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第一章:奴隷商人(仮免)始めました。
第三話
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一晩明けて朝になると、ファノンとミアを宿に残し、ダノンさんのところへ向かった。ダノンさんの鍛冶屋は町の中心からちょっと離れたところにあり、宿から20分ほど歩いたところにあった。
「ダノンさんいらっしゃいますか?」
お店の方には誰もいなかったので、工房の方に回るとカンカンという鉄を叩く音が聞こえてきた。しかし、彼は鉄を叩くことに夢中になっているのかこちらに気づいた様子はなかった。しょうがないので工房の外で待っていると、ダノンの奥さんの一人が出てきた。
「あら、ヒサシさんじゃないの。旦那に何か用かしら?」
彼女は、ドロシーという名の女性のドワーフで、ダノンの正妻に当たる方だった。見た目は、髭のないドワーフといった感じである。何でも、ドワーフの女性は手先の器用さが一番重要で、見た目などはそこまで気にしないというのが普通らしかった。
「ダノンにこの前言われていた。家の件についてお話を聞こうかと思いまして。」
「ああ、あの話ね。」
「なんでも、余っている家があるから、格安で譲ってやるって言われたのですが。」
「そうそう、その家。ここからすぐ近くよ。」
「そうなんですか。」
「どうしたんだ。」
「あ、ダノンさん!」
ダノンさんの奥さんと話を弾ませていると、その話声に誘われたのかダノンさんが工房から出てきて話に入ってきた。
「家の件についてですって。」
「ああ、その話だな。ついてこい。」
ダノンさんはそう一言いうとずかずかとこちらを見ずに通りへと歩いて行った。
ダノンさんについていくこと数十分、目の前には小さいながらも庭がある一軒家についたのだった。正直に言うと、いくら格安で譲ってくれるとは言え、こんなに立派な一軒家を果たして買うことが出来るのかと腰が引けてしまうぐらいに立派であった。
「この家ですか?」
「ああ、この家だよ。さて中に入ってみるかの。」
中に入ってみると、地下一階付きの2階建ての建物で、どの部屋にも必要最低限の家具が備え付けられているようだった。しかし、そのどれもがそこそこ質のいい家具なのが素人目線でもわかる一品であった。果たして、おいくらなのか聞くのが怖かった。
「この家っていくらで譲ってくれるんですか?」
「正直なところいくらでもいいんじゃよ。あげてもいいぐらいだ。」
「こんなにいい物件にも関わらずですか?」
「そうじゃ。理由はあるにはあるんだが、何か気づいた点はないかの。」
今まで見て回った部屋の広さも申し分ないし、家具も一流であった。これに文句をつけるとしたら。
「もしかして、この家って人間用のサイズじゃないですか。」
「その通りじゃ。わしらの何処を見れば、人間と同じサイズの家を建てる考えに行きつくのか聞いてみたいわい。」
話を詳しく聞いてみると、もともと息子夫婦が返ってきた時用に立てた家だったが、どこで間違えたのか、人間用のサイズで建ててしまったらしかった。建ててる最中は王都で仕事があったため、この町におらず間違いを訂正することが出来なかったらしい。
町についてびっくり。なんとドワーフ用の建物を建てていたはずなのにも関わらず、人間サイズの家が出来ているじゃありませんかといった話らしかった。
「売ろうとは考えなかったんですか?」
「そりゃ、考えたがの。」
「考えたが?」
「ものつくりの頂点に立つドワーフ用の建物が寸法を間違ってしまったなんて知れてみろ。大恥じゃ。」
「それで売るに売れず放置していたと。」
「そういうことだな。」
ドワーフの物作りに関するプライドは非常に高い。売るならその時その時の最高傑作を売るのだ、妥協はしない。それがドワーフなのだ。その中でも鍛冶屋で腕が知られているドワーフが注文した建物が、間違いであっても寸法違い等あってはならないことだし知られてはならないことだったのだ。
「まあ、そういうことじゃな。税金などの関係で3万ユリスはもらうが、後は好きにせい。」
「3万ですか!この家建てるのに一千万ユリスは下らないと思うのですが……。」
「恥にしかならない物件など値段をつけるにも値しないわい。ほれここの鍵じゃ。細かいことはこっちでしておくからサキュバスの嬢ちゃんでも呼んで引っ越しの準備でもしてこい。」
ダナンはそういうと、この家の寸法がやはり気に入らないのかぷりぷりと文句を言いながら工房へと戻っていった。
「本当にいいのでしょうか。」
「いいのよ。彼、あなたにすごく感謝しているんだから。」
「感謝ですか。」
「そう、彼って気難しい上にお金持ちでしょ。それで、酒に酔って死にかけても誰も助けてくれなかった。でも、あなたは違った。金に困っているけど、決して多くは要求せずに半年間必死に働いてお金を稼いでいた。それがうれしかったのよ。人種は違えども、新しい息子が出来たって喜んでいたわ。」
「そうなんですか。」
「もし、商売がうまくいっても。今と変わらず彼と仲良くしてくださいね。」
「はい!」
「じゃあ、私もこれで。」
ダナンの奥さんは、私にそういうと家へと戻っていった。この世界に来て彼と出会えたことは本当に幸運だったと改めて感じた。身寄りのない私に、住みかと働く場所を与えてくれて、そして今度は家までも提供してくれた。この恩は一生かかっても返せないほど大きなものになっていた。
数分間ダナンへの感謝の念に包まれていた後、私は宿に戻りファノンとミアを連れてきた。
「この家がご主人様のお家ですか。」
「そうだ、ダナンさんからほとんど無料といっていい金額で譲り受けた家だ。」
「ダナンさんって、あの有名なドワーフの?」
「そうだ。知っているのか?」
「すっごく有名ですよ。東の名工ダナンって言えば王都でも知らない人はいないってぐらいです。」
ファノンはダナンのことを知っていたみたいだ。あのお方とそんな中なのですねと感心した目で私を見てきた。ミアというと、こんな家をただでもらうなんてすごいとびっくりしていた。
「一応、食器や料理器具なんかはあるみたいだけど。寝具やタオルといった生活用品がないんだ。だからそれを今から買いに行こうと思うんだが、ファノンはそういったことを知っているか?」
「ええ、一応は。これでも、それなりに町を渡り歩いてきましたし、そのたびに家を変えていましたので。」
「じゃあ、雑貨類の購入はファノンに任せてよさそうだ。ミアはそれについて行って色々なものの購入の仕方を覚えてくれ。これは購入する時に使うお金だ。」
そう言うとファノンに5万ユリス渡した。しかし、彼女はそのお金をじっと見つめると呆れたかのようにこちらに顔を向けた。
「ご主人様。」
「なんだ?」
「このお金を、無駄に使われるとは思わないのですか?」
