奴隷商人(仮免)~異世界で奴隷商人になりました~

(゚∀゚)アヒャ

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第一章:奴隷商人(仮免)始めました。

第六話

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 ファノンと体を交えて1か月半がたった。あれからファノンとエリーは交代交代で私と一緒に眠るようになった。眠るといっても、SEXするだけじゃなくファノンとはお酒を飲んだり、愚痴を聞いてもらったりしてもらっていた。

 彼女の方も、私の二人だけの時はまるで妻のように私に寄り添ってくれた。エリーの方は、今まで通り毎日体を重ね合わせているが、今までとは違い娘ではなく恋人のように接してほしいのか、甘え方が若干変わってきていた。私もそんなエリーのことが大好きで、ついついやりすぎてしまうこともあった。


 一方でミアの方はというと、ほとんど最初に教えようとしたことは学びきってしまった。読み書き、必要十分な計算の知識、料理に礼儀作法と本当に満足がいくほどまで仕上げたのだ。これ以上のことを学ぶとすると、それこそ中級以上の魔法を学んだり、貴族に使えるための歴史の受業だったりぐらいしかやることが無くなっていた。

 ちなみに、レンはこの家に二日に一回は来ていた。ミアと一緒に勉強をしたり、彼女と仲良くなろうと雑談したりと忙しそうにしていた。家のことはいいのかと聞いたら、父親に彼女のことを伝えたらしく、ある一定条件を達成出来たら買ってやると言われたらしかった。それまで苦手だった授業にも積極的に参加していて、父親からは良い評価を得れているらしかった。

「なんでしょうか。レン様。」
「いや、何でもない。」

 レンと一緒に勉強しているミアは非常に美人になっていた。元の世界なら芸能人デビューは間違いなし、モデル業もやれるだろうというほどだ。おそらくこれは私のスキルのせいなのだろう。私がレンより好きになる容姿になってくれればなぁと思いながら調教をいしているため、この1か月半で雰囲気が変わったのだ。

 顔かたちが変わったというよりも、雰囲気が変わったという感じなので本人も気が付いていないだろうが。

 そんな自分好みの理想の女性を横に侍らせ勉強に取り組んでいるレンは上機嫌だった。そろそろ女性を異性として意識してくる年代だ。私も、小学生の時に理想のお姉さんが優しくしてきたら性癖がゆがんでいただろうなと彼を見てしみじみ思う。

「その、ミアの方は順調なのか?」
「はい、今はこの国の名産品等を覚えています。後はお茶の作法を少し。」
「ほお、そこまで。」

 ちなみに名産品を知っているということは結構重要だったりする。貴族との交流の時に話題にもなるし、相手の貴族のことをよく知っていると思わせる要因にもなる。まあ、つまりはできるやつと思わせることが出来るのだ。これはダノンさんから聞いた話だが、主人は他に覚えておくことが多いので、もし貴族相手に商売をさせるには覚えさせた方がいいという助言をもらったのだ。

 お茶の作法は、最近のはやりを覚えさせているのだ。貴族は流行り廃りには敏感だ。毎年変わる流行についていけないのならば、それだけの力がないと見くびられる。そういったことを使用人に仕込むのも、貴族には 必要なのだ。

「私は、まだそこまで覚えられていない。」
「大丈夫ですよ。そのために使用人がいらっしゃるのですから。レン様は必要最低限さえ覚えておけば大丈夫ですよ。」

 そう言って、ミアはレンの頭を撫でた。本来奴隷が貴族の頭をなでるなんてことは、無礼千万でやってはいけないことなのだが。私の家の中、もしくは二人きりになった時は撫でてほしいとレンの方から顔を真っ赤にして申し出たのだ。

 ミアは最初びっくりしたような顔をしていたが、彼を優しく抱きしめると優しく頭をなでるようになったのだ。抱きしめるなんてサービスしなくてもいいんだぞとツッコミを入れたくなったが、レンのうれしそうな表情を見てしょうがないとなった。

