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⑰仕返し
─迅─⑧※
しおりを挟む気が済むまでへちゃむくれを堪能した雷と、ほんとはもう少しデートしたかったんだが諦めた。
村上三人が駅までついて来て、空気を読まなかったからだ。
今日もまた家デートになっちまったが、へちゃむくれに会えた雷は最高に機嫌がいい。コンビニで晩メシを見繕う時も鼻歌交じりだった。
「うーわー、……キモッ」
「は? なんで」
「なんでって。これはキモイだろ! なんだコイツ!!」
弁当はまだ要らねぇと言った雷をベッドに連れ込んで、俺はとある動画を見せた時だ。
締りのねぇニコニコルンルンなツラが、一瞬にして曇った。
つい一時間くらい前に撮った俺のオカズを、コイツ呼ばわりのあげく「キモッ」とは何事だ。
「これはどこからどう見てもお前だろ、雷にゃん?」
「あッ……♡ そ、そうだけど……!」
仰向けの雷に覆い被さって、ズボンとパンツをずらす。ぽよんと出て来た萎れたチン○を遠慮なく握った俺は、動画の中で雷がやってるソレを所望した。
けど雷は、なかなかやってくんなかった。
テンションがおかしくなった時に、酔っ払いみたいな感じで無意識に出る行動らしいがそんな事はどうでもいい。
生ニャンニャンが見たいんだ、俺は。
あんま意地になられっと、育ってきたチン○を人質に取るしかないんだか。
「めちゃめちゃ可愛いじゃん。やってよ、これ」
「お、おぉ……! 迅がニャンニャンしてる……!?」
「な? 俺がやるとキモイんだよ。雷にゃんがやれ」
「イヤだっつーの! シラフでそんな事出来っか! あ、あうッ♡」
「やって?」
「あぁ……ッ! イケボ攻撃やめッ……!」
「雷にゃん、やって? イかせてやんねぇよ?」
「交換条件がエグい……!」
雷は、耳を舐めてチン○をシコシコしたらあっという間に絶頂へ……だろ。
ちゃんと俺の手で育つミニチン○はお利口さんなのに、当の持ち主は意地を張るとは生意気だ。
先からカウパーこぼしまくってるし、そのせいでクチュクチュ鳴ってんの聞こえてるはずだよな。
根元を握って、先端まで素早く擦るのたまんねぇってツラしてる。
声も竿もデカくなってきた。
「あぁ……ッ♡ あッ……ンッ♡ はぁ、ッ……イくッ……♡ イく……ッ!」
「チン○パンパンなってるよ。イきてぇんだろ? でもなぁ、雷にゃんがニャンニャンしてくんねぇからなぁ」
「あ……! ちょっ、なんでやめ……ッ?」
「雷にゃんのニャンニャン、見てぇなぁ」
「ぐぬぬ……ッッ」
度々俺は、雷を焦らす。「なんでシコシコやめんの?」って目潤ませて見上げてくるツラが、クソほど可愛いからだ。
今に限っては、エグい交換条件提示してるからだけど。
イきたくてもイけなくなった雷は、渋々観念した。
唇尖らせて、チン○を握ってる俺をそーっと見上げて、拳作った両手を顔の前に持ってくると、……。
「……ニャン、ニャン……?」
「もう一回」
「はぁっ? 一回だけの約束じゃ……!」
「そんな約束した覚えはねぇ。俺が望んだ分だけやれ」
「迅様ったら殺生やわぁ……!」
いや、可愛いんだからしょうがねぇじゃん。
ネコが猫やってんだぞ。
村上三人にもこれをやってた雷に腹が立つほど、俺はこれが気に入った。
「やれ」としか言わねぇ俺も意固地なのを知ってる雷は、仕方なくってツラだが連発してくれた。
「ニャンニャン、ニャンニャン」
「……はぁ、可愛い……」
「ニャンニャン、迅さん」
「ん? なに?」
「イかせて、ニャン」
「…………ッッ!」
コイツ……ッ! おねだりしながら首傾げやがった……!
俺が望んだ以上のハードパンチを繰り出してくんじゃねぇよ……!
「おぅ……ッ!? あッ……♡ おいッ、そこは……はぅぅ……ッ!」
チン○シコシコは止めだ。
俺はどこからともなくローションを取り出して、ブチュッと手のひらに液体を馴染ませる。
太ももで止まったズボンとパンツを全部脱がせちまうと、膝裏を持ち上げて閉じきったアナルに中指をあてがった。
「お前さ、不意打ちやめろっつってんだろ」
ふにふにっと周りを解して、いざ挿入。
第一関節までは難なく入った。ギュッと締め付けられて、俺のチン○がパンツの中でキッツキツだ。
空いてる左手で小せえ玉を揉んでやると、ナカが若干緩む。抜き挿しを繰り返しながら少しずつ侵入を深くしてく俺を、雷が涙目で睨んだ。
「あッ♡ あぁ……ッ、お前こそ、ゆびッ! やめ……ッ! はぁッ……ン……ッ♡」
「気持ちいいくせに。指突っ込まれて感じるようになっただろ」
「う、るせ……ッ! ンンッ……」
「俺の指じゃねぇとダメなんだろ?」
「うッ……!」
「ひとりでイジろうとしてやめたんだろ? 俺の指じゃねぇから」
「うぅ……ッ!」
「だったらおとなしくイジられてイけ」
「うぅぅ……ッ!!」
前立腺を把握した俺に、雷が抵抗出来るはずがねぇ。
腰を震わせて逃げようとする無謀な行為を、俺は快楽で押さえ付ける。
指を二本に増やした事にも気付いてねぇんだろ。俺のチン○が出入りしてるの想像して、男にしかねぇ快感のツボを執拗に擦られて、揺れるチン○の先っぽからカウパー垂れ流してんだろ。
俺がやってっから、気持ちいいんだろ。
「迅……ッ、そこばっか、だめっ……♡ ダメだ、も、……ッ、イくぅ……ッ♡」
「好きだよ、雷にゃん」
「ひぅッ……♡ 迅ッ……迅んんーーッ♡」
絶頂恒例の名前呼び。
グチュグチュと挿抜する指がチン○だったらいいのに……ってな妄想を膨らませる俺は、千切られそうな勢いで締め付けられた指をそのままに、雷の腹に散った精液を舐めた。
俺はその叫びに近い甘い嬌声と、恍惚とした表情で毎回イきそうになる。
実際は、脱ぐのも忘れてレッスンに励んだせいで、カウパーまみれのパンツが擦れて気持ち悪いんだが。
「指でイけるようになったな。えらいえらい」
「……はぅ……えら、い? 俺えらい……?」
「あぁ。可愛いくてエロい」
「いやエロいより、えろいがいい」
「どっちなんだよ。結局エロいんじゃん」
「ははっ……ベロ噛んじまったニャン」
「……マジで、雷にゃんのその可愛さどっからくんの?」
「お、おお、俺別に、かわいくねぇし……!」
「………………」
はぁ……お前はそれ、ガチで言ってんだよな。困ったもんだぜ。
無自覚なネコの唇を、精液くさい舌でこじ開けてキスをせがんだ。
喧嘩無敗の俺だが、ただ一人敵わねぇ相手が居る。
それは、可愛さを武器に俺をメロメロにしやがるコイツ……水上雷だ。
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