「無理だよ。」
「それはどういう意味ですか?」
「どうって、そのまんまの意味。私の奴隷になるということはそういうことなんだよ。」
「もしかして、ご主人様は天職持ちですか?」
「そういうこと。」
ファノンは手を額に置くと大きなため息をついた。ミアはそんなファノンを見て首をかしげていた。
「ファノンさん、それってどういう意味ですか?」
「知らないのも無理はないわね。職業スキルがあることは知っているわよね。」
「知っています。勇者とか、冒険者とかのスキルですよね。珍しいスキルだとは聞いたことがありますが……。」
「そう、その職業スキル。でも、その中でも更に特別なスキルがあるの。それが、天職よ。」
「転職ですか?」
「違うわよ。天職、そのまんま職業スキルの上位スキル、天職スキル。おそらくご主人様はそのなかの……。」
「奴隷調教・商人スキルだ。」
「やっぱり。ただの職業スキルじゃ私のスキルを突破できないもの。」
さっきよりも大きなため息をファノンは吐いた。もうやっていられるかと言わんばかりのため息にミアは更に戸惑いを隠せないようであった。
「天職スキルだと何か悪いんですか?」
「悪いっていうか、なんというか。そうね、今あなたはどんな奴隷になると思っている?」
「昨日言われたことですよね。えーと、炊事に魔法、礼儀作法に文字も書くんでしたっけ、後性行為も……。」
「おそらくあなたはそのどれもが達人級クラスになるわ。」
「それってどういう?」
「そのまんまよ、天職スキルってそういうものなの。理不尽なほど奴隷調教はうまくいくでしょうね。」
「はぁ。」
「まあ、よくわからないなら。よくわからないでいいわよ。どうせ、すぐに理解するわよ。天職スキルの理不尽さをね。」
「話は終わったかな?」
私は、天職スキルの理不尽さをどうにかして伝えようとして失敗しているファノンを見て、天職スキルのことを初めて聞いた時の自分もこんな感じだったのかなと思い返していた。ダノンさんに自分が天職スキル持ちだと伝えたときの彼の表情と言ったら思い出しても笑いがこみ上げてくるようだった。
そもそも、ダノンが私に人に嫌われる奴隷商人などという職業を進めるのがおかしいのだ。それこそ天職でもない限り進めることは無かっただろう。天職スキル持ちだからわかる、神様の意思というものを彼は知っていたのだった。
「じゃあ、いいかな。ファノンはさっき言ったとおりに発注をかけてきてね。」
「分かりました。」
「ミアも付き添いでいっておいで。」
「承知しました。」
二人はこの家に必要な生活家具を買いに外へと出て行ってしまった。
実際ファノンがいうように天職スキルなのだがそのおかげか、何となく彼女たちが反抗することは無いという自信がある。しかし、確証があるわけではなかった。もしかしたら裏切られることがあるかもしれないし、そこまでじゃなくともお釣りをごまかされるぐらいのことはあるかもしれない。
結局のところ、自分のスキルについて未だよくわかっていないため色々試していかなくてはならないということだ。今のところ私のスキルで使えると判明しているものというと、奴隷サーチ機能と奴隷の調教効率化、調教中の体力と精力の強化の3つしかない。
ダノンさんに天職スキルというものは理不尽なものだからもっとあるだろうと言っていた。この国をつくった一番初めの王様も、天職スキルで王様を持っていたらしいという噂がまことしやかに囁かれる。天職スキルというのは、まっさらな大地から強大な国をつくる事さえできるのだ。何でもありのスキルなのだろう。
そんなことを考えつつ、私は地下室に移動してきた。地下室といっても、基本的に食糧庫になっているため、必要最低限の棚しかないところだったが、先ほどダノンさんと一緒に入ったとき私のスキルが反応しているような気がしたのだ。
こればっかりは、そんな気がするとしか言えない。確信があるわけじゃなくスキルがささやくとかそういう感じだ。
そうしてその感覚を頼りに地下室の奥の方まで歩いてきた。おそらく私のスキルが反応しているのはここの石の壁だろう。しかし、この壁がどうなるのかがわからない。もしかしたら空間を広げられるのかもしれないし、石が柔らかくなるのかもしれない。奴隷関係スキルだからこそ一体何が起こるのかわからないのだ。
そんなことを考え、色々ぺたぺたと石の壁を触ってみるが先ほど考えたようなことは起こらない、冷たい石の壁があるだけだった。押したり引いたりしても何かが変わるようなことは無い。困ってしまい、その石の壁を背にして座り込んだ。
「なんなんだ?絶対にここに何かあると私のスキルが言っている。しかし、なんの変哲もない石の壁だ。なんだ開けゴマとでもいえばいいのか?」
私は、後ろの石の硬い感触が無くなるのを感じた。
「うわっと!ここは⁉」
今まで石の壁だったところに扉がつけられていた。そしてその扉を背にしていた私は、転がり込むように扉を開けその中へと転がり込んでしまっていた。
「ここはなんだ?」
部屋の中には、様々な書類や薬品、そして武器のようなものがあった。先ほどまで誰かいたような雰囲気をしているが、周りを見回してみてもここにしか扉はなく、入れるのは私だけのようだった。
「なになに……。」
この部屋の中央には大量の書類がおかれている机が鎮座していた。非常に多くの彫刻が施されており、一生かかっても払いきれないであろう程の値が付きそうな机だった。
試しに、その上に載っている書類を一つ手に取ってみた。書かれているのは誰かの情報であった。正確には誰かの奴隷になっているものの情報だ。他の書類をとってみても、同様に名前や年齢、居住地、スキル構成等事細かに書かれているだけで特に変わったことは無かった。
「なんだこれ?」
その書類を見て、ふとエリーのことを思い出した。一番初めに奴隷にした彼女はスキル構成等は見ることなく奴隷にしてしまっている。今のスキル構成などはわかるが、あの時はどんな状態だったのだろうと考えていたのだ。
すると、手に取った書類の文字が次々と書き換わっていくのが分かった。名前は、エリーの名になっており、情報はおそらく半年前のものに変わっていた。出会ったばかりの時はがりがりに痩せいてほとんど死にかけだった。連れて帰るために抱きかかえてもほとんど重さを感じないほどだった。もしこの紙に書かれている情報が正しいのであれば、信じられないほど軽かったのだろうと思わせるだけの数値が書かれていた。
「この部屋は、私が望む奴隷の情報を更に詳しく見れる場所か。」
試しに、ファノンの情報が知りたいと願えば、ファノンの情報が書かれている紙に切り替わった。そして様々なデータが書かれていた。中には忠誠度という項目があるが、昨日会ったばかりの私に対する忠誠度等あってないようなものだった。
「これはすごいな。それにしても、結構長い時間過ごしてしまったな。」