 将来の主人候補のレンとの中が良くなるのは良いことだった。彼を通じて色々な貴族とのコネクションが得れれば、何かと便利だろう。

「それにしても……。」
「どうしたヒサシ。」
「いえ、なんでもありません。」

 彼がなついているミアは調教する必要があるとはいえ、毎日性行為の授業をしている。なんだかねどっているようで非常に心が苦しいのだ。一度、彼に性行為の授業はやめましょうかという質問をしたところ、処女であれば問題ないという答えをいただいた。やはり貴族というものは訳が分からないものだと思ってしまった。そのため、性行為の授業を続けているのだが、今日はついにあの日だった。

「では、俺は帰るぞ。ミア、また明後日な。」
「はい、レン様もお気をつけてお帰りください。」

 いまだどこの貴族なのか教えてもらっていなかった。一応、彼に家まで送ろうかといったのだが、家のものが近くに待っているといって断られてしまったのだ。商売相手がどこの誰なのかわからないのはどうなのかと思うが、私みたいな奴隷商人には彼との縁だけで十分すぎるのだろうと考えた。

「今日はあの日だからな。」
「はい、ご主人様……。」

 レンの姿が見えなくなったところでミアにそういった。それを聞いたミアはぶるりと震えると、彼女は私に熱い目線を向けたのだった。

 いつものように夕食を終え、夜の授業の時間がやってきた。目の前には白い下着姿のミアが三つ指をついて頭を下げている。

「ご主人様、今日はミアのおしりの穴をご堪能ください。」
「うん。」

 ミアは、そういうと私の前でM字に足を曲げると自慰をし始めた。白い下着の上から自分の乳房を握り、その形をゆがませた。もう片方の手をそっと陰部に持っていくと優しく押さえつけ刺激し始めた。

「ご主人様、私は淫乱になってしまいました。」

 彼女に与えられた今日のメニューは自慰を見せつけることで、私の一物を興奮させるということから始まった。

 優しく自分の陰部を圧迫していたところは次第に強さを増し、下着に染みをつくっていく。

「ご主人様の手で、いじられたあそこが火を噴くように熱いです。乳首がご主人様を思ってとんがってきています。」

 ミアは純白のブラジャーを下にずらし、きれいなおわん型の胸を見せつけた。先端の乳首はピンととがり、刺激されるのを今か今かと待っているようだった。ミアは自分の乳首を触れるか触れないかの力でゆっくりと触る。赤く腫れた乳首が自分の手に当たるたびにビクンビクンとその裸体を引くつかせる。

「あ、あああ。気持ちいい。ご主人様見てますか、ミアのはしたない体を。」

 ミアは自分の乳房をぎゅっと握りしめ揉み始めた。それと同時に下半身にあった手は下着の下に向かった。白いパンティーの下でうごめく指はクリトリスを触っているようだった。

「ん、はぁはぁ……。切ないです。ご主人様の男らしい肉棒でガシガシとついてもらいたいです。」

 ミアは下着をするりと脱ぐと、ぐちょぐちょになった蜜壺を見せつけた。もちろん彼女を欲望のまま犯すことはできない。彼女の膣がどんなに素晴らしくとも入れることはできないのだ。その代わり今日は違うところを犯すことが出来る。

「んがぁ。やっぱりおしりの穴は気持ちいいです。ほんの一か月前まではただの排泄するための穴だったのに、ご主人様がしつけたケツ穴がびくびくと震えます。」

 彼女は膣から漏れ出てくる愛液を肛門に塗りたくるとずぼずぼと自分の手で肛門をほぐし始めた。最初は一本、次に二本と次々に入れられていく指の数には驚かせられるばかりだった。アナルの開発は基本的にエリー任せにしていた。開発されている彼女の痴態を見ながら、ミアに咥えさせたり、エリーの膣の中にぶち込んだりしたのだ。そう、今日初めて私のものをぶち込むのだ。

