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やらかしたかも?
しおりを挟むみなさ~ん、ごきげんようさん。
って、現実逃避してる場合でないねん!
ケイトリンに拉致られて、あれよあれよっちゅう間に、
アブデン公爵領に入りでしたがな。
公爵様によって、王宮の職場も円満退職して…ん? させられて?
そうか、これがいわゆる、ヘッドハンティング?
くぅ~~、カッコイイねんなっ。
公爵領が新たな職場かあ~~と、暢気に構えておったが、
仕事内容が、やたら重要性の高いもんばかり…。
あれれ?って思いながら、
優秀な家令やらの、スタッフっ~~!に、囲まれ、鍛えられましたがな。
そんでもって、気付けば、領地内の教会の祭壇に立ち、横を向いたら、輝く美貌の公爵令嬢ケイトリンの、これまた眩いウエディングドレス姿……あれ?
そっか、王太子妃になりたくないって言っていたから、偽装結婚ですか?
せやな!
と、思ってましたがな!
あの頃の自分、アホやと思います。
あの、王宮での騒動から、はや数年……。
偽装結婚かと、最初は、思ってましたが、
美しい令嬢は、モブ中のモブ、ザ・ベスト・オブ・モブ!の嫁さんのままでっせ。
美しさのあまり、直視すると、目が痛いねんで。
ええんかいな?
ケイトリンの腕の中には、彼女にソックリな女の子が、こっち見て笑ってる、
夢のようや………。
夢なら覚めんといてな~、よろしゅう頼みます。
相変わらず、殿下は、しつこく言ってくるが、(殿下も、偽装結婚だと思ったらしい。)
子供が生まれてからも、
忘れた頃にやってくる天災のごとく
我が領に(入り婿ですが、なにか~?我が領って言ってみたかっただけですぅ~)奇襲をかけてきたが、母親である王妃様にカミナリ落とされてからは、大人しくしてるらしい。
それにしても、あ~、ウチの嫁が綺麗すぎる~~!
娘が天使すぎる~!
現実逃避しすぎるっちゅうねん!
なんで、こないに現実逃避するかって?
よくぞ聞いてくれた!
結婚してから、一度も、公爵領を出たことないのだが、このたび、王太子殿下の結婚相手を選ぶ王都での舞踊会やら、夜会やらだが、近隣の国からも王族、貴族が集まる大イベントになるらしく(フェスみたいなもんかな?)
アブデン公爵主催のものもあるらしく、
こうして、何年ぶりかに、妻と愛娘を連れて王都に向かっているのだが…。
うちの親や兄弟に会えるかな?
結婚式の時以来や……。
愛娘ニーナを、初めて連れて行ける。
いやいや、現実逃避癖って、なかなか消えるもんとちゃうな。
久々の王都に向かう馬車の中、シンミリしてもうたわ。
王都の公爵家に着き、
愛しの妻(モブが夫で申し訳無いが)のご両親にも、
領地に来ていただいた時以来って言っても、領地も、ご両親のものだけどさっ。
なんか、言っていて悲しくなるわ。
馬車から降りると、早速の公爵夫妻がおられたバージョン?
「お父様、お母様、お久しぶりです」
「道中、無事でなによりだ」
「さあ、ばあばに顔を見せておくれ!」
「おじいさま、おばあさま、ニーナは、会えてうれしいです」
ケイトリン、公爵夫妻、ニーナの順に、久々の感動再会シーン。
まるで、映画のワンシーンみたいだなって、遠巻きに見てしまってたねん。
ヤバイ、全員が振り向き、みんなの視線がいきなり刺さった!
ぐはあ!
ヤバイ、挨拶が遅れてもうた。
「チャールズ様、ダイアナ様、ご無沙汰しております」
そうなんや、某国の王室の元ご夫妻と同じ名前なんやねん。
一発で覚えれるだろ~?
「なにを他人行儀だな、こんなとこでの話は、なんだ。
中でゆっくりしたまえ、婿殿」
「そうですよ~、婿殿」
いやいや、美しく輝くファミリーの中に入る勇気って?
それってなんや?美味しいん?
それからの日々は、公爵家の夜会の準備やら、王宮の準備手伝い……。
光陰矢のごとしっていうんは、こんなカンジ?で過ぎてゆき、公爵様に付いてオロオロしてる間に終わった。
ケイトリンとニーナは、ダイアナ様と、これまた忙しそうに、有意義に過ごしていて、なにより。
王宮の舞踊会なんて、懐かしい。
ここで、前世を思い出したなあ~、相変わらずの金銀のきらびやかな波だ。
ニーナを、公爵家に置いたままが気がかりだし、ここは公爵夫妻にお願いして、ケイトリンと挨拶まわりもそこそこに帰った。
なんでも、弟達に聞いたところ、王太子は、結婚相手を探すどころか、ケイトリンを探していたとか?
ダメダメじゃん!
公爵様と話しあい、アブデン家主催の夜会は、ケイトリンは病欠扱い決定!
(仮病やねん、嘘も方便でっせ!)
それでもってどうなったかって?
しつこく食い下がるミカエル様に、腹を立てた怒れる美女、ケイトリンが扇でもって(鉄扇かも?)フルスイングをかまし、
哀れ王子、意識を失ったとこを、近衛騎士が持って帰ったという。
某ファーストフードのドライブスルーみたいな便利さ!
鮮やかだったねん!スマイルゼロ円?
王宮に戻った王太子殿下がどうなったかは……知らん。
ケイトリンとニーナを連れて、速攻、領地に戻ったし。
公爵夫妻は、初孫のニーナと久々に会えたのに……と、残念がっていて、その恨みを、ミカエル様にあてるそうだ。
なんといっても、ダイアナ様は、王妃様の妹で、叔母にあたる人だから、2人に挟まれて絞りまくられるのは、決定事項だがな!
うちの奥さんもだけど、女っちゅうもんは、マジでおっかないねんで。
あっ、これは、内密にお願いなっ、奥さん、日頃は優しいねんけど……。
訂正するわ。自分にベタ惚れてるからか、
うちのケイトリンは、メッチャ優しいねんで。
自分の娘のニーナにも、可愛いくジェラシーってんで。
こんな、モブ中のモブ顔のどこがいいんや~?って?
まぁまぁ、僻んだらアカンって。
でも、ほんまに、自分のどこがいいんやろな…?
永遠の謎?
まっ、今日も幸せだから、ヨシッちゅうとこやな!
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