扉から出て、元の家に戻ってみると家の中にはファノンたちが戻ってきていた。どうやら、現実世界とあの空間は同じ時の流れをしているようだった。
「あら、ご主人様。お見かけしなかったので、どこかにお出かけになっていると思ったのですが……。」
「まあ、そうだな。出かけていたみたいな感じだ。」
ファノンたちからすると、家にいなかったはずの人がいきなり現れたと思ったはずだ。別に自分のスキルについてひけらかすつもりもないので適当にお茶を濁しておいた。
「買い物の方ですが、寝具の方は明日には届くと思います。中古品ですのでそこまで高い買い物にはなりませんでした。後、タオルなどの物もあちらの棚に入れておきました。後は、備蓄できる食料をいくつか買って地下に運んでおきました。」
ファノンたちは、良く買い物をしてくれたようであった。基本的に中古品を買う予定だったとはいえ、食料を買うぐらいに余裕を持たせて買ってきているとは恐れ入ったという感じだ。
「ミアはちゃんと学べたかな?」
「はい、ファノンさんから値切る時のコツやどこで何を買えばいいか。こっちの地域での食材等いろいろと学ばせていただきました。」
「それはよかった。ファノンもありがとうな。」
「いえ、ご主人様のためならば。」
ファノンがまだまだ心を許してくれているわけではないとわかっているが、こちらを不快にさせないだけのスキルがある。長年生きてきただけに処世術は非常に高いのだろう。これから長い間一緒にいるつもりだから、できるだけ仲良くしていきたいものだ。
それにしても、たった一日しかたっていないのにもかかわらずミアは非常に元気になった。昨日奴隷商人からもらった時とは打って変わって非常にはきはきとした活気を感じる。さすがにまだ無理をさせることはできないが、とにかく早く健康になってくれるとありがたい。
「じゃあ、ファノンはミアに基本的な文字の読み書きを教えてあげてくれ。」
「分かりました。」
「夕方になったら、宿に戻るからな。」
「ご主人様、承知いたしました。」
ファノンはミアを連れて、リビングにあるテーブルで文字を教えに行ってしまった。私は、二階にある主人用の部屋に向かい今日会ったことを整理することにしたのだった。
時間が経ち、いつしか夕方になっていた。ファノンとミアはすでに帰宅の準備を始めており、着替え用の小さな荷物を持った状態で扉の前で待機していた。そして、二人に声を掛け宿へと戻っていったのだった。
「明日からは、ファノンが迎えに来ることになるから一緒に帰ってきてね。」
「分かった。」
食事を終え、明日宿を退去することを店主に伝えた後、いつものようにエリーが部屋に来ていた。エリーはベットの上で胡坐をかいていた私の膝の上にちょこんと座ると、私の手を取り自分の体を抱き着かせるようにした。そして、今日会ったことと、明日からのことについて話した。
「家に行っても、私はご主人様のベットで一緒に寝てもいい?」
「いいよ。でも、家から通うとなると今までよりも早く飽きることになると思うけど大丈夫かい?」
「頑張る。」
彼女は小さな握りこぶしをつくると鼻息を荒くして宣言した。
「ファノンは、2階の小部屋を一つ使っていいからね。ミアは使用人用の部屋に泊まる事。」
「「分かりました。」」
ファノンは奴隷とは言え、奴隷教育の先生をする役目がある。そのため、彼女を通常の奴隷と同じように扱う予定はなかった。一方ミアはいつか売る予定なので、居間から使用人としての自覚を植え付けるべく部屋を分けたのだ。
「さて、色々あって今日も疲れたな。」
「ご主人様は何かしたの?」
「ん?ミアの調教予定を立てていたな。」
その言葉を聞いたミアはびくっと震えた。自分の調教予定など、考えたくもないのだろう。
「そんなに怖がらなくて大丈夫だよ。昨日言った通り、ミアには様々なことを学んでもらわなくちゃいけない。それを効率よくしなきゃいけないからな。」
もちろんそれだけじゃない。私が目指す奴隷調教には様々なものが必要になる。それにかかるお金なども計算に入れなくてはならなかった。
貴族に売り込むとするならば、中古ドレスを買って着付けができるように練習しなきゃいけないし、一般的な貴族が受ける教育や風習なんかについての書籍を買わなくてはいけない。魔法があるため本自体はそこまで高級というわけではないが、それでも元居た世界よりも高いのに違いはない。気軽に買える値段ではないのだ。
「ファノンには明日制作した予定表を渡すから、それに沿って教えてあげてくれ。」
「承知いたしました。」
「正直ファノンには色々なことをお願いすることになると思う。余裕が出来てきたら、ファノン直属の部下をつくるからそれまで頑張ってくれ。」
エリーの頭をなでながらそういうと、ファノンは頭を下げ感謝の意を伝えてきた。そして、伝えることは伝えたのでエリーを抱きかかえたままベットに寝っ転がった。
エリーはもぞもぞと動くと、体をこちらに向けキスをしてきた。そして体をこすりつけるように動かし、さっきまでの父親に甘える娘な感じから一転、夜の顔をのぞかせた。
やはりエリーとのキスは最高だ。サキュバスという特性なのか、彼女が特別なのかは知らないが、エリーの唾液は非常においしく感じる。彼女の唾液を飲むために、年端もゆかぬ少女と必死に舌を絡める。元の世界では考えられないような背徳的な行為は何度やっても飽きなかった。
「ん、ぁ。ミア、下をお願い。」
エリーはそばで立っていたミアに声を掛けた。そしてまた私とのキスに夢中になっていた。
私からは何も見えないが、慎重に私の腰に手が掛けられ、ベルトを緩めようとしているのがわかる。まだまだいつの間にか脱いでいたとはいかないが、最終的には性行為をリードするぐらいに上達してほしいとさえ思っている。
そして、慣れない手つきでズボンを脱がせた後、まだまだ半突起状態の一物に手が触れた。昨日教えられたように、まずは優しく撫でまわすように手を動かした。しかし、昨日はエリーとの行為の後でやったこともあり簡単に勃起したが、今日は自分の手で勃起させないといけない。必死に動かしているが、まだまだといった感じであった。
「はぁ……。唾液で濡らしてあげるといいわよ。」
エリーは再度、ミアに助言を与えた。まだまだ性教育2日目では、男の意思など関係なく勃起させる技術は身につけられていない。とにかく経験を積ませ、そして彼女が困ってるときに助言を与えるようにしているらしかった。
ミアはエリーの助言通り唾液を肉棒にたらし、潤滑油代わりにし始めたらしい。軽く勃起してきたそれを、だ液まみれにして、扱き上げる。そしてカリのところは丁寧に、亀頭は優しく刺激を加えていった。
一方エリーはというと、私の上着を脱がせ上半身裸にさせ一生懸命奉仕を続けていた。キスをつづけながら、乳首などをわさわさと触ったり、彼女の針のある瑞々しい肌を使って奉仕したりと忙しそうにしている。