 私は完全に膨張したそれを取り出した。すると、ミアは眼を輝かせいった。

「ご主人様のちんぽを私のアナルに入れてください!」

 彼女は姿勢を変え、おしりを高く上げたうつ伏せ状態になった。私はそばにあった、スライムの皮を自分のものにかぶせ、スライムの体液で濡らすと菊口にあてがった。

「いれるぞ。」
「きてくだひゃい。」

 ミアのおしりをつかみ私は腰を進めた。なんというキツさなのだろうか、膣内とは違い本来出すだけの力しかない肛門は、非常に強い力で私のものを締め付ける。そのキツさと言ったら膣とは比べ物にならない。しかし、その先は今までとは違う感覚だった。肛門で絞め、腸で優しく締め付ける。これこそがアナルの良さなのだ。

「あ、ぐううぅ。あああぁああ。」

 ミアは私が腰を前後するたびにくぐもった声を出す。便を一気に出したような爽快感と、圧迫感が交互にくるのだ。それに加え、エリー似1か月半にわたり開発されている肛門はもう一つの性器といっても差し支えないほどに快楽をミアに与えていた。

「これは良いぞ。」

 人間のアナルは、サキュバスのとは全く違った。エリーの肛門はもはやもう一つの膣と呼んでも差し支えないほどに精を搾り取る動きを見せていたが。ミアのアナルは、これがアナルセックスなのかと思わせるものだった。時たま、アナルセックスにはまるやつがいると聞いたことがあるが、確かにそれもうなずけるものだった。膣を使った性行為とはまた違った良さがそこにあった。

「ぐ、ぐ、はぁはぁ。あぁーー。」

 ミアは自重を支えきれなくなったのか、私が持っているおしり以外は脱力しているようだった。襲い掛かる快楽に身を任せ、よだれをたらし喘いでいる。それがいいのか悪いのかわからないが、彼女の庁はそんな彼女とは違い、必死に運動を繰り返していた。

「はぁはぁ。気持ちいいぞ、ミア。」

 彼女に自分の感想を伝えたが、果たしてそれが聞こえているかはわからなかった。パンパンパンという音と、彼女のいつもとは違う声しか聞こえない。彼女にのしかかるようにしてこしをふるう、ケツ穴そして彼女自身を征服しているみたいだった。

「だすぞ!」

 彼女にそういうと、私は彼女をぎゅっと抱きしめ射精をした。衛生面からスキンをつけているせいで、いつもみたいに生の感触はわからないが、大量の精液が放出された。できればスキンを外して彼女の尻を楽しみたがったが、さすがに病気が怖かったのだ。医療も未熟なこの世界では、病気にかかるというのは層状以上に大変なのだ。

 彼女の尻穴から一物を抜いてみると大量の精液がスライムの皮の内側にたまっていた。私はそれを外すと縛ってゴミ箱に投げ入れた。そして、ミアの方を見ると大きく空いた穴が今も見えた。先ほどまで私が快楽を貪った穴は非常に淫らだった。引くひくと震えるように引くつくそれは未だ、私を誘っているようにも見えたが、さすがに初めてのアナルセックスで連続はきついだろうということで、今回はここでお開きとなった。

 彼女の身体に、アナル開発の終了時に毎回かける自分の奴隷にしか使えない回復魔法を発動させると、先ほどあった引くつきも治まった。しかし、それで力が抜けたのか、ミアはうつ伏せになってから動く様子を見せなかった。

「大丈夫なのか?」
「大丈夫。」

 そう答えたのはエリーだった。今回は私とミアのアナルセックスを手を出さずに見守ていたのだ。以前なら、一緒がいいと駄々をこねていた幼いサキュバスも、ミアやファノンとのつながりにより多少我慢が効くようになっていた。

「彼女は今幸福感の真っただ中にいるの。」
「幸福感?」
「そう、ミアは前の穴が使えない。いつも口か胸でご主人様の物を処理していた。私やファノンはすべてを使って処理できるのに、彼女だけダメだった。それで、内心寂しかったらしい。」
「SEXできないから寂しさを感じてるだって?」
「そういうこと、だから今回アナルセックスでも、ご主人様の性を感じられたのがうれしんだと思う。」
「もしかして、エリーがおしりの穴の開発を強く勧めたのはそういう理由があったのか?」

