もう居場所も完全に把握したから、いつでも討伐出来る。ただ、それをするのは黒幕が全員明らかになってからね。サリア以外にも上位の神様がいる可能性もあるしね。」
「サーシャ、邪王はガルディア王国以外にも何か策略を練っていると思うんだが、それは涼見の情報にはあったのか?」
「残念ながらなかったわ。現状わかっているのは、レーデンブルクでの1件ね。多分、他の国でも何らかの策略を動かしていると思うわ。」
さすがに、そこまではわからない。涼見自身を外に出すわけには行かないから、自分達で把握していくしかない。
「そうか。まずは、ここガルディア王国の邪族どもの殲滅に集中する。よし、昼飯に行くか。もう少ししたら2回戦が始まる。」
「お姉様は、来ちゃダメですよ。」
「仕方ない。外から見ておくわ。さあ、ご飯に行きましょう。」
仲間に相談して良かった。相談せず抱え込んでいたら、私もスフィアのようになっていたかもしれないわね。
みんな、ありがとう。
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