ミアはいつの間にか完全に膨張した一物を口内に収めていた。グポグポと音を鳴らしながら、温かい口内で動く舌はまだまだぎこちないながらも、心地よい気持ちよさを与えてくれている。
「ぷはぁ、ん……ちゅ。あぁ……ご主人様、うまくできていますでしょうか?」
ミアは自分が良くできているか気になったのか、声を上げて確かめてきた。声を上げている間も、手はペニスを扱きたていて快感を途切れさせないようにしていた。
「ああ、気持ちいよ。もっと続けてくれ。」
「はい!」
ミアは私に褒められたのがうれしいのか、元気よく返事をして握っていた肉棒を口に含めた。私の調教スキルのおかげか彼女のスキルのおかげかはわからないが、嫌悪感を一切持たずに奉仕する彼女は非常に楽しそうだ。テンポよく動く頭と、口内で動く舌、その動きは初めてフェラをして2日目だとは、誰も思わないレベルに達していた。ひとなめするごとに洗練されていく舌の動きは非常に無駄なく動いていく。
そんな心地よさに、ぼーっと天井を見ている私にエリーはむかついたのか、エリーは私に興奮させようとまだまだ膨らみかけの胸をこすりつけ、ねちっこいキスをしてきた。エリーのキスがうまいことは疑いようもないことだった。今までの数少ないキスの経験で最もキスが気持ちよかったのは誰とのキスかと言われれば、それはエリーとのキスであり、これを超える者は今のところ存在しないと言えるほどだった。
「ん、はぁはぁ……。ねぇ気持ちいい?」
「気持ちいいよエリー。」
エリーとのキスはいわば、最高級の砂糖菓子を食べているかのように甘く、そして夢中になるものだった。今後彼女は成長していく、もしかしたら私のもとを離れていきたいと考えるかもしれない。しかし、今のところ、彼女を手放す予定はないし、大きくなっても私のものにしておく予定だ。彼女は自分を助けてくれた恩人に依存しているだけかもしれないが、私も同じように身寄りのないこの世界で彼女に依存しているのかもしれなかった。
絶対に彼女は手放さない、これは決定事項だ。
「ん、うれしい。」
彼女はまたキスを始めた。もともと抱きしめれてのキスが好きなエリーからするとご褒美かもしれなかった。彼女を抱きしめ、まだまだ小ぶりな胸をもみ、乳首をつまむ。手を動かすたびに気持ちの良い反応を返してくれえる彼女は最高であった。まだ肉付きが薄いおしりを触るとくぐもった声を彼女は漏らす。
「ん、はぁ……。気持ちいい。」
耳元でささやかれる彼女の声は幼い声ながらも非常に色気に富んでおり、興奮を高めてくれる。そして、そんな彼女の、密壺はいつの間にかぐちょぐちょになっていた。指を入れ、ちょっと動かすたびにぎゅっと力を入れて抱き着いてくる彼女のことが愛おしくてたまらなかった。
そんな中、ずっと私の一物に奉仕をしてくれているミアは奉仕の終盤を迎えてきていた。
「ん、ん……、はぁ。づぅううう。」
ミアの口をパンパンにするほど膨張しきった一物を、彼女はひたすら奉仕していた。小さい口を大きく開け、必死奉仕している彼女はとてもけなげだった。そして、私の興奮も我慢の限界に近づいてきていた。
「出すぞ。」
私の声を聴いて、彼女は根本まで私の物を飲み込んだ。おそらく、のどまで達しているだろうそれをむせることなく受け入れていた。そして、私はそこで射精をした。
ドクンドクンと彼女の口の中に注ぎ込まれる精液は、そのまま胃に送られていく。口に含むのではなく、そのままのどに落とし込んでいく技法は一流の風俗嬢でもできる人は限られるであろうことだった。
途中さすがに苦しかったのか、むせそうになるのを何度かこらえて嚥下していく。そして飲みきった後にまだ硬さを保っている私の一物を綺麗にしていく。
「ご主人様、いかがだったでしょうか?」
「気持ちよかった。このまま励んでくれ。」
彼女の質問に素直に答える。無理にごまかす必要はない。気持ちよかったのは言葉通りだったが、今後エリーの力を借りなくても同じことが出来るかが課題だろう。
「ねえ、今日は下のお口で食べていい?」
「いいよ。」
次はエリーとの行為だ。エリーは私に触られていたためか、ぐちょぐちょに濡れたあそこが寂しくなったのだろう。久しぶりにSEXをしたいといってきた。
エリーは、嬉しそうに私の股の方に移動すると、愛液の垂れている秘所を亀頭に合わせた。
「ミア、これがSEXだよ。よく見ててね。」
エリーはそういうと、先ほどミアの口の中に精を放ってのにもかかわらず、硬さを十分に保っている一物に腰を下ろした。彼女の綺麗に一本線の小さな割れ目が広がっていき、大人サイズの私の一物を飲み込んでいく。騎乗位で自ら肉棒を体内に収めていくエリーの姿は非常にそそるものがあった。
「ああ、これ、これよ。」
エリーは腰を下ろしきり、私の下半身と一体になった。そして奥の奥、子宮を押し上げる存在を彼女は認識すると、天に吠えるように首をそらせ叫んだ。エリーの中は熱いほど熱を持っていた。肉のひだが到底人間にはできない動きで動いて肉棒を刺激する。初めて彼女の中に入れたときは、動くこともできずにただ精液を垂れ流す肉の置物になっていたのは懐かしい記憶だった。
「あ、あああ、ああぁぁぁ。」
エリーが、体を上下に揺さぶる。彼女が腰を動かすたびに私の一物が、彼女の柔らかいお肉をこすり上げ、ひだが私を逃がさないと言わんばかりに動く。そして腰と腰がぶつかるたびに私の一物は膨張していき、彼女の子宮をノックし続ける。
「ああ、いいの。気持ちいいの。」
長い茶色の髪を揺らしながら叫ぶ彼女は、より早く腰を動かしていた。私も微力ながら、彼女の腰の動きに合わせて腰をしたから突き上げた。さらなる衝撃が加わったからだろう、彼女は瞬く間に天に昇って行った。
「いっちゃう。いっちゃうの。」
よだれをたらしながらそう言った彼女は、腰の動きをやめ前のめりに倒れてきた。力が抜ける体とは打って変わって、膣内はギューッと肉棒を搾り取ろうと占めてくる。私は腰に力を入れそれに耐えると、上下を入れ替え、彼女をベットに寝かせ覆いかぶさるようにして腰を振り始めた。
「あ、あああ。」
すっぽりと私に覆いかぶされるほどの身長しかない彼女が、私の肉棒でよがっている。一突きすれば、彼女は目じりに涙を浮かべ喜び、もう一突きすればぎゅっと私を抱きしめてくる。そんな彼女が愛おしくて、更に腰の動きが速くなってくる。
パンパンパン小気味いい音が部屋中に響き渡る。そして響き渡るエリーの声。性行為を始める前にファノンに防音魔法をかけてもらっていなかったら、宿中は起きてしまうであろうその声は非常に耳を喜ばせた。
「エリーいくよ。」
私は彼女の小さい体をぎゅっと抱きしめると、ペニスを子宮にぶつけるように一番奥へと押し込んだ。ドプドプという音が聞こえるほどの射精をした。小さな彼女の子宮に種をまき散らすという行為は、非常に気持ちの良い征服感を与えてくれる。エリーもぎゅっと私に抱き着いて体中をけいれんさせている。