 私がそういうと、うなずくことでエリーは返事をした。予想外の言葉だった。まさかミアからそんな感情を向けられているとは思いもしなかった。彼女は奴隷であり、私は主人それがすべてだった。

「ミアはご主人様に非常に感謝してる。一生かけても返せない恩だって。もし一般奴隷として売られていたら、もしかしたら一年も経たずに死んでいたかもしれないって言ってた。そんな私に、こんないい服を着せてくれて、教育を受けさせてくれて優しくしてくれるなんてって。」
「そうなのかなぁ。」

 ミアと出会ったのはたまたまだし、出会った当日から性行為のレッスンを始めた鬼畜野郎は私だ。必要なことと思ったからやったとはいえ、感謝されているとは思ってもいなかった。

 ミアは誰よりも朝早く起きて朝食の準備をし、その後も雑務を行い、合間の休み時間でも私のところに来てほうしをする。そして、ファノンからのスパルタ教育を受けながらレンの相手もする。昼食や、夕食の準備をしなくてはいけないし、夜は私達との性教育だ。正直恨まれることはあれど、感謝されるとは思ってもみなかった。感謝されるかもしれないことを一つ上げるとすれば、いつも性教育の終わりには回復魔法をかけて、疲れをたまらない様にしていたぐらいだ

 社畜も真っ青なスケジュールで働いているはずにも関わらず彼女は私に感謝しているらしかった。非常に不思議な感じだった。

「なあ、エリー。」
「なんですか?」
「明日から、ミアもローテーションに組み込んでいいか?」
「分かりました。今日から入れます。私はミアのベッドで眠るので連れて行ってあげてください。ですがその前に。」

 エリーはそういうと私の一物に食らいつき。しぼんでいたそれを瞬く間に膨張させ、射精へと導いた。

「エリー。」
「今日はこれでいいです。ミアやファノンのことが大事なのはわかりますが、私のことも忘れないでください。」

 エリーはそういうと、ミアの寝室に向かって行った。私はあっけにとられていた。エリーの口技がとんでもないことになっていたからだ。おそらく普段は抑えているのだろう。本気になればたちまち男に射精させる事を強制できるほど、彼女のテクニックは異常なレベルまで上昇していたのだ。

 本来はああやってサキュバスは男から精を回収していたのだろう。男の感情等ガン無視で、勃起させ、射精させる。今はそうしたものを隠して生きているのだ。逆に言えばそういったものを見せるエリーは、私に対して特別な信頼を寄せているのだろう。もしかしたら嫌われるかもしれないレベルの性戯を見せつけれるほどに。

 もしかしたら、思い違いかもしれないが、そのような結論に達した私はどこかウキウキとした感情を持ちつつミアを抱き上げ、自室へと向かったのであった。



 ミアとのアナルセックスから更に月日が過ぎ、ミアの教育が最終段階の仕上げのところまで来た時、彼らはやってきた。

「はい、どちらでしょうか?」
「こちらは、ヒサシ奴隷商店でよろしいでしょうか?」
「ええ、そうですけど……。あなた様は?」
「申し遅れました。私はこのシトラス領の当主ラージェット・シトラス伯爵の執事でありますケージィと申します。」

 なんと私のところに来たのは、この領を収めるシトラス伯爵家の執事だった。初めて見る執事は、こちらの世界の正装を身にまとい背筋を伸ばし、丁寧に礼をしていた。おそらくこの方も名のある貴族の方に違いないのだが、私は突然の訪問に驚いてしまい固まってしまっていた。

