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お風呂場での攻防②
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確かに俺は、「入ってくるな」とは言っていなかったね~。まさかもう一度風呂に入りに来るとは思わなかった。いや、むしろ何で思わなかったのか。パメラに悪いことをしたな、と後ろめたい気持ちがあったからなのか。
どうすればパメラを傷つけることなくこの場をやり過ごすことができる? どうしよう、どうしようと考えていると、風呂場と脱衣所を仕切っている扉が小さくきしみながら開いた。
「失礼します。エル様のお背中を流しに参りました」
「……」
どう見ても全裸です。本当にありがとうございました。せめて、タオルを巻いてくれ!
すでにのぼせたかのように真っ赤になったパメラ。大事な部分をピンポイントに隠しながら、それでもおずおずと入ってきた。ああああああ、負けました。私負けましたわ。
「パメラ」
「なんでしょうか」
声が少し震えている。寒さのせいだけではなさそうだ。すぐに目をそらせたのでしっかりとは確認できなかったが、体も震えていたような気がする。
「風邪を引くといけないから、まずは湯船につかるように」
「は、はい!」
うれしそうに俺の隣に滑り込んだパメラ。少し開いていた扉の隙間からシロがのぞいているのが分かった。……なるほど。さてはけしかけたな?
俺が険しい表情をしていることに気がついたのか、パメラが恐る恐る聞いてきた。
「あの、エル様、怒っていますか?」
俺は一つため息をつくと表情を緩めた。
「いいや、怒っていないよ。明日からは一緒にお風呂に入ろう。今日はもう体を洗ってしまったから、背中を流してもらうのは明日でもいいか?」
「はい、もちろんですわ! ……あの、シロちゃんのことも……」
その言葉がうれしかったのか、パメラが俺の左腕に抱きついてきた。胸、凄! そして俺の腕を胸の谷間に挟んだまま、上目遣いで聞いてきた。
これ、下手に腕を動かすと、当たっちゃまずい部分に当たってしまう可能性があるな。動かせないよ。
パメラの方に視線を向けるわけにもいかず、ただただ正面の壁を見ていた。
自分だけでなく、シロのことも許してくれるか? と聞いているのだろう。ここでもし、「パメラは許す。ただしシロ、テメーはダメだ!」とか言ったら、多分パメラが泣いちゃうんだろうなぁ。もう過ぎたことだし、許すしかないな。
「シロのことも怒ってないよ。怒るなら、こうなる事態を予測できなかった自分のことかな」
「そんな! エル様は何も悪くありませんわ。シロちゃんだって、エル様のことを本気で『ヘタレ』だなんて、思っていませんわ」
あいつめ……余計なことをパメラに教えやがって。生粋のお嬢様が「ヘタレ」だなんて単語、知っているはずがない。間違いなくシロの仕業だろう。やっぱり「テメーはダメだ!」って言っておくべきだった。
この分だと、間違いなく布団にも潜り込んで来ることだろう。それを踏まえて今後の作戦を練らなければならない。ないとは思いたいが、「既成事実」を作ろうと動く可能性も無きにしもあらずだからな。あああ、どうしてこうなった。
だがまずは今の状況を何とか乗り越えねば。俺の理性が残っているうちに。持ってくれよ、俺の相棒!
どうすればパメラを傷つけることなくこの場をやり過ごすことができる? どうしよう、どうしようと考えていると、風呂場と脱衣所を仕切っている扉が小さくきしみながら開いた。
「失礼します。エル様のお背中を流しに参りました」
「……」
どう見ても全裸です。本当にありがとうございました。せめて、タオルを巻いてくれ!
すでにのぼせたかのように真っ赤になったパメラ。大事な部分をピンポイントに隠しながら、それでもおずおずと入ってきた。ああああああ、負けました。私負けましたわ。
「パメラ」
「なんでしょうか」
声が少し震えている。寒さのせいだけではなさそうだ。すぐに目をそらせたのでしっかりとは確認できなかったが、体も震えていたような気がする。
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「は、はい!」
うれしそうに俺の隣に滑り込んだパメラ。少し開いていた扉の隙間からシロがのぞいているのが分かった。……なるほど。さてはけしかけたな?
俺が険しい表情をしていることに気がついたのか、パメラが恐る恐る聞いてきた。
「あの、エル様、怒っていますか?」
俺は一つため息をつくと表情を緩めた。
「いいや、怒っていないよ。明日からは一緒にお風呂に入ろう。今日はもう体を洗ってしまったから、背中を流してもらうのは明日でもいいか?」
「はい、もちろんですわ! ……あの、シロちゃんのことも……」
その言葉がうれしかったのか、パメラが俺の左腕に抱きついてきた。胸、凄! そして俺の腕を胸の谷間に挟んだまま、上目遣いで聞いてきた。
これ、下手に腕を動かすと、当たっちゃまずい部分に当たってしまう可能性があるな。動かせないよ。
パメラの方に視線を向けるわけにもいかず、ただただ正面の壁を見ていた。
自分だけでなく、シロのことも許してくれるか? と聞いているのだろう。ここでもし、「パメラは許す。ただしシロ、テメーはダメだ!」とか言ったら、多分パメラが泣いちゃうんだろうなぁ。もう過ぎたことだし、許すしかないな。
「シロのことも怒ってないよ。怒るなら、こうなる事態を予測できなかった自分のことかな」
「そんな! エル様は何も悪くありませんわ。シロちゃんだって、エル様のことを本気で『ヘタレ』だなんて、思っていませんわ」
あいつめ……余計なことをパメラに教えやがって。生粋のお嬢様が「ヘタレ」だなんて単語、知っているはずがない。間違いなくシロの仕業だろう。やっぱり「テメーはダメだ!」って言っておくべきだった。
この分だと、間違いなく布団にも潜り込んで来ることだろう。それを踏まえて今後の作戦を練らなければならない。ないとは思いたいが、「既成事実」を作ろうと動く可能性も無きにしもあらずだからな。あああ、どうしてこうなった。
だがまずは今の状況を何とか乗り越えねば。俺の理性が残っているうちに。持ってくれよ、俺の相棒!
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