エリーの割れ目から一物を引き抜くと、彼女の秘所から私の出した精液が漏れ出てくる。二回目とは思えない量の精液は彼女の股を伝い零れ落ちるのであった。
「ミア、これが性行為だ。」
私は、呆然としているミアに振り返った。先ほどまでエリーの中に入っていた一物を隠すこともなく彼女に見せつける。
男女の営みをまじかで見たのが初めてだったのだろう、あわあわと震える彼女の鼻先にペニスを持っていった。
「主人の物が汚れたんだ。わかるよね?」
私がそういうと、ミアははっと目を見開きペニスをなめあげた。そしてきれいになり、硬さが戻ったそれをエリーの中に突き立てるのであった。
「ダノンさんいらっしゃいますか?」
お店の方には誰もいなかったので、工房の方に回るとカンカンという鉄を叩く音が聞こえてきた。しかし、彼は鉄を叩くことに夢中になっているのかこちらに気づいた様子はなかった。しょうがないので工房の外で待っていると、ダノンの奥さんの一人が出てきた。
「あら、ヒサシさんじゃないの。旦那に何か用かしら?」
彼女は、ドロシーという名の女性のドワーフで、ダノンの正妻に当たる方だった。見た目は、髭のないドワーフといった感じである。何でも、ドワーフの女性は手先の器用さが一番重要で、見た目などはそこまで気にしないというのが普通らしかった。
「ダノンにこの前言われていた。家の件についてお話を聞こうかと思いまして。」
「ああ、あの話ね。」
「なんでも、余っている家があるから、格安で譲ってやるって言われたのですが。」
「そうそう、その家。ここからすぐ近くよ。」
「そうなんですか。」
「どうしたんだ。」
「あ、ダノンさん!」
ダノンさんの奥さんと話を弾ませていると、その話声に誘われたのかダノンさんが工房から出てきて話に入ってきた。
「家の件についてですって。」
「ああ、その話だな。ついてこい。」
ダノンさんはそう一言いうとずかずかとこちらを見ずに通りへと歩いて行った。
ダノンさんについていくこと数十分、目の前には小さいながらも庭がある一軒家についたのだった。正直に言うと、いくら格安で譲ってくれるとは言え、こんなに立派な一軒家を果たして買うことが出来るのかと腰が引けてしまうぐらいに立派であった。
「この家ですか?」
「ああ、この家だよ。さて中に入ってみるかの。」
中に入ってみると、地下一階付きの2階建ての建物で、どの部屋にも必要最低限の家具が備え付けられているようだった。しかし、そのどれもがそこそこ質のいい家具なのが素人目線でもわかる一品であった。果たして、おいくらなのか聞くのが怖かった。
「この家っていくらで譲ってくれるんですか?」
「正直なところいくらでもいいんじゃよ。あげてもいいぐらいだ。」
「こんなにいい物件にも関わらずですか?」
「そうじゃ。理由はあるにはあるんだが、何か気づいた点はないかの。」
今まで見て回った部屋の広さも申し分ないし、家具も一流であった。これに文句をつけるとしたら。
「もしかして、この家って人間用のサイズじゃないですか。」
「その通りじゃ。わしらの何処を見れば、人間と同じサイズの家を建てる考えに行きつくのか聞いてみたいわい。」
話を詳しく聞いてみると、もともと息子夫婦が返ってきた時用に立てた家だったが、どこで間違えたのか、人間用のサイズで建ててしまったらしかった。建ててる最中は王都で仕事があったため、この町におらず間違いを訂正することが出来なかったらしい。
町についてびっくり。なんとドワーフ用の建物を建てていたはずなのにも関わらず、人間サイズの家が出来ているじゃありませんかといった話らしかった。
「売ろうとは考えなかったんですか?」
「そりゃ、考えたがの。」
「考えたが?」
「ものつくりの頂点に立つドワーフ用の建物が寸法を間違ってしまったなんて知れてみろ。大恥じゃ。」
「それで売るに売れず放置していたと。」
「そういうことだな。」
ドワーフの物作りに関するプライドは非常に高い。売るならその時その時の最高傑作を売るのだ、妥協はしない。それがドワーフなのだ。その中でも鍛冶屋で腕が知られているドワーフが注文した建物が、間違いであっても寸法違い等あってはならないことだし知られてはならないことだったのだ。
「まあ、そういうことじゃな。税金などの関係で3万ユリスはもらうが、後は好きにせい。」
「3万ですか!この家建てるのに一千万ユリスは下らないと思うのですが……。」
「恥にしかならない物件など値段をつけるにも値しないわい。ほれここの鍵じゃ。細かいことはこっちでしておくからサキュバスの嬢ちゃんでも呼んで引っ越しの準備でもしてこい。」
ダナンはそういうと、この家の寸法がやはり気に入らないのかぷりぷりと文句を言いながら工房へと戻っていった。
「本当にいいのでしょうか。」
「いいのよ。彼、あなたにすごく感謝しているんだから。」
「感謝ですか。」
「そう、彼って気難しい上にお金持ちでしょ。それで、酒に酔って死にかけても誰も助けてくれなかった。でも、あなたは違った。金に困っているけど、決して多くは要求せずに半年間必死に働いてお金を稼いでいた。それがうれしかったのよ。人種は違えども、新しい息子が出来たって喜んでいたわ。」
「そうなんですか。」
「もし、商売がうまくいっても。今と変わらず彼と仲良くしてくださいね。」
「はい!」
「じゃあ、私もこれで。」
ダナンの奥さんは、私にそういうと家へと戻っていった。この世界に来て彼と出会えたことは本当に幸運だったと改めて感じた。身寄りのない私に、住みかと働く場所を与えてくれて、そして今度は家までも提供してくれた。この恩は一生かかっても返せないほど大きなものになっていた。
数分間ダナンへの感謝の念に包まれていた後、私は宿に戻りファノンとミアを連れてきた。
「この家がご主人様のお家ですか。」
「そうだ、ダナンさんからほとんど無料といっていい金額で譲り受けた家だ。」
「ダナンさんって、あの有名なドワーフの?」
「そうだ。知っているのか?」
「すっごく有名ですよ。東の名工ダナンって言えば王都でも知らない人はいないってぐらいです。」
ファノンはダナンのことを知っていたみたいだ。あのお方とそんな中なのですねと感心した目で私を見てきた。ミアというと、こんな家をただでもらうなんてすごいとびっくりしていた。
「一応、食器や料理器具なんかはあるみたいだけど。寝具やタオルといった生活用品がないんだ。だからそれを今から買いに行こうと思うんだが、ファノンはそういったことを知っているか?」
「ええ、一応は。これでも、それなりに町を渡り歩いてきましたし、そのたびに家を変えていましたので。」
「じゃあ、雑貨類の購入はファノンに任せてよさそうだ。ミアはそれについて行って色々なものの購入の仕方を覚えてくれ。これは購入する時に使うお金だ。」