 そんな私の横から、すっとミアが出てきて彼に対して返答をした。

「私は、ヒサシ奴隷商店の奴隷ミアと申します。大したもてなしはできませんが、どうぞお上がりください。」

 そう言うと、すっとドアの横に立ち綺麗な礼をした。ケージィの礼儀作法にも劣らない、素晴らしく整ったものだった。ケージィはそれを横目で見ると、目じりを柔らかくした。

「その申し出、ありがとうございます。ぜひ上がらせてください。」
「も、もちろんです。どうぞこちらへ。」

 私は、この時ほどミアに礼儀作法を教え込んでよかったと思う日はなかったと思う。一応私自身も礼儀作法を身に着けていたのだが、とっさの場面で出てこない付け焼刃だった。

 ケージィを応接室に通した。この部屋は、貴族相手に交渉する際に必要だと思ってつい最近物置からアップグレードした部屋だった。

 ケージィは、ゆっくりと備え付けられているソファーに座った。私はその向かい側のイスに座ったが、どうにも落ち着かなかった。ミアは、お茶の準備をするといって出て行ってしまうし、この下手を打てない状況で最高に緊張が高まっていた。

「奴隷をよくお仕付けなさっている。」

 ケージィはそういうと、さっきまでミアがいた扉の方を見ていた。数分の沈黙の後に話し始めた言葉がそれだった。

「ケージィ様、ありがとうございます。彼女にあなた様に褒めらえたと伝えれば大変喜ぶでしょう。で、今回こちらに来ていただいたのは何用ですか?」
「それは……。」

 ケージィが言葉を言おうとしたとき、ドアにノックが響いた。

「入っていいぞ。」
「失礼します。」

 ミアはドアをほとんど音をたてず開けると、お盆に乗ったティーセットを机の上に置いた。ファノンに教えられた通り、その所作は完璧で彼女の正体を知らない人が見たら貴族の使用人だと勘違いするだろう出来栄えだった。

 ミアは、何か御用があればお呼びくださいと言って、先ほどと同じように静かに部屋を出ていった。彼女が部屋を出た後、ケージィは紅茶のカップを持ち、その匂いを確認したのち、優雅に一口飲んだ。そして、彼は満足そうにうなずくとカップをソーサの上に戻したのだった。

「今回こちらに来させてもらったのは、彼女の件です。」
「ミアのことでしょうか?」
「そうです。ミアさんをこちらで買い取りたいと主より申し付かっております。」

 ミアのことがばれているようだった。まだ表にも出していないミアのことを知っているとは恐れ入ったと降参してしまった。だが、一つ問題があった。

「ケージィ様」
「なんでしょうか?」
「お話はまことにうれしい限りなのですが、ミアには先約の方がいらっしゃいまして。」
「ほう、誰でしょうな?」
「その、家名までは存じ上げないのですが、レン様とお呼びしているどこかの貴族のご子息が購入したいと予約を入れられていまして。」
「ほっほっほ、なるほど、なるほど。」
「そのため、まことに申し訳ないのですがレン様にご相談をしなくてはならないので……。」
「売れないということですかな……。」
「いや、そうではないのですが……。」

 ケージィの目がすっと細くなってこちらを見てきた。先ほどまでの緊張感とは格の違う、重圧感だ。くぐってきた修羅場の数が私とは段違いなのだろう。ここは正直に話すしかない。

「その、レン様は非常にミアのことを気に入っていまして。2日に一度は顔を出すほどで……。」
「ほお。」
「そのようなことをするほど彼はミアのことを慕っているらしく。それを無かったことにするのも。」
「ふむ……。」

 ケージィは、もう一口紅茶を飲むとゆっくりとカップを戻しこちらを見た。

「で、それはどれぐらいかかるのかな……。」
「申し訳ありませんがレン様がこの家に来るときにとしか……。」

 私とケージィとの間で非常に重い空気が流れる。シトラス領と言えば、王の覚えもいい有力貴族だ。にらまれるのは避けたいところだが、レンの思いも無下にしたくはなかった。

 そんな重苦しい雰囲気を壊す出来事が起こった。ドタドタとこちらに向かってくる足音が聞こえたのだ。

「ミアを取ろうとする貴族は誰だ?」

 入ってきたのはレンだった。貴族特有の無神経さというかなんというか、私たちの話している応接室にずかずかと入ってきたのだ。そして、私の前に座っている男を見てキョトンとした顔をした。

「爺じゃないか。」
「は?」

 彼の言葉を聞いて、私はこの場に似つかわしい間抜けな声を発してしまった。

「ふふふ。坊ちゃま、私が楽しんでいる最中なのですから、突然入ってきてはいけませんぞ。」
「何を言うか。どうせいつもお得意の意地の悪いことをしていたのだろう。」
「意地等悪くありません。これは試験なのですよ。」

 ケージィはそういうと、すっと立ってレンを私の前に座らせその後ろで綺麗な礼をした。

「ヒサシ様、申し訳ありません。貴族との取引をする者には何かしらの試験をさせていただくのです。」
「えっ?」
「今回は、領主の命令で奴隷を要求したら、それに飛びつくか否かでございます。」
「ということは、私は合格なのですか?」
「ええ、合格です。ちゃんと私の意見を尊重しつつも、レンフォード様の予約を優先させました。」
「はぁ。」

 一気に力が抜けたとはこのことだろう。しかし、まだ気が抜けないことが残っていた。

「さっき言った。坊ちゃまというのは?」
「それは俺のことだ。」

 私の前に座っている少年が元気よく声を上げた。ケージィが後ろに立っていると確かに、大貴族の息子だった。

「俺の名はレンフォード・シトラス。領主の長男だ。」

 その言葉を聞いて、私はぞっとした。正直そこまで敬意を払ってなかったのだった。私は、勢いよく立つと、頭を下げた。

「ご領主様のご子息とはいざ知らず。今までの大変無礼な行い誠に申し訳ありませんでした。」
「良い良い。」

 そこら辺の貴族じゃなくて、領主の長男ともなるとその影響力は絶大だ。機嫌を損ねれば相手をしてくれなくなるだろうし、私の貴族相手の奴隷商売の先行きが立たなくなる。

「坊ちゃまはこちらに来られてからだいぶ変わりましたな。」
「爺よそれをいうな。」
「それは?」
「坊ちゃまは勉学が嫌いでよく城を抜け出していたのです。高い魔力のおかげで傲慢になっていたのですよ。ですが、ミアという奴隷とあって坊ちゃまはお代わりになられました。それこそ、主が後継者にしてもいいというほどに。」

 最初にあったチンピラとの闘いはおそらく、昔レンフォードが言っていた通り余裕で勝つ勝負だったのだろう。しかし、それを助けミアと合わせた。それが彼を変えたのだ。

「しかし、単に奴隷を買うといっても、次代の領主候補の側付きになるのです。それ相応の格が求められます。」
「ミアはいかがでしょうか?」
「合格です。先ほどの受け答えと良い、紅茶と良い、恐らく坊ちゃまが見つけなくとも購入を検討していたでしょう。それに、坊ちゃまの話によればかなり頭もよろしいとか……。」
「はい、彼女には読み書きや、計算、炊事に礼儀作法等様々なことを習わせています。」
「それは良いことです。簡単な質問を彼女にしてもいいでしょうか?」
「は、はい。ミア!入ってこい!」

 私は大声でミアを呼んだ。領主の執事のことだ、簡単な質問といっても普通では答えられないものだろう。

「お呼びでしょうか。ご主人様。」
「こちらの方が今から質問を投げかける。それに答えるんだ。」
「承知いたしました。」

 ミアは冷静に私の言葉に返答した。娘の晴れ姿を見守るような気持ちのドキドキ感が私にはあった。

「では、まず初めにこちらの紙に現在使われている言葉を書いてください。」
「はい。」

 まずはこの世界でいう50音表だ。実際に文字が書けるのか知りたいのだろう。ミアの書く字は楷書のごとく綺麗さで、変に癖のある私よりもずっときれいだと思った。

「よろしい。では次にそれを飾り文字で書いてください。」

 飾り文字、簡単に言えば貴族間の手紙などで使われる文字だ。非常に種類があり、流行り廃りも多少あるらしい。

「ふむ。なんでその種類を選んだのかね?」
「シトラス家は光属性の魔法を好むと聞きます。そのため、光の神が書かれていたとされる文字から作られたこの装飾をしました。」
「なるほど。」