そう言うとファノンに5万ユリス渡した。しかし、彼女はそのお金をじっと見つめると呆れたかのようにこちらに顔を向けた。
「ご主人様。」
「なんだ?」
「このお金を、無駄に使われるとは思わないのですか?」
「無理だよ。」
「それはどういう意味ですか?」
「どうって、そのまんまの意味。私の奴隷になるということはそういうことなんだよ。」
「もしかして、ご主人様は天職持ちですか?」
「そういうこと。」
ファノンは手を額に置くと大きなため息をついた。ミアはそんなファノンを見て首をかしげていた。
「ファノンさん、それってどういう意味ですか?」
「知らないのも無理はないわね。職業スキルがあることは知っているわよね。」
「知っています。勇者とか、冒険者とかのスキルですよね。珍しいスキルだとは聞いたことがありますが……。」
「そう、その職業スキル。でも、その中でも更に特別なスキルがあるの。それが、天職よ。」
「転職ですか?」
「違うわよ。天職、そのまんま職業スキルの上位スキル、天職スキル。おそらくご主人様はそのなかの……。」
「奴隷調教・商人スキルだ。」
「やっぱり。ただの職業スキルじゃ私のスキルを突破できないもの。」
さっきよりも大きなため息をファノンは吐いた。もうやっていられるかと言わんばかりのため息にミアは更に戸惑いを隠せないようであった。
「天職スキルだと何か悪いんですか?」
「悪いっていうか、なんというか。そうね、今あなたはどんな奴隷になると思っている?」
「昨日言われたことですよね。えーと、炊事に魔法、礼儀作法に文字も書くんでしたっけ、後性行為も……。」
「おそらくあなたはそのどれもが達人級クラスになるわ。」
「それってどういう?」
「そのまんまよ、天職スキルってそういうものなの。理不尽なほど奴隷調教はうまくいくでしょうね。」
「はぁ。」
「まあ、よくわからないなら。よくわからないでいいわよ。どうせ、すぐに理解するわよ。天職スキルの理不尽さをね。」
「話は終わったかな?」
私は、天職スキルの理不尽さをどうにかして伝えようとして失敗しているファノンを見て、天職スキルのことを初めて聞いた時の自分もこんな感じだったのかなと思い返していた。ダノンさんに自分が天職スキル持ちだと伝えたときの彼の表情と言ったら思い出しても笑いがこみ上げてくるようだった。
そもそも、ダノンが私に人に嫌われる奴隷商人などという職業を進めるのがおかしいのだ。それこそ天職でもない限り進めることは無かっただろう。天職スキル持ちだからわかる、神様の意思というものを彼は知っていたのだった。
「じゃあ、いいかな。ファノンはさっき言ったとおりに発注をかけてきてね。」
「分かりました。」
「ミアも付き添いでいっておいで。」
「承知しました。」
二人はこの家に必要な生活家具を買いに外へと出て行ってしまった。
実際ファノンがいうように天職スキルなのだがそのおかげか、何となく彼女たちが反抗することは無いという自信がある。しかし、確証があるわけではなかった。もしかしたら裏切られることがあるかもしれないし、そこまでじゃなくともお釣りをごまかされるぐらいのことはあるかもしれない。
結局のところ、自分のスキルについて未だよくわかっていないため色々試していかなくてはならないということだ。今のところ私のスキルで使えると判明しているものというと、奴隷サーチ機能と奴隷の調教効率化、調教中の体力と精力の強化の3つしかない。
ダノンさんに天職スキルというものは理不尽なものだからもっとあるだろうと言っていた。この国をつくった一番初めの王様も、天職スキルで王様を持っていたらしいという噂がまことしやかに囁かれる。天職スキルというのは、まっさらな大地から強大な国をつくる事さえできるのだ。何でもありのスキルなのだろう。
そんなことを考えつつ、私は地下室に移動してきた。地下室といっても、基本的に食糧庫になっているため、必要最低限の棚しかないところだったが、先ほどダノンさんと一緒に入ったとき私のスキルが反応しているような気がしたのだ。
こればっかりは、そんな気がするとしか言えない。確信があるわけじゃなくスキルがささやくとかそういう感じだ。
そうしてその感覚を頼りに地下室の奥の方まで歩いてきた。おそらく私のスキルが反応しているのはここの石の壁だろう。しかし、この壁がどうなるのかがわからない。もしかしたら空間を広げられるのかもしれないし、石が柔らかくなるのかもしれない。奴隷関係スキルだからこそ一体何が起こるのかわからないのだ。
そんなことを考え、色々ぺたぺたと石の壁を触ってみるが先ほど考えたようなことは起こらない、冷たい石の壁があるだけだった。押したり引いたりしても何かが変わるようなことは無い。困ってしまい、その石の壁を背にして座り込んだ。
「なんなんだ?絶対にここに何かあると私のスキルが言っている。しかし、なんの変哲もない石の壁だ。なんだ開けゴマとでもいえばいいのか?」
私は、後ろの石の硬い感触が無くなるのを感じた。
「うわっと!ここは⁉」
今まで石の壁だったところに扉がつけられていた。そしてその扉を背にしていた私は、転がり込むように扉を開けその中へと転がり込んでしまっていた。
「ここはなんだ?」
部屋の中には、様々な書類や薬品、そして武器のようなものがあった。先ほどまで誰かいたような雰囲気をしているが、周りを見回してみてもここにしか扉はなく、入れるのは私だけのようだった。
「なになに……。」
この部屋の中央には大量の書類がおかれている机が鎮座していた。非常に多くの彫刻が施されており、一生かかっても払いきれないであろう程の値が付きそうな机だった。
試しに、その上に載っている書類を一つ手に取ってみた。書かれているのは誰かの情報であった。正確には誰かの奴隷になっているものの情報だ。他の書類をとってみても、同様に名前や年齢、居住地、スキル構成等事細かに書かれているだけで特に変わったことは無かった。
「なんだこれ?」
その書類を見て、ふとエリーのことを思い出した。一番初めに奴隷にした彼女はスキル構成等は見ることなく奴隷にしてしまっている。今のスキル構成などはわかるが、あの時はどんな状態だったのだろうと考えていたのだ。
すると、手に取った書類の文字が次々と書き換わっていくのが分かった。名前は、エリーの名になっており、情報はおそらく半年前のものに変わっていた。出会ったばかりの時はがりがりに痩せいてほとんど死にかけだった。連れて帰るために抱きかかえてもほとんど重さを感じないほどだった。もしこの紙に書かれている情報が正しいのであれば、信じられないほど軽かったのだろうと思わせるだけの数値が書かれていた。
「この部屋は、私が望む奴隷の情報を更に詳しく見れる場所か。」