 ケージィは満足そうにうなずいた。

「では計算です。30+45は?」
「75です。」
「では、30×71は?」
「2130です。」

 ミアはケージィの質問のすぐ後に遅延なく四則計算の問題を答えていく。そのことに対して、ケージィは十分だと判断したのか、質問を変えた。

「わがシトラス領の特産品は?」
「魔力石です。」
「よろしい。では次……。」

 そうしてケージィとミアの口頭試問は30分ほど続いた。中には私でさえ知らないような貴族間の戦争や、シトラス家の紋章の由来、そして法律なんかも問題として出された。そのすべてによどみなく答えていくミアは、3か月前には文字も満足に書くことが出来ないとは思わせないほどだった。

「もう十分でしょう。ミアさんあなたは本当に優秀だ。」
「いえ、ヒサシ様の教育が良かっただけですわ。私の力など取るに足りません。」
「ふむ。」

 ミアはケージィの言葉に私の影響が大きいと答えた。その態度にも満足したのか満面の笑みで私の方に顔を向けた。

「本当に優秀な奴隷商だ。この女性が3ヵ月前は文字もかけなかったとは思えない。」
「いえ、彼女が優秀なおかげです。」
「それで、彼女の勉強はあとどれくらい残っているのかね。」
「あと1週間もあればすべて仕上がる予定です。」
「これの更に上をいくか……。」

 ケージィは眼を丸くしてうなるように言った。確かに彼女の教育は1週間ほど残っている。まあ、残っているといっても、念のために残していた日数だ。

「ケージィ様。」
「なんですかな?」
「彼女の本領をまだ見れていませんよ。」
「何が残っているのかな?」
「ミア、魔法を使いなさい。」

 ケージィはその言葉を聞いて、目を見開いた。ミアは一歩前に出ると、何もない空間から水を作り出し、猫の形をとらせると部屋中を駆け回らせた。ケージィはの元に行くとそれは甘えだした。彼はそっとそれに触った。

「温かい……。」
「その魔法には、水と火の魔法が使われています。」
「異なるものを2種類もか!」

 初級、中級、上級と一般的に魔法は分類されている。それとは別に複合魔法というものがある。これは何個の魔法をかけ合わせられるかで決まるのだ。普通は同属性の魔法を掛け合わす。しかし、それと一線を画すのが他の属性で掛け合わせる魔法だ。ミアの使っている魔法はこれに当たり、非常に難しい魔法に分類させるのだ。

「本当に素晴らしい。」

 ケージィは猫が消えていった場所を見つつそう言った。彼の言葉にはこれ以上にない感動があふれていた。

「ヒサシ殿。」
「はい。」
「1週間後ミアを引き取りに来ます。お代はこれぐらいでいかがでしょうか。」

 ケージィは懐から紙を取り出すとさらさらと数字を書き並べていった。受け取るとそこには予想していた数倍の値段が書き込まれていた。

「8000万ユリスですか⁉」
「おや、足りませんかな?」
「いえ、そんなに高く買っていただけるとは思いもしませんでしたので。」
「このランクの奴隷ならそれが当たり前でしょう。主からは値段の方は私に一任されておりますので、ご心配なさられないように。」

 8000万ユリス。当初予定した金額の8倍の金額であるそれを見て私は腰を抜かしていた。本来この家が2000万ユリスぐらいなのだ。たった三か月教育しただけの奴隷が、この家の4倍の価値で売れる。こんなことあっていいのかという考えが浮かんでくる。

 このお金があるならば、ダノンさんにちょっと借りていたお金も返せるし、それだけじゃなく彼をもてなすこともできるだろう。

「おそらくですが。」
「何か?」
「恐らくですが、領主様が彼女のすばらしさを見た場合、更に報酬が弾むと思います。」
「それは……。」
「彼女は見目麗しく、教養にあふれ、それに加え異なる属性を組み合わせた複合魔法が使える。こんな奴隷など国中探してもめったにいないでしょう。このような奴隷を手に入れるということは、貴族にとって歓迎すべきことなのです。」
「はぁ。」
「彼女はすぐに奴隷の身分から解放されるでしょう。」
「それはどういうことなのでしょうか?」
「坊ちゃまの側室候補に格上げされると思います。」
「えっ。」