試しに、ファノンの情報が知りたいと願えば、ファノンの情報が書かれている紙に切り替わった。そして様々なデータが書かれていた。中には忠誠度という項目があるが、昨日会ったばかりの私に対する忠誠度等あってないようなものだった。
「これはすごいな。それにしても、結構長い時間過ごしてしまったな。」
扉から出て、元の家に戻ってみると家の中にはファノンたちが戻ってきていた。どうやら、現実世界とあの空間は同じ時の流れをしているようだった。
「あら、ご主人様。お見かけしなかったので、どこかにお出かけになっていると思ったのですが……。」
「まあ、そうだな。出かけていたみたいな感じだ。」
ファノンたちからすると、家にいなかったはずの人がいきなり現れたと思ったはずだ。別に自分のスキルについてひけらかすつもりもないので適当にお茶を濁しておいた。
「買い物の方ですが、寝具の方は明日には届くと思います。中古品ですのでそこまで高い買い物にはなりませんでした。後、タオルなどの物もあちらの棚に入れておきました。後は、備蓄できる食料をいくつか買って地下に運んでおきました。」
ファノンたちは、良く買い物をしてくれたようであった。基本的に中古品を買う予定だったとはいえ、食料を買うぐらいに余裕を持たせて買ってきているとは恐れ入ったという感じだ。
「ミアはちゃんと学べたかな?」
「はい、ファノンさんから値切る時のコツやどこで何を買えばいいか。こっちの地域での食材等いろいろと学ばせていただきました。」
「それはよかった。ファノンもありがとうな。」
「いえ、ご主人様のためならば。」
ファノンがまだまだ心を許してくれているわけではないとわかっているが、こちらを不快にさせないだけのスキルがある。長年生きてきただけに処世術は非常に高いのだろう。これから長い間一緒にいるつもりだから、できるだけ仲良くしていきたいものだ。
それにしても、たった一日しかたっていないのにもかかわらずミアは非常に元気になった。昨日奴隷商人からもらった時とは打って変わって非常にはきはきとした活気を感じる。さすがにまだ無理をさせることはできないが、とにかく早く健康になってくれるとありがたい。
「じゃあ、ファノンはミアに基本的な文字の読み書きを教えてあげてくれ。」
「分かりました。」
「夕方になったら、宿に戻るからな。」
「ご主人様、承知いたしました。」
ファノンはミアを連れて、リビングにあるテーブルで文字を教えに行ってしまった。私は、二階にある主人用の部屋に向かい今日会ったことを整理することにしたのだった。
時間が経ち、いつしか夕方になっていた。ファノンとミアはすでに帰宅の準備を始めており、着替え用の小さな荷物を持った状態で扉の前で待機していた。そして、二人に声を掛け宿へと戻っていったのだった。
「明日からは、ファノンが迎えに来ることになるから一緒に帰ってきてね。」
「分かった。」
食事を終え、明日宿を退去することを店主に伝えた後、いつものようにエリーが部屋に来ていた。エリーはベットの上で胡坐をかいていた私の膝の上にちょこんと座ると、私の手を取り自分の体を抱き着かせるようにした。そして、今日会ったことと、明日からのことについて話した。
「家に行っても、私はご主人様のベットで一緒に寝てもいい?」
「いいよ。でも、家から通うとなると今までよりも早く飽きることになると思うけど大丈夫かい?」
「頑張る。」
彼女は小さな握りこぶしをつくると鼻息を荒くして宣言した。
「ファノンは、2階の小部屋を一つ使っていいからね。ミアは使用人用の部屋に泊まる事。」
「「分かりました。」」
ファノンは奴隷とは言え、奴隷教育の先生をする役目がある。そのため、彼女を通常の奴隷と同じように扱う予定はなかった。一方ミアはいつか売る予定なので、居間から使用人としての自覚を植え付けるべく部屋を分けたのだ。
「さて、色々あって今日も疲れたな。」
「ご主人様は何かしたの?」
「ん?ミアの調教予定を立てていたな。」
その言葉を聞いたミアはびくっと震えた。自分の調教予定など、考えたくもないのだろう。
「そんなに怖がらなくて大丈夫だよ。昨日言った通り、ミアには様々なことを学んでもらわなくちゃいけない。それを効率よくしなきゃいけないからな。」
もちろんそれだけじゃない。私が目指す奴隷調教には様々なものが必要になる。それにかかるお金なども計算に入れなくてはならなかった。
貴族に売り込むとするならば、中古ドレスを買って着付けができるように練習しなきゃいけないし、一般的な貴族が受ける教育や風習なんかについての書籍を買わなくてはいけない。魔法があるため本自体はそこまで高級というわけではないが、それでも元居た世界よりも高いのに違いはない。気軽に買える値段ではないのだ。
「ファノンには明日制作した予定表を渡すから、それに沿って教えてあげてくれ。」
「承知いたしました。」
「正直ファノンには色々なことをお願いすることになると思う。余裕が出来てきたら、ファノン直属の部下をつくるからそれまで頑張ってくれ。」
エリーの頭をなでながらそういうと、ファノンは頭を下げ感謝の意を伝えてきた。そして、伝えることは伝えたのでエリーを抱きかかえたままベットに寝っ転がった。
エリーはもぞもぞと動くと、体をこちらに向けキスをしてきた。そして体をこすりつけるように動かし、さっきまでの父親に甘える娘な感じから一転、夜の顔をのぞかせた。
やはりエリーとのキスは最高だ。サキュバスという特性なのか、彼女が特別なのかは知らないが、エリーの唾液は非常においしく感じる。彼女の唾液を飲むために、年端もゆかぬ少女と必死に舌を絡める。元の世界では考えられないような背徳的な行為は何度やっても飽きなかった。
「ん、ぁ。ミア、下をお願い。」
エリーはそばで立っていたミアに声を掛けた。そしてまた私とのキスに夢中になっていた。
私からは何も見えないが、慎重に私の腰に手が掛けられ、ベルトを緩めようとしているのがわかる。まだまだいつの間にか脱いでいたとはいかないが、最終的には性行為をリードするぐらいに上達してほしいとさえ思っている。
そして、慣れない手つきでズボンを脱がせた後、まだまだ半突起状態の一物に手が触れた。昨日教えられたように、まずは優しく撫でまわすように手を動かした。しかし、昨日はエリーとの行為の後でやったこともあり簡単に勃起したが、今日は自分の手で勃起させないといけない。必死に動かしているが、まだまだといった感じであった。
「はぁ……。唾液で濡らしてあげるといいわよ。」
エリーは再度、ミアに助言を与えた。まだまだ性教育2日目では、男の意思など関係なく勃起させる技術は身につけられていない。とにかく経験を積ませ、そして彼女が困ってるときに助言を与えるようにしているらしかった。
ミアはエリーの助言通り唾液を肉棒にたらし、潤滑油代わりにし始めたらしい。軽く勃起してきたそれを、だ液まみれにして、扱き上げる。そしてカリのところは丁寧に、亀頭は優しく刺激を加えていった。