 これまでミアはメイドとしての教育を施してきた。それがいつの間にか時期領主の側室候補になっていたのだ。これに驚かない人はいない。側室として迎えられれば奴隷から貴族の婦人になるだけじゃなく、もし貸したら彼女の子供が時代の領主になるかもしれない。

 私は突然のことにキャパオーバーしていた。

「で、ですが。ミアは奴隷ですよ。」
「貴族は奴隷だからといって差別はしません。あるのは実力のみです。」
「そうなのですか……。」
「そうです。奴隷だからといって優秀な魔法使いを逃すなど笑止千万、中には圧倒的な魔法力で正妻の座を勝ち取った例もございます。」
「そんなことが……。」
「今回のことが知れ渡れば、あなた様の奴隷を求めて全国から貴族が来ることになるでしょう。」
「まさか、そんなことが……。」
「恐らくそうなると思います。特別優秀な奴隷商人、彼が調教する奴隷は次期伯爵の側室に収まったとなれば、貴族たちは何が何でも得たいと思うでしょう。そこで、提案なのですが……。」
「なんでしょうか?」
「私たちシトラス家のお抱え奴隷商人となりませんか?」
「えっ?」

 ケージィの言っていることが理解できなかった。お抱え奴隷商人?

「お抱えになれば、面倒な貴族とのお話はひとまず私達で選別することが出来てヒサシ殿は楽になれる。更に、奴隷の一番の購入権を与えましょう。我が領に入ってくる奴隷を一番最初に見ることが出来ます。ヒサシ様には十分な利益が出ます。」
「そ、そうですか。」
「その代わり、私達と通さない奴隷の販売をやめていただきたいのです。」
「それは……。」
「正直に言いましょう。ヒサシ様は天職スキルをお持ちですね。」

 ケージィの言葉が図星すぎて何も言えなくなってしまった。その沈黙を肯定と捉えたのか話は続く。

「天職スキルは非常に強力なスキルです。それこそ初代皇帝が国を興してしまえるほどに……。この街にはもう一人の天職スキルの保持者がいます。誰だかわかりますね?」
「ダノンさんですよね。」
「そうです。彼は、基本的に私たちが用意した注文だけを受けてもらっています。面倒ですが、これは国を思うからこそ必要なのです。」
「……。」
「はっきり言うことにしましょう。今回のことを主に伝えたら、あなたの都合は関係なくお抱えになります。いいですね?」
「はい。」

 いつの間にか、お抱え奴隷商人になることは決定事項になっていた。しかし、これに不満はそれほどなかった。自分が調教したミアを見ていると自分の持っている天職奴隷商人・調教スキルがありえないほど強力なスキルだと気が付いてしまったのだ。私が、強力な奴隷を勢力関係を無視して多方面に売りつければ混乱を生み出しかねないということはすぐに想像できてしまうことだった。

 ダノンさんが奴隷商人を進めたのもそういった理由があったのかもしれない。自分の持っているスキルの強力さを理解しろという先人の教えなのだろう。

「そういうことなので私は急ぎ主のところまで行かねばなりません。失礼します。」

 ケージィは完璧な礼をしてこの家から出て行ってしまった。彼のもたらした言葉はすさまじいものだった。

「爺のことは許してやってくれ。」
「いえ、わかっていたことです。」
「あやつは言葉が強いのだ。まあ、こちらを思ってやっているのだから起こるに怒れないのだがな。」

 レンフォードはそう言ってカラカラと笑った。

「で、ミアよ。」
「はい。」
「一週間後お前をもらいに来る。良いな。」
「はい。」

 レンフォードは魂の抜けている私を見ると苦笑しながら扉へと向かった。そして、いい忘れたことがあったと、再度こちらを向いた。

「側室の件は、私も考えているからな。」

 去り際に言った彼の顔は真っ赤であった。
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