一方エリーはというと、私の上着を脱がせ上半身裸にさせ一生懸命奉仕を続けていた。キスをつづけながら、乳首などをわさわさと触ったり、彼女の針のある瑞々しい肌を使って奉仕したりと忙しそうにしている。
ミアはいつの間にか完全に膨張した一物を口内に収めていた。グポグポと音を鳴らしながら、温かい口内で動く舌はまだまだぎこちないながらも、心地よい気持ちよさを与えてくれている。
「ぷはぁ、ん……ちゅ。あぁ……ご主人様、うまくできていますでしょうか?」
ミアは自分が良くできているか気になったのか、声を上げて確かめてきた。声を上げている間も、手はペニスを扱きたていて快感を途切れさせないようにしていた。
「ああ、気持ちいよ。もっと続けてくれ。」
「はい!」
ミアは私に褒められたのがうれしいのか、元気よく返事をして握っていた肉棒を口に含めた。私の調教スキルのおかげか彼女のスキルのおかげかはわからないが、嫌悪感を一切持たずに奉仕する彼女は非常に楽しそうだ。テンポよく動く頭と、口内で動く舌、その動きは初めてフェラをして2日目だとは、誰も思わないレベルに達していた。ひとなめするごとに洗練されていく舌の動きは非常に無駄なく動いていく。
そんな心地よさに、ぼーっと天井を見ている私にエリーはむかついたのか、エリーは私に興奮させようとまだまだ膨らみかけの胸をこすりつけ、ねちっこいキスをしてきた。エリーのキスがうまいことは疑いようもないことだった。今までの数少ないキスの経験で最もキスが気持ちよかったのは誰とのキスかと言われれば、それはエリーとのキスであり、これを超える者は今のところ存在しないと言えるほどだった。
「ん、はぁはぁ……。ねぇ気持ちいい?」
「気持ちいいよエリー。」
エリーとのキスはいわば、最高級の砂糖菓子を食べているかのように甘く、そして夢中になるものだった。今後彼女は成長していく、もしかしたら私のもとを離れていきたいと考えるかもしれない。しかし、今のところ、彼女を手放す予定はないし、大きくなっても私のものにしておく予定だ。彼女は自分を助けてくれた恩人に依存しているだけかもしれないが、私も同じように身寄りのないこの世界で彼女に依存しているのかもしれなかった。
絶対に彼女は手放さない、これは決定事項だ。
「ん、うれしい。」
彼女はまたキスを始めた。もともと抱きしめれてのキスが好きなエリーからするとご褒美かもしれなかった。彼女を抱きしめ、まだまだ小ぶりな胸をもみ、乳首をつまむ。手を動かすたびに気持ちの良い反応を返してくれえる彼女は最高であった。まだ肉付きが薄いおしりを触るとくぐもった声を彼女は漏らす。
「ん、はぁ……。気持ちいい。」
耳元でささやかれる彼女の声は幼い声ながらも非常に色気に富んでおり、興奮を高めてくれる。そして、そんな彼女の、密壺はいつの間にかぐちょぐちょになっていた。指を入れ、ちょっと動かすたびにぎゅっと力を入れて抱き着いてくる彼女のことが愛おしくてたまらなかった。
そんな中、ずっと私の一物に奉仕をしてくれているミアは奉仕の終盤を迎えてきていた。
「ん、ん……、はぁ。づぅううう。」
ミアの口をパンパンにするほど膨張しきった一物を、彼女はひたすら奉仕していた。小さい口を大きく開け、必死奉仕している彼女はとてもけなげだった。そして、私の興奮も我慢の限界に近づいてきていた。
「出すぞ。」
私の声を聴いて、彼女は根本まで私の物を飲み込んだ。おそらく、のどまで達しているだろうそれをむせることなく受け入れていた。そして、私はそこで射精をした。
ドクンドクンと彼女の口の中に注ぎ込まれる精液は、そのまま胃に送られていく。口に含むのではなく、そのままのどに落とし込んでいく技法は一流の風俗嬢でもできる人は限られるであろうことだった。
途中さすがに苦しかったのか、むせそうになるのを何度かこらえて嚥下していく。そして飲みきった後にまだ硬さを保っている私の一物を綺麗にしていく。
「ご主人様、いかがだったでしょうか?」
「気持ちよかった。このまま励んでくれ。」
彼女の質問に素直に答える。無理にごまかす必要はない。気持ちよかったのは言葉通りだったが、今後エリーの力を借りなくても同じことが出来るかが課題だろう。
「ねえ、今日は下のお口で食べていい?」
「いいよ。」
次はエリーとの行為だ。エリーは私に触られていたためか、ぐちょぐちょに濡れたあそこが寂しくなったのだろう。久しぶりにSEXをしたいといってきた。
エリーは、嬉しそうに私の股の方に移動すると、愛液の垂れている秘所を亀頭に合わせた。
「ミア、これがSEXだよ。よく見ててね。」
エリーはそういうと、先ほどミアの口の中に精を放ってのにもかかわらず、硬さを十分に保っている一物に腰を下ろした。彼女の綺麗に一本線の小さな割れ目が広がっていき、大人サイズの私の一物を飲み込んでいく。騎乗位で自ら肉棒を体内に収めていくエリーの姿は非常にそそるものがあった。
「ああ、これ、これよ。」
エリーは腰を下ろしきり、私の下半身と一体になった。そして奥の奥、子宮を押し上げる存在を彼女は認識すると、天に吠えるように首をそらせ叫んだ。エリーの中は熱いほど熱を持っていた。肉のひだが到底人間にはできない動きで動いて肉棒を刺激する。初めて彼女の中に入れたときは、動くこともできずにただ精液を垂れ流す肉の置物になっていたのは懐かしい記憶だった。
「あ、あああ、ああぁぁぁ。」
エリーが、体を上下に揺さぶる。彼女が腰を動かすたびに私の一物が、彼女の柔らかいお肉をこすり上げ、ひだが私を逃がさないと言わんばかりに動く。そして腰と腰がぶつかるたびに私の一物は膨張していき、彼女の子宮をノックし続ける。
「ああ、いいの。気持ちいいの。」
長い茶色の髪を揺らしながら叫ぶ彼女は、より早く腰を動かしていた。私も微力ながら、彼女の腰の動きに合わせて腰をしたから突き上げた。さらなる衝撃が加わったからだろう、彼女は瞬く間に天に昇って行った。
「いっちゃう。いっちゃうの。」
よだれをたらしながらそう言った彼女は、腰の動きをやめ前のめりに倒れてきた。力が抜ける体とは打って変わって、膣内はギューッと肉棒を搾り取ろうと占めてくる。私は腰に力を入れそれに耐えると、上下を入れ替え、彼女をベットに寝かせ覆いかぶさるようにして腰を振り始めた。
「あ、あああ。」
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「エリーいくよ。」
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「ミア、これが性行為だ。」
私は、呆然としているミアに振り返った。先ほどまでエリーの中に入っていた一物を隠すこともなく彼女に見せつける。
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